今年も夏目漱石を読む・・・
晩年の作品で漱石自身の苦悩を著した自伝的小説
読んでいて注釈に漱石の生い立ちなどあって、3歳から7歳まで養子に
だされていたとか・・
海外留学から戻り大学の教師になった主人公の健三は、小説の執筆に
とりかかっていた。
そこに十五六年前に絶縁したはずの養父島田があらわれ、しきりに金を
せびりに来る。
また養母もお金をわずかだが・・5円ほどせびりに来る。
また姉と義兄との間にもお金のトラブルが・・姉にもこずかいを渡している。
義理の父も役所を退職し、投機がうまくいかず、金を貸してほしいと言ってくる。
あちらもこちらもお金をせびられ、夫婦仲はうまくいかず
苦悩の日々・・・
漱石の自伝的小説ということで当時の漱石の苦悩がよみがえる感じ
たしか漱石は精神的に病んでいたという事でこういう事が原因だったのだろうか・・・
家族のお金で苦労していたような・・・
最近見直されたりしていますが
漱石の奥さんの評判は
昔はあまり良くなかったですね。
ドストエフスキーは貧しき人々の群れを読んだことが
ありますが、それだけです、罪と罰とか読まないとなあと思っています。
漱石の奥さんはそうみたいですね、結構冷たい人みたいですね。