今日のWOCも登山部と瀬戸芸部に分かれての活動になりました。
瀬戸芸部は春会期の最後の水曜日と言う事で、『男木島・女木島』に出かけて行きました。
さて登山部はというと、アケボノ狂騒曲が終わった後の花と言う事で、
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を巡る旅に出かけることにしました。ではど・こ・に!と
色々ネットで調べ、昨年シロヤシオが爆発していたという『稲叢山』と少し足を延ばして『西門山』に
登ることにしました。ただ昨年のようには花は咲いていないようですが、取りあえず行ってみましょう!
今日のメンバーは『セニョさん・コアラさん・あっちゃん・キョウちゃん』の総勢5名です。
西条市のコンビニでお弁当を購入し、木の香の道の駅でトイレを済ませて『大橋貯水池』から
山道をくねくねと上へ上へと車を走らせます。最後はカーナビの道も途切れそれでも進んでいくと
『トンネル登山口』に到着しました。駐車場にはすでに車が3台。
今日は西門山まで歩いて折り返し、稲叢山まで歩く予定です。まずは登山口から
稲叢山との分岐まで登って行きます。
この登山道は四国電力の鉄塔巡視路になっていて、所々で鉄製の橋がかかり、プラスチック製の階段
があったりします。道はスズタケから苔の道に変わると分岐が近づいています。
雰囲気のある苔の道を過ぎ、息が切れ始めると分岐に到着しました。
後ろから来たあっちゃんも息を切らせています。ただ今日は湿度が低いのか息が切れているのに
汗はほとんど出てきません。全員が揃うのを待ってスタートします。
分岐から右に折れて登って行きます。三年前に歩いた時の記憶は薄く、
意外と急な坂が続いています。
しばらくすると右に『西門山へ』と書かれた道標から
そのまま真直ぐ進んでいくと第一展望台 です。
正面に『平家平』の笹原と『冠山』に続く稜線が見渡せます。
少し遅れて登ってきたあっちゃんが、
『西門山は緩やかな登坂って書いてたのに、うそばっかり、急じゃない!』と言って睨んできます。(笑)
私は返事に窮し『おかしいな~!』ととぼけてみます。脇にはシャクナゲの花が一輪。
道標からは少し下がってまた登ります。小さなピークからまた下がって登り返すと
このコースの一番の特徴の両側が岩壁が現れます。
高い岩壁の間を少しザレた足元に注意しながら登ります。
普段から水は流れはないはずですが、倒木などもあって
大雨の後の荒れた谷あいのような雰囲気がします。
岩屋の谷を登りきると皆さんが口を揃えて
『たしか緩やかなはずだったのに?』と。
この岩壁の記憶はあるのですが、印象としては山頂付近の
平らな道が記憶に残っていて、『緩やかな登山道』と書いたのかもしれません。
『これから案内には下手なことは書きません!※あくまで個人的な感想です!』と書きます。 (; ・`д・´)
岩壁からも痩せ尾根の細かなアップダウンが続きます。
その鞍部では山の北側からまだ冷たい風が吹き上げてきます。
痩せ尾根から広い尾根になると、広場になった場所に出ました。ここから少し北に入ると
『第二展望台』です。先ほどの第一展望台よりさらに遠くまで見渡せる眺望が広がっています。
『寒風山』 から『桑瀬峠』そして『伊予富士』に続く稜線。
左に見える山の斜面にまばらに咲く白い花が見えます。
『たぶんあれがシロヤシオ?』でも遠すぎます!
第二展望台から山頂までは正真正銘の『緩い道』です。すると山頂手前で 『お~お!』
これでホッと一息。本日の肩の荷が下りました。西門山山頂周辺は背丈ほどのスズタケと
見上げると眩しく新緑が瑞々しさに溢れています。
木々に囲まれて見晴らしのない山頂で一息入れます。
するとスマホでヤマップのコースタイムを見ていたあっちゃんが
『ここから稲叢山まで3時間近くかかるコースタイムやけど大丈夫?』と聞いてきました。
案内には80分と書いてあったので、あっちゃんはまた疑いの目で私を睨みます!
時間は10時30分。コースタイム通りだと稲叢山山頂は2時前になります。
『いや~そこまでかからんと思うよ。12時30分までには・・・・』 と自信なく。(;´Д`)
アップダウンはあるものの折り返しは意外と早く歩けます。スズタケ原から痩せ尾根、
そして岩壁の谷とけっこういいペースです。
シロヤシオはブナ帯に生育すると言われています。その通りに
この登山道のあちらこちらに立派なブナの大木やヒメシャラの大木が見られます。
登山口からの分岐を今度は稲叢山に向かって進みます。直ぐにつづら折れの道が始まり、
それを過ぎると比較的緩やかな鉄塔巡視路の道になります。
途中何ヵ所かで掛けられている鉄製の橋には『最大荷重150kg』と書かれています。
それを見てキョウちゃんが『そしたら3人までやね!』 『でもコアラさんとやったら2人!』
道は鉄塔広場までは尾根の下を巻くようにして続いています。
するとまたあっちゃんが
『西門山より、こっちの方が緩やかとちがうん!』
『 ( ゚Д゚) 』
『次からは絶対に※あくまで個人的な感想です、って書きますから!』
鉄塔広場からも石鎚山系の峰々が見渡せます。
登山口までの車中では雲が出てきて気になりましたが、今は雲一つない晴天です。
鉄塔下のいつもの場所では『オオヤマレンゲ』が小さく蕾を付けていました。
鉄塔広場からダム湖への分岐までも比較的緩やかな道が続いています。
すると後ろから今度はコアラさんが、
『こっちの方が緩やかやね!』と、
『も~いい加減にして! (; ・`д・´) 』
分岐からは尾根道が始まります。足元には木々の根が這うようにして絡み合っています。
時折その根に掴まりながら急登を登って行きます。
何回か偽ピークに騙されながらも、何とか山頂に到着しました。
平らになった大きな岩の上に、小さな祠と三角点、そして山名標があります。
何度来てもここからの眺望は最高です。
時間は12時過ぎ、後ろから来たあっちゃんに、
『奥様、私が行った通りでしょ!・・・・・ホ・ホ・ホ~!』やっと名誉挽回できました。
さぁ~それではお昼にしましょう。
お昼ご飯を食べた後も山頂でしばらく寛ぎます。
『あっちゃん!何もそんな危なそうなところで寛がないでも!』
しばらくして山頂直下の展望台まで降りてみます。
二段になった展望台の下の段からは、『稲叢ダム』 とダム湖が見渡せます。
高い所が平気なと云うか高い所が好きなあっちゃんがキョウちゃんに
『大丈夫よ!何でもないわよ!』と言いながら岩の先端から下を覗き込んでいますが、
キョウちゃんは立つことさえできずに、座って覗き込んで、
『全然大丈夫じゃないやん!怖いやん!』と
稲叢山は標高は決して高くはないものの、山頂からやこの展望台からの見晴らしは
四国でも山の中でも一級品です。霞んではいますが高知の市街地までも見えています。
思う存分眺望を楽しんだ後山頂に戻って、尾根道を下っいて行きます。
木の根の坂道は足を引っかけそうで、要注意です。
四差路の分岐からは『洞窟コース』へ少し下がってみます。
昨年はこのコースでシロヤシオが大爆発していたそうです。ただやはりここでも何本かの気に咲く花を
見つけることはできたものの・・・・・。そのまま登り返します。
分岐からは尾根を外れて歩きます。一ヵ所谷筋が崩れている場所がありますが、
とても歩きやすいい道です。途中でセニョさんが電力の杭を見つけて、踏み跡のある尾根に
登ってみますが、眺望もなく直ぐに降りてきました。
するとその杭の反対側に赤テープと薄い踏む跡が・・・・。たしかヤマップに登山口までのショートカット
のルートが載っていたような気がしたので、そのまま下に降りてみることにしました。
どうやら登山口で車を停めた道の反対側に流れていた沢の上部の様です。
沢の中を歩いて渡渉したり、沢の際の踏み跡を辿ったりしながら降りて行きます。
あっちゃんもキョウちゃんも、こういったところを歩くのは初めての様で
『いいね、楽しいね!』と言いながら喜んでいます。
このショートカット道はけっこう知られているのか、途中で二つもケルンが高く積まれていました。
セニョさんと二人で先行していると突然後ろから『キャ~!』 と女性の悲鳴が。
『どうした?何が・・・・・・?』登山口に着いた時に聞いてみると、どうやらキョウちゃんが足を滑らせ
水の中に尻もちをついたそうです。
今日はこの駐車場の道の脇の木陰でコーヒーを頂きます。さほど汗を掻くこともなく
歩いた後に、爽やかな風が肌の上をなぞっていきます。
『ずっとこんな気候だったらいいのにね!』と言いながら美味しくコーヒーを頂きます。
今日は比較的時間も早いので少し寄り道をすることにしました。
山頂からも見えていた大橋貯水池 の『大橋ダム』 です。
いつもなら貯水池に掛かる赤い橋を渡って左に戻っていくのですが、
右に曲がってしばらく走ると古びた雰囲気のダムが現れます。
ダムの上は車も通れ人も歩けます。取りあえず反対側迄歩いてみます。
戦前(昭和14年)に造られた当時は全国でも四番目に高いダムだったそうですが、
80年近く経ってコンクリートの色も変色して所々でひび割れがあったり、
モルタルも剥離していたりと、さすがに古さを感じます。
ダムの反対側から戻って今度は車に乗り込んで渡ります。
ダムから県道まで降りると、今度は正面からダムの全容を見ることができます。
たしかに戦前にこれだけのダムを造るのは大変だっただろうし、完成した時はそれはすばらしいもの
だったに違いありません。ダムの下を流れる吉野川の半端ない透明度と、随分とくたびれた感じの
ダムの黒ずんだコンクリートの色がとても対照的でした。
稲叢山は山の南側からの『洞窟コース』も変化があって、歩いていてとても楽しい山です。
香川からの距離と時間が少しかかりますが、
それさえなければ年間を通して何度でも訪れたい、良い山です。
今度は秋に来ようかな!
瀬戸芸部は春会期の最後の水曜日と言う事で、『男木島・女木島』に出かけて行きました。
さて登山部はというと、アケボノ狂騒曲が終わった後の花と言う事で、
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を巡る旅に出かけることにしました。ではど・こ・に!と
色々ネットで調べ、昨年シロヤシオが爆発していたという『稲叢山』と少し足を延ばして『西門山』に
登ることにしました。ただ昨年のようには花は咲いていないようですが、取りあえず行ってみましょう!
今日のメンバーは『セニョさん・コアラさん・あっちゃん・キョウちゃん』の総勢5名です。
西条市のコンビニでお弁当を購入し、木の香の道の駅でトイレを済ませて『大橋貯水池』から
山道をくねくねと上へ上へと車を走らせます。最後はカーナビの道も途切れそれでも進んでいくと
『トンネル登山口』に到着しました。駐車場にはすでに車が3台。
今日は西門山まで歩いて折り返し、稲叢山まで歩く予定です。まずは登山口から
稲叢山との分岐まで登って行きます。
この登山道は四国電力の鉄塔巡視路になっていて、所々で鉄製の橋がかかり、プラスチック製の階段
があったりします。道はスズタケから苔の道に変わると分岐が近づいています。
雰囲気のある苔の道を過ぎ、息が切れ始めると分岐に到着しました。
後ろから来たあっちゃんも息を切らせています。ただ今日は湿度が低いのか息が切れているのに
汗はほとんど出てきません。全員が揃うのを待ってスタートします。
分岐から右に折れて登って行きます。三年前に歩いた時の記憶は薄く、
意外と急な坂が続いています。
しばらくすると右に『西門山へ』と書かれた道標から
そのまま真直ぐ進んでいくと第一展望台 です。
正面に『平家平』の笹原と『冠山』に続く稜線が見渡せます。
少し遅れて登ってきたあっちゃんが、
『西門山は緩やかな登坂って書いてたのに、うそばっかり、急じゃない!』と言って睨んできます。(笑)
私は返事に窮し『おかしいな~!』ととぼけてみます。脇にはシャクナゲの花が一輪。
道標からは少し下がってまた登ります。小さなピークからまた下がって登り返すと
このコースの一番の特徴の両側が岩壁が現れます。
高い岩壁の間を少しザレた足元に注意しながら登ります。
普段から水は流れはないはずですが、倒木などもあって
大雨の後の荒れた谷あいのような雰囲気がします。
岩屋の谷を登りきると皆さんが口を揃えて
『たしか緩やかなはずだったのに?』と。
この岩壁の記憶はあるのですが、印象としては山頂付近の
平らな道が記憶に残っていて、『緩やかな登山道』と書いたのかもしれません。
『これから案内には下手なことは書きません!※あくまで個人的な感想です!』と書きます。 (; ・`д・´)
岩壁からも痩せ尾根の細かなアップダウンが続きます。
その鞍部では山の北側からまだ冷たい風が吹き上げてきます。
痩せ尾根から広い尾根になると、広場になった場所に出ました。ここから少し北に入ると
『第二展望台』です。先ほどの第一展望台よりさらに遠くまで見渡せる眺望が広がっています。
『寒風山』 から『桑瀬峠』そして『伊予富士』に続く稜線。
左に見える山の斜面にまばらに咲く白い花が見えます。
『たぶんあれがシロヤシオ?』でも遠すぎます!
第二展望台から山頂までは正真正銘の『緩い道』です。すると山頂手前で 『お~お!』
これでホッと一息。本日の肩の荷が下りました。西門山山頂周辺は背丈ほどのスズタケと
見上げると眩しく新緑が瑞々しさに溢れています。
木々に囲まれて見晴らしのない山頂で一息入れます。
するとスマホでヤマップのコースタイムを見ていたあっちゃんが
『ここから稲叢山まで3時間近くかかるコースタイムやけど大丈夫?』と聞いてきました。
案内には80分と書いてあったので、あっちゃんはまた疑いの目で私を睨みます!
時間は10時30分。コースタイム通りだと稲叢山山頂は2時前になります。
『いや~そこまでかからんと思うよ。12時30分までには・・・・』 と自信なく。(;´Д`)
アップダウンはあるものの折り返しは意外と早く歩けます。スズタケ原から痩せ尾根、
そして岩壁の谷とけっこういいペースです。
シロヤシオはブナ帯に生育すると言われています。その通りに
この登山道のあちらこちらに立派なブナの大木やヒメシャラの大木が見られます。
登山口からの分岐を今度は稲叢山に向かって進みます。直ぐにつづら折れの道が始まり、
それを過ぎると比較的緩やかな鉄塔巡視路の道になります。
途中何ヵ所かで掛けられている鉄製の橋には『最大荷重150kg』と書かれています。
それを見てキョウちゃんが『そしたら3人までやね!』 『でもコアラさんとやったら2人!』
道は鉄塔広場までは尾根の下を巻くようにして続いています。
するとまたあっちゃんが
『西門山より、こっちの方が緩やかとちがうん!』
『 ( ゚Д゚) 』
『次からは絶対に※あくまで個人的な感想です、って書きますから!』
鉄塔広場からも石鎚山系の峰々が見渡せます。
登山口までの車中では雲が出てきて気になりましたが、今は雲一つない晴天です。
鉄塔下のいつもの場所では『オオヤマレンゲ』が小さく蕾を付けていました。
鉄塔広場からダム湖への分岐までも比較的緩やかな道が続いています。
すると後ろから今度はコアラさんが、
『こっちの方が緩やかやね!』と、
『も~いい加減にして! (; ・`д・´) 』
分岐からは尾根道が始まります。足元には木々の根が這うようにして絡み合っています。
時折その根に掴まりながら急登を登って行きます。
何回か偽ピークに騙されながらも、何とか山頂に到着しました。
平らになった大きな岩の上に、小さな祠と三角点、そして山名標があります。
何度来てもここからの眺望は最高です。
時間は12時過ぎ、後ろから来たあっちゃんに、
『奥様、私が行った通りでしょ!・・・・・ホ・ホ・ホ~!』やっと名誉挽回できました。
さぁ~それではお昼にしましょう。
お昼ご飯を食べた後も山頂でしばらく寛ぎます。
『あっちゃん!何もそんな危なそうなところで寛がないでも!』
しばらくして山頂直下の展望台まで降りてみます。
二段になった展望台の下の段からは、『稲叢ダム』 とダム湖が見渡せます。
高い所が平気なと云うか高い所が好きなあっちゃんがキョウちゃんに
『大丈夫よ!何でもないわよ!』と言いながら岩の先端から下を覗き込んでいますが、
キョウちゃんは立つことさえできずに、座って覗き込んで、
『全然大丈夫じゃないやん!怖いやん!』と
稲叢山は標高は決して高くはないものの、山頂からやこの展望台からの見晴らしは
四国でも山の中でも一級品です。霞んではいますが高知の市街地までも見えています。
思う存分眺望を楽しんだ後山頂に戻って、尾根道を下っいて行きます。
木の根の坂道は足を引っかけそうで、要注意です。
四差路の分岐からは『洞窟コース』へ少し下がってみます。
昨年はこのコースでシロヤシオが大爆発していたそうです。ただやはりここでも何本かの気に咲く花を
見つけることはできたものの・・・・・。そのまま登り返します。
分岐からは尾根を外れて歩きます。一ヵ所谷筋が崩れている場所がありますが、
とても歩きやすいい道です。途中でセニョさんが電力の杭を見つけて、踏み跡のある尾根に
登ってみますが、眺望もなく直ぐに降りてきました。
するとその杭の反対側に赤テープと薄い踏む跡が・・・・。たしかヤマップに登山口までのショートカット
のルートが載っていたような気がしたので、そのまま下に降りてみることにしました。
どうやら登山口で車を停めた道の反対側に流れていた沢の上部の様です。
沢の中を歩いて渡渉したり、沢の際の踏み跡を辿ったりしながら降りて行きます。
あっちゃんもキョウちゃんも、こういったところを歩くのは初めての様で
『いいね、楽しいね!』と言いながら喜んでいます。
このショートカット道はけっこう知られているのか、途中で二つもケルンが高く積まれていました。
セニョさんと二人で先行していると突然後ろから『キャ~!』 と女性の悲鳴が。
『どうした?何が・・・・・・?』登山口に着いた時に聞いてみると、どうやらキョウちゃんが足を滑らせ
水の中に尻もちをついたそうです。
今日はこの駐車場の道の脇の木陰でコーヒーを頂きます。さほど汗を掻くこともなく
歩いた後に、爽やかな風が肌の上をなぞっていきます。
『ずっとこんな気候だったらいいのにね!』と言いながら美味しくコーヒーを頂きます。
今日は比較的時間も早いので少し寄り道をすることにしました。
山頂からも見えていた大橋貯水池 の『大橋ダム』 です。
いつもなら貯水池に掛かる赤い橋を渡って左に戻っていくのですが、
右に曲がってしばらく走ると古びた雰囲気のダムが現れます。
ダムの上は車も通れ人も歩けます。取りあえず反対側迄歩いてみます。
戦前(昭和14年)に造られた当時は全国でも四番目に高いダムだったそうですが、
80年近く経ってコンクリートの色も変色して所々でひび割れがあったり、
モルタルも剥離していたりと、さすがに古さを感じます。
ダムの反対側から戻って今度は車に乗り込んで渡ります。
ダムから県道まで降りると、今度は正面からダムの全容を見ることができます。
たしかに戦前にこれだけのダムを造るのは大変だっただろうし、完成した時はそれはすばらしいもの
だったに違いありません。ダムの下を流れる吉野川の半端ない透明度と、随分とくたびれた感じの
ダムの黒ずんだコンクリートの色がとても対照的でした。
稲叢山は山の南側からの『洞窟コース』も変化があって、歩いていてとても楽しい山です。
香川からの距離と時間が少しかかりますが、
それさえなければ年間を通して何度でも訪れたい、良い山です。
今度は秋に来ようかな!