またまた談志師匠のひとり会
阿武松、能登の田舎の貧しい農家で大きな息子で多飯食い、これはたまらんと江戸の
相撲部屋へ入門させたが・・・そこも多飯食いで破門
なんとかあたらしい相撲部屋へ入門し、ぐんぐん出世して横綱に・・
と簡単にはこんな内容なのですが・・
痛快なのはまくら
いや・・相撲て日本の国技だってしりませんでしたよ、てっきり国技は野球だと
思ってました、あれが国技かね・・へえん
八百長にきまってら、おい今度負けてくれたら何万やるから負けてくれ
「ごっさんです」てやってんのにばかばかしい 何が国技だ笑わせるよ・・
とまくらから毒舌 あれやプロレスの方を国技にしたほうがいいよ・・
と談志師匠のまくらです・・・
この録音は昭和49年
そのころ相撲が八百長やってるなんぞの評判はほとんどなかったころで、ちょうど
三重ノ海とか北の富士とか横綱はってるころか・・輪島もこのころか・・
そんな時に、独演会といえ相撲は八百長だ!と断言してる師匠はえらいというか
まさかこんなに本場所が中止になるぐらいの大騒ぎになるとは
それにしても、相撲部屋の親方の語り口がとてもうまい、うますぎて思わず
聴いていて笑ってしまう。