里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

長ネギの2回目追肥と土寄せ

2021年07月31日 | 畑:葉菜類

春播き長ネギに2回目の追肥と土寄せをしました。
品種はホワイトスター。
植付けて約2ヵ月。1回目の追肥と土寄せをしてから1ヵ月ほど。


今年は植付け後、6月は雨が少なく空梅雨模様。
と思いきや7月に入って一転連日の雨となりました。
土が乾いているうちに1回目の追肥土寄せをしたのは正解でした。
この畑は強い粘土質のため、水が抜けず根腐れをおこしやすい。
昨年、一昨年と2年続けて7月の雨続きの後、8月の照りで作柄不良となりました。
それで、今年は湿害防止を最優先に、水が抜けやすいよう植付け溝は浅めにしています。


白根(軟白部分)はほどほどの長さで良しと割り切ることにしました。
今年も7月に入り半月も雨続きで、湿害が心配な天候になりました。
対策としては間違っていなかったようです。


現在の生育はまずまず。
昨年、一昨年から比べればはるかに良しです。
ネキリムシにはやられましたが、今となれば全く分からない程度です。
追肥は粒状の速効性肥料をバラ播きます。


土寄せは管理機を使用。


ローターの爪を外向きにし、逆転で土を上げます。


鍬で少々手直し。


植付けた時たっぷりと敷しいた藁は1回目の土寄せ後適度に腐れ、いい案配になっています。


ネギは真夏になると生育は停滞します。
その時にたっぷりの敷きわらがプラスになってくれれば有り難い。


2回目の追肥と土寄せは終了です。
根張りがよくなり少しでも早く太ってくることを期待しています。


あと1ヵ月後くらいに3回目の追肥土寄せを行い、10月早々から少し穫るのが目標。


蔓ありサヤインゲン「いちず」が穫れ始める

2021年07月30日 | 畑:豆類

蔓ありサヤインゲンが穫れ始めました。
種播きは例年より少し遅れました。
梅雨明けが早まり気温の高い日が多かったことから莢の肥大が進んだようです。
品種はカネコ種苗の「いちず」。


これまでは専ら「ケンタッキーカンサス」を作ってきました。
昨年、初めて「いちず」という品種を試しに作り、「ケンタッキーカンサス」と比べたところ、非常に成りが良かったので、今年は全てこの品種にしました。
畝間は150センチ、株間は30~35センチのネット栽培です。


直播きですが、ごろ土が酷く、発芽が悪くなる心配があったため3、4粒播きにしました。
結果的には発芽は良好。
ネキリムシにやられた株があったものの欠株はありません。
1本立てにするか2本立てにするか迷いましたが、ほぼ2本立てになっています。
昨年の経験から葉も茂り成りがいいので1本立てが望ましいのかもしれません。
今年は再度2本立てでやってみることにしました。
蔓がネット支柱の頂点まで伸びてきたので、摘芯します。


畝間に飛び出している蔓は切り戻します。


この「いちず」という品種は生育も早く、旺盛に茂ります。
しかし、今年は昨年ほどではなく、2本立てで問題なかった感じがします。


従来作っていたケンタッキーカンサスに比べ、開花や莢の肥大も早い。


穫れ始めて間もなく、一気に成り込んできました。

たちまち篭いっぱいになりました。莢の形も非常によい。


すでに支柱の上部まで花が咲いています。


蔓ありインゲンの長所は長く収穫できることです。
夏から秋まで出来るだけ長く穫りたいところですが、この成り方だと株疲れが危惧されます。
こちらは蔓なしサヤインゲン。


ほぼ収穫完了です。


蔓ありインゲンへと間を置かずムーズに移行しました。


トマトを水墨画で描く

2021年07月29日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙


トマトを水墨画で描きました。
普通はトマトは1本仕立てで栽培されます。
トマトは花房と言って1房に数個の実が成り、3枚程度の葉を挟みながら何段か花房を着けます。
葉の付け根には必ずわき芽が出ますが、1本仕立てでは全て搔いてしまいます。
私のトマトづくりは1本仕立てではなく、連続摘芯栽培という方法です。
この方法はわき芽を全て搔かず、活かす栽培法です。
ですから、1本仕立てとは姿が大きく異なります。
ただし、最初の花房までは同じように作るので、この画のモチーフはその第1花房。
第1花房は摘果し実を3個に制限しています。
トマトの実を側筆で描くとゴツゴツした感じのトマトになります。
今のトマトは綺麗でつるっとしているものが殆どですが、昔のトマトの実にはこのような雰囲気がありました。


トマト連続摘芯栽培'21~3回目の捻枝、収穫は最盛

2021年07月28日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は3回目の捻枝(ねんし)を行いました。
昨日は台風8号が接近していながら時折晴れ間が見える天気で、当地はお湿り程度で通過していきました。
トマトの第1花房は完全に収穫が終わり、第1基本枝の第2花房も過半収穫が済みました。


すでに第3花房が赤くなっています。
垂れている第1基本枝の上が第2花房、下が第3花房。


こちらは第2基本枝。第4、第5花房はよく揃って大きく肥大しています。


第6花房がピンポン球大、第7花房が着果したところ。
これが第3基本枝になり、すでに自然に斜めを向いています。
今年は花房間の葉数が多く、伸びているため雨除けの天井に着きそうになっています。


第2、第3基本枝には2花房ずつ着けていますが、第3基本枝には3花房着けます。
これを捻枝します。


根元を押さえながら捻枝します。


今の捻枝はやりやすいですが、やはり折り曲げるのではなく、捻る要領です。


別の株で。
少し茎がつぶれ気味ですが、問題ありません。


第1基本枝、第2基本枝は捻枝する時点でピンチされていましたが、第3基本枝のピンチはまだ先です。
さらに、もう1花房(第8花房)着けてからピンチします。
第3基本枝の捻枝が全て終わりました。


早いものは第8花房の開花が始まりました。
第6花房下のわき芽を支柱に誘引しており、第9花房の開花も間もなく始まります。
これが第4基本枝となります。
雨除けの天井が近くなっているので第4基本枝は変則的な捻枝になりそうです。
第1基本枝(第2、3花房)、第2基本枝(第4、5花房)は着果もよく揃いました。
大半の花房が4個の着果となりました。
その反動が第3基本枝に来ています。
気温が高いのと相俟って第6花房は全般的に着果が悪い。
この第6花房は1個しか着果していません。


結果的には第2~第5花房の果数をもう少し抑えた方がよかったかもしれません。
しかし、全ての花房の着果を揃えるのは至難なのでこの程度なら良しです。
今収穫している果実はよく揃っています。


気温が高いため第2、第3花房が重なって熟れています。
これほど集中して穫れるの2018年以来。
しばらくの間、最盛の状態が続きます。


トウモロコシ「ゴールドラッシュ」の収穫

2021年07月27日 | 畑:豆類

トウモロコシを収穫しました。
穫るのは今回が3回目。
品種は「ゴールドラッシュ」


4月末に我流の直播きをしています、
今年は、発芽が良く生育も比較的揃いました。
我が家では畝間を広くし、1カ所2本立てです。


これで中型の扱いやすいトウモロコシになります。
あまり大型のものでなく、高齢者や子供に手頃な大きさのトウモロコシが目標です。
順調にきましたが、2週間ほど前ハクビシンにやられました。
今年は音沙汰なしと思っていましたが、やはり甘く、あわてて囲いました。


「ゴールドラッシュ」の収穫適期は播種後84日、絹糸が出て20~24日が標準になっています。
絹糸の出始めは6月末から7月初めなので、7月20日くらいから収穫期に達しています。


しかし、天候に大きく左右されるので、外観を見ながら収穫します。
まずは絹糸が黒くなっていること。


穂の頭のところの皮を少し剥いでチェック。
実が先まで入って色が黄ばんでいれば大丈夫。


今回はこれだけ。
少しまとめて穫るのは、助っ人が来た折り。


ベストは早朝収穫ですが、特に拘っていません。
ただし、穫ったら間髪を入れず茹でます。
ちょうど穫り頃でした。
大きさも手頃。甘味も十分。
適度に生育がバラついているので、あと3、4回収穫するには丁度かもしれません。
こちらはお盆用に播いているトウモロコシ。


これも全て2本立て。
8月10日を中心に前後数日が収穫の目標です。
気温が高いので少し早めに穫り始めるようになるかもしれません。
ハクビシンにはトマトの方も一度やられましたが、その後、侵入した気配はありません。
電気柵で痛い目にあったためと推測されます。
電線の下を潜り込むのを完全に覚えてしまうと効果がなくなりますが、当面は大丈夫でしょう。