里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

生花に重宝なグラジオラスとアルストロメリア

2022年07月31日 | 

7月から8月、我が家の仏壇を飾ってくれる重宝な花がグラジオラスとアルトロメリア。
助っ人がグラジオラスをシンプルに生けてくれました。


グラジオラスは庭外れの一角にスアルトロメリアと混植状態になっています。
大半は母健在の頃の昔からあったもの。


今は専ら助っ人が球根の保存や植付け、草取りなどをやってくれるので有り難い。
グラジオラスはボリュームがあり、長い間咲き続けるため生花として最適です。
我が家にある花色は多分3種。
これが最も多い。ありふれたグラジオラスながら早くから咲き、ボリュームがある。


この薄ピンクのグラジオラスは雰囲気が良い。ただ僅かしかありません。


この濃いピンクのグラジオラスは咲くのが遅い。色は一番鮮やか。


畑の一角には球根がそのまま残り自然に咲いているグラジオラスがあります。

この辺りでも、自然条件下で結構球根が残り咲くようです。



こちらはアルストロメリア。


グラジオラスが咲く大分前から咲いています。
最も初期のアルストロメリアで、30年くらいは経つ古い種類です。


自然のまま繁殖したので、強い種類なのでしょう。


ここに2年ほど前イノシシが侵入し、さんざん荒らし回りました。
ダメになるかと思いましたが、形だけ取り繕った程度で大分復活してきました。


今は様々な花色のアルストロメリアが出ているので見栄えしなくなりましたが、我が家では花が少ない時の生花として重宝な存在。


この時期、グラジオラスもアルストロメリアも日持ちはあまりしませんが、繰り返し生けています。



トウモロコシを穫る今年は獣害なし

2022年07月30日 | 畑:豆類

トウモロコシを穫りました。今回が2度目の収穫。
品種は「ゴールドラッシュ」。
4月28日に我流の省力直播きをしたもの。
我が家では畝間を広くし、1カ所ほぼ2本立て
これで中型の扱いやすいトウモロコシを多く穫ることを目指します。
今年は生育がやや遅れ気味。アブラムシが付き、少し汚れています。


例年はそのままにしている雄花を切りました。
雄花を切るのは一般にアワノメイガ対策で行われますが、アブラムシが付いたからです。


「ゴールドラッシュ」の収穫適期の標準は、播種後84日、絹糸が出て20~24日となっています。
我流の省力直播きでは、これをそのままは適用できません。数日の遅れを見る必要があります。


絹糸の出始めは7月初めからなので日数から言うと7月25日には収穫期に達していますが、天候が良くありません。
外観をチェックしながら収穫します。絹糸が黒くなっていることが第一。


穂の頭のところの皮をちょっと剥いでチェックするのがより確実。
実が先まで入って色が黄ばんでいることを確認します。


ちょうど穫り頃で、大きさもいい案配でした。


高齢者や子供に手頃な大きさのトウモロコシが目標です。
収穫は早朝がベストですが、午前中であれば拘っていません。
穫ったら間髪を入れず茹でれば、甘味も十分。常温で放置するのが一番良くない。
まとめて穫るのは、助っ人が来たときにお任せです。
適度に生育がバラついているので、数回に分けて収穫します。


こちらが本命のお盆用。2回目に直播きしたもの。
強風で少し倒伏気味ですが、問題ないでしょう。


品種は同じく「ゴールドラッシュ」。やり方は1回目と同様です。
5月20日に播きましたが、若干遅かったかもしれません。


絹糸の出具合を見ると、早いものが何とか間に合うか。
今年特筆すべきは、獣害がないこと。近年では極めて稀。
様子を見て侵入があれば直ちに囲うつもりでしたが、まだ形跡がありません。
最後までこのまま行ってくれれば有り難いが、そう上手くいくか。



トマト連続摘芯栽培'22~捻枝は3回目で収穫は盛りに

2022年07月29日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは植付け時から花の着き方や進み具合にバラツキが大きいため、捻枝も一挙にではなく順次やることにしました。
全体的にはこんな感じです。


今年は花房間の葉数が一定していないことから基本枝の方向も一定ではありません。そのため見栄えが悪い。
この辺りが平均的なところ。


灰かびや奇形で良くなかった第1花房の収穫は終了、第1基本枝の第2花房が穫り頃、第3花房も赤くなってきたので収穫最盛に入ってきました。尻腐れ果もほぼ解消しました。
3回目の捻枝(ねんし)です。
この株は進んでいます。


赤くなっているのが第1基本枝第2花房、下が第3花房。
上から垂れているのが第2基本枝で第4、第5、第6花房と揃っているようです。
この上にある第3基本枝を根元を押さえながら捻枝。


捻られているのが分ります。横に捻るイメージです。
この株は第9花房まで開花が終わりました。


別の株で。


赤く色付いているのが第1基本枝の第2、第3花房。
上から垂れているのが第2基本枝で第4、第5、第6花房とうまい具合に着いています。
この上の第3基本枝を捻枝。


捻枝のタイミングとしては若干早めですが、容易に出来ました。


やはり折り曲げるのではなく、捻る要領です。
少し茎がつぶれ気味ですが、問題ありません。
今年は第3基本枝に第7、第8、第9花房と3花房着けてみます。
この辺りがステージの遅いところ。


第1基本枝の花房が赤くなっています。
上の方から1本垂れているのが早めに捻枝した第3基本枝。他は後日捻枝します。
反対側に第2基本枝が垂れています。


一度に纏まって穫れるようになってきました。

さらに第7花房直下のわき芽を支柱に誘引して、第4基本枝を作ります。


水墨画「白川郷」

2022年07月28日 | 水墨画:風景他
画仙紙 半切1/3  

飛騨白川郷の合掌造りの風景を水墨画で描きました。
過日、隣県の会津地方にささやかな旅。その際、大内宿を訪れました
白川郷も大内宿も茅葺き屋根の古民家が建ち並ぶ集落と言う共通点があります。
大内宿の茅葺き屋根自体は昔の我が家の茅葺きと余り変わりません。
白川郷は合掌造りという特異な茅葺き屋根で、集落全体に立ち並ぶ風景は壮観。世界遺産に認定されるのも当然です。
白川郷には三度訪れています。初めて訪れたのはもう半世紀近くも前。
その時は観光客の姿は疎ら。正に秘境の集落という趣でした。
大内宿もまた同様で、初めて訪れたときは観光地という様相はありませんでした。現在は各戸に土産物品が並び街道は観光客でいっぱいです。隔世の感があります。


蔓なしサヤインゲンと蔓ありサヤインゲン

2022年07月27日 | 畑:豆類



4月28日に我流の省力直播き、
品種はカネコ種苗の「スーパーショット」と若干の「さつきみどり2号」。
ケアレスミスで株間が広くなり、株数が予定の2/3になってしまいましたが、結果的には遜色ない穫れ具合になったようです。
畝間、株間が十分確保された分、効率が良くなっている可能性があります。


集中的に成り込むのが蔓なしサヤインゲンの特徴で、最盛期は10日間くらい。
それでも、今もまだ役に立つくらい成っています。


花や小さい莢も着いているのであと少し頑張れるでしょう。


ピーク時に比べるとぐんと少なくはなったものの、このくらいは穫れています。


今は多少形が崩れてきましたが、「スーパーショット」は曲がりも少なく綺麗です。
蔓なしサヤインゲンの収穫は来月初めで終わりとなるでしょう。
それを引き継ぐのが、こちらの蔓ありサヤインゲン。


6月4日の我流直播き
品種は昨年からカネコ種苗の「いちず」一品種。
畝間150㎝、株間30㎝のネット栽培です。
発芽も良く、殆ど2本立てになっています。生育も順調で揃っています。


蔓の先端が支柱の頂点付近まで達してきました。頂点に達したものからピンチします。


今が花盛りと言ったところ。


早いものはしっかりと莢の姿が確認できます。


間もなく収穫できるようになります。
確実に蔓なしサヤインゲンから蔓ありサヤインゲンに移行できそうです。
昨年の経験から「いちず」と言う品種は一気に成り込むため、長期の収穫は難しいと感じ、1畝は1ヵ月ほどずらして7月3日に播きました。
それがこちら。


発芽が揃いませんでした。欠株もあります。一部はネキリムシ被害。


1週間ほど前、欠株のところに追い播きしましたが、その発芽も怪しい。
こちらは思惑通りにいかないかもしれません。