縮み雪菜とチンゲンサイを穫り続けています。これが美味い。
こちらが縮み雪菜。

抜き取り収穫から数えるとほぼ4ヶ月経ったことになります。
今冬は2月10日過ぎくらいが最大の大株だったと思います。例年よりは若干後ろにずれ込んだようです。
依然一方向から穫るのではなく間引き的な収穫を続けているため穫ればすぐ葉が広がり隙間は殆どできません。

防寒は全くしないので外気に晒され外葉は次第に変色、老化し枯れてきます。
縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われていますが、ターサイはこの時期になるとぐんと小さくなります。
縮み雪菜はそれほどには小さくなりません。大きな外葉がなくなる分扱いやすい大きさとも言えます。

今冬の気候の特徴は大寒時には相対的に気温が高く立春後に再三の寒波襲来で気温が下がったことです。
しかし、どの野菜もすでに十分耐寒性が付いていたため凍害は軽微に済んだと推測しています。
縮み雪菜の成長点にはすでに花芽が出来ているはずですが、肉眼ではちょっと見には分かりません。

例年なら肉眼でも容易に分かるくらいになる時期です。早い年ならトウが伸びてもおかしくありません。今年は遅れています。
それでも早春の柔らかい姿になってきているのが分かります。花芽が出来る頃は柔らかい新葉が展開してきます。

丹念に見れば中心には花芽が確認できます。

小生はターサイが好みで長く作ってきました。しかし、昨年から縮み雪菜だけになりました。
ターサイは次第に光沢がなくなってきますが、縮み雪菜は光沢が落ちず見栄えが良い。
扱いやすさもあってトータル的に縮み雪菜に軍配を上げざるを得ず、ターサイに戻ることはなさそうです。
縮み雪菜は周年出荷が定着し、当地方では単に雪菜と言えば縮み雪菜を指すようになっています。
穫ってみます。

ピーク時にはかごに入りきれないほどの大株でしたが、外葉が枯れほどほどの大きさになっています。
それでも肉厚でボリュームは十分、新葉の割合が多くなっているため柔らかさを感じます。
こちらはチンゲンサイ。

これも縮み雪菜同様長期間穫ってきました。
さすがに残りは少なくなりましたが、例年に比べると元気。

例年なら外葉が黄化し枯れてくるので、かなり小さくなって来る時期です。
今年はそれほどでもありません。やはり耐寒性がより付いたのと花芽の生長が遅れているためと思われます。

特に大株になったチンゲンサイはすでに穫り終わっているので、ほどほどの株が残っています。

外からは分かりませんが確実に花芽は出来ているので気温が上がればトウが伸びてきます。
株の最大のピーク時は同様に2月10日過ぎ。やはり少し後ろにずれています。
しかし、枯れた外葉を除いても十分な大きさを保っており、例年より姿が良い。

穫ってみます。

最大時のボリュームから見ると一回りも二回りも小さくなっているものの手頃な大きさ。
小生はチンゲンサイはあまり積極的には食さない方ですが、美味しい。