家の中のあちこちを探したけど、本は見つからず。だいぶ前に処分したらしい。
初版は1974年、記憶はないけど、体裁はこんな本でした。アマゾンよりお借りしました。
当時の読後感は、男性二人、しんどかっただろうなあと。
どちらと一緒の時だったか、料理しないので納豆と海苔ばかり食べてたと本人が語っていた。ご飯は炊いていたのでしょうか。電気釜のない時代なので、それも大変。まさか男性がしていたのかな?
でも、本人も波瀾万丈の人生、大変なこともあったようです。
本は私の記憶違いでインタビューで構成されたもののようです。
この本の出た当時、小林秀雄はまだ生きていた。もう関係ない人と、何も言う気もなかったのでしょう。
人は己の宿命に従って生きるしかない生き物。その中で、時代の制約に縛られながらも精いっぱいに生きた人と今は思える。
若い時は、料理もしないで、男性を渡り歩いて、おかずもつくらずに(楽していると)拒否感が強かった。
私もこの年になって、どんな読み方をするのか、本が届くのが楽しみであります。
文庫本はこちら。
私たちは「小林秀雄はよく入試に出るので読んでおくように」と教師に言われた世代です。
「でも模試も入試も一度も出たことなかった」と言うと、夫は「あれは悪文、分かりにくい」のだとか。分かりにくいから入試に向くのかな。
私たちの前の時代には出ていたのかもしれないけど、そういう話が巷間流布されると出題者は避けるのかも。そもそも、いくら問題文とは言え、好きでないと出題しないのでは。好きな人がたまたまいなかったのかもしれない。
三男のセンター一回目(涙)には津島佑子(太宰治の次女)の「寵児」が出たそうで、「あれは想像妊娠の話。想像妊娠って知ってる」と18歳の息子に言うと「知らん!」と激怒していた。マニアックななかなかに難しいものを出すのだなあと、母の感想。
津島佑子氏とは私が30代終わりに、あるところで話したことがある(どこだあ?という詮索はなしよ)。背が高く物静かな方で、小説を書く人の密やかなオーラを感じました。もう亡くなられたのが残念です。
今は入試にはどんなものが出るのでしょうか。村上春樹の初期作品なども最早古典になっているのでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます