里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

マーガレットでないとは知らず

2020年05月31日 | 

 私は、以前、この花はてっきりマーガレットと思っていました。というよりも、草花に疎いため、この形の花でマーガレット以外の名を知りませんでした。


 今一面に咲いており、青空に純白の花は気分が悪くもないですが、あまりに増えすぎてなんとかしなければと思います。最近、方々で、同様の姿を見るようになってきました。


 そこで、昨年「マーガレットの雑草化」で調べてみたところ、マーガレットは雑草化するものではないとのこと。さらに類似の花にシャスターデージーとフランスギクというのがあると分りました。
 そのほかにも花の形が似ているものに、ひな菊(デージー)、野菊。これは私にもわかります。そのほかにも種々あるようですが、みんな背丈が低いので明らかに違います。
 マーガレットの和名は木春菊。葉の形がシュンギクに似ていることから。英名ではパリスデージー 。園芸名も同名だそうです。
 これに類似するのがシャスターデージー。単にデージーという場合もあるとのことで、ますます紛らわしい。
 さらに類似しているのがもう一つあって、フランスギク。
 特徴を集約すると、
 シャスターデージーは背が高く立ち上がって咲き、葉はやわらかいギザギザの葉で地面に近い低いところにしかない、とあります。


 フランスギクは花の咲き方はよく似るが、葉はへら状で、さわると痛いぐらいの固く尖った浅い切れ込みがあり互生する、とあります。
 これだけでシャスターデージーかフランスギクかの判別は難しいですが、どうやらこれはシャスターデージーとみてよさそうです。


 年々増えて畑や庭まで侵食してきました。手間暇はかかりますが抜き取るしかないでしょうか。


 土手にまで生えて雑草化しています。


 相当丈夫なようで、舗装のちょっとした隙間まで生えています。



春ほうれんそうは切れ目なく穫れる

2020年05月30日 | 畑:葉菜類

 今年はの春ほうれんそうは途切れることなく収穫が出来ます。
 穫り頃になっているのが4月8日に2回目に播いた春ほうれんそう。


 品種はトーホク種苗のスプリング、ボーカルの2品種。不織布のべた掛けのみで播きました。
 種まき後ほどなく150ミリ以上の大雨があり、その後の晴天で土の表面が固結したようになり、どうなることかと思いましたが、よく育ってくれたものです。少々ハコベが目立ちますが。
 これはスプリング。

 揃いが良いのがいいところ。 

 葉色はやや薄い感じがします。


 これがボーカル。


 春ほうれんそうとしては緑が濃く、厚みがあるように感じます。


 今回は揃いも悪くありません。


 中ほどの隙間のあるところが境目。左がスプリング、右がボーカル。それぞれの品種の特徴がよく分ります。


 こちらの、3月早々に不織布のべた掛けと透明マルチを組み合わせて早まきしたほうれんそう。(その時の種まきの様子
 5月に入って間もなく穫り始め、生育の遅れたものがまだ少し残っています。さすがに肥え切れの症状が出ています。


 この辺りの露地の春ほうれんそうの種まきは、4月になってからなので、1ヵ月早くできました。品種はやはりトーホク種苗のスプリングとボーカルいう二品種。
 こちらはスプリング。


 こちらがボーカル。生育の遅れたところで、間もなく終了です。


 こちらは、5月に入って早々に播いた3回目の春ほうれんそう。
 管理機だけで畝を作ったためごろ土のところに播くことになってしまいました。その後の乾燥もあって、さすがに発芽にバラつきが出てしまいました。


 播いた後掛けていた不織布を外しましたが、大分隙間が見えます。生長するにしたがって埋まっていくとは思いますが、こちらは多くを期待するのは無理かもしれません。


ナスをわき芽整理し支柱に誘引

2020年05月29日 | 畑:果菜類

 ナスは植付けて2週間ほど。先週低温が続き生育が進みませんでしたが、一番花が咲き始めたので、わき芽を整理し、支柱を立て誘引しました。
 植付け後は、不織布でトンネルを掛けていました。


風よけと多少の保温も期待していましたが、それなりに効果はあったようです。


 不織布を外しました。

 
品種は、大部分渡辺採種場の「くろべえ」という品種で、こちらはほぼ1番花が開花しました。


数が足りず植えた数株の「千両2号」の方はまだ蕾が固い状態です。


 「くろべえ」の方はそれなりの姿になってきましたが、「千両2号」の方は、本当なら定植するにも早いくらいの姿です。「くろべえ」の方に合せて管理するしかありません。
 仕立て方は、ごく一般的な3本仕立てです。
 まず、わき芽の整理をします。
 一番花の着いている親の枝と、そのすぐ下のわき芽2本を残して伸ばします。その下に付いているわき芽は全てかき取ります。


 これがわき芽をかいた後。


 「千両2号」はまだ出来ません。
 わき芽を整理した後、支柱を立てて誘引しました。


 今年は、しばらくぶりで畑を変えました。以前のところより風当たりは多少弱いと思います。例年、整枝誘引は、株の両側に廃材のパイプ支柱を使い簡易な方法で行っています。これからの生育状態を見ながらやりたいと思います。


トマトは思案投げ首で植付け

2020年05月28日 | トマト連続摘芯栽培

 トマトの苗を植付けました。
 といっても、このような苗を植付けるのは、初めての経験です。いつもは花の咲き始めに植付けます。まともな苗がなくなりそうだと、少々焦って購入したのがよくありませんでした。花芽が見えないほどだったので、鉢替えし、さらに2週間ほど置きましたが、この状態です。運悪く先週は雨降りと異常な低温で花が進みません。草丈はもう30数センチになり、倒れそうです。
 品種はホーム桃太郎。


 よく見ると、花芽が本葉11、2枚でようやく着いています。これでは花が大きくなるわけがありません。普通は本葉8枚で第1花房が着きます。9、10枚で着くこともありますが、これほど極端なのは見たことがありません。


完全に最初の花房が飛んだ状態です。全ての苗がそうなのではっきりした原因があるはずです。すべては購入した自分の責任なので、名案が浮かばぬまま、諦めて植付けることにしました。
 雨よけ用の支柱はパイプハウスを解体した廃材利用です。そこに幅230センチ、厚さ0.03ミリのポリを張っています。。
 すでに誘引用の支柱も立て、準備はできています。


 ホーラーで穴を開け、害虫予防の粒剤を施用します。


 株間は50センチ弱で13株です。ポットを配置しました。ちょっとした風で倒れてしまいます。


 花芽が小さく、植付け方向の見定めもままならない状態です。
 植付け後、支柱に誘引しました。


 今年も連続摘芯栽培を行うつもりです。しかし、このような苗を植付けるのは初めてなので、予想がつきません。

 連続摘芯栽培を20年ほどやっていますが、このような苗では樹が暴れて収拾がつかないかも。
 7月中に穫れるでしょうか。昨年もスタート時点で1花房分くらい遅れましたが、今年は2花房分くらいのハンディを負っています。


 連続摘芯栽培では実が多く着き、樹に掛かる負担が大きくなります。出だしの勢いが弱いのはよくありません。少々救いなのは、そのような心配が無用なことです。
 私の場合、例年、第1花房までは普通の1本仕立てと同じで、第2花房から連続摘芯栽培をスタートします。最初から連続摘芯栽培をすると、花房が地べたについてしまうからですが、今年は最初の花房からスタートしてみようかとも思います。しかし、それはしばらく先のことです。

キュウリを蔓上げ低温のダメージあり

2020年05月27日 | 畑:果菜類

 キュウリの蔓上げをしました。ネットへの誘引です。
 植付けから2週間経ちました。寒冷地のこの辺りでは、本来なら、今頃が植付けの時期です。しかし、苗が、植付けるには遅すぎるくらいの苗でしたからしょうがありません。
 植付けした後、パイプ支柱に仕掛けをして不織布で覆ってみました。


 風よけと保温の効果を期待しました。


 このまま置くと蔓が地べたを這うようになります。今週は比較的天候もよさそうなので、不織布を剥ぎ、蔓上げすることにしました。


 この辺りで、蔓上げと言っているのは、キュウリを植付けたままにしておくと、次第に地べたに這うようになりますが、そうなる前に蔓を支柱やネット、紐などに誘引してやることです。遅れるとキュウリの勢いが弱ってきます。
 不織布で覆った多少の効果はあったでしょうか。


 品種はタキイ種苗の「夏すずみ」。
 本葉が6枚半くらいになりました。日数から言うと1、2枚分遅れています。


 植付け直後は幸いにも天候が良かったのですが、先週は日照が全くなく、低温のダメージはかなりあったと思います。最高気温が連日10℃以下、最低気温が6℃台まで下がった日があるくらいですから芯止まりが出ても不思議ありません。
 芯を見るとよく分ります。やや黄ばんで、細い感じがします。


それでも、この程度なら、不織布での覆いは効果があったのではないでしょうか。
 今までは、植付け後に株の脇に割り箸を刺して誘引し、風で折られないようにしていました、今年は不織布の覆いをしたので、していません。
 ネットに直接誘引しました。


 このようなキュウリは、夏から秋にかけ収穫されるので一般に「夏秋きゅうり」と呼ばれ、ネット栽培されるのが普通です。
 我が家のキュウリの仕立て方は、親蔓と勢いの良いわき芽1本を残す2本仕立てです。
 例年、この時点で多少わき芽の整理もしますが、今年はごく小さいので、わき芽の整理は、もう少し先になります。