今回は使う糸の色が多いので、大管、小管をたくさん使います。
初めから使っているのは、左側の東京手織機の大管に小管。
一度にたくさんの糸を整形するとき、たくさん巻けて場所を取らない優れもの。専用の整経台とセットで使う。小管は巻いた糸が外れないように鼓型、中にシャトルに固定するための穴が開いている。
オーミケンシは紡績会社の名前のようです。これも穴開きの丈夫な木製、買わなくても巻いた糸を注文したらどんどんたまる。会社名いろいろ。今はもうなくなっている会社もあることでしょう。かつて日本経済を支えた繊維工業。大管の名前は実にいろいろで面白いので書き留めたりしていたけど。
右端は西陣で使う(と聞いた)小管。細くてたくさん糸が巻ける。
先日の懇親会での准教授の話、織も染も廃れていくので、道具を作る人、撚糸に染色、その他いろいろな業者も減り、この先が心配とのお話でした。
鼓型の小管もずっと欠品です。木を削って全く同じものを大量に作る。それをする人がいなくなっているのかもしれません。
合成樹脂でも金属では糸の馴染みがよくないのではと思います。プラスティックは力かけると割れるし。
たまにヤフオクに出るけど、結構高価。ネット通販の世界に掘り出し物はありません。どこかのフリマに20個で300円くらいで出ていないかなと、思いは駆け巡るけど、最近フリマも全然いかないし。
今日は織り機から二枚目を外し、三枚目の整経に機ごしらえ。先日の失敗を反省してやり方を少し変えたら夕方には終わった。そこから近所のスーパーに買い出しに行き、今日最初の外出。
気が付けば日差しがずいぶん春らしく、庭のヤブカンゾウも小さな芽を出している。クリスマスローズも咲き始めた。
明日から三枚目を織る。水、木は頑張って、金曜日は友達に会い、以前の織りの先生の家に遊びに行く予定。そのあと日曜日までには仕上げたいものですが、どうなりますか。
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