かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

回想の山 忘れえぬ西表島古見岳ルート

2020-05-19 11:03:00 | 日記

昨晩のBSプレミアム「にっぽん百名山」では、八重山でカヌー案内人を務める海洋冒険家八幡暁さんがガイド役となって西表島の最高峰古見岳(コミダケ)を特集していたので、懐かしく拝見した。

この山は、石垣在住時に山好きやランナーらと都合4回も登った八重山地方最愛の山であり、実は、2018年の秋に職場関係の仲間らと2日間西表で遊んで、1日目は、その八幡さんの案内で片道2時間のカヌーを漕いで30分歩いて到達する「ナーラの滝」ツアーを行い、2日目は、オイラがガイド役を務めて、この古見岳を登ったという楽しい思いでがある山なのだ。それで、八幡さんのことも、古見岳のことも、つい1年半前のことだが、涙の出るほど懐かしく思い感激してしまった。

この山に至るには、東側の相良川(アイラ)コース、と西側のユツン川コースがあって、延べ6年という石垣島在住中、相良川から2回、ユツン川から2回登っており、どちらもそれぞれ途中の川歩きの楽しみもあって、どちらも楽しいのだが、相良川コースはが少し長く、最近は荒れ始めてきたので、今後は、このNHKの紹介もあったので、ユツン川ルートがメインとなっていくのではなかろうか。それでも、往復7~8時間の立派な山歩きである。

2018年にユツン川を登って相良川に下った際に、あまりにも相良川コースが荒れていて、藪で手や顔に傷をつくったり、ハブの恐怖も増したので、森林管理事務所に整備をしないのかと問い合わせたことがあったが、「登山道でないから整備はしていない。」と、つれない返事であった。

たしかに西表の二万五千図には登山道の印がないので、ただのジャングルにすぎないのだろうが、踏み跡も赤テープによる案内も、頂上のヤマネコモニュメント石像もあり、山と渓谷社のガイドブックにも記され、2年に1回は地元中学生の遠足コースにもなっているという話なのだから、国は、少しだけ予算をつけて、せめてコースの刈払いだけでも何年かに1回行うべきではないだろうか。

いずれにしても、愛すべき日本最南端の山、わずか500mに満たない南島の山ではあるが、頂上からは石垣島や小浜島など八重山の島々がコバルトブルーの海に浮かび、しばらく寛ぐと涼しい風にうっとりし、何時間でもいたい草むらの山頂なのだ。

4回登って、4回とも頂上にたどり着いたときの仲間の笑顔が忘れられない、懐旧の山である。(涙)

 

NHKにっぽん百名山

 

 

 

古見岳山頂でイリオモテヤマネコの石像をもって感激するアホタン

 

 

 

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