先週に続いて今週も水曜登山会に参加しました。
案内には「白髪山を登ります!」とあったのですが、直ぐに浮かんだのが
昨年歩いた「奥白髪山」で、今回の物部の「白髪山」が思い浮かびませんでした。
よくよく案内を読んでみると光石からさらに先の駐車場に車を停めると書いてあったので
地図を調べてやっとその位置が判りました。
ただ、その登山口からだと山頂までは1時間もかからないコース。予定ではもう少し先まで
歩いてみますとあったので、「カヤハゲ」くらいまで歩くかな~と思いながら地図を眺めていると
「カヤハゲ」の先にはあの『三嶺』が控えているではありませんか!
「三嶺」には何度も登っていますが、いつも名頃からのコースで、今まで一度も
高知側からアプローチしたことがありません。なんせ高知側からだととにかく登山口までが遠く、
一人ではずっと二の足を踏んでしまっていました。
今回も丸亀の集合場所を6時にスタートして、登山口に着いたのが9時15分、
3時間以上かかっています。ただあわよくば「三嶺」まで行けたらな~と思いながら参加しました。
白髪山の登山口の直ぐ下は広場になっていて、トイレと小屋がありました。
9時30分前に登山口をスタート。最初は雨で崩れた丸太の階段を登って行きます。
段差はあるのですが先週の大高見峰の階段に比べると勾配も緩いので、今日は皆さん
それぞれ話をしながら登っていきます。途中、白髪の分岐から剣山に続く稜線が見えました。
階段が終わりしばらく歩くと樹林帯を抜けて四国の山特有の笹原が広がってきました。
振り返ると石立山(たぶん)が姿を現しました。
12年前、「かつおのたたきと清酒」という「土佐の仙人さん」の案内に誘われて、
REIKOさんやマーシーさんと一緒に、登山口の別府峡でテント泊と宴会をした翌日に歩いた山です。
笹原を撫でて吹き上げてくる風が心地よく、今日は順調に足が進んでいきます。
笹原に岩が露出し始めると山頂が近づいてきたのが判ります。
南側の笹原に槍ヶ岳のような珍しい形をした岩が・・・・・!
尾根に飛び出し分岐を左に折れると「白髪山」山頂です。
登山口から約50分弱。ここまではほぼコースタイムです。
山頂からは360度の展望です。正面には三嶺そして西に天狗塚に続く稜線、
東には剣山に続く山々が広がっています。いつもは落合峠から眺める景色を今日は反対側から、
初めて見る景色です。しかも落合峠からより稜線が随分とはっきりと近くに眺められます。
山頂北側の大岩テラスまで進んで、遮るもののない展望を楽しみます。皆さんも写真撮影に大忙しで、
けっきょく山頂で随分ゆっくりとした後、韮生越えへの坂を下っていきます。
途中で急坂を下っていくと一旦勾配が緩やかになり、趣のある樹林帯の中を進みます。
ただここでも鹿害が酷いのか、木の幹の周りは鹿害対策のネットで囲われた木が目立ちます。
そろそろ韮生越えかと思っていたら、急に視界が広がり目の前に三嶺。
しかもさらに急な下り坂が現れました。
足元は滑りやすく、「こんなに降らなくてもいいのに」なんてグチりながら
降りていくとススキの中に標識が・・・・・・「韮生越」に着きました。
皆さんのレポートに度々出てくる鐘を鳴らします。
先ほどの下りとカヤハゲへの登りで、少し隊の列の間が開いてきました。
揺れるススキの穂が秋が近づいているのを感じます。
登山口から2時間30分、白髪山でゆっくりし過ぎたのか予定していた時間より遅れてカヤハゲに到着。
ススキ原の向こうに、グッと近づいた三嶺が顔を覗かせました。
先行した3人でお弁当を広げていると、少し遅れて後続が到着しました。
白髪山やカヤハゲに比べると虫も少なく、お湯を沸かして北から西に広がる景色を眺めながら
ゆっくりと昼食にしました。
ここから三嶺までは2kmですが、皆さん気持ちはもうここからピストンで折り返す感じです。
ただHさんだけは三嶺まで歩きたいというので、振り返ってカヤハゲへの登り返しと、
三嶺への登りを交互に見渡しながら「どうしようかな~」と考えたのですが、これからも一人では
この高知側からの三嶺へのアプローチはできないなと思って、Hさんに便乗することにしました。
カヤハゲからしばらく下り坂が続きます。青々とした若緑の下草に背の低い白骨?樹。
その向こうに塔の丸の笹原が見え、そこから西に目をやると丸笹山にガスがかかり始めました。
歩みを進める度にどんどん三嶺が近づいてきます。
山頂直下の大岩(天狗岩とよばれているそうです)もどんどん大きく見え始めます。
近づいた天狗岩はたしか顔のように見えなくはないのですが・・・・・。岩の横には鎖がかかっていますが
巻き道を登って意外と平らな岩の上に上ってみました。
天狗岩を過ぎると山頂に広がる笹原に出ました。テキサスゲートを渡ったらあと一息!
息はゼイゼイ、足の疲れのピークで踏み出す一歩が重くてなかなか進みませんが
とにかく笹原の緑とコメツツジの緑、そして露岩の白い色のコントラストが見事で
最後になんとか踏ん張って山頂に着きました。
カヤハゲから55分。コースタイムでは1時間10分となっていたので、思ったより早く着きました。
三嶺にしては珍しく山頂に誰もいません。取り合えず腰を下ろして一息入れます。
山頂からは南側からは見えなかった、前剣山山系の矢筈山から寒峰までの稜線が見渡せます。
本当はもっとゆっくりしたいところですが、カヤハゲから戻ったメンバーが待っているはずなので
10分ほど休憩して元の道を下って行きます。
三嶺山頂からの下りでもうすでに足がヨタヨタになって来ましたが、
当然ですが帰りもカヤハゲまでの登り、韮生越から白髪の分岐までの登りが待ち構えています。
まずはカヤハゲまでの登り。
名残を惜しんで三嶺を振り返ります。
そしてカヤハゲから白髪分岐への登りが見えて、疲れがどっと出てきます。
今日最後の登りとなる白髪分岐への登りでは疲れもピークに!
まったく足が進まず数十歩進んでは立ち止まっての深呼吸です。
ようやっと登りきると三嶺がガスに隠れ始めました。
ここからは往路の道ではなく白髪小屋の手前の「ふるさと林道」への道を下ることにしました。
白髪小屋に立ち寄る余裕もなく、そのまま手前で右折して鹿避けネットのゲートを潜り、
林道への道を下って行くのですが、この下り坂が最後の最後にとんでもなく急で、
足が棒状態で一気に下る元気もなく、いつも以上に立ち止まっては水分補給をする始末。
16時5分、何とか林道に降りた時にはザックを投げ出し、道に腰を下ろして放心状態になりました。
残りの水をがぶ飲みして一息ついた頃に、カヤハゲから折り返し先に登山口に着いた先行隊が
迎えに来てくれました。これで林道歩きをしないで済むと思ったら、神様に見えました。
先行隊も林道歩きをして駐車場に着いたのが16時だそうで、お互いにこの最後の下り坂は
堪えたといいながら車に乗り込ませてもらいました。
歩行距離は9km程度ですが、けっこうなアップダウンにバテバテの一日となりましたが、
念願の三嶺南面からのアプローチが出来て大満足の水曜登山会でした。
案内には「白髪山を登ります!」とあったのですが、直ぐに浮かんだのが
昨年歩いた「奥白髪山」で、今回の物部の「白髪山」が思い浮かびませんでした。
よくよく案内を読んでみると光石からさらに先の駐車場に車を停めると書いてあったので
地図を調べてやっとその位置が判りました。
ただ、その登山口からだと山頂までは1時間もかからないコース。予定ではもう少し先まで
歩いてみますとあったので、「カヤハゲ」くらいまで歩くかな~と思いながら地図を眺めていると
「カヤハゲ」の先にはあの『三嶺』が控えているではありませんか!
「三嶺」には何度も登っていますが、いつも名頃からのコースで、今まで一度も
高知側からアプローチしたことがありません。なんせ高知側からだととにかく登山口までが遠く、
一人ではずっと二の足を踏んでしまっていました。
今回も丸亀の集合場所を6時にスタートして、登山口に着いたのが9時15分、
3時間以上かかっています。ただあわよくば「三嶺」まで行けたらな~と思いながら参加しました。
白髪山の登山口の直ぐ下は広場になっていて、トイレと小屋がありました。
9時30分前に登山口をスタート。最初は雨で崩れた丸太の階段を登って行きます。
段差はあるのですが先週の大高見峰の階段に比べると勾配も緩いので、今日は皆さん
それぞれ話をしながら登っていきます。途中、白髪の分岐から剣山に続く稜線が見えました。
階段が終わりしばらく歩くと樹林帯を抜けて四国の山特有の笹原が広がってきました。
振り返ると石立山(たぶん)が姿を現しました。
12年前、「かつおのたたきと清酒」という「土佐の仙人さん」の案内に誘われて、
REIKOさんやマーシーさんと一緒に、登山口の別府峡でテント泊と宴会をした翌日に歩いた山です。
笹原を撫でて吹き上げてくる風が心地よく、今日は順調に足が進んでいきます。
笹原に岩が露出し始めると山頂が近づいてきたのが判ります。
南側の笹原に槍ヶ岳のような珍しい形をした岩が・・・・・!
尾根に飛び出し分岐を左に折れると「白髪山」山頂です。
登山口から約50分弱。ここまではほぼコースタイムです。
山頂からは360度の展望です。正面には三嶺そして西に天狗塚に続く稜線、
東には剣山に続く山々が広がっています。いつもは落合峠から眺める景色を今日は反対側から、
初めて見る景色です。しかも落合峠からより稜線が随分とはっきりと近くに眺められます。
山頂北側の大岩テラスまで進んで、遮るもののない展望を楽しみます。皆さんも写真撮影に大忙しで、
けっきょく山頂で随分ゆっくりとした後、韮生越えへの坂を下っていきます。
途中で急坂を下っていくと一旦勾配が緩やかになり、趣のある樹林帯の中を進みます。
ただここでも鹿害が酷いのか、木の幹の周りは鹿害対策のネットで囲われた木が目立ちます。
そろそろ韮生越えかと思っていたら、急に視界が広がり目の前に三嶺。
しかもさらに急な下り坂が現れました。
足元は滑りやすく、「こんなに降らなくてもいいのに」なんてグチりながら
降りていくとススキの中に標識が・・・・・・「韮生越」に着きました。
皆さんのレポートに度々出てくる鐘を鳴らします。
先ほどの下りとカヤハゲへの登りで、少し隊の列の間が開いてきました。
揺れるススキの穂が秋が近づいているのを感じます。
登山口から2時間30分、白髪山でゆっくりし過ぎたのか予定していた時間より遅れてカヤハゲに到着。
ススキ原の向こうに、グッと近づいた三嶺が顔を覗かせました。
先行した3人でお弁当を広げていると、少し遅れて後続が到着しました。
白髪山やカヤハゲに比べると虫も少なく、お湯を沸かして北から西に広がる景色を眺めながら
ゆっくりと昼食にしました。
ここから三嶺までは2kmですが、皆さん気持ちはもうここからピストンで折り返す感じです。
ただHさんだけは三嶺まで歩きたいというので、振り返ってカヤハゲへの登り返しと、
三嶺への登りを交互に見渡しながら「どうしようかな~」と考えたのですが、これからも一人では
この高知側からの三嶺へのアプローチはできないなと思って、Hさんに便乗することにしました。
カヤハゲからしばらく下り坂が続きます。青々とした若緑の下草に背の低い白骨?樹。
その向こうに塔の丸の笹原が見え、そこから西に目をやると丸笹山にガスがかかり始めました。
歩みを進める度にどんどん三嶺が近づいてきます。
山頂直下の大岩(天狗岩とよばれているそうです)もどんどん大きく見え始めます。
近づいた天狗岩はたしか顔のように見えなくはないのですが・・・・・。岩の横には鎖がかかっていますが
巻き道を登って意外と平らな岩の上に上ってみました。
天狗岩を過ぎると山頂に広がる笹原に出ました。テキサスゲートを渡ったらあと一息!
息はゼイゼイ、足の疲れのピークで踏み出す一歩が重くてなかなか進みませんが
とにかく笹原の緑とコメツツジの緑、そして露岩の白い色のコントラストが見事で
最後になんとか踏ん張って山頂に着きました。
カヤハゲから55分。コースタイムでは1時間10分となっていたので、思ったより早く着きました。
三嶺にしては珍しく山頂に誰もいません。取り合えず腰を下ろして一息入れます。
山頂からは南側からは見えなかった、前剣山山系の矢筈山から寒峰までの稜線が見渡せます。
本当はもっとゆっくりしたいところですが、カヤハゲから戻ったメンバーが待っているはずなので
10分ほど休憩して元の道を下って行きます。
三嶺山頂からの下りでもうすでに足がヨタヨタになって来ましたが、
当然ですが帰りもカヤハゲまでの登り、韮生越から白髪の分岐までの登りが待ち構えています。
まずはカヤハゲまでの登り。
名残を惜しんで三嶺を振り返ります。
そしてカヤハゲから白髪分岐への登りが見えて、疲れがどっと出てきます。
今日最後の登りとなる白髪分岐への登りでは疲れもピークに!
まったく足が進まず数十歩進んでは立ち止まっての深呼吸です。
ようやっと登りきると三嶺がガスに隠れ始めました。
ここからは往路の道ではなく白髪小屋の手前の「ふるさと林道」への道を下ることにしました。
白髪小屋に立ち寄る余裕もなく、そのまま手前で右折して鹿避けネットのゲートを潜り、
林道への道を下って行くのですが、この下り坂が最後の最後にとんでもなく急で、
足が棒状態で一気に下る元気もなく、いつも以上に立ち止まっては水分補給をする始末。
16時5分、何とか林道に降りた時にはザックを投げ出し、道に腰を下ろして放心状態になりました。
残りの水をがぶ飲みして一息ついた頃に、カヤハゲから折り返し先に登山口に着いた先行隊が
迎えに来てくれました。これで林道歩きをしないで済むと思ったら、神様に見えました。
先行隊も林道歩きをして駐車場に着いたのが16時だそうで、お互いにこの最後の下り坂は
堪えたといいながら車に乗り込ませてもらいました。
歩行距離は9km程度ですが、けっこうなアップダウンにバテバテの一日となりましたが、
念願の三嶺南面からのアプローチが出来て大満足の水曜登山会でした。
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