里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ダイコンとニンジンを本格的に穫り始める

2022年10月31日 | 畑:根菜類

ダイコンとニンジンを本格的に穫り始めました。
今年、ダイコンは1週間ほど間隔をおいて3回に播いています


収穫しているのは1回目の8月23日に播いたもの。
10日ほど前から肥大の良さそうなものを確認しながら穫り始めました。
今はどれも同じくらいに太ってきたのでどれを穫っても良さそうです。


品種はタキイ種苗の「耐病総太り」。
生育は概ね順調。台風が来襲しそうだというので急遽土寄せしたりということもありましたが、結局大したことはありませんでした。
ただし、最近は過乾燥気味です。
畑が粘土質で緩い傾斜になっているので、曲がりやすいのはやむを得ません。


2本引き抜きました。


曲がりはあるもののこの時期としてはまずまず。
長さは十分ながら、「耐病総太り」としてはまだ若干物足りません。
尻までしっかりと肉が付くまで太るにはもう少し時間が必要。
肌は綺麗で、最近は夜も冷えてきたので味が乗ってきました。
こちらは2回目、3回目に播いたダイコン。


品種は全て「耐病総太り」。
何れも順調に生育していますが、一雨欲しいところではあります。
3回目のダイコンは主に冬囲いに回ります。
ダイコンは年々消費が減っており、作付けを減らしています。
こちらはニンジン。


ニンジンは2回に播いています
1回目が7月7日、2回目が8月9日。 
品種はいずれもトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
収穫しているのは1回目に播いた秋ニンジン。


間引きが遅れ少々混みすぎになりました。
ウスカワマイマイが繁殖するなど芳しくありませんでしたが、今月早々に間引きを兼ね肥大の良さそうなものから穫り始めました。
最近の異常乾燥で、土が固結気味で引き抜きにくい。スコップを使いながら収穫しました。
肥大や揃いはイマイチといったところ。


茎葉が茂りすぎ、いわゆる葉勝ちの状態になったようです。肥料が少し効き過ぎかもしれません。


これは2回目に播いた冬ニンジン。


12月からの収穫予定で、一部は囲いに回ります。
間引きも遅れ気味ながら1回目ほどではありませんでした。
茎葉も1回目ほどには茂っていません。この程度なら問題なさそう。
ダイコン、ニンジンとも囲いも含めて約半年間穫り続けるつもりです。


サヤエンドウの種播きをする

2022年10月30日 | 畑:豆類

サヤエンドウの種播きをしました。
例年通り10月末の種播きとなりました。寒冷地のこの辺りでは種播きの時期は重要です。
遅れると発芽が不安定で生育が悪くなり、早すぎると生育が進みすぎ凍害を受けやすくなります。
当地では10月末から11月早々が適期。
10日ほど前に、苦土石灰を全面、緩効性肥料を帯状に散布し、ロータリー耕耘しています。
この場所はキュウリの跡地で肥料分が残っていると思い、元肥はごく少なくしました。
種播き前に再度ロータリー耕耘。肥料を帯状散布した位置に目印線を付けます。


管理機で畝立て。


逆転ロータで往復し畝を作ります。


クワでならして仕上げ。後で土寄せや支柱立てをするので低めの畝にします。


品種は「赤花蔓ありえんどう」。
エンドウには赤花と白花がありますが、我が家はいつも赤花。
ドリンク瓶で株間27㎝間隔で播き穴を付けます。


1カ所3粒播き。2粒播きでも大丈夫と思いますが、3粒が確実。


種は少し土に押し込むようにすると安定します。
植え穴脇の土をクワで崩しながら覆土し、軽く鎮圧。


これで種播き終了。30株弱になりました。


この後、乾燥防止と土の固まるのを抑えるため切りわらを掛けました。


小生の一番好きな野菜がこのサヤエンドウで、少々の拘りがあります。
サヤエンドウの別名は絹さや、この辺りでの通称は三度豆。
土が乾燥気味です。まずは綺麗に発芽してもらわないと困るので、この後灌水しました。


ナスとピーマンは未だ元気も強制終了

2022年10月29日 | 畑:果菜類

ナスとピーマンを強制終了させました。
ともに収穫期間はぼ4ヵ月。まだ元気な状態なため、周りがもったいないの声しきりです。
特にピーマンは何とか残す方法はないかと言われましたが、後作の準備が待ったなしで、如何ともしがたい。
このナスは人の背丈をはるかに超しています。


品種は中長なすの「くろべえ」。
仕立て方は親枝と一番花直下のわき芽2本を主枝にするごく一般的な3本仕立て。
更新剪定は行わず穫り続けています。


誘引は、中央の1本の支柱と畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡易な方法。


今年はそれだけでは枝が垂れ、歩くのに支障が出た枝は中央の支柱に引っ張りました。


芯止めは最後までしていません。
出だしは少し遅れたものの最盛の状態が長く続き、近年では上位の穫れ具合です。


茎葉は青く未だ成ってもいますが、さすがに花はごく少なくなり生長も遅い。
ナスはここで打ち切っても惜しくありません。
こちらのピーマンの姿は頗る良い。


品種は「京みどり」。
7月下旬から最盛となり未だピークの状態が続いています。
誘引はナス同様、畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡便な方法です。


以後は特に手を掛けていません。


多少横に広がってきましたが、大きな支障はありません。


生育旺盛で一向に衰える気配が見えません。
穫り頃の果実も多数成っています。肥大途上の果実や花も多数。


ピーマンをここで打ち切るのは、小生でもいかにももったいない気がします。
しかし、どう考えてもこれだけ残すのは困難。
助っ人が、少し小振りの実まで、篭から溢れるくらいに収穫しました。

作付け区割りがまずかったと反省しています。
改めて記録を見ると昨年のピーマンは11月いっぱい穫っていました
すっかり失念していました。昨年は特別だったと記していますが、今年も同様だったのかもしれません。




春キャベツの植え付けをする

2022年10月28日 | 畑:葉菜類

春キャベツの植え付けをしました。
品種は「金系201」。
長年作っていますが、特に変える理由もないので今年も作ります。
種播きは9月29日、4週間経ちました。
49穴の連結ポットに播いたものですが、苗はイマイチと言ったところ。


発芽の揃いが悪く、その後の生育も緩慢。日数の割に葉が小さい。
床土や管理もいつもと変わらないのに、どうしてでしょう。
小さいですが、早めに植え付けてしまうことにしました。
畑の方は10日ほど前に、苦土石灰を全面、緩効性肥料を帯状に散布しロータリー耕耘しています。
この場所は我が家の畑では条件の良いところで、植付け前に再度ロータリー耕耘。帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


管理機で畝立て。


クワでならしてかまぼこ形の畝に仕上げます。
後で、土寄せするのであまり高くならないようにしています。


ホーラーで植え穴を開けます。


畝間80㎝、株間30㎝。


植え穴に粒状殺虫剤を施用。


苗は見栄えは悪いものの根鉢は回っており、根崩れはしないようです。


全て植えたので、欠株が出ても補植用はなくなりました。


苗が小さく少々不安ですが、何とか活着してくれるでしょう。


これが、今収穫している秋キャベツ「あまいキャベツ愛心」。


これが終われば「あまいキャベツあまみさき」の収穫になります。
こちらは 寒玉キャベツ。


寒玉キャベツは年内にほぼ結球します。収穫は年明けから3月まで。
この辺りでは2、3月に合わせて結球させるのは無理で、凍害を受けたり結球不完全のままトウ立ちするリスクが大きい。
その後が春キャベツとなり、6月半ばまでキャベツを穫り続けるのが目標です。


水墨画「秋明菊」

2022年10月27日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙  

今の時期、庭にはいくつかの山野草が咲いています。
ただ、昨年咲いていて今年咲いていないものがあります。それがシュウメイギク。
庭とは言えないところにあり、昨年こんなところにあったのかと気付きました。
母が生前植えたものかと思いましたが、何年か前、助っ人が植えたものでした。
聞くと自宅の庭に沢山あるので、何人かに分けてやるもののうまく根付かないことが多いと言います。
シュウメイギクは姿形が秋の風情を感じさせる花なので少々残念です。
そこで、水墨で描いてみました。昨年見た赤紫のシュウメイギクがモチーフです。
少し調べてみると、園芸種もかなりあって色も多彩、名前は秋明菊でもキクとは無関係でアネモネの仲間。
花びらのように見えているのは花弁ではなく萼片らしい。