秋になると我が家の庭や石垣に小菊が咲き、そこはかとなく匂いが漂います。
さしたる手入れもせず自然に増殖したものながら、結構種類があり愉しめます。
今年の咲き始めはほぼ例年並。長期間咲いているのが小菊のよいところです。
珍しくも母や助っ人が植えたものは少ない。
玄関前にある唯一のポンポン咲き。これは確実に母が植えたものです。
他の多くは元々は小生が植えたもののはずで、かなり前に知人から頂いたもの。
当初は石垣近くの庭外れに植えたものですが、それが自然に繁殖。
今では庭ではないところで咲いている小菊もあります。
助っ人が咲き終わった後に切り戻す程度の管理をしてくれます。その際、移植したり株分けしているものもあるでしょう。
この中には小菊としては花の形や大きさが小菊らしからぬ花もあります。
これなどはスプレー菊ではと思うことが度々ありました。
植物音痴の小生は小菊とスプレー菊の違いがよく分りません。
知人はあくまで小菊として持ってこられたので、全て小菊と言うことにしています。
それでも未だ悶々とすることがあります。
石垣の隙間には色んな植物が自然に生えています。
いつの間にか小菊も定着しました。これも頂いた小菊の一つです。
庭に植えてから20数年経っているはずですが、いつ頃に石垣にも咲くようになったかは定かでありません。
頂いた当時は小生どちらかというと花より団子の方で、それほど吟味して植えたわけではありません。
それが自然に定着するのですから植物の生命力、深遠さに驚きます。
11月には各地で菊花展があり小菊の盆栽や懸崖作りなども見ることが出来ます。
残念ながら小生そのようなテクニックを持ち合わせていません。それでも気ままに自然に咲く小菊も悪くないものです。
特に石垣と小菊のコラボは意図したことではない愉しみになっています。
実用的にも小菊は長持ちするためこの時期仏壇の生花として非常に重宝しています。