片岡義男を読んだのは何年ぶりだろうか・・・
たぶん学生時代ぶりだったと思います。それにしてもかなり片岡義男は当時読みました、赤い表紙の文庫本、タイトルはもう結構わすれてしまいましたが・・・
B面最後の曲 魚座最後の日 寝台列車? スローなブギにしてくれ
何にひきつけられたのか結構好きでした、あの文章のタッチが男心をくすぐるんでしょうか、ワイルドでありクール 彼の描く恋愛も男心をくすぐるタッチ、べたべたしていない、一見クールな感じの恋愛みたいな・・それを車 ホテル 音楽 で描いてる。当時学生だったおいらには一種のあこがれみたいな世界がひろがってたんではないかなと、車は外車のステーションワゴン 彼女もべたべたしてないで知的でクール 少し現実はなれしたところがあこがれだったんでしょう。
この物語は1960年代前半の15歳から30歳までの青年(新聞社のカメラマン、フリーカメラマン)のものがたり、結構久々に読んだら文章のタッチが平凡な感じになってるような・・片岡義男の世界ではない・・さすがに片岡義男も年とって、あのころからバブルが到来 バブルがはじけて 長期不況 時代がかわり、当時の読者は20から40代にかわり どうしても以前の世界ではだめなんだろうなと思いました。
でもものがたりにでてくる女性たちは、やはりどこか知的で、クールな おしゃれな印象です。ここだけは片岡義男ははずせないんだろうな・・・