里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

アスパラ菜が再び盛りになる

2025年01月30日 | 畑:花菜類

アスパラ菜は11月早々から穫り始め、11月20日頃からは子茎(1次側枝)が穫れ始めました。
さらに12月半ばからは孫茎(2次側枝)が穫れ始め、1月始めにかけ盛りに。


しかし、株に疲れが出てきたのか外葉に斑点が目立ち、次第に枯れ葉になりました。
もしかするとこのまま終焉に向かうかとも思いましたが、さにあらず。
斑点が出た外葉は枯れてなくなったものの見事に盛り返しました。


一旦は穫れ方が疎くなりましたが、再び沢山の孫茎(2次側枝)が伸びています。


孫茎になると、株の力が落ち気温も下がってくるため伸びは鈍くなってきます。
茎も次第に細身になり丈が短くなってくることが多い。しかし、よく伸びています。


大寒になって逆に気温が上がってきたのも幸いしたかもしれません。
株の勢いがはっきりと蘇ったように見えます。


アスパラ菜はそもそも収穫するときには花がかなり咲いていることが多い。
しかし。当地の厳寒期にはさすがに花はあまり目立たなくなるのが普通。それが数日置いただけで花盛りと言った雰囲気になっていました。


この株を見ると、主枝(親茎)子茎の穫り跡はこのようになっています。


子茎は2、3芽で切るようにしていますが、孫茎も同様に2、3芽残しで切ります。


孫茎を切りました。


孫茎からはひ孫の茎(3次側枝)が伸びてきます。
今冬は「寒咲花菜」のわき芽(側枝)の穫れ方が予想よりも大分遅れました。
そんな中アスパラ菜は順調に穫れ続け、この先も期待できそうな姿です。


急激な低温を免れており耐寒性も増しているようです。
数株穫ってみます。


長さも太さも十分。孫茎でこのくらいのボリュームになれば言うことはないでしょう。
アスパラ菜は多少花が咲いても食べるのに支障はありません。
味に癖がなく嫌う人間もいないので助っ人もせっせと穫っています。
過去には春先までアスパラ菜が生き残りナバナ類が勢揃いしたこともありました。今年は可能性があるかもしれません。


ナバナ「寒咲花菜」は少し遅れて側枝(わき芽)を穫り始める

2025年01月28日 | 畑:花菜類

生育は順調ながら暖冬だった昨年とは大分様相が違い予想より1週間ほど遅れました。


例年よりも揃っていると見ていましたが、一斉収穫とはならずまだ主枝の花芽が若干残っています。
最低気温-5℃以下が連続するような酷寒の年だと凍害を受けやすい。幸い今冬はたまに単発で遭遇する程度。
厳寒期を迎え葉がやや垂れているとは言え全体の姿としては非常に旺盛です。


しかし、側枝(わき芽)の収穫は予想より半月ほど遅れようやく始まったところ。
ただ、穫り始めが遅れたからと言って特にマイナスと言うわけではありません。
収穫期間が長くなり茎立ち菜にスムーズに繋がり上手くナバナ類のリレーができるメリットがあります。
ナバナ類の中で花菜(はなな)は店では菜の花の名で売られることが多い。
花菜は普通は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
こんな風に外葉が大きく茂り、花芽もあまり伸びてこないため一見どこにあるか分かりにくいと思います。


主枝はできるだけ数芽で切るようにしていますが、下位の節間が詰まっているため実際には10芽くらい残ることが多い。
旺盛にわき芽が伸びています。


近づくとわき芽が沢山伸び花芽が出ているのが分ります。
花菜はわき芽が伸びてくれば1株から穫れる数が飛躍的に増えるので最盛期入りです。
但し、気温が低い時期は花芽が葉の下に蕾のままで留まり花が咲くようにはなりません。
そのため葉をかき分けないと蕾は見えにくい。蕾が容易に見えるような株はむしろ勢いが良くない株です。
旺盛な株だと多くの側枝が伸び、主枝の穫り跡も見えなくなっています。
一番進んでいる株で見てみます。
中央の変色した切り跡が主枝、手前の2本の側枝(わき芽)はすでに穫っています。


後方の側枝を収穫してみます。脇から見るとこのようになっています。


収穫する時は、側枝のわき芽を2、3芽残して切ります。
切りました。


後ろに隠れていた側枝も切ったので、纏めて3本の収穫です。


すでに側枝にもわき芽が見えています。これが伸びて孫茎になり、また先端に花芽が出来ます。
数本でも十分なボリュームになります。


これはまだ残っている主枝の花芽。主枝の蕾は大きい。厳寒期なので容易に咲くまでには至りません。


比べてみると右側が側枝、左側が主枝。一回り主枝の方が大柄。


今季は暖冬だった昨年と比べると気温が低いものの強い霜に見舞われていないのが幸い。
徐々に低温に晒されたため「寒咲花菜」も次第に耐寒性が付いているように見えます。
花菜は蕾、茎、新葉と余すところなく食べられ、用途も多様。
我が家郎党でも人気があり、小生も特に花菜の卵とじには目がありません。
今季はこれから最盛期に向かうところで、一層軟らかく風味が増し美味しくなります。


ブロッコリーは大きな頂花蕾と側花蕾が穫れ続ける

2025年01月09日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーは種播きが3回になりました。今では一見したところ区別が付きません。


大きな頂花蕾と側花蕾が同時に穫れています。助っ人はみな頂花蕾のつもりで穫っているようです。
品種は全て「緑嶺」。
これが1回目のブロッコリー。


頂花蕾は10月末から、側花蕾は12月10日頃から穫っています。
頂花蕾並の側花蕾が未だ穫れ続けています。


1株から2個、3個と穫れることはごく少ないのですが、今年はその少ない例。


これが2回目のブロッコリー。


頂花蕾は11月下旬から側花蕾は12月20日過ぎから穫り始めました。
さすがに1回目のような側花蕾とはいきませんが、大きい花蕾も見えます。


それなりに大きい側花蕾が穫れそうです。


これが3回目のブロッコリー。


頂花蕾を12月半ばから穫り始め、今盛んに穫っています。
暖冬の昨年は常に前進する印象でした。今年は遅れ気味に穫っています。
気温が低いので肥大もゆっくりのため穫り遅れる心配もありません。


結果的に長く穫れることになり、幸いしています。
極端な低温に当たれば障害も発生しますが、今年はまだ殆ど症状は見えません。
暖冬だった昨年今頃は直径15㎝を遙かに超える特大の花蕾になり市場では嫌われるような大きさでした。
今年は丁度良い直径13、4㎝の2L級です。


頂花蕾と側花蕾を穫って比べてみます。
右が1回目のブロッコリーの側花蕾、左が3回目のブロッコリーの頂花蕾。


酷寒にならなければ長く穫れそうですが、凍害を受ければ茎葉はシンナリし花蕾も傷みます。
少し収穫の進度を上げた方が無難かもしれません。



アスパラ菜は順調でわき芽(孫茎)が盛り

2024年12月28日 | 畑:花菜類

今年のアスパラ菜は9月半ばと少し遅めの直播き。
11月早々から主枝(親茎)を穫り始め、11月20日頃からはわき芽(子茎)を穫り始めました
わき芽(子茎)が穫れるようになれば最盛期。その子茎もほぼ穫り終わりました。


株がやや疲れてきたのか葉に斑点が目立ってはきました。
12月半ばからわき芽(子茎)から出る孫茎が順調に穫れ始め、今盛りになっています。


なお、小生は分かりやすく子茎、孫茎と呼んでいますが、一般呼称は子茎が1次側枝、孫茎が2次側枝です。
まだ子茎も若干残ってはいるものの伸びているトウの殆どは孫茎です。
12月は気温が下がっていますが、思いのほか進んでいます。
孫茎になると丈は次第に短くなってくるのはやむを得ません。
気温が低くなり、株の力も落ちてくるからで当然と言えます。
しかし、このくらい伸びていれば十分、茎も太くなっています。
主枝(親茎)を収穫する時わき芽(子茎)を数芽だけに制限して切っているからです。
沢山残すと子茎の数は多くなるものの細くなり、当然孫茎も細く短くなりやすい。
子茎は2、3芽で切るようにしています。同様に孫茎も2、3芽残して切ります。
この株を切ってみます。


少し上方から覗くと、切るのはこの3本。


まず花の咲いている1本を切りました。


さらに中央と右の2本を切り孫茎を3本切りました。後ろの方にも隠れており10本余りの切り跡が見えます。


分かりにくいので茎の少なめの株で確認してみます。
切るのは花の咲いているこの1本。


2芽残しで切りました。


切り跡を確認してみます。
①が主枝(親茎)、②が子茎の切り跡4本、3が孫茎でこれから穫るものも含め6本。


隠れているものもあるので切り跡はもっと増えていきます。
孫茎の葉の付け根には、ひ孫の芽が見えています。
アスパラ菜は蕾から花の咲き始めが穫り頃ですが、多少花が咲いても問題ありません。
低温期は少し花が咲いても丈がある程度伸びてから切るようにしています。
数株穫ってみました。長さも太さも十分の孫茎が穫れました。


厳寒期に向かうので凍害が心配ですが、今のところは大丈夫。
ー5℃を下回るような急な強い霜に見舞われるとダメージを受けます。
今の気温の経過なら徐々に耐寒性も増してきます。
こちらは寒咲花菜。


今年は12月早々に穫り始めましたが、主枝(親茎)がまだ大分残っています。
今頃はわき芽(子茎)が穫れるようになるかと思いましたが、思いのほか遅れています。
わき芽(子茎)が穫れ始めれば最盛期入りですが、年明けになるでしょう。


3回目のブロッコリー頂花蕾が収穫盛りになる

2024年12月16日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーは1回目の苗が不調のため2回目を追加で播き直し3回になっています。
今では一見どれも同じに見えています。品種は全て「緑嶺」。


これが1回目のブロッコリー。


頂花蕾は10月末から穫り始め、12月10日頃からは側花蕾を穫っています。
側花蕾は頂花蕾並の大きな花蕾が穫れ続けています。


これが2回目のブロッコリー。


頂花蕾は11月下旬から穫り始めほぼ穫り終えましたが、まだ若干残っています。


太い側枝も伸びていますが、さすがに気温が下がり1回目のような大きな側花蕾は無理でしょう。
これが3回目のブロッコリー。


種播き8月13日、 植付け9月4日、追肥土寄せ10月8日。
今年は昨年と違い11月下旬から気温が下がっているので想定よりは少し穫るのが遅くなっています。
ただすでに10日前くらいには穫れる状態のものがありました。実際に穫り始めたのは数日前から。
2回目の頂花蕾や1回目の側花蕾とかち合っていたため少し遅らせて穫り始めました。


気温がかなり下がって来たので穫り遅れの心配もなくなっています。
植えた時は小さな苗でしたが順調に生育しました。
本来ならこれが2回目のブロッコリーになるところでした。
追肥土寄せの効果も十分で、しっかりした大きな株に育っています。


やはりブロッコリーはしっかりした株にしないと大きな花蕾を穫ることは難しい。
頂花蕾は1、2回目と同程度に大きくなっています。


もちろん気温も下がってきたことから引き締まった綺麗な花蕾になっています。
この中央の株は収穫が終わっています。両側の花蕾も大きい。


穫ってみます。


どの花蕾も直径14、5㎝の2L、3L級になっています。
当分頂花蕾が穫れるので今年は1回目の側花蕾も含め2ヶ月は大きな花蕾の収穫が続くことになりました。
追加の播き直しも寄与したと言えるでしょう。
事情を知らない助っ人は今年は大きなブロッコリーが長く穫れるので良いと言っています。