昨日は残念ながらDDoS攻撃による システムトラブルで投稿を諦めました。
復帰したようなので改めて正月元旦と二日の習わしを記事にします。
当地、今年は穏やかな元旦、二日となりました。
幼少の頃の正月は色々な習わしがありました。元旦には若水取りの神事があったのを憶えています。
早朝に井戸の湧き水を取り神前に供え、それで料理を作るのです。甚だ朧気な記憶ではあります。
今では昔からの習わし自体を知らない人も多くなってきました。
我が家でも両親が亡くなりすでに20数年、苦にならない程度に簡素化してきました。
欠かせない神事と言えばまずは正月祈祷。我が家も氏子になっている神社の宮司にご祈祷を頂きます。
当集落にある鎮守様とは別で、数集落ある旧村時代からの氏神様といった位置づけです。
宮司は氏子のお宅を順に回るので、かつて我が家の正月祈祷は1月4、5日頃でした。
近隣に毎月一日に元日祈祷の神事を行うお宅があることを知り、その折りに我が家の正月祈祷も元旦にしていただくようお願いしました。勤め人稼業の身としては幸いなことでした。
正月祈祷の前にはこのようにして待ちます。
お燈明、お清めの塩と水、そしてお初穂(ご祈祷料)をテーブルに準備しておきます。
お出でになったのはお昼間近でした。これがご祈祷後。
ご祈祷した後、氏神様の正月祭のお札を置いて行かれます。このお札は神棚に奉ります。
苦にならないので続けている食事の習わしは元旦のとろろ飯と二日の餅。
昔から我が家の習わしでは元旦に餅は食べず、とろろ飯です。
正月にとろろを食べる風習は多く、三日とろろが多いようです。我が家が何故元旦なのか謂れは分りません。
神棚や仏壇にとろろ飯をお供えします。
お供え用の皿に少量のご飯の上にとろろをちょんと乗せたものです。
神棚には小皿2個お供えします。
かまどの神様には小皿1個お供えします。
二日になって初めて餅を食べます。
昔は大きな臼で何臼もついたものですが、今は食べる量も僅かになりました。
助っ人宅で纏めてついて貰い、有り難くお相伴に与っています。
小振りのブロックにして貰い、それを我が家で切り餅にします。
神棚や仏壇にも切り餅を焼いて少量お供えします。
近隣でも習わしは違うようで、特別なことはもうしないという方も多くなってきました。
助っ人宅では昔から三が日とも朝は餅を食べるのが習わしと言いますから、少々辛い気もします。
個人差はあるものの続けてきた習わしを止めるのは何となく落ち着かない気分になるものです。
我が家では特に苦にもならないので続けています。
そして二日と言えば初売り。
恒例となっている馴染みの農機具店と農業資材店へ顔出し、記念の品を頂いてきました。