里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

原木しいたけの植菌をする

2019年01月31日 | 山菜
切り出したナラの原木にしいたけの植菌をしました。
 少し早いのかもしれませんが、乾燥し切り口にひび割れが出てきたのでやることにしました。
 道具と種駒を準備します。

 
 種駒は、なじみの農業資材屋さんにあるのはこの種駒だけでした。日本農林種菌の「すその360」という品種。

 結構な値段なので500個入りを3袋購入し、使い切ったところで終了することにしました。

 一応、マニュアルを確認しながら作業を進めます。
 まず電動ドリルで穴を開けます。穴の数の標準は、長さ1メートルの原木の場合、太さの直径の4倍となっています。私の場合は長さ90センチなので3.6倍と換算しました。穴の間隔は17~18センチ、列の間隔は3~4センチで千鳥に植えますが、最初確認すればあとは感覚です。

 穴を開けたところに種駒をハンマーで打って植え込みます。

 植え込みが終わりました。

 このように枝を切ったところはまわりに多く植え込みます。

 この原木は直径10センチで36個植え込みましたのでぴったり標準でした。

 この原木は理想とされる直径10~15センチのものからは大きく外れる22センチありました。80個植え込みましたので大体標準には達しています。


 以前、知人の林業家の方から菌がうまく回れば太い方が長持ちすると聞いていたので、種駒のある範囲で太いものも植菌することにしました。
 これが植菌済みのもの。結局、最終的には42本で終了となりました。換算してみると標準より細いものもかなりあったということでしょうか。植菌されないものが数本残りました。

南天に雪

2019年01月30日 | 


 南天に雪の積もる情景は絵になります。
昨日数センチの雪が降りましたので、撮ってみました。青空になり大分溶けてきたのでタイミングが遅れたようです。雪が多ければいいというものではなく、赤い実や葉に雪がバランスよく残っていないといい絵にならないので、なかなか難しいのです。



 その季節になるとタイミングを見計らってはいるのですが、結局うまく撮れたことがありません。
 水墨・墨彩画の題材として「南天に雪」は一度は描いてみたい格好の題材なのです。とは言っても、自分にそれを描ききる自信はありませんが。
 何はともあれ、元になるいい情景をストックしておきたいことだけは確かです。
これは、日が差してきて雪が少なくなってしまいました。




 日陰の所はまだ大分雪が残っていますが、バランス的に満足とはいきません。








 今年、またチャンスがあるかどうか分かりませんが、できれば再チャレンジしたいと思います。

まさに雪中甘藍

2019年01月29日 | 畑:葉菜類



 再び、雪です。数センチの積雪ですが、もう日が当たっているのですぐ溶けるでしょう。今のところ大雪にならないのが幸いです。



 まさに雪中の甘藍となりました。
 これは寒玉キャベツあるいは雪中甘藍ともいわれるもの。



 品種はトーホク種苗のその名も「寒玉キャベツ」。昨年と品種を変えてみました。昨年は渡辺採種場の冬穫りB号。これまで寒玉キャベツは色んな品種を作ってみましたが、絶対これというのは分かりません。その性質上、育種親に大きな差はないのでしょう。
 あまり大玉にならないよう少し密植気味に作りましたが、結果、適度の大きさになりました。



 今年は秋キャベツを遅くまで収穫していたため、寒玉キャベツの収穫は始まったばかりです。普通の年ですと、この時期、雪中の収穫となるのは珍しくないのですが、今年は2度目の雪。ですがすぐ溶けてしまうので、今のところ敢えて雪中の収穫も必要ないです。
 少しだけ雪を払ってみました。



 寒玉というと硬いというイメージがありますが、一方で、強い寒さに当たるため甘味が増しているというイメージもあります。
 生キャベツとしてはあまり適しませんが、炒め物や煮物に適します。いわゆる春系とかサワー系とか言われる軟らかいキャベツに慣れた方は硬くて好まないかもしれませんが、昔人の私は、このような歯ごたえのあるキャベツも好きです。。



 寒さに当たりアントシアンが出て、紫がかった葉色がなんとも美しいように感じます。


年代物の育苗ハウスを補修する

2019年01月28日 | 田んぼ


 水稲の育苗専用に使っているパイプハウスはもう30年以上経っている年代物。普通ならとっくに処分されている代物です。今時このタイプのパイプハウスはほとんど見かけなくなりました。
 それでも使い続けているのは、補強と補修を重ねているからです。
 両親が健在の頃からあったいくつかのパイプハウスは、老朽化したことから徐々に解体し、使えそうな支柱を利用して、このパイプハウスは1本の支柱のところをすべて2本のダブル支柱にしたのです。


 そして、この支柱と筋交いや横パイプをすべて針金で縛っています。さらに毎年点検し、締め直しや交換を怠らないようにしています。



 ビニール押さえのマイカー線を止める足場用パイプの補強杭は栗の木で、山から切り出したものを杭にしています。今年も点検しながら数本交換します。栗の木は水に強く、杭や柱には一番です。
 この杭はもう腐れているので交換です。





 新しい杭を打ち込みます。


 太い針金で縛ります。


 出来上がりです。


 甚だ原始的なようですが、里山ならではとも言えます。
 それでも何しろ老朽化していますから、風や雪が心配なので、現在は、ビニールを張るのは水稲の育苗に利用する2ヶ月弱と割り切っています。
 人間が先に壊れるか、ハウスが先に壊れるかといったところでしょうか。
 黒マルチが張られたままになっているのは、昨年の育苗した跡のもの。1年間そのままにしています。プール育苗を行っているので、均平を保つためと雑草を抑えるためです。

ほうれんそうを水墨画で描く

2019年01月28日 | 水墨画:菜果
画仙紙 半切1/3




 ほうれんそうを水墨画で描いてみました。
 これは、一昨日収穫したほうれんそうです。


 ほうれんそうは、この時期は寒さで葉が横に広がります。この品種は立ち性なのですが、それでも結構広がっています。したがって、この画は11~12月頃収穫の伸び伸びしたほうれんそうをイメージして描いたものです。