里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

秋冬野菜が全部出揃う(作柄はやや良)

2020年11月30日 | 畑:葉菜類

秋冬野菜がようやく全部揃って穫れるようになりました。
予定より遅れました。
一番遅かったのがホウレンソウ。本来なら今月早々に穫れるはずでしたが、9月の雨で根が傷んだのか生育不良。一番最後がホウレンソウになるとは思いませんでした。昨年も台風19号で同じようになったことからするとホウレンソウが一番弱いと言うことになりますか。
今年は8月が干天、9月が雨、10月半ば以降は好天という気候。11月の当地の降水量はわずか0.5ミリ。これは過去最少と思いますが、0ミリということがあったのかどうか。
出揃ったところで、秋冬野菜の作柄を記録にとどめることにしました。
まずハクサイ。これは早生種、作柄は中晩生種も含めやや良。


ダイコン。早播きは並、以降は良。

キャベツ。これは秋キャベツ。冬キャベツも含めやや良。

ニンジン。これは早播きの方。やや良。


ブロッコリー。良。


長ネギ。雨の影響から十分回復せず不良。

ホウレンソウ。最初のホウレンソウは大幅に生育遅れ不良。その後は並。

小カブ。良。


シュンギク。やや良。

レタス(玉レタス)。並。


リーフレタス(グリーンリーフレタス)。良。

リーフレタス(サニーレタス)。良。


花菜(寒咲花菜)。やや良。

アスパラ菜。並。


ターサイ。並。

チンゲンサイ。並。

雪菜(ちぢみ雪菜)。並。

水菜。並。


数えると18品目でした。
勝手に作柄判定しましたが、トータルで見ると、ここまでの我が家の秋冬野菜の作柄はやや良といったところです。あくまで我が家独自の作柄評価です。
最近、市場価格が低迷しているところをみると、全国的に秋冬野菜は作柄良好ということなのでしょう。
秋冬野菜はこれから先があるので、まだまだ分りません。


西洋なし「ラ・フランス」を水墨画で描く

2020年11月29日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

西洋なしを水墨画で描きました。
過日、洋梨「ラ・フランス」をいただき、ご馳走になりました。
甘く、滑らかな舌触り、そしてかぐわしい香りは素晴らしい。
「ラ・フランス」が出回るようになって、どのくらいになるでしょうか。
の品種が出てから、かつての洋梨のイメージを一変させました。
「ラ・フランス」が出回り始めた頃は、食べ頃の判断が難しかったですが、今は食べ頃が近づいてから売られるようになり分りやすくなりました。
これがいただいたもの。

「ラ・フランス」は他の洋梨から見ると、むしろ見栄えは良くありません。その姿からは想像できないほど美味しいのが不思議です。
果実だけでは変化に乏しいので、樹に成っている「ラ・フランス」をイメージして描いてみました。
ところで、今日は競馬のジャパンカップ。社会現象化しています。
三冠馬が3頭、内2頭が無敗の三冠馬。1レースにこんなに揃うことは二度とないので、3頭の三連単をボックスで買って記念にしたいと思います。
そんな風に来ることはあり得ないと思いますが。

サヤエンドウの間引きと追肥、土寄せ

2020年11月28日 | 畑:豆類

サヤエンドウの間引きと追肥、土寄せを行いました。
種播きは例年よりは若干遅めになりました。品種は蔓ありの赤花絹莢えんどう。(種播きの様子
1カ所3粒播きですが、今月は気温が高く発芽には好条件で、ほとんどが発芽しました。


間引いて2本立てにしました。


この1株だけが1本です。ネキリムシにやられましたが、秋播きは分枝が多いので、1本でも発芽していれば大丈夫です。


サヤエンドウには少々こだわりがあります。
まずは発芽しないことには話しにならないので、一安心と言ったところ。


次に追肥。
この場所はナスの作付け跡なので、肥料分が残っているのではないかと思います。蔓ぼけになる心配があるので、元肥を少なくしましたが、追肥も僅かばかりに抑えました。
よく見ないと分りませんが、小さい白い粒が追肥の肥料。


次に土寄せ。
この時期はサヤエンドウはまだごく小さいので、株元に土を寄せるだけです。
根元にしっかり寄せ、風でぐらつかないようにすることが大切です。
昨年は台風19号の影響で、作付け前にうまく耕耘できなかったので管理機を使用しましたが、今年はクワだけで問題なく土寄せできました。


畝にある切りわらは種播き覆土後に発芽が安定するよう掛けたもの。周りには落ち葉も沢山落ちていますが、構わず土と一緒に寄せてしまいます。
ここまで、想定した生育になっているようです。




ブロッコリーは頂花蕾並みの大きな側花蕾が穫れる

2020年11月27日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは頂花蕾並みの大きな側花蕾が穫れます。
ブロッコリーは2回に播いています
1回目は7月13日に播き8月11日に植付け、2回目は7月30日に播き8月18日に植付けました。品種は何れも「緑嶺」。


1回目のブロッコリーは10月25日くらいから穫り始め、11月上旬が頂花蕾収穫のピーク。頂花蕾は全て穫り終えました。
見えているのは全て側花蕾。


2回目のブロッコリーの頂花蕾収穫は1回目のブロッコリーと重複しましたが、ピークは11月中旬とズレました。
2回目のブロッコリーの頂花蕾はまだ残っています。


そして、1回目のブロッコリーは側花蕾を穫り始めています。
側花蕾とは側枝(わき芽)の花蕾のことです。
この「緑嶺」は頂花蕾だけでなく側花蕾もかなり大きなものが穫れます。
しかし、全ての株が頂花蕾並みの側花蕾が穫れるわけではありません。頂花蕾のすぐ下から出るわき芽の側花蕾はそんなに大きくはなりません。
これが頂花蕾を穫った跡のごく普通の側花蕾。もっともこの側花蕾でもこの時期数株穫れば大きな頂花蕾1個分になります。


大きい花蕾が穫れるのは下から伸びた側枝に着く花蕾です。
この一番左の花蕾がそうです。頂花蕾の穫り跡が見えますが、その周りの数個の花蕾が普通の側花蕾。大きさが歴然と違います。


この株の右の2個が大きな側花蕾。この2個は地際から太い枝が出て葉の枚数が多く、その先に大きな花蕾が着くので一見頂花蕾のように見えます。


この株の側花蕾も頂花蕾並。中ほどに頂花蕾の穫り跡が見えます。そのほかの側花蕾と比べ桁違いに大きい。


この株は脇の方から見ています。
中央の主枝の頂花蕾の穫り跡は見えませんが、右に2本の太い側枝が伸びており、先に大きな側花蕾が着いています。
このように大きな側花蕾が穫れるのは、例外なく主枝(親茎)から出る側枝(わき芽)が太くがっしりしたものからだけです。


このような側枝を作るための作業が追肥、土寄せの作業だと思っています。
畝の両肩に追肥した後、わき芽が出ている上くらいまで がっちりと土寄せします。
管理機で土をはね上げた後、さらにクワで手直しをしてしっかりと土を掛けるようにしています。(土寄せの様子
今年も十分にその効果が出ています。このように主枝並に側枝が太くなっています。


別の株で地際を見てみます。
中央が主枝で、頂花蕾の穫り跡が見えます。
脇の太い側枝が土の中から伸びています。この側枝からは不定根が出て、それで養水分の吸収が良くなり、主枝並みに生長し、花蕾も大きくなるのだろうと思います。


頂花蕾と側花蕾を穫って比べてみます。
この2回目のブロッコリーの大きな頂花蕾を穫ってみました。


左が頂花蕾、中央が太い側枝から出た側花蕾、右が普通の側花蕾数個。

今の時期は普通の側花蕾でも十分に大きいので、中央の側花蕾が相当大きいことが分ります。さすがに頂花蕾には及びませんが、側花蕾と言わなければ頂花蕾のMクラスで十分通用するのではないでしょうか。


ラッキョウに追肥と土寄せをする

2020年11月26日 | 畑:土物類

ラッキョウに追肥と土寄せをしました。
周りの立木から枯れ葉が沢山落ちています。


植え付けが9月9日と少し遅れました。非常に水分の多い畑に無理に植付けた100株余りのラッキョウですが、欠株はほとんどないようです。
しかし、非常に粘土質の強い畑のため、最近の乾燥で土がすっかり硬くなってしまいました。


昨年もやはり11月に土が乾燥して硬くなりました。しかも変則な2条植えで、台風19号の大雨のため畝間が掘れてしまい管理機がうまく使えませんでした。
今年は普通の1条植えに変えたので管理機が何とか使えます。
畝の両肩に追肥をしました。見にくいですが白い粒が肥料です。


管理機のローターを逆転にして土を盛ります。
落ち葉まで一緒にすき込みます。


土が硬くごろ土になっているため、大きくはね上げるとラッキョウの葉に被ってしまいます。加減しないといけません


これだけではうまく土が株元に寄らないので、クワで直しながら寄せてやります。


何とか形になりました。


今頃に花の咲いている株が1株ありました。ラッキョウの花は可憐な花です。


今年収穫したラッキョウは、思いがけずいいものが穫れました。
今回は昨年よりは条件がいいはずなので、うまく年を越して旺盛に育ってくれるといいのですが。

母が遺したラッキョウ。無事育ってくれますか。