里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干天でもブロッコリー2回目の植付け

2023年08月31日 | 畑:花菜類

ブロッコリーの植え付けをしました。
相変わらずの干天。植付けは夕方にかけての作業です。
ブロッコリーは2回に播いており、これが2回目。
品種は1回目と同じくサカタのタネの「緑嶺」。
畑は半月余り前に苦土石灰を全面散布し耕耘、10日ほど前に畝の位置に元肥の肥料を帯状に施用し耕耘しています。
植付け前に再度ロータリー耕耘。


この畑は強粘土質ですが、今年は乾燥しているため比較的ごろ土になっていない方です。
帯状全層施肥した中心位置に目印線を付けます。


例年は管理機で畝立てしますが、今年は鍬のみで行います。
乾燥が甚だしいため畝は僅か盛るだけにしました。平畝に近い状態です。
畝間は広めの80㎝。


ホーラーで植え穴を開けるつもりでしたが、崩れやすく断念。移植ベラを使用。
株間は30㎝。


植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


これが植付ける苗。


種播きは8月10日。
49穴の連結ポットに播きました。
異常な高温下での育苗で、徒長気味ながら日数の割にはまずまずの苗です。
少し早めの植付けとなりました。
ポットの苗を配置。根鉢は十分できているので、根崩れはありません。


植付け。


植付け終了。


切りわらを敷きます。


乾燥防止と土の固結対策です。今年は灌水せざるを得ないので敷きわらがないと大変です。
この後灌水。干ばつ状態で灌水の負担が甚だ大きい。この後も水を掛けないと駄目でしょう。
連日ですっかり日が暮れました。暑さは異常ですが、確実に日は短くなっています。
これは1回目に植えたブロッコリー


植付けて3週間ほど。今年は高温乾燥で何度か灌水しました。
僅かに欠株はありますが、まずまずの生育と言って良さそう。


冬キャベツの植付け

2023年08月30日 | 畑:葉菜類

冬キャベツの植え付けをしました。
炎天下では人間のみならず苗にも悪く、夕方にかけ作業します。
半月余り前に苦土石灰を全面散布し耕耘、10日ほど前に畝の位置に元肥の肥料を帯状に施用し耕耘しています。
植付け前に再度ロータリー耕耘。
帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


今年の畝立ては管理機を用いず鍬のみで。
乾燥甚だしいため畝は僅か盛るだけにし、平畝に近い状態です。
畝間は広めの80㎝。
強粘土質のためごろ土が目立ちますが、この場所としては例年よりずっとましです。
これが植付ける苗。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。
当地では真冬のキャベツが通称寒玉。そのまま品種名に冠されています。
雪中甘藍としても使えます。
ここ数年この品種を用いています。欠点はあるものの大玉になるのが魅力。
種播きは8月10日。
49穴の連結ポットに播きました。
あまりに気温が高過ぎました。秋キャベツの時よりズングリ型です。
それでも日数から言うとこんなものかもしれません。
小さい方が活着しやすいと考え、早めに植付けることにしました。
ホーラーで植え穴を開けるつもりでしたが。


土が乾燥しており、崩れて思うようにいきません。移植ベラを使うことになりました。

株間は30㎝。狭めですが、この品種は広くすると大きくなり過ぎます。


小生は無農薬栽培ではないので、植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


苗を配置。小さいながら根鉢はしっかりしており、根崩れはしません。


植付けました。


植付け終了。小さく頼りなさそうに見えます。


切りわらを敷きます。
これは乾燥防止と土の固結対策のためです。特に今年は活着までの乾燥対策。


この後、しっかり灌水。すっかり日が暮れてしまいました。


異常な高温乾燥でしたが、大きくなりました。

中晩生ハクサイの種播き

2023年08月29日 | 畑:葉菜類

中晩生ハクサイの種播きをしました。ほぼ予定通り。
直播きです。
2週間ほど前に苦土石灰を全面に、畝になる位置に緩効性肥料を幅40㎝くらいに施用し耕耘しています。
種播き前に再度ロータリー耕耘しました。
帯状全層施肥した中央位置に目印線を付けます。


畝立てにはいつも管理機を用いるのですが、今回は鍬のみで。
気温が高く乾燥しているため畝は少しだけ盛ります。平畝に近い状態です。


例年は粘土質でごろ土になりやすいのですが、今年は乾いているためその点はやりやすい。
ドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。


85日タイプのつもりでしたが、馴染みの店になく今年も80日タイプになりました。
黄芯系の品種であまり大きな違いはないだろうとは思います。
畝間80㎝、株間は中晩生品種としては少々狭い30㎝。


毎年大きくなりすぎる傾向にあるので株間は敢えて狭くしています。
1カ所に指で一つまみ、7、8粒播きます。多めに播いて数本確実に発芽させるようにします。


鍬で覆土し、軽く鎮圧。
播き壺の脇の土を、鍬を使って覆土するのが小生流のやり方です。


今年は土の状態が良く作業はやりやすい。


さらに、おがくずを掛けます。


これで、乾燥や雨に叩かれて土が固まるのを和らげます。
今年は高温乾燥甚だしく、しっかり灌水しないといけません。
ただ、灌水で湿った後に高温になるため、それで土が固まりやすい。


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。
発芽はまずまず。1回目の間引きを行い3本立てくらいになっています。
灌水と少々の降雨の後、干ばつ状態になり土が割れています。

ピーマンの支柱を上げ「ふところ枝」を整理

2023年08月28日 | 畑:果菜類

ピーマンは6月20日過ぎから穫り始め、7月10日頃から収穫最盛となりました。
品種は「京みどり」。
当初心配したエソ系ウイルスは杞憂に終わり、生育は順調。旺盛です。


但し、株間が少し狭く、株による強弱が多少見られるようになりました。


誘引は中央の1本の支柱と廃材を利用した横パイプを上げていく簡易な方法です。
横パイプは縦のパイプ支柱にフックバンドで止めています。


枝が伸びてきたのでこれを上げます。
横パイプに枝が密着すると、誘引止めしなくとも枝は動きません。
フックバンドを完全には止めていないので、下から上に軽く叩くだけで簡単に上がります。


20㎝ほど上げました。
この後も横パイプを上げていくので、最後までフックバンドは完全には止めません。
これで最後まで問題なく持っています。
反対側の横パイプも上げました。


全ての支柱が上がりました。


ピーマンは分枝が多いので多少の枝折れなどは気にしなくとも大丈夫。
次は簡易な整枝。「ふところ枝」の整理を行います。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
ピーマンは花芽が着くごとに2本に分枝し、枝が増えていきます。放置すると手に負えなくなります。
まだ株を上からのぞき込むことが可能です。まだ一度しかやっていないのでかなり茂ってきました。


中心が透けて見えるように枝を間引きます。


一株で結構な枝の間引きとなりました。


これで光線が中まで入るようになり着果や肥大が良くなります。
風通しが良くなることから病害虫対策にも有効です。
「ふところ枝」の整理が終わりました。


尻腐れ果が見られます。トマト同様尻腐れ病と名がついていますが、石灰欠乏症です。
今年のような異常な高温乾燥では石灰の吸収が悪くなり、多少の発生はやむを得ません。


盛んに穫れ続けています。

「京みどり」はもともと縦長で果肉がやや薄く軟らかな中型のピーマンです。
それでもこの時期になると厚みが出て肩も張ってきます。



九重栗カボチャの2番果を完熟で収穫

2023年08月27日 | 畑:果菜類

完熟したカボチャの2番果を収穫しました。
品種は九重栗EX。


すべてが完熟に達したと見て纏めて穫りました。
今年のカボチャの仕立て方は少々変則。
親蔓と子蔓の2本仕立てと3本仕立ての組み合わせとなりました、
したがって、開花は綺麗には揃っていません。
1週間くらいのずれがあることを念頭に置いています。
1番果を着けた後、さらに2番果、3番果と着けるよう蔓を伸ばしています。
スペースを確保し、主枝の長さは10mを越えているでしょう。


主枝のわき芽は全て掻くのが基本ながら終盤は半放任。
雑草も伸びていますが、大きくなった雑草を取るくらいのもの。


1番果は8月上旬で全て穫り終えました。追熟しつつ今も食しています。
完熟で穫る目安は受粉後45日としています。
1番果を穫る際、今年の平均気温の積算温度を確認してみました。
すると、今年は1日平均3℃高く、40日ですでに完熟に達していることが分りました。
その後も異常な高温は続き、計算上は2番果はさらに短縮されていることになります。
2番果が開花したのは7月10日前後。
1週間のタイムラグを考慮しても全てが完熟に達していると思われます。
株元から4、5mの辺りに2番果が着果しています。


当初あまり着果が良くないかと思いましたが、思いのほか留まっています。
軸には多数のひび割れが出て褐色に変色。完熟に達している証拠です。


纏めて収穫しました。


この辺りが3番果。株元から6、7mの位置です。


3番果としては珍しく非常に着果が良い。葉もまだ青々元気です。


7月20日過ぎくらいの開花が多く、早いものは軸がかなりひび割れ変色してきました。


3番果の先には10枚以上の葉を付けてピンチしています。
3番果でも健全な葉が十分あって完熟すれば確実に美味しいカボチャになります。
冬至カボチャ用の遅穫りカボチャがこの環境下では甚だ怪しい。
3番果を遅くまで保存するようになるかもしれません。
収穫した2番果は早く着果したと思われる順に、右から3個ずつ分けて取り置きます。


1番果で出た日焼けも殆どなく、2~3㎏と揃っています。
1番果をまだ食している最中。完熟間違いなしなので試し切りしませんでした。