里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ダイモンジソウを水墨画で描く

2019年10月31日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

 ダイモンジソウを水墨画で描きました。
 ダイモンジソウの花は小さいので、根気が必要です。花弁は正に大の文字をしています。
 ダイモンジソウの花弁は純白ですが、薄墨で描き、さっと線描きを加えてみました。葉もまた特徴的です。清楚で健気なダイモンジソウを目指しましたが、どうでしょう。

清楚なダイモンジソウが満開

2019年10月30日 | 

 庭のダイモンジソウが満開になりました。昨年よりはかなり遅れています。
 草花に疎い私も、このダイモンジソウは好きな山野草です。


 何といっても清楚で健気です。小さい花を、精一杯に咲かせているので、多くの人がいじらしい心持ちになるのではないでしょうか。


 かつては、もっと広い範囲に生育していたのですが、大分薄くなってしまいました。
その原因は、この南側にあるコウヤマキが高木になってしまい、思案したあげく思い切って切り詰めたことにあるようです。同様の原因でアズマシャクナゲを駄目にしてしまったのですが、ダイモンジソウは小さいので薄くなったものの絶えはせず、かなり復活してきました。今年は、昨年より密になっている部分があるようです。


 そもそもダイモンジソウは日陰がちの湿った岩場に生える多年草なので、環境の変化には弱いことがよく分りました。


 その名の通り、小さいながらも花弁が見事に大の字の形をしています。


 今は育種が進み、色や形に色々なものがあるようですが、やはり、純白の小さい花を沢山咲かせるダイモンジソウがいいような気がします。離れたところにあるこんな小さな株も悪くない。


イチジクが今頃ようやく穫れる

2019年10月29日 | 畑:果実類

 イチジクがようやく穫れるようになりました。
 昨年は9月末くらいからポツポツ穫れ始め、今頃は結構な数穫れたのですが、今年はいつまで経っても実が硬く、半分諦めかけていました。
 品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」で植えて6年目。昨年はかなりまとまった収穫ができました。


 秋果専用種で晩生のため、昔からあった在来種に比べると相当に遅いのですが、10月になれば少しは穫れるだろう思っていました。ところが、台風19号やら悪天候続きで、一向に穫れる気配がなく、なかば放置していました。
 しばらくぶりで見たところ、大分実が割れていました。


 さすがにこれでは割れすぎです。
 1週間前くらいから収穫できていたようです。

 これくらいが丁度でしょうか。

 手頃なのが少しまとまっています。


 自己流ですが、枝の間引き剪定をしたり、カミキリムシの退治などそれなりに管理はしてきました。また、木の勢いが強すぎるのが気になっていたので、今年は葉を15~17枚で摘芯してみました。
 昔からあった在来種の時は、特別なことはしなくても沢山穫れたのですが、なかなか思うようになりません。
 当県の研究機関の報告によると、当県で昔から在来種として作られてきたイチジクは全て「ブルンスウィック」という品種だということが分ったそうで、我が家のイチジクもそれでした。先人達は、長い年月かかってこの土地に適する作物や品種を土着させてきた訳です。
 とはいえ、今作っているイチジクを少しでも多く穫りたいと思うのは人情というもの。来月半ばくらいまで収穫できるでしょうか。残された期間は僅かです。


 残念ながら、未熟のまま残されるのが多いのではないかと思います。


 先端がちょっと割れ始めるくらいが収穫適期です。自家用なので多少割れても問題ないですが、以後は注意します。


原木シイタケがジャンボになっていた

2019年10月28日 | 山菜

 台風被害などがあって余裕がなく、原木シイタケのことはすっかり忘れていました。ふと思い出し、伏せ込んでいる裏山に行ってみました。


 もしかして原木自体が台風でメチャメチャになっているのではないかと思いましたが、幸いそれはありませんでした。ちゃんと合掌に立っていたので一安心です。
 ところが、とんでもないジャンボと化していました。


 台風19号など雨続きで、10月だけで数百ミリの雨が降っています。シイタケにとって水分は十分すぎるくらいあるので、あっという間に大きくなったと思われます。シイタケは傘が開いてしまうと売り物にはなりません。大きいものは直径15センチくらいになっています。


 このあたりは、まだ大丈夫です。

 こちらもまずまず。


 このシイタケは、植菌して4年目で、昨年から本格的な収穫をしています。裏山に伏せ込んだ後はほとんど放任で、とても自慢できませんが。
 奥に見えるのは、今年植菌し、6月に伏せ込んだシイタケです。


 今スーパーなどで売られている生シイタケは菌床シイタケで、原木の生シイタケを見かけることはまずありません。原木シイタケは菌床シイタケとは香りが全く違い、ほとんど別物といっていいと思います。
 傘が開いてしまうと香りも落ち大味になってきますが、傘の裏が白くて綺麗なので大部分穫ってきました。


  2品種を植菌したのですが詳しくは失念してしまいました。ただ見るとおりシイタケの姿が違うので2品種であることだけは確かです。

 これは傘が直径15センチくらいになってしまいました。

 ですが、傘のうらは白くて綺麗です。

 変色して汚れるとあまり食べる気になれませんが、これならステーキにすると食べ応えがあって旨そうです。

シュンギクは抜き取り収穫してから摘み取り栽培へ

2019年10月27日 | 畑:葉菜類

 9月18日に播いたシュンギクが大分伸びてきました。見かけだけでは台風の影響は少ないようですが、分りません。
 品種は中葉春菊です。
 ほうれんそうと同じでばらまきです。シュンギクは種が小さいのでどんなに注意しても厚播きになります。それでこれまで、2回間引きをしています。それでも発芽が非常に良かったため、このくらいに茂っています。


 シュンギクの栽培では株ごと抜き取る方法と茎を摘み取りわき芽を伸ばす方法があります。このシュンギクは摘み取り栽培をするものなのですが、その前に抜き取りで一度収穫しようという算段です。
 本来、摘み取り栽培では苗を育てて15センチ間隔ぐらいに植付けると思いますが、最終の間引きと抜き取り収穫を兼ねる訳です。自家用には現実的な方法です。もちろん、途中の間引きしたものは食べることもできます。
 これが抜き取り前。

 大分混んできました。


 これが、抜き取り収穫した後です。

 親茎も大分伸びてきました。

 
 15センチ間隔にするのはなかなか難しいです。せめて10センチは離したいと思いますが、狭くなりがちです。
 この後、摘み取り栽培に切り替わりますが、早めに抜き取り収穫を終わらせないと、親茎が伸びすぎてしまいます。