目が覚めて空を眺めると青空だった。時計を見ると、もう日の出時間が迫っていた。三日前に構想していた、青葉城址の日の出時刻に合わせたスロージョギングは早くも頓挫している。好きではないが、明日からアラームを設定して、3時には立ち上がろう。不思議だが、テント場ではアラームがなくとも2時か3時までには目覚めて、もぞもぞしている。尾瀬では、8月になっても同じころにホトトギス君がおちこちで囀っていたが、彼らがアラームの役割を果たしていたのかもしれない。
日の出時刻から30分以上たってからの、ジョギングスタートだったがまだ朝方は涼しく、心地良い汗がにじむ。ひさびさに「ランナーズハイ」を感じた。このスロージョギングというスタイルは、あるいは「ランナーズハイ」にいたる脳内物質の生成に関して、いままでのランニングより効率がいいのかもしれない。速さや記録に問われない、このあらたな走り方、勤め人をしていた頃は、朝の一定時間だけ、大会完走のために一定のスピードを維持することにに勤めていたが、そのような制約がなくなったのだから、もっと長くてゆっくりで自由でいいのかもしれない。体が慣れてきたら、トレランで使ったクロスランナーバックを取り出して県内をウロウロしよう。「こころとからだの健康」のためなので、不要不急とは言わせない。
朝日がまぶしい青葉城址
久々に、青空の船形山系の稜線が望めた。一番左奥がオイラの母なる山「後白髭山1422M」
もうあらゆるレースは卒業したと思っているが、2年連続中止となっている西表島の「やまねこマラソン」には10K部門だけでもエントリーして、沖縄の友人たちとまた酒を酌み交わしたいと思っている。しかし、八重山諸島の昨今のコロナ「実行再生産数」が2.0を超え世界最悪の状況だとか。(泣)