里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「ポピー」

2023年05月31日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙  

今、満開になっているポピーを水墨画で描いてみました。
ポピーと言えば「ひなげし」のこと、と思っていました。
国営みちのく杜の湖畔公園 ではシャーレーポピーと表示されています。
改めて少し調べてみると、ポピーはケシ科植物の総称で、ヒナゲシはポピーの一種と言うことでした。
即ち、「ひなげし」=シャーレーポピーが正しいと分かりました。
ただ、我々普段からポピーで通っているので日常的にはそれで良さそうな気がします。
沢山のポピーが風に吹かれる姿はいいものです。
その風貌は独特。特に蕾は毛が生えており、初めは首を曲げ下を向いています。
それが、咲く時になって上を向き2つにぱっくり割れて花が咲きます。
「ひなげし」といえば「丘の上ひなげしの花で・・・」とアグネスの楽曲が脳裏に浮かびました。

夏秋キュウリは順調に蔓上げ

2023年05月30日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリの蔓上げをしました。
蔓上げとはネットや支柱へ最初に誘引することです。
これは当地方の通称。普通はハウスの作業用語です。
露地で植付け時に直ちに誘引する場合は蔓上げとは言いません。
我が家では植付けた後不織布で覆いをしているので、最初の誘引を蔓上げと表現しています。
目安は植付けから約2週間、本葉7枚程度。
環境さえ良ければ早いのは良いのですが、遅れるのは樹の勢いが悪くなるのでよくありません、
本来なら当地では今頃が植え付け適期です。
早植えになったので周りをこのように不織布で覆っていました。


品種は今年2年目の「OS交配ニーナ」。
植付け時の苗は、本葉3枚半くらいでしっかりした苗でした。
今年はこれまで強風もなく穏やかな方ですが、不織布の効果は十分にあります。


この時期になればキュウリの適温期の範囲なので不織布を剥ぎます。
キュウリの大きさは本葉7枚くらい。順調に生育しており揃いも良い。


葉色も良くがっちりとしており充実した姿に見えます。


蔓上げは蔓が地べたを這う前、出来るだけ立っているうちにやるのが基本です。
蔓をネットの外にくぐらせてネットに直接誘引します。


これで蔓上げは完了です。
今年は植付け本数を減らして株間は80㎝。


収穫目標日数は100日以上。親蔓と子蔓1本を伸ばす2本仕立てを行います。
すでにわき芽や雌花が見えます。


取り敢えず下位2節までの伸びているわき芽と見えている雌花は全て搔きました。


蔓上げ時としては想定していた通りで悪くありません。
この品種は節間が短く葉はややコンパクト、しっかりした姿です。


昨年は初めて作る品種だったので手探りでした。
今年は特性をかなり把握できたので、不安をあまり感じず栽培出来そうです。


シランとアヤメが一段と殖えて満開

2023年05月29日 | 

我が家で、今満開になっているのがシランとアヤメ。
ともに一段と増殖したようです。
これがシラン。


赤紫の花がひときわ目立っています。
ここは育苗ハウスの前で庭とは言えない所ですが、今年は花数がハッキリと多くなっています。


次第に群生化しました。ところが、一昨年急に少なくなってしまいました。
ハッキリしたことは不明ですが、強い霜の影響ではないかと思われます。
昨年はかなり復活、今年は格段に多くなっています。


これだけ咲くとなかなか良いものです。
こちらは庭の一角。


ここは他の植木や建物の日陰になるため咲くのが遅い。
満開なるのはこれからです。


こんな所にも自然に出てきました。。


但し、今年は一部に葉が焼けたような症状が見られます。


4月から5月にかけ異常な乾燥が続いたためではないかと思われます。
こちらはアヤメ。


草丈数十㎝の小型のアヤメで、こちらもかなり殖えています。


育苗ハウスの前でシランと並んで群生化してきました。


ここは日当たりが良いため5月半ば過ぎにはほぼ満開になっていました。


アヤメは花びらの付け根に黄色の網目模様が入っているのが特徴と言います
ハナショウブやカキツバタとの違いが分ります。


日当たりの関係で満開になっていないところもあります。


中に白のアヤメが混じっています。


初めはなかったと思うのですが、いつの間にやら殖えてきました。
白のアヤメも悪くありません。


今の季節、色んな草花が次々と花を咲かせてくれるので、忙しい中でも一服の癒やしが得られます。

春キャベツは終りに

2023年05月28日 | 畑:葉菜類

今年の春キャベツは4月半ば過ぎから穫り始めました。
しかし、すでに4月10日頃には穫れるくらいに結球が進んでいました。


例年、収穫の目安は4月20日過ぎ頃なので、1週間以上早まりました。
しかも穫り始めの時点ではほぼ完全結球していました。
品種は、「金系201」。
収穫開始後も、気温が高く今では結球がギンギンに締まり重くなっています。


5月20日頃からはパンクするものが出てきました。それと虫食いが続出。


収穫も終盤とは言えこれほど虫食いになるのはしばらくぶり。敢えて記録に留め置きます。
小生は無農薬栽培ではないので最小限の薬剤は使用します。
実用的には結球開始時に防除すれば大概大丈夫なのですが、今年は最後まで持たなかったようです。
今月10日頃からアオムシが見えるようになり、多少捕殺はしましたが、このとおり。


ただがっちり結球しているので表皮を除けば使えます。この程度なら殆ど問題ありません。


裂球も自家用に食するにさして支障はありません。
今年は欠株もなく生育もよく揃ったため裂球し始めるのも揃ってしまいます。
穫り始めは1㎏そこそこでしたが、今は2㎏をはるか越えています。
これは綺麗なようです。


穫ってみました。春キャベツらしい柔らかさは変わりません。


大分収穫は進んだので、間もなく一斉に穫り、食べられる分を調整して終了とします。



一面のポピーとシャクナゲを愉しむ

2023年05月27日 | 小旅

宮城県川崎町にある国営みちのく杜の湖畔公園を訪れました。
忙中閑あり、半日のコースです。
毎年のように訪れていますが、今年はこれが初めて。これまで5月下旬に訪れたことはありません。
一番の目的は今満開というポピーと晩生のシャクナゲ。
当園は総面積が600数十haと広大。
4つのゾーンからなり、一般の人が訪れるメインの「文化と水のゾーン」の敷地面積は約90ha。


平日ながら大型バスはかなり止まっていましたが、敷地が広大なので人影はまばら。安心してゆっくりと愉しめます。
正面のコーナーは丁度植え替えの時期でした。
今が季節の水辺の花が見れました。
スイレン。


ハナショウブ。


目的のポピーの畑に。


まさに見頃。一面のポピーです。


正式にはシャーレーポピーが正しいようです。
圧倒的に多いのが赤のポピーですが、よく見ると結構バラエティに富んでいます。


蕾が面白い。この曲がった首が特徴的です。


ポピーのイメージとは違った花も見られました。


思いがけず、蔵王連峰とのコラボ。ラッキーでした。


もう一つの目的シャクナゲ。
これまでもシャクナゲ目当てに訪れています。今回は晩生のシャクナゲの盛りを見たかったのです。
シャクナゲは4月下旬から見頃となりますが、品種によって満開の時期はかなり異なります。
昨年は5月中旬に訪れました。多分あの頃が一番のピークだったと思われます。
今年は気温も高く今頃には当然終わっているものも多くなっているはずですが、晩生の盛りを見る機会は少ない。
大部分は洋シャクです。全てに表示があったわけではありませんが、和シャクもありました。
以下見頃のシャクナゲ。すべて別種で重複はありません。






















結構晩生のシャクナゲも多いと分りました。
小生はシャクナゲが好きなので、大いに愉しめました。
シャクナゲのコーナーは一番奥にあるため足を延ばす人が少ないようで、もったいない。
この側には古民家を移築したふるさと村があります。やはりシャクナゲがありました。


小生は訪れるたび必ずこちらにも立ち寄ります。


ここまで訪れる人は少ない。残念な気もしますが、おかげでゆっくりと愉しめます。


トマト連続摘芯栽培'23~困った苗の植付け

2023年05月26日 | トマト連続摘芯栽培

トマトの苗を植付けました。
果菜類の中では一番早く植付けて良いはずのトマトが、一番遅くなりました。
困った苗です。このような苗は2度目。


3年前の2020年の苗がこれに近い苗でした。購入先は別です。
今年、数カ所回って見たのですが、トマトの苗は納得できる苗がありませんでした。
何処の苗も殆ど花芽が確認できなかったのです。
やむなく消去法でほんの一部に花芽の見えた苗を購入。
品種はホーム桃太郎EX。
せめてどの苗も花芽が確認できるまではと10日余り置きました。
本来なら開花始めの苗を植付けるところ。ポットが小さいことを考えれば植えて数日で花が咲くくらいが丁度でしょう。
到底そんなステージにはなっていません。
それでもここのところ気温が高く花芽は何とか確認できます。
草丈はもう30数㎝になっています。折れそうなので支えをしました。
2020年の時も支えまではしませんでした。初めての経験です。
通常トマトは本葉8枚くらいで第1花房が着きます。時に本葉9、10枚で着くこともありますが、11、2枚になることは想定出来ません。
前回は殆どが本葉11、2枚でようやく花芽が着いていました。いわば通常の第1花房が飛んだ状態でした。
今回は9枚から12枚とバラバラなようです。
これは9枚で花芽。この程度ならまずまずの苗です。


これは辛うじて花芽が確認できるくらい。12枚で花芽のようです。


前回よりかえって始末が悪いかもしれません。
おそらく第1花房が分化する頃に夜温の管理がまずかったのでしょう。
ただ、2020年の時も出だしが遅れ、総花房数は少なくなったもののかなり挽回しました。
改めてその時の記録を読み返してみると最終的には例年と遜色なく穫れたと記しています。
前回は花芽がもっと小さい苗を植えたのですが、心配したほど過繁茂にはならなかったと記されています。
今回は花芽が一定していないのでどう育てようか思案のしどころです。
植付ける畝の方は廃材を利用した雨除け支柱を1ヵ月近く前に立て終えました。
さらに誘引用の支柱も立て厚さ0.03㎜のポリを張り、すっかり準備は出来ています。


ホーラーで植え穴を開けます。今年は本数も減らし11株、株間は50㎝です。


害虫予防の粒剤を施用。


花芽の大きさを見ながらできるだけ順番に配置してみました。
ちょっとした風で倒れてしまうくらい大きい苗になりました。


植付けました。
花芽は何とか確認できるので第1花房の向きは一定にできそう。


植付け後、直ちに支柱に誘引しました。
手前の方に花芽の進んだ苗。

奥の方に花芽のごく小さい苗。


今年も連続摘芯栽培を行います。
連続摘芯栽培20年余の中、2020年の時は初めて経験する苗だったので手探りでした。
今回は前例を多少参考に出来るので、その年の記録を確認しながら挽回を図ることとします。
これは庭の外れに番外で植えている中玉トマトの「フルティカ」。


あくまでおまけながらそれなりに穫れ重宝することがあります。
すでに第1花房は実が留まり、第2花房が咲き始まっています。
中玉やミニトマトは生育が早い。大玉も本来ならこれに近い姿になっていたはずですが。


我流直播きサヤインゲンの間引きと土入れ

2023年05月25日 | 畑:豆類

直播きした蔓なしサヤインゲンを間引きし、土入れをしました。
4月28日にトウモロコシと同様、我流の省力直播きしたもの。
このように指で直接マルチに穴を開け、種を土に押し込むのが我流直播き法。


発芽後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
2本立てにするので4粒播きなら安心なのですが、今年は3粒播き。
この畑は風当たりが強いため条件は良くありません。
今年は異常乾燥状態。田んぼに忙しい時期でしたが、種播き後に灌水しました。
畝間は後方の蔓ありインゲンの支柱に合わせているため150㎝と広い。


株間は22、3㎝と狭め。
2条植えにしたこともありますが、作業がやりにくいので今は1条です。
一見したところはまずまずの発芽のように見えます。


品種は2品種。
左が3年目のカネコ種苗の「スーパーショット」。全て昨年の残り種を使用。
右が2年ぶりで昔ながらの「さつきみどり2号」。
今年は「さつきみどり2号」の方が若干発芽率が良いようです。
これが「スーパーショット」。


欠株も若干出ましたが、追い播きはしていません。
3本発芽のものを2本立てに間引きします。
引き抜かずに根元から鋏でちょん切ります。


この後、土入れをします。
トウモロコシの場合と同じで、細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを良くし倒れにくくするためですが、効果のほどは分りません。
こちらが「さつきみどり2号」。


こちらは3本発芽のところが多く、ほぼ2本立てで欠株はありません。
このあと同様に土入れをし、終了です。


当地のインゲンの直播きは5月半ば以降が普通なので、我流の早播きとしてはこの程度ならまずまずです。
これは5月早々に同様なやり方で播いたカボチャ。


品種は九重栗EX。
全て古種を播いたのですが、発芽率が悪く、生育のバラツキもあってどう仕立てるか思案中です。



2回目に播いた春ホウレンソウを穫る

2023年05月24日 | 畑:葉菜類

2回目に播いた春ホウレンソウを数日前から穫り始め、たちまち盛りの様相となりました。
当地では若干早めながらほぼ標準の春播きです。
品種は「スプリング」。
早播きは「スプリング」と「ボーカル」の2品種でしたが今回は1品種。
種播きは4月7日。バラ播きし不織布をべた掛けしました。


異常乾燥の状態が続き。さすがに灌水。
その後、田植え直後にようやく雨らしい雨があり、気温も高く一気に生長したようです。
幅広の不織布なのでゆるゆると張っており大きくなっても問題ありません。
これが穫り始めの時。


種播き後40日ほどで収穫開始となりました。
不織布は直ちに剥ぎました。密度はほどほどで、間引きはしていません。


早播きでは2品種播きましたが、今回は「スプリング」のみ。


気温の関係もありますが、この品種はやはり生長が早いようです。


葉色は明緑色、早播きした「ボーカル」とはかなり違います
春ホウレンソウのイメージらしい品種とも言えます。


軟弱気味ではありますが、よく揃っており、小生としてはこのくらいなら十分の出来です。
こちらは早播きしたホウレンソウ。まだ若干残っています。


冬ほうれんそうから春ホウレンソウに切り替わる際は若干収穫が途切れましたが、春ホウレンソウは続いています。
こちらは3回目に播いた春ホウレンソウ。


田植えの直前、代かきの合間に播いたもの。
播いた後に切りわらを掛けただけで不織布のべた掛けは省略しました。
田植え後に纏まった雨があったため発芽は良く密度もほどほどです。
これも品種は「スプリング」。
今、この姿だと春ホウレンソウは間が空くことになるかもしれません。


我流直播きトウモロコシの間引きと土入れ

2023年05月23日 | 畑:豆類

早播きしたトウモロコシを間引きし、土入れを行いました。
このトウモロコシは4月27日に我流の省力直播きをしたもの。


品種は「ゴールドラッシュ」。
畝間1m、株間30㎝。
そもそも当地の直播きは地温が上がってくる5月半ば以降です。
パイプハウスがあった当時は、早穫り用に苗を育て5月半ば過ぎに植付けていました。
ハウスが老朽化し解体してから早播きするために始めたのが我流の直播き法。
こんな風に播いています。
普通はマルチを丸形にカットして播き穴を作りますが、我流直播き法は指で直接マルチに穴を開けます。


種をそのまま土に押し込みます。


その際、穴は小さく、種は少し離して、覆土が適度になるよう注意します。


1カ所3粒播きとしました。半分は前年の残り種。
発芽した後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
今年はあまり上手くいきませんでした。
発芽率がよくありません。欠株もあります。異常な乾燥状態が続いたのが効いたようです。
発芽には温度と水分が重要なので、播くとき出来るだけ穴を小さくするのもそのためです。
丁度田んぼ作業の一番忙しい時期と重なるため、大事なときに灌水まで手が回りませんでした。これは言い訳です。
その後も総じて水分不足。生育もイマイチですが、本葉5、6枚になってきました。
本当はみながこんな風になっていれば良かったのですが、3本とも発芽しているのは少ない。


これを2本に間引きます。引き抜かず、鋏で根元からちょん切ります。


結果、今年は1本立てより2本立てが若干多い程度になりました。
トウモロコシ栽培では1本立てで大きな穂を穫るようにするのが普通です。
小生の場合は畝間を広くして2本立てにし、中型の穂を目指します。
高齢者や子供にはほどほどの大きさが良く、小振りで本数を確保したいからです。
今年は思惑通りとはいきませんでした。残ったものを着実に育てるほかありません。
この後は土入れをします。
土入れは、細身の移植ベラを使い根元に周りの土を寄せてやる作業です。


マルチを最後まで剥がないので不定根を増やすためにやっています。効果は定かでありません。
収穫は7月25日くらいからが目安ですが、どうでしょう。


これが2回目で5月19日に播いたトウモロコシ。こちらがメインでお盆用です。


品種は同じく「ゴールドラッシュ」。
やり方は1回目と同様です。まだ発芽していません。


昨年とほぼ同じですが、お盆にギリギリ間に合うかと言ったところかもしれません。


ジャガイモを芽かきし追肥土寄せ

2023年05月22日 | 畑:土物類

ジャガイモを芽かきし、追肥と土寄せをしました。
省力植え付けをしたジャガイモの生育は順調です。


品種は男爵のみ。
自家種をすっかり止めて3年目、全て購入種芋にしています。
生育はよく揃って葉色も良好です。
この畑は近くのケヤキが大木になり、午後の日当たりが年々悪くなっています。
その代わり霜の降りる心配がほとんどありません。
まず芽かきをして3本仕立てにします。
株の根元を押さえ、株を傷めないように強い茎3本を残し、弱い茎を搔き取ります。


自家種の場合は芽の数が多く、7、8本が普通でした。
購入種は少なく、芽かきの必要ない株もかなりあります。
これで3本仕立てになりました。


この程度なら購入種では芽かきを省略してもよさそうです。
芽かきをすると茎が乱れるものが出ますが、今年は軽微でした。
次に追肥。
畝の肩の部分に速効性肥料を両側に施します。


今年は葉色から見て肥料が効いていそうだったので少なめにしました。
次に土寄せ。
土寄せは花が咲き始める頃と教えられました。
今はこの程度の蕾です。咲くのは6月初め頃でしょう。


その頃になると株が茂り機械作業がやりにくくなります。
畝間の雑草も少し目立ってきました。中耕除草が必要な時期になっています。


畝間は1mと広くしていますが、やはり今が作業のタイミングのようです。
芽かきの乱れを修正する意味でも芽かき直後にやるのが良さそうです。
管理機の畝立てロータの2連の爪を外向きにして逆転で土をはねあげます。


畑の両サイドは片側だけの逆転ロータではね上げます。これで機械作業が終了です。


機械作業だけだと不十分なので鍬で手直しをします。
根元までしっかりと土寄せし、倒伏を抑えます。


これで一連の作業は終了です。


この畑は日照条件が悪いので多くの収穫は望めなくなっていますが、山砂を客土したため芋の肌が綺麗です。
今のところ姿は悪くありません。結果はどうでしょう。


直播きのリーフレタスを穫り始める

2023年05月21日 | 畑:葉菜類

リーフレタスを穫り始めました。非結球レタスが正確でしょうか。
サニーレタスとグリーンリーフレタスです。
何れも4月7日に直播きしたもの。バラ播きです。
田んぼの育苗作業の合間を縫って、ターサイや縮み雪菜と同日に播いたのが大失態の元。
同じ畝に二重播きしてしまったのです。
サニーレタスはターサイと同じ所に播いたのに気づき、別の畝に播き直しました。
不織布をべた掛け。異常な乾燥が続き、種播き後何度か灌水しました。


これがそのサニーレタス。


その後は順調に生育。
薄播きにしましたが、厚いところもあります。


間引きの余裕はなく、収穫の開始が間引きも兼ねることになりました。
生育のスピードが速いので収穫のピッチも上げないといけません。


助っ人にもどんどん穫るよう促していますが、他の野菜ともかち合ってきました。
早く株間15㎝くらいに持って行きたいところです。
軟らかいのでそのままでもバリバリ食べられます。


こちらがグリーンリーフレタス。


これは縮み雪菜と二重播きになってしまいました。
グリーンリーフレタスは種がなく別畝には播けなくなり、ベットをそれぞれ半分になるよう抜き取りました。
まだ若干縮み雪菜が残っています。


こちらも生育は順調。
縮み雪菜を抜き取る際、厚いところは間引いています。
やはり生育のスピードは速く間引きを兼ねた収穫開始となりました。


びっしりと詰まっています。
ひたすら穫る以外ありません。こちらも軟らかく美味しい。


こちらはリーフレタスとは無関係のミズナ。


凄いことになっています。


古種を処分するつもりで播いたのですが、生育スピードが半端なく。
我が家はあまりミズナを消費しないので助っ人期待になっています。


水墨画「カーネーション」

2023年05月20日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3  

過日、第2日曜日の14日は母の日でした。
母の日と言えばカーネーション。水墨画で描いてみました。
モチーフはスプレーカーネーション。少々乱れていますが、実物はもっと整っています。
今年は母の23回忌。仮に存命なら95歳です。
花を育てるのが好きでしたが、カーネーションを作ったことは無いはずです。
小生も母の日だからとカーネーションをプレゼントしたことはありません。
おろか、特別なことをしたような記憶もなく、母の日そのものを意識したことさえなかったような気がします。
母からもそんな意識を感じたことがなく、小生には期待もしていなかったことでしょう。
あるいはそれは表面上だったのかもしれませんが。
日本で母の日が定着したのはいつ頃だったのか。
少なくとも60年以上前、小生が小学生の頃には母の日を知らしめようとした活動がありました。
もう記憶も朧気になっていますが、赤いカーネーションの造花のブローチを半強制的に買わされたものです。
あれは結局自分の胸に付けたのだったろうか。子供心にはよく理解できていなかったと思います。
母のいない子は白のカーネーションだったと聞きました。
一種の募金活動だったのでしょうが、その後どのように変遷したのかは知りません。


ナスを植付け不織布をトンネル掛け

2023年05月19日 | 畑:果菜類

ナスを植付けました。
畝作りは半月以上前にピーマンの畝と同時に終わっています。


苗は購入苗です。ピーマンとは購入先が違い馴染みの農業資材店。
品種を当県にある種苗会社渡辺採種場の中長なす「くろべえ」にしたかったからです。
扱っているのがこの店だけでした。
これまで作ってきて、「くろべえ」が品質、収量とも一番安定しているようです。
ただ、訪れたときには品切れで、1週間以内には入荷するので予約すれば取っておくと言うことでした。
品定めをしないのは不安でしたが、お願いしました。
入荷したと連絡があり取りに行ったのがこの苗。


一目葉色も良くしっかりした感じなのでまずは一安心。
但し、花芽が殆ど見えないような若苗でした。
理想は大きなポットで一番花が咲く直前くらいの苗。とてもそれを望むのは無理というもの。
せめて花芽が確認できる程度なら良かったのですが、やむを得ません。
苗をもう少し大きくしてから植える選択肢もありました。
しかし、ポットも小さく、置いても余り条件が変わらないと考えて植付けてしまうことにしました。
植え穴を開けるのにホーラーを使用。


畝間120㎝、株間60㎝。


植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


年々植付け本数を少なくしていますが、今年はさらに減らし1畝に8株2畝。


植付けました。

苗は幼いながらがっちりしており姿は悪くありません。


たまたま気温が上がっていますが、当地のナスの植付け適期は最低気温が12、3℃になる5月末。
早植えなので、1番花が咲く頃まで不織布をトンネル掛けします。


どちらかと言えば保温よりも風対策で、効果は確認済みです。


この苗では7月初めに穫れるかどうか。慌てず遅くまでじっくり穫ることを目指します。


サヤエンドウが収穫盛り

2023年05月18日 | 畑:豆類

サヤエンドウが収穫盛りです。


今年は例年より10日くらい早く4月中から穫れ始めました
例年なら穫れ始め頃の5月の連休後半には最盛期に入りました。
今は花が大分少なくなっています。


この場所は前作の肥料が残っている可能性が高かったため元肥も控え、追肥はしませんでした。
収穫が早まったのは天候だけでなく肥料を抑えたことにもあるようです。
例年、我が家のサヤエンドウはやや蔓ぼけ傾向になります。
今はほぼ人の背丈くらいになっていますが、例年ほどではありません。


但し、これまでの経験からほどほどに生育旺盛な方が穫り始めは遅くても沢山穫れる傾向があります。
勢いが衰えてくる頃の目印がうどんこ病。
まだ見えていないので、樹勢は維持されています。


鈴成りの状態が続いています。


しかし、咲いている花も少なくなってきたので、今月末には穫れ方はずっと少なくなるでしょう。


かつて色んなエンドウを作ってみたことがあります。
しかしトドメはやはりサヤエンドウ。絹さやに優るものはないようです。


花も良く、特に赤花は好きで画にも描いています。
収穫には少々手間が掛かり、田んぼ作業が忙しいと助っ人頼りになってしまいますが。
これは助っ人が穫って我が家分と残していったサヤエンドウ。


サヤエンドウは鮮度が命。
ですから本当に美味しいサヤエンドウが食べたければ自分で作り穫ったらすぐ食べるのが一番です。
とは言っても沢山穫れればそうもいきません。
その時は穫ったら直ちにポリ袋に入れ冷蔵、あるいは茹でて冷凍すれば多少香りは落ちるものの長期間美味しいサヤエンドウが味わえます。
小生が好きな野菜は多々ありますが、いの一番はこのサヤエンドウ。
サヤエンドウは専ら香り付けや彩りに添えるのが一般的な食べ方。あくまで脇役です。
それをこの時期なら主役として思いっきり食べられます。
何度か必ず朝穫りのサヤエンドウで卵とじを作ります。


実はこれが小生のお袋の味。
昔、母が弁当のおかずに入れてくれたのがこれ。ご飯とこれだけ。
半世紀以上も前、高校生の頃の話しです。
なけなしの卵を使って絹さやだけは沢山。えも言われぬ香りが口一杯に広がります。
未だ再現がどうしても出来ない。


ピーマンを植付け不織布をトンネル掛け

2023年05月17日 | 畑:果菜類

ピーマンを植付けました。キュウリの次がピーマンとなりました。
既述のとおり、畝作りは半月以上前に終わっています。


ホーラーを使って植え穴を開けます。


株間は45㎝。当初50㎝のつもりでしたが、同じ畝にミニパプリカを2株植えることにしたためです。


植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


苗は購入苗。品種は「京みどり」。


当地のピーマンの植付け適期は最低気温が12、3℃になる5月末。
しかし、苗は5月連休から盛んに売られています。適期には良い苗がなくなってしまうので早めに購入せざるを得ないのが実状です。
苗購入で最優先しているのがエソ系のウイルスに汚染していないことです。
ただし、これは潜伏期間があるため苗の時点では分りません。
過去3年間、同じ所の苗を購入し無病でよく穫れたので、今年も同じ所にしました。
苗はやや徒長気味ながらしっかりした苗でした。
花芽はごく小さかったですが、昨年は殆ど見えなかったのでずっと良しです。
それから1週間ほど置いてから植付けることにしました。
花芽は大分大きくなってきました。本葉が10枚以上出てから花芽のようです。


植え付けました。


1畝12株。年々少なくしていますが、今年はさらに減らしました。
しっかり生長すれば十分に間に合うはず。


偶然小さな斑点に気づきました。
エソ系ウイルスの初期症状では。取り越し苦労であることを願いたい。


最後に不織布をトンネル掛けします。


たまたま気温が高くなりそうですが、適期から見ると10日ほど早いので防風保温対策です。


花芽の進み具合を見ると昨年より収穫は早まると思いますが、1番果には期待していません。
昨年のようにじっくりと遅くまで穫るのが目標です。