※ベランダ菜園で成功した作物を順に紹介しています。
7 葉ネギ(青ネギ)
ネギには根の白い部分が長い白ネギと、白い部分の短い葉ネギ(青ネギ)がありますが、関西ではネギと
言えば葉ネギのことをさしています。
普通にネギを育てれば葉ネギになり、白ネギにするには成長につれて根を土で覆っていく必要があり、
「根深ネギ」とも言われています。
私はまだ白ネギ栽培には挑戦していませんが、そろそろやってみようかとも思っています。
これまでに私が育てたネギは、九条ネギ、細ネギ、チャイブ(ハーブの一種)の3種類です。
いずれも手間がかからず、収穫時に根を残せば何度でも収穫でき、便利な野菜です。
2012年4月上旬 種から育てたネギ
プランターの数が多すぎたので、株分けのついでに減らしました。
○九条ネギ
九条ネギは、主に京都の九条付近で栽培されていたのでその名前がついたそうで、京野菜のひとつに
あげられています。関西で青ネギと言えば九条ネギを指すようです。
春に種をまいたらいやというほど細い苗ができ、プランターに定植したら秋には大きく育ちます。
できた苗の大半は使い道がないので困りますが・・・・。
ほぼ毎日使うネギですが、1個のプランターに10本程度植え、2~3個のプランターで育てればほぼネ
ギには不自由しません。
ただ、1年もするとネギの株が増えて込み合い、だんだんとネギも細くなってきます。
昨年の春は種をまかずに前年から育ててきたネギの株分けをし、別のコンテナに植替えました。
株分けしたらあまりに本数多すぎて、大半を処分せざるを得ませんでした。
古い株なので成長するかどうか心配しましたが、杞憂に終わりました。時間がたてば十分太く育ち、今も
鍋料理などに重宝しています。
種からでは時間がかかりますが、スーパーで買ったネギの根を残しプランターに植えても十分育ちます。
これは私も実験済みですが、ネギの成長は速く、すぐに茎が伸びてきます。
昨年10月の九条ネギ
○細ネギ
あまり太くならない細ネギは薬味として重宝します。
数年前に干し苗を買ってきて植えたものを株分けして、今でも育てています。少し勢いがなくなってきた
ようには思います。
2013年1月 細ネギと思っているのですが、株が混じったようで分かりづらいですね。
2011年秋 これが細ネギ 株を残して収穫するとどんどん株が増えてきます。
○チャイブ
ハーブの一種ですが、一見してネギの仲間と分かります。もともと葉は細いのですが、栄養十分だと太
くなり細ネギと見分けはつきません。
ただ、すぐに株が密集することや、夏に赤紫のきれいな花を咲かせること、冬には葉が枯れることなどが
異なっています。
これも薬味に使えないいのですが、他に細ネギがあるのであまり出番がありません。
今は、食べることより、きれいな花が咲くことの方に価値を見出しています。
これも株分けですぐに増やせます。
5月中旬 左側のきれいな花がチャイブの花
(続く)