里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

5月は白い花で清々しい気分に

2021年05月31日 | 

5月も今日で終わり。
白い花が清々しい気分にさせてくれます。
我が家の庭にも5月には少々の白い花が咲き、一服の清涼剤となります。
シャクナゲ。


西洋シャクナゲです。
この場所は数年前にアズマシャクナゲの大株が枯れてしまった玄関前。
助っ人がその跡に植えたもの。


それなりに大きくなり、花数も増えてきました。


これは別な株。


何れも白に僅かなピンクが入ります。


クレマチス。


我々にはテッセンといった方が馴染み深い。
テッセンというと青紫のイメージですが、我が家のは白のみ。
支柱をしていないので、例年側のごとく南天に絡まっています。


自然に殖えたのか、数カ所にあります。


いずれも南天にしがみついているものが多い。


アヤメ。


植えたものではなく、紫のアヤメの中にいつの間にやら出てきたよう。
次第に増えてきました。


変異したものと思っていますが、どうなのか。


スズラン。


辺りの庭木の影に隠れひっそりと。
もう少し株があったように思いますが、薄くなったきたようです。


探さないと分らないくらいですが、可愛いものではあります。


オオデマリ。


もう残り花と言ったところ。
我が家の入り口真正面にあるため、ピーク時は純白で目立ちます。
因みに我が家にコデマリはありません。


今一番目立つのが、この花。


もっとも、庭に咲いているわけではなくほとんど雑草化しています。


シャスターデージーと思いきや、フランスギクらしい。


以前、これはマーガレットが雑草化したものと思っていました。
というより草花に疎くマーガレット以外の名を知らなかったということです。
少々調べてシャスターデージーかフランスギクか。
最後はシャスターデージーと結論づけていたところ、改めて調べ直してみるとフランスギクのよう。


大概雑草化しているものはフランスギクという記載が多く、多分間違いないのでしょう。
相当に繁殖力が強いと見えて、あらゆる所で見られるようになっています。


それでも、コロナ禍の中、純白の花はよどんだ空気を払いのけてくれそうで、気分がいい。


ピーマンの誘引とわき芽の整理

2021年05月30日 | 畑:果菜類

ピーマンを支柱に誘引し、わき芽も整理しました。
ピーマンは植付けてから2週間余り。
品種は「京みどり」。
植付け後、不織布をトンネル掛けしました。
風よけの効果は十分あったと思います。


一方、不織布もトンネル掛けしていると風通しが悪くなるデメリットがあります。
最近気温の高い日が多く、軟弱に生育するのではないかと危惧していました。


もう少し不織布を掛けておく予定でしたが、風も大分落ち着いてきたので外すことにしました。
軟弱気味とはいえ生育はまずまず。


わき芽も伸びてきたので、勢いもあるようです。


雨が降り出し、一旦は中断しましたが、支柱を立て誘引しました。


本葉10枚は展開しています。


伸びてきたわき芽を整理しました。


今後も1番花の下から出ているわき芽は全てかき取ります。


ピーマンは花芽が着いたところで2つに分枝し、ねずみ算式に枝が増えていきます。
枝が伸びると下に垂れるようになるので、株の両側に廃材を利用した支柱を立て誘引します。
また、いわゆる「ふところ枝」を整理する簡易な整枝法を行っていきます。
花芽は依然小さいですが、さすがにはっきりと分るようになってきました。
本葉12、3枚で1番花のようです。


トマトの場合なら対応に苦慮するところですが、ピーマンなら許される範囲。
それより近年困っているのは苗にエソ系のウイルスが付いているケースが多いこと。
潜伏期間があるためかなり生長してからでないと分りません。


昨年は最後まで全く見られなかったので、今年も同様であって欲しい。
それなら、1番花が多少遅れることなどさして問題ではありません。


ヤマツツジを水墨画で描く

2021年05月29日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

ヤマツツジを水墨画で描きました。
過日、宮城県気仙沼市の徳仙丈山(とくせんじょうさん)を訪ね、ツツジの大群生を楽しんできました。
正に壮観の極みと言ったところですが、どのようにしてあんな大群生が出来上がったのか、自然界の不思議さを思います。
ピーク時からは数日遅かった感じですが、欲を言えば切りがありません。
比較の対象にもならないものの我が家のヤマツツジも近年では一番。
そこで感じるのは、ヤマツツジにも早晩の個体差がかなりあるということ。
土地や緯度、標高差で違うのは当然として、すぐ側でも違っています。
徳仙丈山でも開花盛りの株とすっかり終わった株が隣り合わせになっていました。
我が家のヤマツツジの場合も10日以上の開きがあります。
それが普通と言われればそれまでのことですが。





夏秋キュウリを蔓上げ今年は姿良し

2021年05月28日 | 畑:果菜類

キュウリの蔓上げをしました。ネットへの誘引です。
植付けから10日ほど経ちました。
本来なら、今頃がこの辺りの植え付けの適期です。
早めの植付けなので、周りを不織布で囲いました。


品種は「夏すずみ」。
今年は、本葉3枚程度で姿の良い苗を植えることができました。
今年は中旬の気温が例年になく高かったですが、風も連日強く、不織布で囲った効果は十分にあったと思います。


現在は本葉6枚半くらいになりました。
蔓上げにも丁度いい時期です。不織布を外しました。
キュウリを植付けたままだと、次第に地べたに這うようになります。
そのまま這わせるのは地這いキュウリ。それは地這い用の品種でないとまずい。


蔓が地べたを這うようになる前にネットや支柱、紐などに誘引してやることを、この辺りでは蔓上げと言っています。
蔓上げが遅れるとキュウリの勢いが劣ってきます。
キュウリの蔓が上に立っているうちにやるのが理想です。
現在のキュウリの姿は悪くありません。
日数から見ても本葉の展開は順調。元気な巻きひげが伸びています。


例年は、風で折られないよう植付け後に株の脇に割り箸を刺して誘引していました。
今年はネットに直接誘引します。


葉の色も良く茎もがっちりと放射形。久しぶりに充実した姿のキュウリに見えます。


蔓上げに合わせ、2、3節までの伸びているわき芽は整理しました。

これから生長に合わせ整枝をしていきます。


このようにネット栽培されるキュウリが、いわゆる「夏秋キュウリ」。


この後、株間との関係で色んな仕立て方があります。
我が家では、親蔓と勢いの良いわき芽の子蔓1本を伸ばす2本仕立てにしていきます。


ナスは一番花が咲き支柱に誘引

2021年05月27日 | 畑:果菜類

ナスは「千両2号」が植付けて2週間ほど、「くろべえ」が10日ほど経ちました。
一番花が咲いたので、支柱を立て誘引しました。
植付け後は、不織布のトンネル掛けにしています。
植付け以降、当地としては例年より気温がかなり高く幸いでしたが、連日強風でした。
不織布の風よけ効果は十分ありました。草丈も不織布に接触するくらいに生長。
こちらは「千両2号」。
トンネルの外からでも花が咲いているのが分ります。


受粉のためにもいつまでもトンネルを掛けておくのはまずい。
不織布を剥ぎました。


全ての1番花が開花しています。


「千両2号」は本命の品種ではありませんでしたが、苗の姿が良かったので購入しました。
現在の生育も良好です。
支柱を立てて誘引。


仕立て方は、ごく一般的な3本仕立て。
昨年、しばらくぶりで一部の株で切り戻し剪定を試しましたが、改めて当地には適さないことを確認しました。
今年は全て3本仕立てにし、枝を伸ばしていきます。


例年ならここでわき芽の整理をしています。
しかし、あまり伸びていないのでもう少し経ってからやることにしました。
あまり小さいうちにやると、しっかり掻けず再生してきます。

こちらが本命の中長なす「くろべえ」。


未だ花芽が小さい状態ですが、不織布に着くくらいまで生長してきたので、不織布を除去。


こちらも支柱を立て誘引。


植えるとき花芽がほとんど見えなかったので、本葉10枚くらいでようやく花芽かと思いました。
以外にも7、8枚で着いています。


花芽もそれなりに大きくなってきました。


これなら収穫も「千両2号」より半月まで遅れることはなさそう。
わき芽は花が咲いたころに整理します。
全体的に悪くない生育です。


後に株の両側に廃材を利用したパイプ支柱を立て、簡易な方法による整枝誘引を行います。