里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

九重栗カボチャの3番果を完熟で穫る

2021年09月30日 | 畑:果菜類

完熟した九重栗カボチャの3番果を一斉に収穫しました。
品種は九重栗。
4月28日に我流の省力直播きし、親蔓1本仕立てにしています。
3番果まで穫るよう蔓を伸ばしており、10メートルくらいに達しています。
全体的に少し遅れましたが、1番果はもちろん、2番果も9月上旬までに収穫は終わっています。
3番果まで穫るのは、昨年に引き続き2度目。
大半が自然着果です。
2番果は揃ってよく実が留まりましたが、3番果の留まりはあまり良くありません。
3番果は株元から5~6メートルあたりに着いています。


昨年からみると遅れていますが、着果後45日以上経過したので、完熟に達しています。
蔓の先に着く実は、通称末(うら)成り、まずいカボチャの代表格です。
しかし、それは蔓先には葉が少なく、しかも熟さない実を穫るのでまずいのは当然。
3番果であっても十分な葉が確保されて完熟すれば美味い実が穫れるはずです。


どの実も軸は変色し、ひび割れが多数出ているので完熟していると思います。


ただ、さすがに雑草が茂り、葉も枯れてきているので、どうでしょうか。


前に穫った2番果がまだ残っているため、3番果は一度も収穫していません。
いくら完熟がいいとは言っても、これ以上畑に置くと劣化が早まります。


ここで、一斉に収穫することにしました。
着果がイマイチとは言え、このくらい穫れました。
形も大きさもまずまずです。


こちらは、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


冬至カボチャに使う貯蔵用として作っています。
品種は「雪化粧」。
昨年の「白爵」は収穫ゼロ。
今年も不調です。1番果は途中で腐ってしまい、結局ゼロ。
これは2番果。


果たしてどのくらいものになるか。


九重栗カボチャの3番果の一部も遅くまで残してみようと思います。
こちらは残っている2番果。まだ盛んに食べています。
軸は劣化してきましたが。


まず、こちらから食さないといけません。
追熟も限度に近づいています。一つ切ってみます。


問題ありません。オレンジに近い濃い黄色です。


この九重栗カボチャは強粉質の栗カボチャで、ホクホク感が際立ちます。


直播きのナバナ「寒咲花菜」と「アスパラ菜」に追肥と土寄せ

2021年09月29日 | 畑:花菜類

9月早々に直播きしたナバナ類の一種「寒咲花菜」と「アスパラ菜」
発芽がイマイチ、生育も不揃いです。
そのため、間引きをして1本立てにするのを遅らせていました。
こちらが「寒咲花菜」。


欠株もありますが、追い播きはしていません。
前日に間引きをして1本立てにしました。
順調なら全体がこのくらいで揃うところ。


夜、一時雨が降りました。
機械を入れると生育の進んだ株に支障があるので、手作業で済ますことにしました。
畝の両側に速効性の肥料を施します。


鍬で土寄せしました。
播種後に切りわらを掛けていますが、それも構わず一緒に寄せてしまいます。


粘土質の土のため一度たっぷりと水分を含むと、なかなか抜けません。
ごろ土状になりそうですが、それでも何とか格好がつきました。


欠株もあり、見栄えが良くありませんが、1ヵ月もすればあまり気にならなくなるのではないかと思います。


こちらは「アスパラ菜」。


「寒咲花菜」ほどの生育差はありませんが、やや遅れ気味。
やはり前日に間引きし、1本立てにしています。。


畝の両側に追肥。


こちらも鍬で土寄せ

水分が多いので、土が塊状になっています。


これでぐっと生育が進んでくれることを期待。


「アスパラ菜」は10月中には穫れるようになるでしょう。


今年は、種播き時の天候が不安定で、粘土質土壌のやりにくさが身に染みましたが、なんとか形になってきました。

ケイトウを墨彩画で描く

2021年09月28日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3


ケイトウを墨彩画で描きました。
ケイトウにも色んな種類があります。
色や形も様々なケイトウが出ています。
と言うか、近年実際に畑で見るようになって、それが分りました。
しかし、ケイトウは漢字で書けば鶏頭。
その名の通りの姿がいの一番に浮かびます。
色も鮮やかな真紅。他はなかなかイメージが湧いてきません。
これまでもケイトウは描いていますが、やはり同じようなこの姿になります。
葉の数が多いのも特徴。葉にもさっと色を入れてみました。



気ままに咲く花たちも悪くない

2021年09月27日 | 

今どきに、我が家の庭、と言うより周辺には気ままに咲いている花々があります。
撮ってみました。
可愛い清楚な白い花。

タマスダレ。


名前を知らずにいましたが、調べて分かりました。

アルストロメリア。


残り花ですが、未だ咲いています。
青ジソの花と一緒に咲いている。


グラジオラス。


これもまた残り花。長く咲いています。
側にはやはりシソの花。

キキョウ。


わき芽が次々に出て、もう2ヵ月も咲いているでしょうか。
蕾が、まだ大分残っています。


ダリア。

こちらは日陰にひっそりと。まだ蕾のものが多い。

ヒガンバナ。

終り加減。遅いところが残っています。
幽霊花や死人花、葬式花などあまり縁起の良くない別名が多々あり。
家近くにはあまり増えてほしくない花かも。


クジャクソウ。

今、盛りに咲いています。
生花にもできるし、墓参などには重宝します。


ケイトウ。


ケイトウと言えば、やはりこの形。
後ろに見えるのはサツマイモ。


これらのケイトウは、昨年植えたケイトウの残り花の種を、助っ人がばら蒔いておいたものらしい。


全くの放置ではなく、小さいうちに植え替えたものもあるようです。


結構な種類があります。


葉が鮮やか。


これも面白い。


このケイトウは、花の形が少し変わっていて、分枝が多い。

これは花ではなく実。
ヤマボウシ。

純白な花だけでなく、実もなかなかいい。


今年のイネの作柄はほぼ平年並、品質は良好

2021年09月26日 | 田んぼ

今年のイネの作柄はほぼ平年並という結果になりました。
品質は良好です。
先日刈り取りを終え、調製をお願いしている法人から搬入して頂きました。
30キロ入れの玄米袋。これは出荷用の袋。


出荷する玄米分は、法人のライスセンターから直接出荷することになっています。
今回搬入してもらったのは、我が家で処理する玄米です。
自家用分、一族郎党分、知人から直接依頼されている分、それに贈答用少々。
平年並と言いながら、厳密に言うとほんの僅か下回っている感じです。
8月中下旬の長雨が響いているようです。
あれが、平年の天候経過ならかなりの豊作だったでしょう。
それでも、それ以前の貯金とその後数日の好天で助かったと言えます。
まず最初に確認するのは品質。
出荷する玄米の等級は水分含量のほかは見かけで決定されます。
玄米をカルトン皿に取ってみます。


小生が見る限り問題なく1等米と判定。
薄らとした青米が若干見えますが、これは「生き青」といって正常な玄米です。
出荷の等級は見かけで判定され、味の良否は関係ありません。
しかし、食べる側から見れば味の方が重要。
我が家の田んぼは強い粘土質で、肥え持ちが良くミネラル分が豊富な土壌です。
しかも、里山で昼夜の気温差が大きいため、味には自信があります。
しかし、実際に食べてみて確認するのが一番。
他に配る前に、まず自分で食べてみることにしています。
いつものように、精米し少しだけ焚いてみました。
新米の炊き上がりの香りはやはりいいものです。


光沢も良し。
食べる前に、例年のごとく仏壇や神棚にお供えします。
味わってみました。


そもそも新米は粘りが強いのですが、今年の米は特に際立っています。


あっさり系の米を好む方は少々違和感があるかもしれませんが。
新米らしい香り、光沢、旨みなど十分味わえるので、今年も安心して配れます。
この時期は、毎年、新米をいくつか贈答にします。
普通はこの10㎏袋。


5㎏袋もありますが、こちらは味見用に差し上げるもの。


30㎏玄米袋のものもあります。
今年はコロナ禍の中、米の需要も減退し価格が低迷すると流布しています。
今でも米は十分に安い。誰でも食する必需品のはずなのに残念至極。