「山菜の王様」と言われるタラの芽。春の山菜と言えばいの一番に挙げられるでしょう。
タラノキから吹き出してくる新芽がタラの芽ですが、タラノキとは聞き慣れない方が多いかもしれません。
我が家では元々自生していたタラノキを年数を掛けて手入れし、増殖させてきました。
今では、自然に増殖しこの場所には数十本のタラノキが群生化するようになりました。
これが昨年春の採り頃のタラの芽。
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しかし、この場所はタラノキの周りに篠竹も沢山群生しています。
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篠竹は繁殖力が強く、タラノキの中にまで蔓延ってきます。
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放置すればたちまちタラノキの方が駆逐されます。
この場所では篠竹を刈ることが一番の管理作業になります。
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それでも今年は例年に比べタラノキの近くに侵食している篠竹はずっと少ない。
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今年はタラの芽を採った後の刈り払いの回数を増やしたことが奏功しています。
9月にも刈り払いしたのは初めてのような気がします。
お陰で今回の刈り払いはずっと楽に出来ます。やはり手を掛けただけの違いがあります。
ところで、篠竹は里山の有用な資源でもあります。
我が家ではサヤエンドウの支柱にしているのは専ら篠竹。
但し、タラノキの中に生えているような篠竹は質が悪く使えません。
使えるのはタラノキの周囲に生えている良い篠竹だけです。
まずは、タラノキの生えている周囲1mくらいまで刈払い機で切り倒します。
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下草や小さい雑木も一緒に刈り倒しました。
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タラノキのごく近くは一緒に切り倒してしまうとまずいので手刈りが必要です。
刈り取った中から丈が2m以上あり太く真っ直ぐ伸びた篠竹だけを選別し、他の刈り倒した篠竹は整理します。
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スッキリとしました。これで春になれば良いタラの芽が出てくる環境が整いました。
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まだ芽は硬いですが春になれば食べ応えのあるタラの芽が採れるでしょう。
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また、こうすることでさらにタラノキが増殖してきます。
これが選別して纏めた篠竹。
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篠竹は支柱として使えるよう葉を整理し長さを揃え、先を尖らせておきます。
これでは中途半端なのでもう少し採ります。
これでは中途半端なのでもう少し採ります。