医学界の重鎮だった父の後をついで病院の院長になった戸谷信一32歳は、熱心に患者を診察することも
なく、経営に専念するわけでもない、病院の赤字はは増えるばかり・・信一は遊びほうけてる。
信一は苦にしない。
穴埋めの金は女から絞ればいい、女はどんなに美しくても経済力のない女は虫けらのように無価値だ
と考える信一。
12歳年上の洋品店のオーナ 道具店の1億の資産がある婦人
ついには銀座に店がある27歳独身実業家と三股もかけてる。
しかしつぎから次と女性の夫が死亡、死亡に一役かってる信一・・
話は急展開、殺人事件、詐欺・・
最後は拘置所へ・・
しかし出てくる登場人物、刑事以外は全部悪者、女も相当な悪、旦那を殺す算段はするし
いや・・・
気持ちいいぐらい、すべて悪者!
社会的に追い詰められて仕方なく悪者になるという情状の余地ありの悪者はいない
すべてが自らの欲望に目がくらんだ悪者ばかり
ほんとにみんな わるいやつらなのである。
同情する余地まったくなし。