里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培は第8花房が開花し、収穫は最盛に

2019年07月31日 | トマト連続摘芯栽培

 トマト連続摘芯栽培は第7花房が開花してから1週間。第8花房が開花しています。
 ヤマセに悩まされた長い梅雨もようやく明け、ここ数日、この辺りも真夏日になっています。それに合わせるかのように、第2花房が一斉に赤くなってきました。第2花房は着果もよく、第1花房のように灰かびも出なかったので、こうなると一気に収穫の最盛となりました。昨年と比べると1花房分以上遅れています。
 捻枝した第1基本枝側から見ると、第2花房がかなりの数赤くなっているのが分ります。

 反対側の第2基本枝側から見ると、その下に隠れている第1花房の収穫はほぼ終わりました。

 株全体を撮るのはますます難しくなってきました。
 この株は第1花房がまだ1個残っています。下に垂れているのが第2基本枝で上から第4、第5、第6花房と着いています。

 反対側に垂れているのが第1基本枝で、赤くなっているのが第2花房、その下に第3花房。

 上から見ると実が大きくなり始めているのが第7花房で、今花が咲いているのが第8花房です。これが捻枝されると第3基本枝になります。

 これは第1基本枝の第2花房がほとんど赤くなっている株です。その下に第3花房が着いています。すでに第1花房の収穫は終わっています。


 反対側には第2基本枝に、上から第4、第5、第6花房が着いています。

 上には第7花房で、完全には花収まりしていません。


 伸びたものは雨除けに付きそうなので、少し無理をして捻枝しました。

ほとんどは1週間後くらいに捻枝します。真夏日が続くようになってきたので実の留まりが悪くなるかもしれません。
 しばらく収穫の盛りが続くことになります。


トウモロコシ「ゴールドラッシュ」をようやく収穫

2019年07月30日 | 畑:豆類

 トウモロコシは、4月末に我流の直播きをしていますが、ヤマセに悩まされた長い梅雨のため、かなり生育が遅れました。生育のバラツキもあります。

 品種はゴールドラッシュ。
 普通は1本立てにするのですが、株間は少し広めながら敢えて2本立てにしています。というのも、食べる側があまり実は大きくない方がいいと言うのです。

高齢者と小さい子供にはほどほどの大きさの方がいいようです。ゆでる容器も昔のような大きなものは使わなくなりました。私が幼少の頃には、大きな鍋に山のように茹でたものでした。決しておいしいトウモロコシではなかったはずですが、ガツガツと食べたのを懐かしく思い出します。
 この品種は、播種後84日。絹糸が出てから20~24日で収穫適期になるとされているので、数日から1週間遅れていることになります。いかに天候が悪かったかが分ります。2回目に播いたトウモロコシはお盆にうまく当たりそうです。
 絹糸が黒くなっているものを、少し皮をむいて確かめ収穫します。

若干早い感じですが、 急に気温が高くなってきたので、このくらいで採り始めないと、この後で採るものの食味が落ちてきます。

このくらいがちょうど良さそうです。

 収穫と茹でるのは助っ人にお任せです。10数本採ったようです。
 特段、朝採りとかしている訳ではありませんが、畑から採ったら間髪を入れず茹でるので甘味は十分です。
 大部分は助っ人の持ち帰りですが、いいところを置いていったようです。



青実山椒の香りが凄い

2019年07月29日 | 野山

 春に艶のある新芽を出し、若葉が清々しいサンショウの木ですが、葉はどんどん深みを増し、今、青い実を沢山着けています。

 「木の芽」として利用されるのは、山椒の若葉ですが、この辺りでは使われることなく、青々と茂ってきます。そして、梅雨時になると青い小さな実を着け、今、このようになっています。

 山椒は、雌雄異株ですから、実がなるのは雌株だけです。
 これは、家のすぐ裏にある雌株で、かなり大きな木になっています。ただ、周りが竹藪の状態なのでサンショウの木に覆い被さるようになってきました。


 山椒の木にはトゲがあるのですが、この木はあまり多くありません。雌株は少ないのでしょうか。


 小さい青い実がびっしりと着いています。噛んでみると香りが凄いです。ピリリとした辛みで、舌が痺れたような感覚になります。


 山椒の青い実は、青山椒あるいは青実山椒と言われて佃煮にされ、ちりめん山椒もよくお目にかかります。中華料理や洋食などにも利用されるようですが、残念ながらこの辺りの山椒の青実は日の目を見ることなく過ぎてしまいます。


ダンサーが顔見知りとは驚き

2019年07月28日 | 暮らし
今日は11時からかつての職場の県レベルのOB会総会でした。
県内に8支部あって、不肖私も、支部長を仰せつかっています。支部長は9時30分集合で、準備を手伝うことになっています。
ということで、受付の準備です。

総会と懇親会の会場の段取りも行います。
席札などを設定して準備はOKです。

滞りなく総会は終了。記念撮影の後は、懇親会です。
楽しいひとときでしたが、アトラクションはフラメンコショー。もちろんアマチュアです。
ギタリストは、かつて職場も一緒だったこともある方なのは事前から分っていましたが、ダンサーの一人がこれまた顔見知りで、しかも現役の職員と言うことで二度びっくりです。

支部長の役目も今年で任期を終了します。まだ支部の総会が残っています。

ネジバナを墨彩画で描く

2019年07月28日 | 水墨画:草花
                  本画仙 短冊

 ネジバナを墨彩画で短冊に描きました。
 短冊に描くことはあまりないのですが、ネジバナは細身で長く、短冊とのバランスが良いと思いました。もっと細身ですっきりしたネジバナを目指したのですが、にじみが出て思うようにはなりませんでした。
 壁に掛けてみました。



土手のネジバナが可憐に咲く

2019年07月27日 | 野山

 今、ネジバナが可憐に咲いています。この辺りではネジリバナと言われることが多いです。

 ここは、田んぼの土手ですが、ネジバナが咲いているのは畦の部分です。毎年ここにネジバナが咲きますが、今年も咲いてくれました。

 この土手は先週に草刈りをしたのですが、ネジバナを避けながら刈り払うので、どうしても草が残ります。あっという瞬間に刈り倒してしまうので注意しながら草を刈っています。仮に刈り倒してしまっても、他の雑草と同じようにすぐ再生するのでしょうが、愛らしい花を切ってしまうのは忍びないです。

 昔は、ほかの場所にもありましたが、今では、私が分っているのはここだけです。
 ここは非常に日当たりがよく、周りは天然芝が多い場所なので、条件がいいのかもしれません。ネジバナはランの仲間ですが、他の天然のランは半日陰を好む傾向にあるので珍しい気がします。

 小さな花がらせん状に綺麗に並んですっと伸びる姿は実にユニークでもあります。右巻きと左巻きと両方あるようですが、よく観察したことはありません。しかし、よく見ると確かに両方ありました。写真で見る方がよく分ります。

 ネジバナを掘り上げて庭や鉢に植える方もあるようですが、ここのネジバナをそのようにする気はありません。移してだめにしたということも結構聞きますし、何といっても野に自然に咲いているのがいいです。


セロリーが様になってきた

2019年07月26日 | 畑:葉菜類
 
 セロリーが結構大きく育ち、様になってきました。収穫できるようになっています。
 これは、5月末に、助っ人が安売りしていた苗を買ってきたというので、ここに植えたもの。

 苗も貧弱で、収穫時が真夏になってしまうので、この辺りではまともなものにはならないだろうと思ったのですが、楽しみでやる分にはいいので植えさせたのでした。それが、立派に食べられるようになりました。
 今年の天候がセロリーには幸いしたようです。低温で雨ばかり降っている天候が高温と乾燥を嫌うセロリーには良かったわけです。 


 このコーナーは助っ人達、といっても二人ですが、好きなもの作るようにしている場所です。
 私が、事前に肥料をやって畝を立てマルチをしておきます。ここでは私が助っ人役です。
 これはサツマイモ。

 これはエダマメ。

 自分で苗を仕立ててきました、それなりに実が着いてきました。


 2回に植えていますが、こちらは少し倒れています。

 サツマイモと枝豆は肥料が多いとまずいので、この部分だけ肥料を控えて畝を立てておきました。
 こちらはオクラ。
 株間が少し狭いですが、支柱を立ててやりました。


 遅く直播きしたのでどうなるか。それでも花芽が見えています。

 これはケイトウ。これも安売りの苗を買ってきたようです。数品種あります。



 ケイトウのそばにある赤しそは、梅干しを漬けるというので採っていきました。

 これはアスター。苗の時から揃いが悪いです。
 いずれにしても、楽しみながらやる分には大いに結構。





きゅうりを水墨画で描く

2019年07月26日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 キュウリを水墨画で描きました。
 露地のキュウリは今が収穫最盛期です。実際に畑で育っている状態に近い姿で描いてみました。雌花が咲いたもの、肥大中のもの、収穫される頃のものと三つ着いています。
 あまり綺麗な姿だと絵になりません。少し形が崩れた方がよりキュウリらしく見えるようです。

夏秋きゅうりの整枝と摘葉

2019年07月25日 | 畑:果菜類
 
 夏秋きゅうりは今が収穫のピークになっています。
 収穫は子蔓の中段が中心ですが、上段の子蔓、主枝の遅いもの、さらには下の方の孫蔓からの収穫も重なってきています。 
 連日の不良天候でべと病が出てきました。 

 子蔓の摘芯はかなりの部分終わっています。一斉に摘まないようにだけ心がけています。
 孫蔓は基本はそのまま伸ばします。

 伸びすぎてこまるものは随時ピンチします。勢いが良ければさらにひ孫蔓が出てきます。
 このように地面に近いものは地べたに這うようになります。


 これはピンチします。

 このように芯が小さな孫蔓は伸びにくいので、ネットに掛けてできるだけ伸ばすようにします。

 枯れたり黄色になった葉は掻いていきます。

 きゅうりの葉は開いてから50日くらいで働きを終えるそうですから、我が家のキュウリで言うと主枝の葉は8月いっぱいで全部の寿命が尽きるということになります。これからは子蔓や孫蔓の葉が働けるように、邪魔をする古い親葉は摘んでいきます。
 また、形の悪いものはできるだけ小さいうちに摘果するようにしています。

 どうしてもこの時期は処理しきれないほど採れてしまうのですが、やむを得ません。本当は形のいいものも思い切って摘果すべきなのでしょう。

 助っ人は、この時期のものを塩漬けにしています。その後、最終的には奈良漬けや味噌漬けなどになって重宝します。

トマト連続摘芯栽培は第6、第7花房が開花し、誘引

2019年07月24日 | トマト連続摘芯栽培

 トマト連続摘芯栽培は2本目の捻枝を行ってから1週間。
 この第2基本枝はいつもは花房を二つ着けた時点で芯を止めるのですが、今年は初めてもう1花房着けることにしました。開花がほぼ終了しました。第1花房から数えて第6花房になります。ここで芯を止めます。
 赤く見えるのが残っている第1花房の果実です。大分大きくなっているのが第4花房、その下に第5花房、一番下の花が第6花房。

 一方、第4花房の下から出ているわき芽を伸ばした枝には花が咲いています。これが第7花房になり、この枝はいずれ捻枝されて第3基本枝になります。
 今度は、この第7花房のすぐ下から出ているわき芽を伸ばします。

 これを支柱に誘引します。

 株全体を撮るのは難しいですが、上から見ると、一番上、左に見える花が第7花房、右に垂れているのが第2基本枝で一番右下に着いている花が第6花房。


 捻枝された第2基本枝側から見ると、赤くなっているのが第1花房でその上に第2基本枝が垂れています。


 反対側には第1基本枝が垂れており、上が第2花房、下に第3花房が着いています。

 第6花房と第7花房の開花が重なり株にかかる負担が大きく、弱るリスクはあるのですが、少しでも悪い果実は摘果して、できるだけ弱らないようにしたいと思います。

 少し見上げるように撮ると

 連日の低温と日照不足で生育はかなり遅れています。
 昨年は今年とは対照的に空梅雨猛暑続きで過去最高の出来でした。今頃は第3基本枝の捻枝は終り、収穫も第3花房に入っていました。
 今年は、まだ第1花房の収穫がまだ少し残っています。半分近くは灰かびで摘果してしまいましたからこんな感じでパッとしません。

 まだまだ始まったばかり。あと3ヵ月。先は長いです。


今年のイネは最悪は免れるか

2019年07月23日 | 田んぼ

 当地方は7月に入り、平年を大幅に下回る低温と日照不足が続いています。アメダスデータをみると、この辺りだけが特異的に悪く、日照時間は例年の20%しかありません。大雨はないのですが、1日に一度は雨が降るといった状況が続いています。
 今日もどんよりとした曇り空に霧雨。気温も上がっていません。今、イネは最も気象の影響を受けやすい重要な時期を迎えています。
 このような状況でも田んぼの姿は、病害虫の発生もなく、一見悪くないように見えます。

 どの田んぼも低温対策のために深水にしています。といっても、この田んぼは深さ10センチ位なので十分ではありません。

 この田んぼは比較的深水にしやすい田んぼです。分けつは過剰かもしれませんが、生育は非常に揃っています。


水の深さは15センチはあります。

 昨日、茎を3本ほど取って剥き、幼穂を見てみました。
 これが1本目

 これが2本目

 これが3本目

 まさに、減数分裂期のまっただ中です。穂の形がしっかり見えています。通称、穂ばらみ期といわれるこの時期は、稲穂の花粉ができる時期で、この時に障害を受けると花粉ができないので、穂が出ても実らないのです。
 幼穂の長さで言うと3~12㎝、穂が出る10~15日前が、この「減数分裂期」に当たるとされているので、我が家の田んぼも、早いものはすでに終りを迎えていて、遅いものでもあと数日でこの時期は過ぎると思われます。穂も今月末か来月早々に出始め8月5日くらいには出揃うと計算できます。
 この時期が低温に最も弱く、一日の平均気温が20℃以下又は最低気温が17℃以下の日が数日続くと極めて危険とされています。以前の予報だと、先週の後半くらいから気温が上がってくるとの予報でしたが、1週間くらい後ろにずれ込んでおり、一向に上がってきません。
 ここ10日間の近くのアメダスデータをみると、最低気温が17℃を割った日はありませんが、平均気温20℃以下の日が5日あり、低温障害を受けるかどうかのボーダーラインにあります。極端に下がってはいないので、心情も入っていますが、なんとか耐えてくれているのではないかと思っています。もっとも明日から気温が予報どおり上がってくれることが前提です。
 これまで今月5日以降、幼穂が出来て1週間くらい、連続で平均気温20℃以下、最低気温17℃以下になり、特に10、11日は最低気温が12℃台と極端に下がっており、これがどの程度ダメージを与えているのか非常に気になっています。
 改めて、大凶作だった平成5年と15年のアメダスデータを見てみると、低温の続いたレベルが今年をはるかに越えているので、そのようなことはないとは思いますが、そろそろ週間予報が当たってもらわないと困ります。

ガクアジサイを水墨画で描く

2019年07月22日 | 水墨画:草花
麻紙 半切1/3

 ガクアジサイを水墨画で描きました。
 アジサイというと、普通はポンポン咲きのホンアジサイを描くのですが、ガクアジサイを描いてみました。
 この麻紙はにじみが強いので難しいのですが、うまくいくと墨の濃淡がよく出ます。少し硬い構図になってしまったようです。

ガクアジサイも鮮やかに咲く

2019年07月21日 | 

 今、ガクアジサイも鮮やかに咲いています。我が家にも数株あります。
 やはり、今年は花の咲くのが遅く、低温で花も長く続いているようです。
 中心に集まっている小さな蕾のようなものが本来の花びらで、その周りを装飾花が縁取るように咲くので、それを額縁になぞらえてガクアジサイと言われるとのこと。


 私は、ガク(萼)が花びらのように見える装飾花が目立つのでガク(萼)アジサイと呼ばれるのかと思いましたが、ガク(額)アジサイが正しかったのでした。
 昔はほとんど見られることがなかったような気がするのですが、最近はよく見かけます。



 我が家のはイマイチですが。
 これは、隣の集落の幹線道路脇に植えられているガクアジサイ。花壇のように作っているようです。鮮やかだったので撮らせてもらいました。

 姿はユニークですが、普通のポンポン咲きのホンアジサイの原種ということですから、本家はこちらと言うことになります。



そう言われればホンアジサイが整ったやさしい感じがするのに対してい野性的な感じがしないわけでもありません。



朝イチで投票、関心は地元選挙

2019年07月21日 | 暮らし
今日は参議院議員選挙の投票日です。当地では市会議員選挙との同日選挙です。
ですから、必然的に市民の関心が高いのは市会議員選挙の方になってしまうのはやむを得ません。当地区からも代表ともいうべき人が立候補しています。当然のように私も支援しています。
地方選挙では立候補者がなく苦慮するところも多くなっているようですが、当市の今回の選挙では定員より2名多い立候補者がありました。
支援している候補者は、多くの方から支持されているので、当選するのは間違いないと思っていますが、新人でもあり選挙に絶対はないそうなので、結果が出るまではわかりません。
この投票所は3つの自治会のエリアで、隣集落の集会所です。




朝7時。私の受け付け順番は2番でした。
市会議員選挙の投票率は高いでしょうから、自動的に参議院議員選挙の投票率も高くなることでしょう。

紫陽花(アジサイ)を墨彩画で描く

2019年07月20日 | 水墨画:草花
                  画仙紙 半切3/4
          

  アジサイを墨彩画で描きました。
  これは、昨年、所属する社中の墨画展に掛軸として出展した作品です。
  作品名は「紫陽花」。
  季節なので、床の間に掛けてみました。
  

  半分に分割して大きくしてみました。