里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリ蔓上げ時の姿は良し

2022年05月31日 | 畑:果菜類

キュウリの蔓上げをしました。
蔓上げとは、この辺りの通称でネットや支柱への最初の誘引のことです。
植付けから約2週間。予定より少し遅れました。
本来なら、今頃が当地の植え付け適期です。
それよりも早い植付けだったので、周りを不織布で覆いました。


品種は初めて作る「OS交配ニーナ」。
苗は、本葉3枚半程度で葉色も良くしっかりした苗でした。
不織布はどちらかというと強風対策ですが、効果は十分あったと思います。
先週末は強風が吹き荒れ、トマトの枝葉が折れるなど酷いものでした。
それで、キュウリの蔓上げを見合わせていました。ようやく落ち着いたので不織布を外しました。


この時期になればキュウリにとってもほぼ適温期。
今のキュウリの大きさは本葉7枚くらいで、揃っています。


キュウリを植付けたままにすると、このように地べたを這うものが出てきます。


蔓上げは蔓が立っているうちにやるのが原則。
遅くなると樹勢に影響してきます。それからすると、少々遅めとなりました。
植付け時からみると本葉4枚が展開しており、悪くありません。
不織布で囲わないときは、風で折られないよう植付けてすぐ脇に割り箸を刺して誘引していました。
今のところ生育は順調。葉色も良くがっちりと放射形に伸び充実した姿に見えます。


今回はネットに直接誘引します。


全て蔓上げしました。


夏から秋にかけネット栽培される、いわゆる夏秋キュウリでは株間との関係で仕立て方は様々。
我が家では、株間75㎝で親蔓と子蔓1本を伸ばす2本仕立てです。


これから生長に合わせ整枝をしていきます。


すでにわき芽が伸び雌花も見えます。

下位2、3節までの伸びているわき芽や見える雌花は搔きました。


初めて作る品種「ニーナ」。
今見る限りでは、葉はやや小型で全体的に締まった姿のように見えます。


ときわ交配かOS交配が希望だったので購入しましたが、後で確認すると周年とは言えハウス用品種でした。
雨除けにも適するとは言うものの何分露地。作ってみないことには分らず不安ではあります。


水墨画「コデマリ」

2022年05月30日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3 

我が家の庭の一角で5月に大きな存在感を放っているのがオオデマリ。
いかにもこれを小さくしたような名前のコデマリ。
庭木としてはむしろコデマリの方が馴染みがあるように思います。ただ我が家にはありません。
と言うわけでもありませんが、敢えてコデマリを水墨画で描いてみました。
オオデマリは完全な立木の姿ですが、コデマリは株元から沢山の枝を伸ばす花木。
雰囲気としてはユキヤナギに似ています。ユキヤナギは我が家にもあります。
もっともコデマリはユキヤナギと同じシモツケ属と言うので、当然と言えば当然。
この花は実に表現が難しい。
白い小さな多数の花が一つの丸い塊になり、それが節ごとに沢山付いて花を咲かせます。
純白で綺麗ですが、水墨には向かない花と言うのが実感です。


今どきは紫と白の花で清々しい気分に

2022年05月29日 | 

今どき、我が家で目立つ色は紫と白。
清々しい気分になる色です。
まずはシラン。


今一番多いのは、庭とは言えない育苗ハウスの前。
ほぼ満開になっています。


次第に群生化しましたが、昨年はどういう訳か花が非常に少なくなりました。
今になって思うのは、強い霜の影響だったのではないかと言うことです。
今年はかなり咲いています。これからさらに咲いてくるでしょう。
ここは別のところ。咲いているのはまだ一部です。


こちらは庭の一角。日当たりの関係か、こちらも満開にはなっていません。


紫といってもシランの色合いは赤紫。絵になります。


もともとはここに多くありましたが、今は少なくなりました。
ほとんど手を掛けていないので、植物間で繁殖の競合があるのでしょう。
紫のアヤメ。


育苗ハウスの前でシランの脇に群生化しています。


ここは日当たりが良いのですでに満開になっています。
草丈数十センチくらいの小型のアヤメです。
花びらの付け根には黄色と紫の網目模様。紫と言っても色合いは青紫といったところ。


アゲハとのコラボが撮れました。


ここは別の場所、日当たりの関係で満開になるのはこれから。


白のアヤメが混じっています。


この白のアヤメは植えたわけではなく、変異したものか。
青紫のアヤメより咲くのが遅く、まだ蕾のものが多い。
この白い花は西洋シャクナゲ。


玄関前にあり、助っ人が植えたもの。
この場所には数年前に枯れたアズマシャクナゲの大株がありました。
イメージは大分変わってしまいましたが、白い洋シャクも悪くありません。


晩生のようで満開はこれからです。


クレマチス。


普段はテッセンと言っています。
普通なら支柱に這わせますが、我が家は自由奔放。側の植木に絡まっています。
これは南天に、


これはツツジに。

好きなように蔓を伸ばしている。と言えば聞こえはいいが。


これは椿の木に。しっかりと主張しています。


テッセンというと青紫のイメージですが、我が家には白しかありません。
オオデマリ。


今は残り花です。満開時に撮っていました。


我が家の入り口真正面にあり、目立ちます。


今、あらゆるところで目立っているのがこの花。


庭には生えていません。周囲にほほ雑草化しています。


かつてはマーガレットが雑草化したものと思っていました。
それがあまりに増えすぎたので、少々調べ、一旦はシャスターデージーと結論づけていました。
しかし、さらに調べ直しフランスギクという結論に。


今や至る所で雑草化しており、それはフランスギクという記載が多くみられます。
繁殖力が強いので放置は出来ませんが、邪魔にならないところは手を掛けていません。



水墨画「アスパラガス」

2022年05月28日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙  

アスパラガスは畑作物の中でも春の息吹を感じさせる作物です。
地中からニョキニョキと伸び出す姿は、いかにも陽春をイメージさせます。
我が家でもアスパラガスを作っていました。過去形ですが。
10数年の長期にわたり沢山収穫し、老化もしたので別な場所に新植しました。
本来ならこれから最盛期になるはずの数年経ったところで駄目になりました。
畑を変え再度植えてみたものの結果は同じ。原因は茎枯れ病です。
粘土質の排水が悪い畑では多発するようで、その後暫く中断しています。
そんな訳で、これは助っ人が大型の鉢植えにしたもの。ポット播きし植え替えて3年目。


しかし、鉢植えでは根が制限されるため太くて充実したアスパラガスを穫ることは難しい。
場所を考えながら再挑戦してみようかと思案しているところです。




春キャベツの収穫を急がないと

2022年05月27日 | 畑:葉菜類

今年は4月20日過ぎから穫れ始まった春キャベツ
ほぼ例年並と言っていいのですが、昨年と比べると10日以上遅れました。
品種は、「金系201」。
80~90%結球から穫り始めましたが、まだ大分残っています。


1ヵ月余り経過し、パンクするものが出てきました。


今年の春キャベツは昨年より大分遅れたので、少々の油断がありました。
今年は揃いが良く、5月の気温が高いため今ではギンギンに結球したものが多い。
この辺りはちょうどよい姿になっています。


このくらいなら穫り頃。


春キャベツを鎮守様の春の祭典にお供えするつもりでしたが、コロナ禍で今年も中止。
良い出来だっただけに残念至極。
穫り始めは1㎏そこそこくらいでしたが、今はずっしりと重い。
3㎏近くのもありそう。


これは完全に裂球しました。


これは裂球前ギリギリと言ったところか。


さらに雨が降れば裂球が助長されます。
今年は揃いが良いだけに割れ始めると次々に割れる可能性が高い。
このくらいならまだ余裕がありそう。


このような時には生育に多少のバラツキがあった方が良いと思ってしまいます。
気温が高いため、腐れも若干出ています。


「金系201」は昔ながらの品種。しかし春キャベツらしい姿で美味しい。変える理由があまりありません。


もっとも、パンクするようになっても自家用になら大丈夫。
敢えて裂球したものを穫ってみました。重みが凄い。パンクするのもやむなし。


食するになんら問題ありません。
春キャベツでは何れ裂球が出るのは覚悟の上。とは言え、収穫を急がないといけません。