KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

とうとう来た・・・・・!

2023年11月30日 | 雑記
日曜日の夕方から少し喉の奥がイガイガして咳が出た。翌月曜日に念のためマスクを

して出社。朝一番に銀行さんとの話を済ませて会議室から戻るとイガイガが痛みに変わ

り始めた。ただ家を出る前に熱を測ったら36.5度の平熱だったので出社したのだけれど

万が一があってもと思って事務所のすぐ近くの耳鼻科に駆け込んだ。

待合には子供を連れたお母さんが多く、中には何と3人のお子さんと4人のお子さんを連

れたお母さんがいた。2組とも年子のようで仲良く座ってスマホを見たりゲームをしたり

しながら待っていた。今時にしては子沢山になるのだろうか、日本の少子化には大いに

貢献しているな~なんて思いながら、じゃれ合っている子供たちを微笑ましく見ていた。

名前を呼ばれて診察室に入ると先生が『どうされました?』と、まあこれは挨拶のよう

なもの。のどの痛みを訴えた。

『お熱は?』と聞かれたので『平熱です。』と答えると、ここでワンランク下がったの

か『お口を開けてください!』とか言って診察するのが普通だが、診察する様子もなく、

『インフルとかコロナとかまでの検査まで必要ないと思うのですが、どうされますか?』

と聞いてきた。このところインフルも流行しているし、コロナの患者も出ていて診療疲れ

もあるのだろうか、熱がないので割と悠長な雰囲気の先生に、すかさず『コロナの検査を

お願いします』と言うと、『何か思い当たる事がありますか、コロナの患者さんと最近接

触したとか』と少し慌てだした。どうやらランクが少し上がったようだ。

『それなら検査をするので外の駐輪場で待っていてください』と結局口頭だけの診療に終

わって外に出た。

しばらくして先生が出てきて『横を向いてください』と言われて先生の正面から横を向くと、

綿棒を長くしたようなもで鼻の奥までぐりぐりとかき回された。

待合室に戻って15分ほど待っただろうか名前を呼ばれて『外の駐輪場で待っていてください』

とアナウンスがあった。周りの人は気づかなかったようだが『あ~あ』とため息。なんだか

不合格の通知のアナウンスをされたような気分だった。

そのあと駐輪場にやってきた先生が『陽性でした』と一言。『発症日が分かりませんがまずは

5日間は自宅で待機をしてください、そのあと2週間ほどは周りの人にエチケットとして気を使

った行動を』と言って薬の説明と、会計も受け付け横の窓腰に、その後調剤薬局も入れないの

で車の中で待っていてください、お薬を持っていきますと言われた。



事務所に帰ってメールを何通か返信をして、総務課に報告した後ノートパソコンをカバンに入

れて自宅に帰った。『自分だけは罹らないなんて慢心だな』と思いながら、どこで?感染した

のか考えた。まず浮かんだのが2週間前に一緒に山に出かけた山仲間の顔だった。コロナ明け

だと言っていたが、何日か経っても体調に変化はなかった。そして次に思いついたのが先週に

会食に招待され2次会で若いきれいなおねえちゃんとワイワイと騒いだことだった。その時は

帰りにお土産までもらったのだが、まさかこんなお土産まで貰ってしまうなんて。まだまだ手

放しでコロナ前の状態にはなっていないんだと痛感した。


帰りながら奥様にコロナ陽性だったことをLINEをすると、慌てて返事が返ってきた。

『家には基礎疾患のあるおばあちゃんがいるし、ホテルに泊まる』と。イヤイヤ、5類になっ

た今、ホテルに泊まってもただの宿泊客で、外にも出られずに食事もできずに、その内『市内

のホテルで餓死者の変死体』なんてニュースになるやろう!なんて思いながら帰宅した。

家に着くと早速超A型の奥さん、色々調べたのは行動指標4か条がLINEで送られてきた。

先ずは2階の息子の部屋に隔離、出ない事から始まり色々と書かれてあった。

母親には母屋からこちらにはしばらく来ないようにと伝え、行動指標の通りに息子の部屋で

横になる。まだそれでものどの痛みだけで熱は出ていなかった。


翌日になると急に発熱、最終的には40.5度の高熱になった。久しぶりの高熱に驚いたが、

子供のころは熱が高くなるといつも同じ夢を見た。真っ白な雲の中に白い階段が上に向かって

続いていて、その先に大きな背の高い門があった。階段を登って行くとその門は鍵が閉まって

いて結局開けて中に入ることはできなかった。門を開けて入ると果たして天国だったのか?、

今回はその天国への階段の夢は見ることはなかった。


ほぼ一日高熱が続き、熱が下がった後ものどの痛みは治まらなかった。ロキソニン系の痛み止

めを飲むとしばらくは治まったが、時間経つと唾を飲み込むたびに喉の奥が傷んだ。

一日中布団の中で過ごしているとカーテンを閉め切った部屋では、朝夜の区別がつかなくなった。

それにしても病床だとはいえ自分でも驚くほど眠っている。昼間寝ているので夜は寝られないだろ

うと思ったら、眠りにつくと朝まで目が覚めなかった。まるで一年の眠りの足らなさを補っている

かのようだった。


そして今日になってようやく熱も落ち着き、のどの痛みもマシになりパソコンのキーボードを叩く

気分になった。とは言えこの間も電話はかかりメールの返信はして、管理システムの入力もしてき

た。病院に入院ではなく自宅療養だとやはり仕事と隔絶した世界という訳にはいかないようだ。

とにかく残り2日間。これも若いねえちゃんからの土産ではなく、神様がのんびりするようにとく

れた土産だと思って、できるだけ仕事から離れてゆっくりすることにしよう。


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