三月にこの春の山行計画を立て、予定では今週は『赤星山』に登るはずでしたが、
先週に続いて今週も天気が悪い。お目当てのカタクリの花も陽が当たらないと、
下を向いてしょぼくれて見栄えがしないので、予定を変更する事にしました。
さらによくよく考えてみると今週の水曜日は
平成から令和への改元の記念すべき日ではありませんか!
せっかくなので記念になる山は何処かないか?と色々と考えてみました。
① 令和のレイに紐づけて『三嶺』
② 四国の山ならやはり最高峰の『石鎚山』
などと考えていると、セニョさんからメッセージが届きました。
『5月1日はそれなりの山に登りたいのですが、夜に自治会の集まりがあるので、17時までには
丸亀に帰りたいです。』・・・・・と。さてさてどうするか?と考えているとパッツと閃きました。
その名も『日の丸山!』。改元の記念すべき日にこれほど相応しい名前の山は
ありません。その山頂で改元を記念して国旗を掲揚する。その絵面を想像して思わず
独りでニヤついてしまいました。さっそくセニョさんにメッセージを送ると賛同してくれました。
一応、Facebookの『WOC』に案内をすると、なんとコアラさんとルリちゃんから
参加するとの返信がありました。何とも物好きな~!(自分で企画しといてですが・・・・笑)
日の丸山にはセニョさんとコアラさんは何年か前に登っています。
その時のセニョさんのブログを覗いてみると、山頂で日の丸を掲げるセニョさんの写真が
アップされていて、それを見て思わず笑ってしまいました。
ただその時と今日ではその意味が違います。
改元記念の重要な任務?を受けて、おっさん・おばさんの4名が
雨の降る中を粛々と日の丸山登頂を目指したのであります。
東みよし町役場の横を通り、まずは『桟敷峠』を目指します。
道路標識の『深渕』への案内に従って走って行くと
桟敷峠の手前のヘアピンカーブをそのまま真直ぐ林道へと進み(林道入り口に小さな小屋があります。)
さらに三差路を左に折れると車が何台も置ける広い駐車場があり、ここが登山口になります。
駐車場の道の反対側に切株に小さく『登山道』と書かれた赤い札が掛けられていました。
綴れ折れの道を登って行くと右に杉林の中への道が続いていますが、これを作業道と勘違いして
そのまま尾根に登って行きました。(これが間違いだと帰りに気づきました。)
雨は一向に止みそうもありません。ザックカバーをつけて歩くことにします。
新緑の淡い緑がみずみずしくとてもきれいです。
道はなく広い尾根をとにかく外さないように歩いて行きます。
1128mのピークまで登ると道は左に続いているように見えます。案の定セニョさんが
ピークから左に歩いて行っています。『セニョさん!たぶん右やと思いますよ!』と呼ぶと
引き返してきて、『そう言えば前回もここで間違ってしまったんや!』とセニョさん。
1128mのピークから一旦下がり、町境の杭と所々にある赤テープを目印に歩いて行きます。
鞍部からはまた少し登り、また下るというアップダウンが続きます。
セニョさんが『こんな道やったかな~?』『もっと楽だったような気がするんやけどな~?』
と言っています。もちろんコアラさんには記憶がありません。
しばらく歩くと目の前に見上げるほどの急坂が現れました。細いロープが張られていますが、
しっかりと雨のしみ込んだ急坂は、とにかく足が滑ります。
やっとのことで登りきり安心していると束の間、また更に急な坂が現れました。
登りの得意なコアラさんもさすがにこの急登は、自重のせいで足が滑って難儀をしています。
『これは下りがやばいな~』 とコアラさん。
『帰りもこの坂下らないかんのかな。他に道はないんかな?』 とルリちゃん。
そりゃこんな坂を下るのはもう『尻セード』しかありません。
『たぶんこれが最後の坂やから!』といって励ましながら登って行ったのですが、
登りきった後もまだまだ道は続いていました。
歩きながらセニョさんとコアラさんが何度も『こんな道やったかな?こんなにしんどかったかな?』と
言っていますが、これだけの急登の記憶がないなんて・・・・・・・???
前を見ると上の方が明るくなっています。『本当にこれが最後みたいです!』
登山口からは1時間30分で山頂に着きました。
セニョさんにFacebookのコメントに『国旗は忘れずに持ってきてください!』と書きこみをしたら、
『弁当は忘れても、国旗は必ず忘れずに持っていきます。』と返信してくれていただけあって、
立派な国旗を持ってきてくれました。さっそく令和改元を記念して、日の丸山山頂で日の丸を掲げます。
私が『令和』と印刷した紙を取り出すと、なんとセニョさんは『令和』と書かれた旗を用意していました。
全員で写真を撮った後は、それぞれで記念撮影をします。
『祝・令和!』 です。
以前は普段から国旗が掲げられていた掲揚台の梯子は朽ち始めていて、
国旗ももう見当たりません。
山頂で予定通り無事任務?を終えた後は折り返して戻ります。
雨は止んできたものの次第に霧が濃くなってきました。普段なら気にせず歩くのですが、
やはり視界からメンバーが見えなくなると気になって立ち止まります。
コアラさんと言うより熊さんが降りてきています。
懸念していた急な坂も、登ってきた場所をセニョさんはロープを使って下りて行きましたが、
コアラさんとルリちゃんは登ってきた道をそれて杉林の中を下ると、思っていたより
無難に下ることができました。
1128m手前の鞍部まで戻ると左に杉林の中への道が続いています。GPSを見てみると
登ってきた尾根とは別に登山道の破線があり、どうやらこの道で登山口まで下りられそうです。
道の途中では山桜が一面に散った幻想的な場所もありました。
杉林の中の作業道のような道ですが、1128mのピークに登らず、歩きにくい尾根道を
歩かずに快適に歩いて行けます。『どうやら、この道が正解やな!』と言いながら
下りは1時間もかからずに登山口に到着しました。
車を停めた後ろは土砂置き場になっているのかこんもりと盛り上がっています。
その真ん中に何故かポツンとベンチが置かれています。
丁度時間は12時過ぎ。ただここではお昼にできないので、桟敷峠から風呂ノ塔キャンプ場方面に
進んだ先にある『水ノ丸公園』の東屋の下でお昼にすることに。
いつも通りにお湯を沸かしてコーヒーも頂きました。
コーヒーを飲んだ後は少し上まで車で行きそこから階段を登って直ぐの山頂まで歩いてみます。
WOCのメンバーは何年か前に、この山頂からハンググライダーで飛んだ事があるそうです。
晴れていれば眺望もよく、出来ればまたチャレンジしてみたいと言っています。
山頂には『三等三角点 立石』があります。
三角点でいつものように写真を撮った後、まだ時間があるので『日本列島の中心点』だという
『ゆめりあ34』まで足を運んでみます。このゆめりあ34は経度と緯度の下2桁が
同じ数字になる地点が日本には9カ所あり、それらを繋いだ線上の真ん中に
あたる場所だと言う事です。今日の記念すべき日に、この場所もめでたい?場所です。
公園はこんな場所にというような奥まった所ですが、モニュメントや東屋があり整備が
行き届いた場所でした。晴れていれば南側の眺望開けて見えるでしょう。
帰りも『六地蔵峠』を通り、濃い霧の中の山道を走って行きます。
高度が下がって霧が次第に晴れてくると、車窓にはハッとするほどの新緑が広がっています。
この緑も次第に濃くなり夏になり、そして秋・冬へとまた季節は巡っていくのでしょう。
平成から令和に変わった日も直ぐに記憶が薄れることでしょうが、ちょっとした思いに
同じように感じてくれたメンバーと楽しく歩けた今日の日は、
いつまでも記憶に色濃く残っているように思います。
先週に続いて今週も天気が悪い。お目当てのカタクリの花も陽が当たらないと、
下を向いてしょぼくれて見栄えがしないので、予定を変更する事にしました。
さらによくよく考えてみると今週の水曜日は
平成から令和への改元の記念すべき日ではありませんか!
せっかくなので記念になる山は何処かないか?と色々と考えてみました。
① 令和のレイに紐づけて『三嶺』
② 四国の山ならやはり最高峰の『石鎚山』
などと考えていると、セニョさんからメッセージが届きました。
『5月1日はそれなりの山に登りたいのですが、夜に自治会の集まりがあるので、17時までには
丸亀に帰りたいです。』・・・・・と。さてさてどうするか?と考えているとパッツと閃きました。
その名も『日の丸山!』。改元の記念すべき日にこれほど相応しい名前の山は
ありません。その山頂で改元を記念して国旗を掲揚する。その絵面を想像して思わず
独りでニヤついてしまいました。さっそくセニョさんにメッセージを送ると賛同してくれました。
一応、Facebookの『WOC』に案内をすると、なんとコアラさんとルリちゃんから
参加するとの返信がありました。何とも物好きな~!(自分で企画しといてですが・・・・笑)
日の丸山にはセニョさんとコアラさんは何年か前に登っています。
その時のセニョさんのブログを覗いてみると、山頂で日の丸を掲げるセニョさんの写真が
アップされていて、それを見て思わず笑ってしまいました。
ただその時と今日ではその意味が違います。
改元記念の重要な任務?を受けて、おっさん・おばさんの4名が
雨の降る中を粛々と日の丸山登頂を目指したのであります。
東みよし町役場の横を通り、まずは『桟敷峠』を目指します。
道路標識の『深渕』への案内に従って走って行くと
桟敷峠の手前のヘアピンカーブをそのまま真直ぐ林道へと進み(林道入り口に小さな小屋があります。)
さらに三差路を左に折れると車が何台も置ける広い駐車場があり、ここが登山口になります。
駐車場の道の反対側に切株に小さく『登山道』と書かれた赤い札が掛けられていました。
綴れ折れの道を登って行くと右に杉林の中への道が続いていますが、これを作業道と勘違いして
そのまま尾根に登って行きました。(これが間違いだと帰りに気づきました。)
雨は一向に止みそうもありません。ザックカバーをつけて歩くことにします。
新緑の淡い緑がみずみずしくとてもきれいです。
道はなく広い尾根をとにかく外さないように歩いて行きます。
1128mのピークまで登ると道は左に続いているように見えます。案の定セニョさんが
ピークから左に歩いて行っています。『セニョさん!たぶん右やと思いますよ!』と呼ぶと
引き返してきて、『そう言えば前回もここで間違ってしまったんや!』とセニョさん。
1128mのピークから一旦下がり、町境の杭と所々にある赤テープを目印に歩いて行きます。
鞍部からはまた少し登り、また下るというアップダウンが続きます。
セニョさんが『こんな道やったかな~?』『もっと楽だったような気がするんやけどな~?』
と言っています。もちろんコアラさんには記憶がありません。
しばらく歩くと目の前に見上げるほどの急坂が現れました。細いロープが張られていますが、
しっかりと雨のしみ込んだ急坂は、とにかく足が滑ります。
やっとのことで登りきり安心していると束の間、また更に急な坂が現れました。
登りの得意なコアラさんもさすがにこの急登は、自重のせいで足が滑って難儀をしています。
『これは下りがやばいな~』 とコアラさん。
『帰りもこの坂下らないかんのかな。他に道はないんかな?』 とルリちゃん。
そりゃこんな坂を下るのはもう『尻セード』しかありません。
『たぶんこれが最後の坂やから!』といって励ましながら登って行ったのですが、
登りきった後もまだまだ道は続いていました。
歩きながらセニョさんとコアラさんが何度も『こんな道やったかな?こんなにしんどかったかな?』と
言っていますが、これだけの急登の記憶がないなんて・・・・・・・???
前を見ると上の方が明るくなっています。『本当にこれが最後みたいです!』
登山口からは1時間30分で山頂に着きました。
セニョさんにFacebookのコメントに『国旗は忘れずに持ってきてください!』と書きこみをしたら、
『弁当は忘れても、国旗は必ず忘れずに持っていきます。』と返信してくれていただけあって、
立派な国旗を持ってきてくれました。さっそく令和改元を記念して、日の丸山山頂で日の丸を掲げます。
私が『令和』と印刷した紙を取り出すと、なんとセニョさんは『令和』と書かれた旗を用意していました。
全員で写真を撮った後は、それぞれで記念撮影をします。
『祝・令和!』 です。
以前は普段から国旗が掲げられていた掲揚台の梯子は朽ち始めていて、
国旗ももう見当たりません。
山頂で予定通り無事任務?を終えた後は折り返して戻ります。
雨は止んできたものの次第に霧が濃くなってきました。普段なら気にせず歩くのですが、
やはり視界からメンバーが見えなくなると気になって立ち止まります。
コアラさんと言うより熊さんが降りてきています。
懸念していた急な坂も、登ってきた場所をセニョさんはロープを使って下りて行きましたが、
コアラさんとルリちゃんは登ってきた道をそれて杉林の中を下ると、思っていたより
無難に下ることができました。
1128m手前の鞍部まで戻ると左に杉林の中への道が続いています。GPSを見てみると
登ってきた尾根とは別に登山道の破線があり、どうやらこの道で登山口まで下りられそうです。
道の途中では山桜が一面に散った幻想的な場所もありました。
杉林の中の作業道のような道ですが、1128mのピークに登らず、歩きにくい尾根道を
歩かずに快適に歩いて行けます。『どうやら、この道が正解やな!』と言いながら
下りは1時間もかからずに登山口に到着しました。
車を停めた後ろは土砂置き場になっているのかこんもりと盛り上がっています。
その真ん中に何故かポツンとベンチが置かれています。
丁度時間は12時過ぎ。ただここではお昼にできないので、桟敷峠から風呂ノ塔キャンプ場方面に
進んだ先にある『水ノ丸公園』の東屋の下でお昼にすることに。
いつも通りにお湯を沸かしてコーヒーも頂きました。
コーヒーを飲んだ後は少し上まで車で行きそこから階段を登って直ぐの山頂まで歩いてみます。
WOCのメンバーは何年か前に、この山頂からハンググライダーで飛んだ事があるそうです。
晴れていれば眺望もよく、出来ればまたチャレンジしてみたいと言っています。
山頂には『三等三角点 立石』があります。
三角点でいつものように写真を撮った後、まだ時間があるので『日本列島の中心点』だという
『ゆめりあ34』まで足を運んでみます。このゆめりあ34は経度と緯度の下2桁が
同じ数字になる地点が日本には9カ所あり、それらを繋いだ線上の真ん中に
あたる場所だと言う事です。今日の記念すべき日に、この場所もめでたい?場所です。
公園はこんな場所にというような奥まった所ですが、モニュメントや東屋があり整備が
行き届いた場所でした。晴れていれば南側の眺望開けて見えるでしょう。
帰りも『六地蔵峠』を通り、濃い霧の中の山道を走って行きます。
高度が下がって霧が次第に晴れてくると、車窓にはハッとするほどの新緑が広がっています。
この緑も次第に濃くなり夏になり、そして秋・冬へとまた季節は巡っていくのでしょう。
平成から令和に変わった日も直ぐに記憶が薄れることでしょうが、ちょっとした思いに
同じように感じてくれたメンバーと楽しく歩けた今日の日は、
いつまでも記憶に色濃く残っているように思います。