今週のWOCは瀬戸芸部と登山部に分かれての活動になりました。
瀬戸芸は春会期に合わせてまずは直島に出かけて行きました。
残された登山部はそろそろネットで賑わっているアケボノツツジを目当てに
『西赤石山』か『西山』かのどちらかに出かける予定で案内をすると、
当初は3名の参加でしたが間際で女性陣も増えて、最終7名での山行となりました。
メンバーはセニョさん・コアラさん・やっさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん に、前回参加した時に
急用ができて登山口までも行けずに途中で引き返したやまじぃが初めて参加します。
丸亀を出発してコンビニで買い物をするまで、どちらの山に登るかを決めかねていましたが、
西赤石山はまだ上まで咲いていないとふんで、西山に登ることにしました。
『大永山トンネル』を抜けると、道の両側にすでに数台車が停まっていました。
平日にこれだけの車が停まっているのは初めて見ました。
おそらく皆さんアケボノツツジ目当てのはずです。
これは期待できるかも・・・・・しれません。車を停めて9時にスタートです。
トンネルの脇から林道に入り案内標識に従って登山道へと入って行きます。杉林をしばらく歩くと
道は銅山川の支流に沿った道になります。
大岩の横に小さな滝があり、岩の上まで巻くようにして登ると、荒れた沢の中を渡渉します。
沢の右岸から沢筋を離れ、杉林の中を高度を上げて行きます。
最初は木の根が絡んだ足元の悪い道ですが
その内に作業道の幅の広い歩きやすい道になります。
綴ら折れの道を登って行くと『ちち山』との分岐の『土山越え』です。
土山越えからは尾根の下を巻くようにして、勾配の緩い快適な道が続きます。
杉林から自然林に変わると密集した木々の間から、ピンク色に染まる丸いピークが見えます。
アケボノツツジに間違いありません。『やったー!』
更に歩いて行くと、木々が途切れて『平家平』の笹原と稜線がくっきりと見えます。
二週続けて雨の中を歩いたので、今日のこの青空は最高です。
まずは最初のアケボノツツジ一本み~っけ!
道は少しづつ高度を上げて行きます。地形図では尾根に破線が続いていますが、
実際は尾根には出ずに小さな谷筋を巻いたり、濡れた露岩の上を歩いたり所々で
気の抜けない変化のある道です。
途中で薄緑の新緑や薄紫のミツバツツジが目を楽しませてくれますが、今日のメインディッシュは
何と言ってもアケボノツツジです。他の木々や花も影が薄い!
やっと尾根の鞍部のような場所に出ると、先に着いたメンバーから歓声が上がっています。
木々の間から先ほど見えたアケボノツツジで染まる丸い山頂と、
更にその先にもピンク色の山肌が見えます。思わず『すご~い!』
やっさんが一眼レフをザックから取り出して写し始めました。大きなレンズをザックに入れて
持ってきた甲斐がありました。
(やっさん撮影)
先ほど見えた綱繰山手前のピークの下を一旦南に巻いて、鞍部にある道標から今度は
折り返すようにピークに向かって、今日一番の急登が始まります。
木の根が階段状になっていて、足元に注意しながら登って行くのですが
ピークが近づくにつれ、道の左側の斜面にアケボノツツジがどんどん現れ、
ついつい目を奪われてしまいます。
斜面のアケボノツツジの手前には木々や枝があり、全景をなかなかきれいに写せません。
普段から飯野山を日に3回は続けて登っているという、やまじぃはスピードが
落ちることなく登っています。
コアラさんも目の前のアケボノツツジに歓声を上げています。
銅山越えから西山にはこの時期に何度か来たことはあるのですが、綱繰山は初めて。
こんなに密集して群生しているとは予想以上です!今日は西赤石ではなく、
こちらを選んで大正解です。肩の荷がやっと下りました。
ピークから綱繰山への尾根道も、道の北側に一面のアケボノツツジ!細い枝に遮られてはいますが
その数の凄さは枝々の間からでも構見ることができます。
ワカメちゃんも『すご~い、すご~い!』 と言いながら歩いてきてきます。
綱繰山山頂はセニョさんが『ここ?』と言うくらい狭いピークです。
ここからは平家平から『冠山』そして『ちち山』へと続く稜線が見渡せます。
振り返ると手前のピークからの斜面に乱舞するアケボノツツジが見えます。
綱繰山から西山に向かいます。道は一旦下り坂となりますが、前回歩いた時もそうでしたが
『こんなに下らなくてもいいのに』と思うくらい、どんどん下って行きます。
後ろでワカメちゃんとヨウちゃんが、『帰りはこれ登らないかんの~?』『他に道はないいん?』
と言ってますが、『トラバース道はありません!』途中から最後の目的地『西山』が見えます。
『え~まだあんなに遠いん?』とさらに二人が悔やんでいます。
鞍部からは西山山頂手前の最後の登坂が始まります。途中から見える眺望のお陰か、
思った以上には時間がかからず西山山頂に着きました。
山頂は木々に囲まれているので、記念撮影を済ませた後は山頂手前の
見晴らしのいい場所でお昼にすることにしました。
ここからは先ほど歩いてきた綱繰山のピンク色に染まる斜面を眺められます。
これ以上の美味しいおかずはありません。
綱繰山の東奥に見えるのは『三ツ森山』から『大座礼山』へと続く稜線でしょうか?
お弁当を食べ終え、先ほどコアラさんに貰ったチョコレートを食べようと雨蓋を開けると、
袋からこぼれたチョコレートが融けて、三脚から眼鏡ケースにもドロドロにこびりついていました。
雨蓋の中でこびりついたチョコレートをティッシュでふき取っていると、
足元でセニョさんが4年前にこの場所で落としたガスバーナーのステンレスの五徳を
探しています。『セニョさん。さすがにそんな昔の事では・・・・・??』
お弁当を食べ終えても今日はこの絶景をのんびりと眺めながら時間を過ごします。
青空の下、申し分ない天気で最高の時間です。
さぁ~腹ごしらえが終わったら、またあのアケボノツツジがの稜線に戻って行きましょう。
まずは山頂から鞍部まで下り、あの長い坂を登って行きます。
相変わらず登りに強いコアラさんは、グイグイと力強く登って行きます。
綱繰山山頂からは東の法皇山系の山々も見渡せます。西赤石山も山頂近くまで
アケボノツツジが登ってきています。
綱繰山から手前のピークの下りに差し掛かると、アケボノツツジともお別れです。
名残を惜しみながら写真を写していきます。
急坂を下りきると、後は登山口までは緩斜面のトラバース道です。
時折道が崩れたり、細くなったりして足元の悪い場所がありますが、往路に比べると
歩くスピードがどんどんあがってきます。
鞍部で最初に見た綱繰山の北斜面にもお別れです。
ここで一人喫煙をしているコアラさんをほっといて、少し不安は残りますがさっさと降りて行きます。
土山越えの分岐を間違えなければ大丈夫でしょう。
『大丈夫かな・・・・?』とワカメちゃんも心配してくれていますが、
『あそこを間違えるようじゃ、山歩く資格はないな!』と言いながら、でもやっぱり
気にはなりながら杉林まで降りてきました。
小滝まで来ると登山口までもう少し。慣れない長時間の歩きにもやまじぃも
前を歩くセニョさんに付いて最後までいいペースで歩いています。
登山口に降り立ち車を停めたトンネルの方と反対の沢の方でコーヒータイムにします。
セニョさんがガスでお湯を沸かせてくれている横で、それぞれがザックからお菓子を取り出し、
沢のせせらぎを聞きながらのコーヒーブレイクです。
このアケボノツツジの時期に初めて歩いた今日のコース。予想以上の開花で
ひょっとしたら兜岩から遠目に見る西赤石山よりも見ごたえがあるかもしれません。
どちらを歩こうか最後まで悩んだ結果、綱繰山~西山を選んで大正解の一日でした。
瀬戸芸は春会期に合わせてまずは直島に出かけて行きました。
残された登山部はそろそろネットで賑わっているアケボノツツジを目当てに
『西赤石山』か『西山』かのどちらかに出かける予定で案内をすると、
当初は3名の参加でしたが間際で女性陣も増えて、最終7名での山行となりました。
メンバーはセニョさん・コアラさん・やっさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん に、前回参加した時に
急用ができて登山口までも行けずに途中で引き返したやまじぃが初めて参加します。
丸亀を出発してコンビニで買い物をするまで、どちらの山に登るかを決めかねていましたが、
西赤石山はまだ上まで咲いていないとふんで、西山に登ることにしました。
『大永山トンネル』を抜けると、道の両側にすでに数台車が停まっていました。
平日にこれだけの車が停まっているのは初めて見ました。
おそらく皆さんアケボノツツジ目当てのはずです。
これは期待できるかも・・・・・しれません。車を停めて9時にスタートです。
トンネルの脇から林道に入り案内標識に従って登山道へと入って行きます。杉林をしばらく歩くと
道は銅山川の支流に沿った道になります。
大岩の横に小さな滝があり、岩の上まで巻くようにして登ると、荒れた沢の中を渡渉します。
沢の右岸から沢筋を離れ、杉林の中を高度を上げて行きます。
最初は木の根が絡んだ足元の悪い道ですが
その内に作業道の幅の広い歩きやすい道になります。
綴ら折れの道を登って行くと『ちち山』との分岐の『土山越え』です。
土山越えからは尾根の下を巻くようにして、勾配の緩い快適な道が続きます。
杉林から自然林に変わると密集した木々の間から、ピンク色に染まる丸いピークが見えます。
アケボノツツジに間違いありません。『やったー!』
更に歩いて行くと、木々が途切れて『平家平』の笹原と稜線がくっきりと見えます。
二週続けて雨の中を歩いたので、今日のこの青空は最高です。
まずは最初のアケボノツツジ一本み~っけ!
道は少しづつ高度を上げて行きます。地形図では尾根に破線が続いていますが、
実際は尾根には出ずに小さな谷筋を巻いたり、濡れた露岩の上を歩いたり所々で
気の抜けない変化のある道です。
途中で薄緑の新緑や薄紫のミツバツツジが目を楽しませてくれますが、今日のメインディッシュは
何と言ってもアケボノツツジです。他の木々や花も影が薄い!
やっと尾根の鞍部のような場所に出ると、先に着いたメンバーから歓声が上がっています。
木々の間から先ほど見えたアケボノツツジで染まる丸い山頂と、
更にその先にもピンク色の山肌が見えます。思わず『すご~い!』
やっさんが一眼レフをザックから取り出して写し始めました。大きなレンズをザックに入れて
持ってきた甲斐がありました。
(やっさん撮影)
先ほど見えた綱繰山手前のピークの下を一旦南に巻いて、鞍部にある道標から今度は
折り返すようにピークに向かって、今日一番の急登が始まります。
木の根が階段状になっていて、足元に注意しながら登って行くのですが
ピークが近づくにつれ、道の左側の斜面にアケボノツツジがどんどん現れ、
ついつい目を奪われてしまいます。
斜面のアケボノツツジの手前には木々や枝があり、全景をなかなかきれいに写せません。
普段から飯野山を日に3回は続けて登っているという、やまじぃはスピードが
落ちることなく登っています。
コアラさんも目の前のアケボノツツジに歓声を上げています。
銅山越えから西山にはこの時期に何度か来たことはあるのですが、綱繰山は初めて。
こんなに密集して群生しているとは予想以上です!今日は西赤石ではなく、
こちらを選んで大正解です。肩の荷がやっと下りました。
ピークから綱繰山への尾根道も、道の北側に一面のアケボノツツジ!細い枝に遮られてはいますが
その数の凄さは枝々の間からでも構見ることができます。
ワカメちゃんも『すご~い、すご~い!』 と言いながら歩いてきてきます。
綱繰山山頂はセニョさんが『ここ?』と言うくらい狭いピークです。
ここからは平家平から『冠山』そして『ちち山』へと続く稜線が見渡せます。
振り返ると手前のピークからの斜面に乱舞するアケボノツツジが見えます。
綱繰山から西山に向かいます。道は一旦下り坂となりますが、前回歩いた時もそうでしたが
『こんなに下らなくてもいいのに』と思うくらい、どんどん下って行きます。
後ろでワカメちゃんとヨウちゃんが、『帰りはこれ登らないかんの~?』『他に道はないいん?』
と言ってますが、『トラバース道はありません!』途中から最後の目的地『西山』が見えます。
『え~まだあんなに遠いん?』とさらに二人が悔やんでいます。
鞍部からは西山山頂手前の最後の登坂が始まります。途中から見える眺望のお陰か、
思った以上には時間がかからず西山山頂に着きました。
山頂は木々に囲まれているので、記念撮影を済ませた後は山頂手前の
見晴らしのいい場所でお昼にすることにしました。
ここからは先ほど歩いてきた綱繰山のピンク色に染まる斜面を眺められます。
これ以上の美味しいおかずはありません。
綱繰山の東奥に見えるのは『三ツ森山』から『大座礼山』へと続く稜線でしょうか?
お弁当を食べ終え、先ほどコアラさんに貰ったチョコレートを食べようと雨蓋を開けると、
袋からこぼれたチョコレートが融けて、三脚から眼鏡ケースにもドロドロにこびりついていました。
雨蓋の中でこびりついたチョコレートをティッシュでふき取っていると、
足元でセニョさんが4年前にこの場所で落としたガスバーナーのステンレスの五徳を
探しています。『セニョさん。さすがにそんな昔の事では・・・・・??』
お弁当を食べ終えても今日はこの絶景をのんびりと眺めながら時間を過ごします。
青空の下、申し分ない天気で最高の時間です。
さぁ~腹ごしらえが終わったら、またあのアケボノツツジがの稜線に戻って行きましょう。
まずは山頂から鞍部まで下り、あの長い坂を登って行きます。
相変わらず登りに強いコアラさんは、グイグイと力強く登って行きます。
綱繰山山頂からは東の法皇山系の山々も見渡せます。西赤石山も山頂近くまで
アケボノツツジが登ってきています。
綱繰山から手前のピークの下りに差し掛かると、アケボノツツジともお別れです。
名残を惜しみながら写真を写していきます。
急坂を下りきると、後は登山口までは緩斜面のトラバース道です。
時折道が崩れたり、細くなったりして足元の悪い場所がありますが、往路に比べると
歩くスピードがどんどんあがってきます。
鞍部で最初に見た綱繰山の北斜面にもお別れです。
ここで一人喫煙をしているコアラさんをほっといて、少し不安は残りますがさっさと降りて行きます。
土山越えの分岐を間違えなければ大丈夫でしょう。
『大丈夫かな・・・・?』とワカメちゃんも心配してくれていますが、
『あそこを間違えるようじゃ、山歩く資格はないな!』と言いながら、でもやっぱり
気にはなりながら杉林まで降りてきました。
小滝まで来ると登山口までもう少し。慣れない長時間の歩きにもやまじぃも
前を歩くセニョさんに付いて最後までいいペースで歩いています。
登山口に降り立ち車を停めたトンネルの方と反対の沢の方でコーヒータイムにします。
セニョさんがガスでお湯を沸かせてくれている横で、それぞれがザックからお菓子を取り出し、
沢のせせらぎを聞きながらのコーヒーブレイクです。
このアケボノツツジの時期に初めて歩いた今日のコース。予想以上の開花で
ひょっとしたら兜岩から遠目に見る西赤石山よりも見ごたえがあるかもしれません。
どちらを歩こうか最後まで悩んだ結果、綱繰山~西山を選んで大正解の一日でした。