里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ハクサイの追肥と土寄せ

2022年09月30日 | 畑:葉菜類

ハクサイに追肥と土寄せをしました。一昨日です。
8月25日に直播き
品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
85日タイプの予定が80日タイプになりました。
発芽もその後の生育もまずまず。
間引きは台風14号来襲前に終え1本立てになっています。
これはその時のもの。この時点では土はかなり乾いていました。


この時に管理機の逆転ローターで中耕しています。中耕とは畝間を軽く耕すこと。


普通なら土寄せ時に合わせてやります。葉を傷めやすいので、機械作業だけ終えることにしたもの。
台風はさしたることはなかったのですが、その後にかなりの雨。未だ水分が多い状態です。


まず追肥。
畝の両側に速効性の肥料を施します。


ここからの土寄せは手作業。
鍬で根元にしっかりと寄せます。


少し水分が多いながらも作業は問題なく出来ました。


これで終了です。姿としては悪くなさそう。


結球前に再度追肥土寄せできれば理想ですが。
こちらは早生ハクサイ。


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。
8月16日に直播きしたもの。今はあまり無理な早播きはしていません。
2週間あまり前に追肥と土寄せを終えています。
すでに結球の態勢に入っています。


概ね順調に見えますが、気温が高過ぎます。結球が始まって高温だと腐敗が心配。
10月半ばからの収穫が目安、どうなりますか。



水墨画「吾亦紅」

2022年09月29日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3   

ワレモコウは日本各地に自生すると言いますが、近隣で見たことはありません。
ワレモコウは草原のイメージがあり、近隣にそのような条件の所がないので多分自生はしていない気がします。
ただ、我が家にはありませんが、庭先に植えられているワレモコウを見る機会があります。
多数分枝し、先端に小さな穂を沢山着けています。
穂の先端から極小さな花が咲き始め、花弁はなく、一見赤茶色に見えるのは萼らしい。
花と言っても色合いは地味で小さく目立ちません。しかし、独特の風情が感じられます。
ワレモコウは漢字で書けば「吾亦紅」が多い。
楽曲にもなっていることから見ると、秋という季節感や人生の何某かがワレモコウの雰囲気と重なるからでしょうか。


今どきに咲いている家周りの花

2022年09月28日 | 

今どきに咲いている我が家の周りの花を、ここ1週間くらいで撮ってみました。
何れも開花は例年並みのようです。
まずはケイトウ。これは畑の一角にあるもの。


結構な種類があります。


すでに2ヵ月くらいになるでしょうか。
大きな花や大きな株になっています。


昨年残り花から種を取りバラ播いたものもあります。


これらが鶏頭らしいケイトウでしょうか。




大きな花になっています。


ヒャクニチソウ。
ケイトウの側にあり、これも名前のとおり長い。


アルストロメリア。


こちらも長く、まだ元気。

しっかりしています。


クジャクソウ。


今、盛りに咲いています。


生花にもできるし、墓参などには重宝します。


ハナトラノオ。


名前を知らずにいましたが、多分間違いないでしょう。


タマスダレ。


可愛い清楚な白い花。終り加減です。


キキョウ。
わき芽が次々に出てくるので重宝。まだ蕾がかなり残っています。


ダリア。
まだ咲き始まったばかり、晩生のようです。


ヒガンバナ。


石垣のそばにあります。


路傍のヒガンバナ。かつて野ネズミやモグラ除けに土手や畦に植えるのが流行ったことがあります。


ヒガンバナはお墓の花のイメージが強く幽霊花や死人花などあまり有り難くない別名で呼ばれます。
方々で群生化して作られていることからすると、最近はあまり気にしないのかもしれません。
ウメモドキ。


花ではなく実ですが、これから庭で長く楽しめます。


コスモスが満開ですが、撮るのを失念しました。





今年の稲刈りも無事終了

2022年09月27日 | 田んぼ

今年の稲刈りも無事終了しました。
当地、8月出穂後は総じて好天、順調に登熟が進むかに見えましたが、8月末から急減速。
8月27日以降の2週間で雨の降らない日はたったの2日だけでした。
このため早めに穂の出たところと遅いところの差が拡大してしまいました。
ただし、大雨には見舞われなかったのが救い。
9月10日からようやく晴天がもどり、気温も高く一気に進みました。
ただし、倒伏気味のところがあります。


今年の穂は小振りながらも、一見悪くなさそうに見えます。


昨年よりは遅いものの全体的に9月20日頃には刈り取り適期になっていました。
この田んぼも刈り頃の姿になっています。


単なる倒伏かと思いましたが、何者かが侵入した様子。足跡からイノシシではなさそうに見えますが、よく分りません。


我が家のイネは倒伏が徐々に進みました。特にこの田んぼ。

雨や風でさらに倒伏するのが心配でした。案の定、台風が続けざまに来襲。
幸いにも大事にならず通過してくれたのは有り難かった。
それでも、この辺りが最も倒伏の酷いところ。


軒並みべったりではないので刈り取りにそれほど支障はないと思っていましたが。
我が家でもかつてはイネ刈りも全て自前でやっていました。
しかし、今の機械は高額すぎ我が家の規模では更新しても採算に合いません。
そこで、しばらく前から刈り取り調製の作業は農業法人に委託しています。
当法人のライスセンターは乾燥機が大小6機と規模も大きい。
前代表が小生と同年代、現代表が息子さんです。
ご家族とは昔から懇意の間柄で、安心してお願いできます。
内心はもう少し前にと思っていましたが、こちらの都合ばかりを言うわけにはいきません。
コンバインのオペレーターは当法人の前代表。バリバリの現役で、テクニックは抜群。


コンバインは冷暖房完備のキャビン付き高速6条刈りで価格は最高級外車並。


とにかくスピードが凄く、我が家の田んぼなどたちまち終了です。
小生も、毎年、法人の軽トラックで運搬の手伝いをしています。
刈り取った後の田んぼ。


一旦は乾いたと思ったものの、やはりキャタピラーのわだちが酷い。


何分重戦車のごとき大型機械なのでやむを得ません。
田んぼにイネがなくなると何となく寂寥感を覚えます。


何はともあれ今年のイネ刈りも終了。果たして成果は如何に。
ところで、今日は安倍元首相の国葬日。
衷心より哀悼の意を表します。
事ここに至っても賛否の行動で生活できる人を羨ましくは思いますが、当方は淡々と野良仕事に励むしかありません。


オクラの密植栽培は概ね順調だが

2022年09月26日 | 畑:果菜類

昨年に引き続き、試しているオクラの密植栽培。
出だしで躓いたものの概ね順調のように見えます。
ただし、やはりよく分りません。
密植栽培の利点は、莢の伸びるのを抑え穫り遅れを少なくし、草丈の伸びるのも抑えて増収の効果があると言うものです。
少々変則ながら密植栽培と普通の栽培を比べています。
これが密植栽培。


7月末から収穫を始めました。
主枝がほぼ20㎝間隔に立っています。


昨年が20数㎝間隔でしたから、今年はさらに密植になっています。
株間40㎝で1カ所5粒播き。
生育を見ながら大半は1カ所から3本立て、一部2本立て、4本立てがあります。
この畑は風当たりが強いため倒伏が心配なので、1本ごとに支柱を立てました。
支柱を約20㎝間隔に立て、それに合わせてオクラを間引き、茎を誘引しています。


当初は非常に混んだ状態ですが、収穫の都度葉を搔いていくため、今は空間部分が多い。


すでに人の背丈をはるかに越しています。
密植栽培をすると草丈が低くなると言うのですが、今年もあまり感じられません。
莢の伸びについては、よく穫っている助っ人に聞くと、やはりよく分らない。
と言うのも品種が丸莢オクラ(エメラルド)のためもあるようです。


そもそもこの丸莢オクラは莢が長く、硬くなりにくいという触れ込みです。
こちらが普通の栽培。


主枝の間隔が倍の40㎝。
支柱を40㎝間隔に立て、それに合わせて間引き誘引しています。


初め湿害を受けての後付け普通栽培なので計画的ではありません。
当然ながら空間は広く、茎が太い。


草丈は逆に低く、まだ人の背丈くらいです。
ただし、こちらの品種は五角オクラ。


品種の違いなのか出だしの湿害の影響なのか分らないので、比較するのは無理かもしれません。
丸莢オクラと五角オクラを並べてみると。


丸莢オクラは細見で長い。
助っ人によると丸莢オクラは種が小さく、食べやすいという感想です。
全体では莢の着き具合や花などを見ると、しばらく穫れるでしょう。観察は続けます。