KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

干支の山その4

2017年02月08日 | 香川の里山
今年に入って続けていた干支の山にもそろそろ飽きて(もう登りたい山がなくなった)

今週は東讃の山を歩こうかなと思っていたら、

エントツ山さんが掲示板に大高見峰の三角点が「鷹見坊山」だから

干支の山じゃと書いていたのを見て、冷めかけていた意欲が俄然湧いてきました。






ではではどのコースで歩こうかと地図を眺めていて今日の周回コースを思いつきました。

国道377号線から県道185号線に入り、山越うどんを横目に見ながら南に進むと

ちょうど大高見峰の麓を通って種子の集落に入ります。

ここから右に琴平方面の道路標識に沿って右折をして、竜王山の南側の峠に車を停めました。





峠の切り通しの山側に祠があり、そこから山の中へ突入!


少し藪気味の中を進むと、杉林の枝を落とした切り枝の足元の歩きにくい中を登って行きます。









杉林を過ぎると竜王山の東の支尾根に出ました。南側には大川山が遠くに見えます。






山頂に近づくにつれ里山特有の岩が現れ始めます。








左手に崖が見え始めると間もなく竜王山山頂です。

木々に遮られて見晴らしはほとんどありませんが、一か所だけ正面に高鉾山と種子の里が

見下ろせる場所がありました。



山頂には山名の由来か竜王宮?の石祠があるだけです。

でも祠の後ろにはキティちゃんのプレートがかけられていました。(プレートは竜山と書かれています)












山頂で一息入れ今度は竜王山から北への尾根道を進んで行きます。

山頂と379mへの鞍部から尾根を外れてショートカット。西に金剛院へと藪の中に入って行きます。

地図にはため池への沢が載っていますが、最後は沢筋は歩けなくなり

一旦、南に登って下って行くとため池へと飛び出しました。









ため池から里道と畦道を歩いて金剛院に到着。山門の前に腰を降ろして

ここでも一息入れました。








金剛院からは金山神社への林道を歩き、前回間違って降りてしまった鷹丸山への登山口から

山道に入って行きます。





鷹丸山への尾根に出るまでしばらく登りが続きます。





尾根に出て右に折れ、猫山のトラバース道の分岐からさらに右に折れ

猫山への急坂に取りつきます。

山頂近くになって傾斜も急になってくるとロープが張られています。









取りつきから15分ほど息をきらすと猫山山頂に着きました。

ここでちょうどお昼時。山頂北側の木のベンチに腰掛け、今日も菓子パンでお昼にしました。





コーヒーで温まった後ここから初めての道のスタートです。

最初はロープが張られた急な下り坂。少し濡れた土が足元を滑らせます。





程なく阿弥陀峠に到着。





ここからまた上り坂が続いて行きます。





尾根道も一旦登りきると竹林の道になり傾斜も緩くなりました。

時折、レオマのアナウンスが聞こえてきます。





竹林を過ぎ尾根を登りきると讃岐駒ヶ岳に着きました。





駒ヶ岳山頂から一旦戻り東に進みます。

左に今日の目的地干支の山の大高見峰が見え始めます。





小高見峰への登り坂の途中からは振り返ると飯野山がきれいな姿を見せてくれます。





西には先ほど歩いてきた猫山も見えます。





小高見峰の山頂には寄らずにすぐ下をトラバースして一旦下ってさらに登っていると

上から男性が降りてきました。

城山から登って来たらしく、少し話をした後別れて歩いて行くと大高見峰に着きました。





三角点の横で腰を降ろして休憩です。

三角点からさらに進むと高見峰神社。中には立派な天狗が飾られています。

神社の北側からは先週歩いた火ノ山や鷲ノ山が少し霞んで見えます。








山頂から地図にあった破線を降りるつもりでいたのに、三角点から続く破線の位置に道はなく

そのまま尾根をつたって降りていくことにしました。

最初は広い尾根なので迷いそうになりますが、GPSを度々見ながら町境に沿って降りていきました。





藪はそれほど酷くはないものの、木々に遮られて目印の山や地形が判らず右に左に歩いていると

突然10mほど前を大きな猪が横切って行きました。

ひぇ~!慌てて背中にぶら下げてあったコーヒーカップをストックで叩きながえら

大声をあげました。

さらに姿は見えないもののかなりの数が動くガサガサと音が聞こえてきます。

カンカンカ~ンと音を鳴らし、時折足元の石を拾って下へ投げつけビビッていると

段々と集団の物音が遠のいて行きました。この数分間は生きた心地がしませんでした。





お願いだからこっちに来ないでと祈りながら降りていくと、やっとのことで林道に飛び出しました。





お地蔵さんのすぐ横には鉄塔巡視路の入り口がありました。






ここから林道を東に降り185号線を横切り、ため池の北側から向かいの山へと入って行きました。





最初は巡視路の道で鉄塔までは歩きやすい道でしたが、鉄塔を過ぎると

段々と藪ぽい道になって行きます。








小さな尾根に出てそこから南に進むとかぶと山に着きました。

山頂には〇米さんの種子と書かれた札が木にかけられています。




かぶと山からも尾根に沿って歩くのですが、時折ある赤テープも途切れていて

すぐに見失い、次の広い尾根では少し道を外しました。





それでも時折歩きやすい尾根道になっていたりしますが、

基本的には少し藪ぽい道が続いて行きます。








やはりGPSがないと歩きにくい尾根道です。





411m七朗山も木々に遮られて見晴らしはありません。








ここからは下るだけですが、足元には大きめの石が転がっている歩きづらい道です。





やっとのことで鞍部にあるお地蔵さんに着きました。





ここからは普段からお参りする人がいるのか、しっかりとした道が続いています。





山道を下り切るとまたお地蔵さん。





林道を進んで行くと185号線に飛び出しました。








今日のコースは距離的には13Kmほどですが、アップダウンの繰り返しと

藪こきの道が結構あったせいか行動時間は7時間を過ぎていました。

一部予定このコースからは外れたものの、それでも里山を十分に歩けた一日でした。