KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

火ノ山~挿頭山~堂山周回

2017年02月01日 | 香川の里山
年明けから始めた干支の山歩き。三座歩いて次の山へと考えたけれど

烏帽子山は無残な姿だし、鶴羽山はどうも山頂からの景色はイマイチのようだし

さてさてどうしようかと昨日から考えて、朝起きてみると空の色も薄曇りなので

先週に続いて国分寺の山南部の残りの「火ノ山」を歩くことにしました。

火ノ山を縦走して挿頭山に寄り道して堂山を岡本側から歩くと、

GPSのトラックが国分寺の南部の山を繋ぐことができる。

エントツ山さんの国分寺町南部編とほぼ同じコースを線で繋ぐことができる、

これで南部編が完結できると思い出かけてきました。





国分寺橘ノ丘総合運動公園の老健施設の上の駐車場に車を停めてスタートしました。

ところがそこからエントツ山さんが書いていた遊歩道からの登山口が見当たらず、

公園内をうろうろして時間をロス、結局最初に歩いて引き返した高速のすぐ下の

遊歩道を歩いて行くと、きれいな階段が続く登山口が見つかりました。





エントツ山さんの書いていた遊歩道は今は見る影もなく、それでも山裾を探ると

突然登山口が現れるといった感じです。








階段を登りきるとすぐに羊歯の生い茂る道になります。

地元の人の手によるのか、道筋の羊歯は刈られていて踏み跡はしっかりしています。





羊歯の急坂を登りきると高松自動車道のトンネルの上の尾根道に出ました。

ここからはさっきまでの道に比べると快適な道です。





山頂が近づいてくると里山特有の大岩が現れます。






登山口から約30分ほどで

火ノ山山頂に着きました。山頂は広場になっていますが木々に遮られて

ほとんど展望はありません。それでも以外に立派な山名標識が立てられていて驚きました。





しかもベンチがあり、その上のボックスの中には記帳ノートや

色々な資料が置かれていました。

下草刈りや資料作りなど、この山も日頃から登られて整備している人がいるようです。





さぁ~ここからがエントツ山さんのレポートだと、羊歯やイバラの道になる・・・・・と

思って今日は藪コキ用の服装で来たのに、どうやら拍子抜けしそうです。

踏み跡もしっかりしているし、赤テープもありの標識ありの楽勝の道でした。





尾根道を進みまずは火ノ山東峰にそこから北峰にも寄り道してみました。











北峰からは当然引き返さなくてならないのに、何を思ったのかそのまま下ろうとして

一瞬、六つ目山が見え、方角が違うのに気づいて慌てて引き返しました。

途中でも違う尾根に降りようとしてかなり迷走したのですが

元の道に戻ると、ちゃんと東側に降りる標識と道がありました。








標識に従って降りていくと、少し羊歯が多くなりさらに進んで行くと何やら人の声が?

羊歯の中から妙齢の女性が三人歩いてきました。

「あらら、こんなところで!」と声をかけると、今日はトヨタから登って往復するとの事。

「私たちも何度も登っているけど、初めてこのコースで人に会ったわ」と言われました。

三人とすれ違うと羊歯の中から目の前が急に開けて、傍らに大岩が!

どうやら山頂にあった手作りマップに載っていた「鬼の腰掛」のようです。





目の前にはこれから歩く挿頭山が見えます。








鬼の腰掛にヒョイと登ると左手に最終目的地の堂山が見えました。





鬼の腰掛で腰かけて一息入れ、ウバメガシの道を下って行きます。





すると前の方から聞きなれない鳴き声がしてきます。

ひょっとして猪かも?などとビビりながら進んで行くと大きな鷺?が目の前に現れました。

近くによっても飛んでいく様子もなく、少し歩いては距離をおこうとしています。

かわいそう羽を痛めたのか?と思いながらそのまま下って行くと東原神社へたどり着きました。








ここから里道を歩き32号線の歩道へ進み、

エントツ山さんがおまけと書いていた挿頭山と歩きます。

実はこの挿頭山。エントツ山さんはおまけと書いていましたが、

私にとっては聖地なんです。

ハンドルネームとホームページの名前は、10年以上前に中断していた山歩きを、

この挿頭山の北にある、かざしケ丘団地の人達と縁があって付き合うようになり、

その後山登りを再開したのがきっかけでつけた名前なのです。

以前は山の南側から聖地へ登ったことはあるのですが、

今日はかざしケ丘団地から登ってみました。

藪コキ覚悟で団地の西端を登って行くと、ここでも意外や意外、きれいな道が続いていました。








少し急な坂を登りきると石祠と電波塔のある挿頭山に着きました。








祠の前の平らな岩の上で、今日もコーヒーと菓子パンで昼食です。

一息入れてスマホを見ると、バッテリーの残量が30%になっていました。

折角、トラックの線を繋ぐ為に歩いているのに、このまま電源が落ちてしまっては!


ここ最近はGPSのトラックを取るだけなので、

機内モードにするとほとんどバッテリーの消耗がなかったのに?

よくよく考えてみると、いつものザックから里山用のオスプレイのザックに変えたところ

いつものザックはウエストポーチの中に入れていて、今日のザックはサイドポケットでしかも

メッシュになっていて、ほとんど露出した状態なので、

気温が低いとバッテリーの消耗が激しいのに気づきました。

慌ててジャケットのポケットに入れて、下山することに。





団地へ降り、そのまま32号線を歩き、次は堂山の岡本コースへと歩いて行きます。

県道39号線へ一旦下って登り返した所で、

鋭角にぶどう畑への道を進んで行くと堂山への登山口です。








ここからしばらく滑りやすい急坂を登り詰めると鉄塔広場に出ました。





鉄塔広場からは快適な尾根道です。

以前、一度だけ歩いた道ですが、その時はGPSも使っていなかったので、

ここから龍王宮まで歩けばトラックが繋がります。












堂山の道は西側のどのコースも大勢の人が毎日歩いているのか、しっかり踏み固められた道です。





頭の上を吹く風の音がどんどん強くなる中、尾根に出ました。





ここから一旦竜王宮へと歩いて行きます。

山頂手前で年配の女性と一緒になり、最後の階段を一緒に登って行きました。








山頂ではもう一人女性が上がって来て、三人で色々話をしてそれぞれ違う道へと分かれ

次の堂山へと歩いて行きました。

まずは302mの堂山へ。





途中でおむすびの六つ目山が見えます。





302mの標識を越えると途中で草が刈られた場所から北側の景色が見えました。








アップダウンをした後に304mの堂山に着きました。

昨年歩いたときに比べると何だか賑やかになった雰囲気がする山頂です。

以前は周りに木々が生い茂り薄暗い雰囲気のあった山頂ですが、手作りの祠や熊手まであって

一瞬どうなの?と思ったのですが、まぁ楽しんでいる人がいるんだったら・・・・・。








ここでもベンチに腰掛ひと息入れあとは下るだけです。

山頂から六つ目山への縦走路の途中から、日抱神社への標識に従って下って行きます。

最初は急な下りですが、あとは整備された歩きやすい道です。








道は歩きやすく距離もどんどん伸びていくのですが、どうも空模様が怪しくなりはじめ

パラパラと雨の粒が落ち始めたので、とにかく転ばないように急いで降りていきました。






日抱神社は国分寺の福家を走っていると中腹にきれいな緑青の屋根が見える神社で、

いつも見慣れてはいるのですが初めて訪れました。

神社でお参りをして、長い石段を下り、車を停めた場所まで下道歩きです。









これでエントツ山さんがレポートしていた国分寺の南部編を繋ぐことができました。





今日の火ノ山もそうですが、エントツ山さんが歩いたときよりどの道も整備されていて

一日で歩けないこともないのですが、やはりスタートからゴールの間を下道歩きは

ちょっと厳しいかな?とおもった次第です。

次は国分寺北部編も・・・・・・・

歩行距離12.7km、約5時間のぐるっと国分寺南部編を線で繋ぐ里山歩きでした。