里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「ポピー」

2023年05月31日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙  

今、満開になっているポピーを水墨画で描いてみました。
ポピーと言えば「ひなげし」のこと、と思っていました。
国営みちのく杜の湖畔公園 ではシャーレーポピーと表示されています。
改めて少し調べてみると、ポピーはケシ科植物の総称で、ヒナゲシはポピーの一種と言うことでした。
即ち、「ひなげし」=シャーレーポピーが正しいと分かりました。
ただ、我々普段からポピーで通っているので日常的にはそれで良さそうな気がします。
沢山のポピーが風に吹かれる姿はいいものです。
その風貌は独特。特に蕾は毛が生えており、初めは首を曲げ下を向いています。
それが、咲く時になって上を向き2つにぱっくり割れて花が咲きます。
「ひなげし」といえば「丘の上ひなげしの花で・・・」とアグネスの楽曲が脳裏に浮かびました。

夏秋キュウリは順調に蔓上げ

2023年05月30日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリの蔓上げをしました。
蔓上げとはネットや支柱へ最初に誘引することです。
これは当地方の通称。普通はハウスの作業用語です。
露地で植付け時に直ちに誘引する場合は蔓上げとは言いません。
我が家では植付けた後不織布で覆いをしているので、最初の誘引を蔓上げと表現しています。
目安は植付けから約2週間、本葉7枚程度。
環境さえ良ければ早いのは良いのですが、遅れるのは樹の勢いが悪くなるのでよくありません、
本来なら当地では今頃が植え付け適期です。
早植えになったので周りをこのように不織布で覆っていました。


品種は今年2年目の「OS交配ニーナ」。
植付け時の苗は、本葉3枚半くらいでしっかりした苗でした。
今年はこれまで強風もなく穏やかな方ですが、不織布の効果は十分にあります。


この時期になればキュウリの適温期の範囲なので不織布を剥ぎます。
キュウリの大きさは本葉7枚くらい。順調に生育しており揃いも良い。


葉色も良くがっちりとしており充実した姿に見えます。


蔓上げは蔓が地べたを這う前、出来るだけ立っているうちにやるのが基本です。
蔓をネットの外にくぐらせてネットに直接誘引します。


これで蔓上げは完了です。
今年は植付け本数を減らして株間は80㎝。


収穫目標日数は100日以上。親蔓と子蔓1本を伸ばす2本仕立てを行います。
すでにわき芽や雌花が見えます。


取り敢えず下位2節までの伸びているわき芽と見えている雌花は全て搔きました。


蔓上げ時としては想定していた通りで悪くありません。
この品種は節間が短く葉はややコンパクト、しっかりした姿です。


昨年は初めて作る品種だったので手探りでした。
今年は特性をかなり把握できたので、不安をあまり感じず栽培出来そうです。


シランとアヤメが一段と殖えて満開

2023年05月29日 | 

我が家で、今満開になっているのがシランとアヤメ。
ともに一段と増殖したようです。
これがシラン。


赤紫の花がひときわ目立っています。
ここは育苗ハウスの前で庭とは言えない所ですが、今年は花数がハッキリと多くなっています。


次第に群生化しました。ところが、一昨年急に少なくなってしまいました。
ハッキリしたことは不明ですが、強い霜の影響ではないかと思われます。
昨年はかなり復活、今年は格段に多くなっています。


これだけ咲くとなかなか良いものです。
こちらは庭の一角。


ここは他の植木や建物の日陰になるため咲くのが遅い。
満開なるのはこれからです。


こんな所にも自然に出てきました。。


但し、今年は一部に葉が焼けたような症状が見られます。


4月から5月にかけ異常な乾燥が続いたためではないかと思われます。
こちらはアヤメ。


草丈数十㎝の小型のアヤメで、こちらもかなり殖えています。


育苗ハウスの前でシランと並んで群生化してきました。


ここは日当たりが良いため5月半ば過ぎにはほぼ満開になっていました。


アヤメは花びらの付け根に黄色の網目模様が入っているのが特徴と言います
ハナショウブやカキツバタとの違いが分ります。


日当たりの関係で満開になっていないところもあります。


中に白のアヤメが混じっています。


初めはなかったと思うのですが、いつの間にやら殖えてきました。
白のアヤメも悪くありません。


今の季節、色んな草花が次々と花を咲かせてくれるので、忙しい中でも一服の癒やしが得られます。

春キャベツは終りに

2023年05月28日 | 畑:葉菜類

今年の春キャベツは4月半ば過ぎから穫り始めました。
しかし、すでに4月10日頃には穫れるくらいに結球が進んでいました。


例年、収穫の目安は4月20日過ぎ頃なので、1週間以上早まりました。
しかも穫り始めの時点ではほぼ完全結球していました。
品種は、「金系201」。
収穫開始後も、気温が高く今では結球がギンギンに締まり重くなっています。


5月20日頃からはパンクするものが出てきました。それと虫食いが続出。


収穫も終盤とは言えこれほど虫食いになるのはしばらくぶり。敢えて記録に留め置きます。
小生は無農薬栽培ではないので最小限の薬剤は使用します。
実用的には結球開始時に防除すれば大概大丈夫なのですが、今年は最後まで持たなかったようです。
今月10日頃からアオムシが見えるようになり、多少捕殺はしましたが、このとおり。


ただがっちり結球しているので表皮を除けば使えます。この程度なら殆ど問題ありません。


裂球も自家用に食するにさして支障はありません。
今年は欠株もなく生育もよく揃ったため裂球し始めるのも揃ってしまいます。
穫り始めは1㎏そこそこでしたが、今は2㎏をはるか越えています。
これは綺麗なようです。


穫ってみました。春キャベツらしい柔らかさは変わりません。


大分収穫は進んだので、間もなく一斉に穫り、食べられる分を調整して終了とします。



一面のポピーとシャクナゲを愉しむ

2023年05月27日 | 小旅

宮城県川崎町にある国営みちのく杜の湖畔公園を訪れました。
忙中閑あり、半日のコースです。
毎年のように訪れていますが、今年はこれが初めて。これまで5月下旬に訪れたことはありません。
一番の目的は今満開というポピーと晩生のシャクナゲ。
当園は総面積が600数十haと広大。
4つのゾーンからなり、一般の人が訪れるメインの「文化と水のゾーン」の敷地面積は約90ha。


平日ながら大型バスはかなり止まっていましたが、敷地が広大なので人影はまばら。安心してゆっくりと愉しめます。
正面のコーナーは丁度植え替えの時期でした。
今が季節の水辺の花が見れました。
スイレン。


ハナショウブ。


目的のポピーの畑に。


まさに見頃。一面のポピーです。


正式にはシャーレーポピーが正しいようです。
圧倒的に多いのが赤のポピーですが、よく見ると結構バラエティに富んでいます。


蕾が面白い。この曲がった首が特徴的です。


ポピーのイメージとは違った花も見られました。


思いがけず、蔵王連峰とのコラボ。ラッキーでした。


もう一つの目的シャクナゲ。
これまでもシャクナゲ目当てに訪れています。今回は晩生のシャクナゲの盛りを見たかったのです。
シャクナゲは4月下旬から見頃となりますが、品種によって満開の時期はかなり異なります。
昨年は5月中旬に訪れました。多分あの頃が一番のピークだったと思われます。
今年は気温も高く今頃には当然終わっているものも多くなっているはずですが、晩生の盛りを見る機会は少ない。
大部分は洋シャクです。全てに表示があったわけではありませんが、和シャクもありました。
以下見頃のシャクナゲ。すべて別種で重複はありません。






















結構晩生のシャクナゲも多いと分りました。
小生はシャクナゲが好きなので、大いに愉しめました。
シャクナゲのコーナーは一番奥にあるため足を延ばす人が少ないようで、もったいない。
この側には古民家を移築したふるさと村があります。やはりシャクナゲがありました。


小生は訪れるたび必ずこちらにも立ち寄ります。


ここまで訪れる人は少ない。残念な気もしますが、おかげでゆっくりと愉しめます。