係りつけの医者から『一度大きい病院で検査を受けた方がいい』と言われた母親を
高松市内の病院に送って行くため今日のお山はお休み。と思っていたら検査の予定が延期になり
一日予定が空いてしまった。そう言えば昼間に山さんから今日は5人で
剣山と次郎笈へ出かけると連絡があったのを思い出し、『明日は見ノ越は何時くらいですか?』と
夜になってメッセージを入れてみた。
8時30分の予定が車の前をバスが3台も走っていて狭い国道438号線では、なかなか追い抜く場所がなく
結局10分ほど遅れて見ノ越に到着しました。先週に続いて二週連続で同じ山なんて・・・・と思ったけれど
先週があまりにもグダグダで体力の低下を痛感したので、同じ山を歩いたらどれくらい体力が戻っているのか
判りやすいのでは・・・・そう思って急遽参加して5人のメンバーと一緒に駐車場をスタートしました。
先週に見た劔神社の石段の提灯は片づけられいつもの静まり返った神社を通り抜けて登山道へと向かいます。
ますは西島駅までの1.4km。まだ陽の当たらない森の中でヒグラシの寂しげな声が響き渡ります。
山さんと山奥さんが快調に歩いて行きます。先週はスタート直後から重かった脚も
今日はまだ大丈夫なようです。
梅雨が明けたらしいのですが、山頂はまだ姿を現しません。
西島神社の大岩ですでに降りてくる男性とすれ違います。話を聞くと山口県から来て車中泊して
剣山と明日は石鎚山を登るとの事。話を聞いて羨ましい~と思っていたら後ろから来たあっちゃんが
『KAZASHIさんはまだまだ先やね!』と声を掛けてきました。それでもやはり体力のあるうちに車中泊しながら
旅をしてあちこちの山を歩いてみたいと夢見ます。
西島駅までペースも良く40分ほどで到着しました。徐々に晴れては来ていますがまだ三嶺には雲がかかっています。
リフト乗り場の花畑の横を通り山頂に向かいます。しだいに雲が流れて青空が広がり始めました。
雲の影に覆われた赤帽子山の山頂と陽の当った稜線。その影が動いてコントラストがきれいです。
刀掛けの松で後続を待つ間にあっちゃんとセニョさんが案内板を見ながら、なにやら話をしています。
するとあっちゃんが『この鎖場って?』と聞いてくるので
『以前に雨上がりの後降りようしたら足が滑って死にそうになりました!』
と答えると『乾いてたら大丈夫?』とか『どれぐらいの高さ?』とか矢継ぎ早やに聞いてきます。
は・は~んこの二人行くつもりやな・・・・!。すると山さんが『あっちゃんの前で、怖かったとか死にそうやったとかは禁句!』
と言って笑っています。あっちゃんが最後に『そう、死にそうやったん。』と言いながらニヤリとしたのを私は見逃しませんでした。
案の定メンバーと別れてニコニコしながら二人は行場へと歩いて行きました。
行場への道はこれからキレンゲショウマのシーズンに向けて草刈りの作業をしています。
シーズンになれば登山者だけでなく一般の人も訪れる道です。行場は結構昇り降りがあって気を遣う場所もあります、
苦労して整備してくれている人の為にも、今年も事故のないように願います。
刀掛けの松からひと登りで山頂です。木屋平方面はまだ雲が厚くのしかかっています。
山頂ヒュッテの温度計は22度。神社前の展望台で吹き上げてくる涼しい風に吹かれながら後続を待ちます。
山奥さんと波平さんが登ってきました。
しばらくしてセニョさんから電話がかかってきました。
『道を間違えたわ!』と。どうやら鎖場の手前で間違って上に上がってしまったようです。
その内にあっちゃんとセニョさんが登ってきました。
全員が揃ったところで山頂へと向かいます。何度歩いても、例え二週続けて歩いてもこの山頂の木道歩きは
これぞ山・山・山!といった雰囲気がして飽きることがありません。
三角点の前で恒例のばんざい!
三角点の西側では当たり前ですが先週と同じようにたおやかな姿の次郎笈が横たわっていました。
そんな次郎笈の山容もさることながら、この剣山からのクマザサの緑の稜線とそこに縫うように続く登山道が見渡せる景色は
やはり四国でも有数の眺望だと思います。
一旦鞍部まで下って行きます。後続も意外と急な剣山からの下りを慎重に歩いてきています。
大岩の横を過ぎると鞍部です。
振り返って見る剣山の姿も次郎笈に負けず劣らず秀麗です。
すると後ろにいたあっちゃんが『お腹が空いた~』と言っています。このフレーズはいつもは山さんの専売特許なのですが、
今日は珍しくあっちゃんんが『あとどれくらいかな~?』とか山頂手前の小ピークを見て『あれが山頂かな~?』と聞いてきます。
いつもは登りでもほとんど立ち止まることがないのに度々立ち止まっては一息入れています。
今日は完全にシャリバテのあっちゃんです。
さらに後ろから来る山さんも『お腹空いた~!』といつものように声をあげています。
山頂は雲が日差しを遮ってくれていてさほど暑くもなく丸石・高ノ瀬そして三嶺へと続く稜線が見渡せます。
丁度昼時、まとわりつく虫を手で払いながらお昼ご飯にします。
去年波平さんとわかめちゃんと一緒に一の森から剣山を歩い時は来れなかった次郎笈。
次は次郎笈まで歩こうねと約束したのに、先週わかめちゃんと抜け駆けをして一緒に次郎笈まで歩いてしまったので
波平さんには申し訳なく思っていた気持ちが、これで何とか晴れました。
西側に広がる眺望に名残惜しみながら山頂を後にします。
この剣山と次郎笈はどちらの山頂から眺めても、そして途中の稜線からどちらの山を見ても美しく
本当に楽しく歩ける道です。
鞍部を過ぎて少し登り返すと西島駅への分岐です。ここから左に降りてトラバース道を歩いて行きます。
西島駅では朝に会ったバスに乗ってきたのか高校生の団体がリフトに乗って降りて行っています。
若い高校生と一緒に山登りの引率する先生も大変でしょうね。
ベンチに腰掛け一息入れていると、ふと後ろを見るとセニョさんがベンチに座って船を漕いて(居眠り)います。
今朝は夜中に目が覚めて睡眠不足で随分とお疲れの様です。
山さんの『船が出るぞ~!(笑)』の掛け声で出発です。
見ノ越までの下りで膝がカックンとなって痛みが出てきました。それでも何とか駐車場に着くと
今日は去年の同じコースと比べても随分と速い時間で歩けたと山さんが教えてくれました。
やはり休まず続けて歩くのが体力維持に大切だなと感じた二週続けての剣山でした。
見ノ越を出て夫婦池までの間にあるみどりの一里塚で恒例のコーヒータイムです。
今日はセニョさんが美味しいコーヒーを淹れてくれました。
これだけの人数のコーヒーを淹れるときは、少し濃いめに淹れて後でお湯で足した方がいいそうです。
時間をかけて淹れるといぐみがでてしまうそうで、なるほどさすがプロです。
美味しいコーヒーを飲みながら雑談をした後、
ベンチの側から見える太郎と次郎に別れを告げて、体力測定の一日を終えて帰路につきました。
高松市内の病院に送って行くため今日のお山はお休み。と思っていたら検査の予定が延期になり
一日予定が空いてしまった。そう言えば昼間に山さんから今日は5人で
剣山と次郎笈へ出かけると連絡があったのを思い出し、『明日は見ノ越は何時くらいですか?』と
夜になってメッセージを入れてみた。
8時30分の予定が車の前をバスが3台も走っていて狭い国道438号線では、なかなか追い抜く場所がなく
結局10分ほど遅れて見ノ越に到着しました。先週に続いて二週連続で同じ山なんて・・・・と思ったけれど
先週があまりにもグダグダで体力の低下を痛感したので、同じ山を歩いたらどれくらい体力が戻っているのか
判りやすいのでは・・・・そう思って急遽参加して5人のメンバーと一緒に駐車場をスタートしました。
先週に見た劔神社の石段の提灯は片づけられいつもの静まり返った神社を通り抜けて登山道へと向かいます。
ますは西島駅までの1.4km。まだ陽の当たらない森の中でヒグラシの寂しげな声が響き渡ります。
山さんと山奥さんが快調に歩いて行きます。先週はスタート直後から重かった脚も
今日はまだ大丈夫なようです。
梅雨が明けたらしいのですが、山頂はまだ姿を現しません。
西島神社の大岩ですでに降りてくる男性とすれ違います。話を聞くと山口県から来て車中泊して
剣山と明日は石鎚山を登るとの事。話を聞いて羨ましい~と思っていたら後ろから来たあっちゃんが
『KAZASHIさんはまだまだ先やね!』と声を掛けてきました。それでもやはり体力のあるうちに車中泊しながら
旅をしてあちこちの山を歩いてみたいと夢見ます。
西島駅までペースも良く40分ほどで到着しました。徐々に晴れては来ていますがまだ三嶺には雲がかかっています。
リフト乗り場の花畑の横を通り山頂に向かいます。しだいに雲が流れて青空が広がり始めました。
雲の影に覆われた赤帽子山の山頂と陽の当った稜線。その影が動いてコントラストがきれいです。
刀掛けの松で後続を待つ間にあっちゃんとセニョさんが案内板を見ながら、なにやら話をしています。
するとあっちゃんが『この鎖場って?』と聞いてくるので
『以前に雨上がりの後降りようしたら足が滑って死にそうになりました!』
と答えると『乾いてたら大丈夫?』とか『どれぐらいの高さ?』とか矢継ぎ早やに聞いてきます。
は・は~んこの二人行くつもりやな・・・・!。すると山さんが『あっちゃんの前で、怖かったとか死にそうやったとかは禁句!』
と言って笑っています。あっちゃんが最後に『そう、死にそうやったん。』と言いながらニヤリとしたのを私は見逃しませんでした。
案の定メンバーと別れてニコニコしながら二人は行場へと歩いて行きました。
行場への道はこれからキレンゲショウマのシーズンに向けて草刈りの作業をしています。
シーズンになれば登山者だけでなく一般の人も訪れる道です。行場は結構昇り降りがあって気を遣う場所もあります、
苦労して整備してくれている人の為にも、今年も事故のないように願います。
刀掛けの松からひと登りで山頂です。木屋平方面はまだ雲が厚くのしかかっています。
山頂ヒュッテの温度計は22度。神社前の展望台で吹き上げてくる涼しい風に吹かれながら後続を待ちます。
山奥さんと波平さんが登ってきました。
しばらくしてセニョさんから電話がかかってきました。
『道を間違えたわ!』と。どうやら鎖場の手前で間違って上に上がってしまったようです。
その内にあっちゃんとセニョさんが登ってきました。
全員が揃ったところで山頂へと向かいます。何度歩いても、例え二週続けて歩いてもこの山頂の木道歩きは
これぞ山・山・山!といった雰囲気がして飽きることがありません。
三角点の前で恒例のばんざい!
三角点の西側では当たり前ですが先週と同じようにたおやかな姿の次郎笈が横たわっていました。
そんな次郎笈の山容もさることながら、この剣山からのクマザサの緑の稜線とそこに縫うように続く登山道が見渡せる景色は
やはり四国でも有数の眺望だと思います。
一旦鞍部まで下って行きます。後続も意外と急な剣山からの下りを慎重に歩いてきています。
大岩の横を過ぎると鞍部です。
振り返って見る剣山の姿も次郎笈に負けず劣らず秀麗です。
すると後ろにいたあっちゃんが『お腹が空いた~』と言っています。このフレーズはいつもは山さんの専売特許なのですが、
今日は珍しくあっちゃんんが『あとどれくらいかな~?』とか山頂手前の小ピークを見て『あれが山頂かな~?』と聞いてきます。
いつもは登りでもほとんど立ち止まることがないのに度々立ち止まっては一息入れています。
今日は完全にシャリバテのあっちゃんです。
さらに後ろから来る山さんも『お腹空いた~!』といつものように声をあげています。
山頂は雲が日差しを遮ってくれていてさほど暑くもなく丸石・高ノ瀬そして三嶺へと続く稜線が見渡せます。
丁度昼時、まとわりつく虫を手で払いながらお昼ご飯にします。
去年波平さんとわかめちゃんと一緒に一の森から剣山を歩い時は来れなかった次郎笈。
次は次郎笈まで歩こうねと約束したのに、先週わかめちゃんと抜け駆けをして一緒に次郎笈まで歩いてしまったので
波平さんには申し訳なく思っていた気持ちが、これで何とか晴れました。
西側に広がる眺望に名残惜しみながら山頂を後にします。
この剣山と次郎笈はどちらの山頂から眺めても、そして途中の稜線からどちらの山を見ても美しく
本当に楽しく歩ける道です。
鞍部を過ぎて少し登り返すと西島駅への分岐です。ここから左に降りてトラバース道を歩いて行きます。
西島駅では朝に会ったバスに乗ってきたのか高校生の団体がリフトに乗って降りて行っています。
若い高校生と一緒に山登りの引率する先生も大変でしょうね。
ベンチに腰掛け一息入れていると、ふと後ろを見るとセニョさんがベンチに座って船を漕いて(居眠り)います。
今朝は夜中に目が覚めて睡眠不足で随分とお疲れの様です。
山さんの『船が出るぞ~!(笑)』の掛け声で出発です。
見ノ越までの下りで膝がカックンとなって痛みが出てきました。それでも何とか駐車場に着くと
今日は去年の同じコースと比べても随分と速い時間で歩けたと山さんが教えてくれました。
やはり休まず続けて歩くのが体力維持に大切だなと感じた二週続けての剣山でした。
見ノ越を出て夫婦池までの間にあるみどりの一里塚で恒例のコーヒータイムです。
今日はセニョさんが美味しいコーヒーを淹れてくれました。
これだけの人数のコーヒーを淹れるときは、少し濃いめに淹れて後でお湯で足した方がいいそうです。
時間をかけて淹れるといぐみがでてしまうそうで、なるほどさすがプロです。
美味しいコーヒーを飲みながら雑談をした後、
ベンチの側から見える太郎と次郎に別れを告げて、体力測定の一日を終えて帰路につきました。
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