かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

はるかな尾瀬 とおい空

2021-08-03 08:54:43 | 日記

今朝、朝4時に起きて50Lザックにテント、寝袋、4日分の食料などを詰めていると遠くでカナカナが合唱を始めた。東の空に美しい朝焼け雲が浮かんでいる。カナカナの声に目覚めたのかミンミンが近くの樹で鳴き始めた。日が射し始めたころ、こんどはツウツクホウシが「法師」という名にふさわしい静かで落ち着いた音色とリズムを奏でる。ツクツクが鳴きだすと立秋が近いのだと感じる。この土曜日が立秋なのだが、まだまだ炎天が続きそうだ。陽がすっかり登ると、セミたちも酷暑を感じ取ったか皆押し黙った。

白馬から帰って、連日のオリンピック騒ぎにも巻き込まれて、オイラも泣き笑いさせられっぱなしだが、そんな日常にも飽きてきたし、そろそろ「全国的なコロナのまん延」による県間移動の自粛もいいだし始めたので(聞く耳は持たないが)、今日は18キップで福島県に移動し、明日尾瀬の山域に入ろうと決めた。オリンピックが終わるまで、山に引きこもろう。

尾瀬には、1970年代に鬼怒沼から入ったのが初めて、燧岳や会津駒を登った。その後、2004年ころに至仏山や平が岳に登った。「2004年ころ」といったのは、その年の「山と高原地図」があるため。つい昨日のことだと思っていたらもう18年という歳月を数えている。

いまは、昭文社のアプリで最新版の「山と高原地図」をダウンロードしていてGPS機能もあるのでいつも現在位置を確認できるので、それだけでいいのだが、やはり紙の地図も持っておきたいが、さすが18年前の地図では情報も危ういので、きのう2021年版を買ってきた。2枚の地図を読み比べ歳月を感じるのも楽しい。会津駒にもはやテント場はないし、キャンプ場の名前も随分と変わっている。

さあ、尾瀬に行ったらどの山に登って、どの湿原を訪ねようか。いろんな道があって、いろんな選択肢がえらべるのも尾瀬の良さ。テント場で、思案しよう。

 

 

 

 

 

 

 

コメント