Fun Trailsの奥宮実行委員長より木でできた素朴な「Finisher メダル」が定型封筒に入れられて届けられた。大きな事故のため途中大会中止になって、Finisher全員に渡せなかったので、参加者全員に送付するものだという。リタイア者を見込んで、100個ほど少なく用意していたのだろうか、急遽100個追加で作成したので、遅れたのだという。あれから1か月しか経っていないのに、何という気配り方なのだろう。落ち込んだだろうに、大会主催者のあったかなクリスマスプレゼントとして、お守り代わりに大事にして行こう。裏面に「再開と成功を期す」と認めた。スギの香りだろうか。鼻を寄せると秩父の小道の思い出がかすめる。
久々に、秩父や奥武蔵の山道を歩いていて、さすがに首都圏の奥座敷、あちこちに、ハイキングコースがめぐらされ、標識や休憩スポットも整備され、エスケープルートとからの西武秩父線や秩父鉄道の駅も間近にひかえているので、安心・安全に山で過ごすことができるのであって、秋から春にかけての遊び場所として、あるいは、トレーニング道場として理想的なエリアだとつくづく思う。
今は、Fun trailsで配布された地図や山と高原地図「奥武蔵・秩父」や「雲取山・両神山」をダウンロードして、仮想ハイキングを楽しんでいるが、来年の2月末に東京に行く機会があるので、これらエリアに飛び込んで、Trailsを満喫しよう。この時期、春の大雪を降らせる寒冷前線が通り抜けなければ、足元には、福寿草や節分草といった早春の妖精も笑みを浮かべていることだろう。
しかし、まずは、武甲山と小持山・大持山周辺を訪ね、無念にも大会でなくなった方の御霊に合掌してこようか。どこから登ろうか。計画します。
なお、埼玉県警は、防災ヘリの有料化に動いているし、低山といえども躓いただけで重症化するリスクを抱えたお年頃、どんな低山であっても、登山計画と山岳保険の加入を怠りなく、2018年を生き抜こう。
「週間ヤマケイ」から
埼玉県の山岳登山安全対策への取り組み
防災ヘリコプターの救助有料化など
埼玉県では2018年1月1日から埼玉県内で登山するにも救助活動するにも危険が伴う「山岳区域」において遭難し、埼玉県防災航空隊の緊急運行により救助を受けた方に手数料を納付していただくことになりました。
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県が指定する「山岳区域」は下記になります。
①小鹿野二子山西岳中央峰山頂からの水平距離1km以内の区域
②両神山頂からの水平距離3km以内の区域
③甲武信ヶ岳山頂からの水平距離5km以内の区域
④日和田山南麓の男岩からの水平距離100m以内の区域
⑤笠取山山頂からの水平距離5km以内の区域
⑥雲取山山頂からの水平距離3km以内の区域
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手数料額は救助活動における県防災ヘリコプターの飛行時間5分につき5000円。ヘリコプターが防災航空センター(川島町)から離陸した時刻から、医療機関(救急車)への搬送完了までの時刻まで、で計算し、5分に満たない端数は切り捨てになります。
その他、詳細につきましては、下記URLをご参照ください。
「埼玉県防災航空隊の緊急運行業務に関する条例」の改正について
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0402/herizyourei/herizyourei.html
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また、埼玉県ではこの有料化の制度とあわせて、安全対策の啓発キャンペーンを実施しています。アニメ・コミック『ヤマノススメ』とコラボレーションしたポスターやリーフレットを作成し、制度のPRも展開しています。
悲惨な遭難事故が発生しないよう、心がけましょう。