里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

アスパラ菜はわき芽の収穫が最盛期

2018年10月31日 | 畑:花菜類

 アスパラ菜は親茎の収穫はほとんど終わり、わき芽の収穫最盛期を迎えました。



 最近、比較的天候もいいので、わき芽が次々に伸びてきました。収穫が遅れ気味のため花がたくさん見えます。親茎を数芽で切っているので、太い良いわき芽が出ています。





 本当はこれくらいのつぼみの状態で収穫するのが理想ですが、採りきれません。



 数株採っただけでこのくらいになります。ただ花が咲いても食べる分には差し支えありません。



わき芽は、さらに2、3芽残して切ります。それから、またわき芽が出てきます。いわば孫枝です。これも芽を残しすぎると次の芽が細くなってしまいますので、あまり残さないようにします。それでも次第に細くなり短くなるのはやむを得ません。


ブロッコリーを水墨画で描く

2018年10月30日 | 水墨画:菜果

 ブロッコリーを水墨画で描いてみました。

本画仙 色紙




これは、大変に難しい。少し大胆に描いてみるしかありません。色紙では、余白をとるのは至難です。
 ブロッコリーを水墨画で描くことはあまりないと思います。特に、葉が伸びている状態のブロッコリーを描けるのは、実際に作っている人くらいしかいないのではないでしょうか。

 都会の人は、ブロッコリーの花蕾がどんな風に着いているのかさえ分からない方がほとんどと思います。この部分だけしかお目にかかったことはないでしょう。


ブロッコリーの側花蕾を収穫

2018年10月29日 | 畑:花菜類

8月3日に定植した早いほうのブロッコリーは、早くもわき芽の花蕾が大きくなり、収穫できるようになっています。



 かなり大きく育っており、順調といえます。数個で頂花蕾1個分に相当します。特に最初の2本くらいが大きい。収穫は少し遅れ加減です。
 わき芽の花蕾は、春先まで次々と出てきますが、小さいものも自家用にずっと採り続けます。





 頂花蕾の収穫は大部分終わっていますが、たまたま頂花蕾の遅れている株があったので、並んでいるところを撮ってみました。



 これは2週間遅れで播いているほうのブロッコリー。



例年、1回目に播いたブロッコリーの頂花蕾の収穫が終わる頃には、次ぎのが穫れ始めることが多いのですが、今年は少し間があるようです。この辺は、やはり天候に左右されるということでしょう。


早生はくさいを収穫

2018年10月28日 | 畑:葉菜類

 10日ほど前から早生はくさいの収穫を始めました。



 お盆の最中に、早生と中晩生の2品種を直播しました。本当は、播く時期も変えればベストなのでしょうが、一度で済ませています。今時は育苗する人の方が多いかもしれませんが、私は相変わらず直播です。したがって、適度の雨がないときは、水をかける羽目になります。
 早生はくさいの品種は東北種苗の「郷秋60日」という少々マイナーな品種。これまでいくつかの品種を作ってみましたが、正直どれが一番いいのか分かりません。
 最近は、どれも黄芯系といわれる品種が多いですが、この品種は結構生育が安定しているようです。



 名前のとおり種を播いて60日くらいから収穫できるようになります。



今年は生育がやや不揃いです。9月の台風や長雨は、秋野菜の中でははくさいへの影響が一番大きいように感じます。ホウ素欠乏や石灰欠乏と思われる症状の株も少し見られます。この株も葉が黒くなっているところがあります。



 収穫したものは2kgから2.5kg位。結球はしっかりとしています。右側のはくさいは、葉がほんのわずかですが黒っぽくなっているところがあります。




ほうれんそうが収穫始めに

2018年10月27日 | 畑:葉菜類

ほうれんそうが収穫できるようになりました。
これは、9月20日に播種したもの。ほうれんそうは3回に播種しており、一番最初のものです。
品種はクロノスという品種で、知人にいただいたものです。サカタのタネの品種で、べと病R7に抵抗性があります。肉厚で生育もいいですが、今年はイマイチです。
長雨や台風の影響で不揃いです。肥料むらもあったかもしれません。また、ばらまきしていますが、やはりすじまきの方が生育は揃うようです。
生育の進んだものから順に収穫するようにします。


秋まきねぎを蒔く

2018年10月27日 | 畑:葉菜類

雨が午前中で上がりました。幸い大雨にならずよかったです。
昨日、蒔いただけで放置していた秋まきねぎ苗床の仕上げをしました。
品種はホワイトスター。夏ねぎ用なので専用品種もあり、これまでも色々な品種を作ってきましたが、少しばかりの面積なので、春まきに使っているこの品種を秋まきにも使いました。今年の夏ねぎがうまくいったので二匹目のどじょうです。
秋まきは生育が悪くなったりとうが立ったりとなかなか難しいです。播種期はこの時期が一番と思っています。
種を蒔いた後はくん炭をかけ不織布(パオパオ)をトンネルにして完成です。


半ば強引に秋起こし

2018年10月26日 | 田んぼ
田んぼには大分ひこばえが目立ってきました。
例年、10月中には秋起こしを終えるようにしていますが、今年はなかなか田んぼが乾きません。特に、9月が長雨で十分乾かず、コンバインのワダチが大きくなったことも要因です。またもや雨予報のため半ば強引に秋起こしをすることにしました。
秋起こしは早いほどいいと思っていますが、どうなのでしょう。
作業途中に撮ったものですが、ひこばえが伸びているのが分かります。西日本の二番穂が出るほど伸びているのからみればかわいいものではありますが。
最後に周りを耕耘し終了です。



水引草を短冊に描く

2018年10月26日 | 水墨画:草花
 水引草を水墨画で短冊に描いてみました。

 短冊にはあまり描きませんが、趣があり、部屋にも簡単に飾れるので、適当な題材がある時に描くことがあります。
 短冊は実に狭い。この画面に凝縮して描かなければなりません。狭いが故にどうしても画面いっぱいに描いてしまいがちですが、余白も必要ですから、難しいです。稚拙さがもろに出てしまいます。
 茎はもう少し細く、鋭い線の方が良かったでしょうか。

本画仙 短冊




 墨彩画でも描いてみました。

本画仙 短冊



 部屋に飾るとこんな感じになります。


水引草への想い

2018年10月25日 | 野山


 山に水引草が咲いています。
 日陰のせいもあると思いますが、先月から咲いていますから実に長い。さすがにまもなく終わりでしょうか。
 この水引草で思い出されるのが、父方の一番上の伯母のことです。明治43年生まれで今年が17回忌でした。

 その伯母が生前、訪ねるたびに、「水引草はいいな。実家の裏山にあった水引草は本当に良かった。」と、しきりに言っていました。私は、山に沢山生えているのに、何がそんなにいいのかなと思って聞いていましたが、嫁いでずっと都会に住んでいた伯母は、水引草に郷愁を感じていたのでしょうか。



 しかし、今更ながら、よく見ると、細い茎にごく小さい花を沢山着け、すっと伸びている姿は、けなげでもあり、凜としているようにも見えます。
伯母にとって何かしら感じるものがあったのでしょう。

 長らく実家にも帰ることがなかった伯母は、水引草が単なる野草ではない、様々なことに想いをはせる特別なものだったのでしょう 





 見にくいので取ってきて写してみました。






イチジク「蓬莱柿」を収穫

2018年10月24日 | 畑:果実類
先月下旬からイチジクが採れています。
 品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」で、植えて5年目です。昨年くらいから少しまとまって採れるようになってきました。
 もともと昔からの在来のイチジクがあったのですが、何年か前に枯れてしまい、空いている畑を手のかからないもので埋めておくかという不純な動機もあって、苗木を購入したものです。
 在来種がほしかったのですが難しかったためカタログを見て注文したので、これで良かったのかは不明です。
 ただ、植える際は、かなり吟味し、大きな植え穴を掘り、堆肥や土壌改良材なども十分に入れました。かなりお金がかかっています。

 寒さには強いようなのですが、在来種と違って秋果専用種で晩生のため、なかなか熟してきません。


 9月の天候が悪かったせいもあると思いますが、ようやく今月10日くらいから、まとまって採れるようになってきました。収穫できるのは来月初めくらいまででしょうから未熟のまま多数残されるのではないかと思います。



 先端がちょっと割れ始めるくらいが収穫の適期のようですが、自家用には多少割れても問題はありません。


 すっかり割れたものを食べてみましたが、甘みはむしろ増しているように感じました。


 私自身はイチジクが特別好きというわけではないのですが、女性陣は結構好きな人が多く、生食だけでなく甘露煮を作っているようです。
 そもそも、私はイチジクのことについてよく分かっていません。少し勉強しないといけないと思っています。


青首だいこん「耐病総太り」を収穫

2018年10月23日 | 畑:根菜類

 だいこんの収穫を1週間くらい前から始めました。
 今年は、だいこんは3回に播いていますが、これは最も早い8月13日に播いたものです。天候不順で例年よりやや不揃いな感じはしますが、概ね順調です。
 品種はすべてタキイ種苗の「耐病総太り」。30年を遙かに越えて作り続けています。この品種を作り始めてからは、秋冬のだいこんは、これ以外作ったことがないのです。ですから、正直もっといい品種があるのかも分かっていません。
 「だいこんといえば青首だいこん」のブームをつくり、青首だいこんといえば「耐病総太り」と一世を風靡したのをよく覚えています。
 耐病といいながら萎黄病などには耐病性がないため、大きな産地ではかなり前から作れなくなっていると聞きます。
 とにかくきめが細かく甘みが強くて太りが良い。また、どんなに大きくなってもスが入らないのが最大の長所。引き抜くのも簡単。ですから、何も考えずにこの品種を作ってしまいます。



ちょうど手頃の大きさにまで育ってきました。





 少し曲がりはありますが、肌はきれいです。


トマト連続摘心栽培は終了(株を観察してみる)

2018年10月22日 | トマト連続摘芯栽培
 連続摘心栽培のトマトはほぼ終了です。
 さすがに裂果も目立つようになり、大分くたびれてきましたが、ほとんど無駄なく採り尽しました。今見えているくらいのものが、最後になります。
 
 
 株を観察してみることにします。
 葉をすべて取って枝のみにしました。株全体を撮るのは難しいので、3枚に撮りました。
 
 一番下の部分。捻枝する前の最初の花房の跡と1,2本目の捻枝した枝(基本枝)があり、捻枝した枝にはそれぞれ2花房が着いています。
 赤い実がなっているのは、上の方から下がっている4本目の捻枝した枝のもので、この枝には普通3花房着けているのですが、おまけに4花房着けたため下の方まで下がっています。この実がこの株の最後の収穫となりました。
 
 
 中程から上の方です。捻枝した2本目から5本目が見えるのですが、後ろの株と重なっているのでわかりにくいかもしれません。3本目と5本目の捻枝した枝にはそれぞれ2花房、4本目の枝にはおまけまでで4花房が着いています。赤い実が着いているのが目印になるかもしれません。
 
 
 最後に上の方から撮ったもの。太く写っていて左に下がって赤い実が着いているのが4本目の枝、右側に下がっているのが最後の5本目の枝です。
 よく見ると、基本枝5本すべてが一応写ってはいます。
 
 
 わかりにくいので、紙にこの株の模式図を書いてみました。
 赤色が花房、緑色は葉。花房の数は全部で13花房、おまけを除けば12花房ということになります。この株は40個以上収穫しているはずです。
 
 
 今年は、本当にうまくでき、少ない株でも30個以上、ほとんどが40個くらい採れています。これまでで一番採れたと思います。
 連続摘心栽培は、元千葉県農業試験場 青木宏史氏が提唱された技術で、かなり年数がたっていますが、結果的にはあまり普及しているとはいえないようです。
 私にとっては、20年ほど続けており、かけがえのない栽培法です。若干面倒な部分はあるので大面積こなすのには向いていないのかもしれません。しかし、色々と応用することが可能で、私も年ごとに多少変えています。
 
 

アスパラ菜の収穫

2018年10月21日 | 畑:花菜類

 10日前くらいからアスパラ菜の収穫が始まりました。
 アスパラ菜は通称。中国野菜の「菜心」と「紅菜苔」を交配させて育成されたもので、サカタのタネの品種名は「オータムポエム」。名前のとおり、これから次々と出てくるとうを収穫します。
 もう20年以上作り続けています。癖がなく、柔らかく、食感もいいので誰からも好まれます。この時期、とうを食べるものは少ないので結構貴重です。
 これは、8月26日播種したもの。直播です。



 すでに親茎はほとんど収穫が終わりました。
 これはわずかに残っていた株で、生育が遅れ気味のものです。



 親茎は数芽残して切るようにしています。余りわき芽を多く残すとその後出てくる茎が細くなります。
 中心に親茎の切った跡、すでにわき芽の花が見えています。



 芽の伸びが早く、次々と伸びてきます。つぼみの内に収穫するのが原則ですが、自家用には多少花が咲いても支障がありません。私の場合も、収穫が遅れて花を咲かせてしまうことが多いです。


今どきにツツジが咲く

2018年10月21日 | 
庭のツツジの花が咲きました。
春の花が秋に咲くというニュースは、結構聞き、今年も桜の花が咲いたというニュースがありました。
これも同じような現象なのでしょう。
7、8月の猛暑の後、9月の長雨で、花芽ができ休眠が打破され、このところの好天で開花したということでしょうか。
蕾のものも大分見えます。株が弱らなければいいのですが。
自然の力にはかないません。




春キャベツを植えつけ

2018年10月20日 | 畑:葉菜類

今日、春キャベツを植えつけました。
予定より2、3日早いのですが、雨が降りそうなので早めました。
これは9月23日に連結ポットに播種したもの。



品種は、昔ながらの「金系201」。色々な品種がありますが、わずか数十株なので 、結局この品種を作っています。
もっとたくさん作ったこともありますが、収穫しきる前に球が割れてしまうので、これくらいに留めています。
例年より若干早めなので、とう立ちするのが少し心配ではあります。