里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年も無事ネジバナが咲く

2020年07月31日 | 野山

 今年も無事ネジバナが可憐な姿を見せてくれました。

 この場所は田んぼの畦で、下は大きな土手になっています。この土手の一部が昨年10月の台風19号の豪雨で崩落しました。このネジバナが咲く付近は無事だったのですが、補修で通る際、数え切れないくらい踏みつけたので、どうなるかと思っていました。その時は補修が最優先で、ネジバナのことを考える余裕はありませんでしたが、落ち着いてからは、内心生き残っていてくれと思っていました。

 先日、畦の刈り払いをしながら、気をつけて見ると咲き出していました。例年、大概が草刈りの時期に咲くため、刈り倒さないよう注意します。普通に刈り倒しても雑草と同じに再生するでしょうが、残してやるのが人情というもの。そして、ほっと一息和みの時が得られます。


 先日は咲き始めでしたが、すっかり咲き揃ったようです。

 ネジバナを避けながら刈り払うため周りに草が残っています。辺りは野芝とともにチガヤが多い。
 ここは日当たりがよく、周りはが野芝が中心で、年に何回か刈り払いをするため雑草に埋もれないことで絶えないのではないかと思います。


 小さな花がらせん状に綺麗に並んでいます。ネジバナとは誠にもって姿通りの名前です。この辺りではネジリバナと言うのが一般的です。
 よく見るとなかなか面白い。確かに右巻きと左巻きがあります。これからも自然のままにして、この時期、一時の安らぎを得たい。

 
 ネジバナは、昔はもっと方々にありましたが、見えなくなりました。と思いきや、偶然こんなところに見つけました。


注意すれば、もっとあるのかもしれません。


トマト連続摘芯栽培'20~第1、2花房収穫

2020年07月30日 | トマト連続摘芯栽培

 連続摘芯栽培をしているトマトは1週間ほど前から穫り始めました。
 通常の第1花房が飛んだ状態で花芽がよく見えない苗を植えた今年のトマト。7月中に初収穫が出来るかどうかと思いましたが、さすがにそこまでは遅くなりませんでした。それでも例年より10日は遅い。ズイムシが入り危ない株があります。


 1回目の捻枝から約4週間。捻枝した第1基本枝はすっかり下に垂れて、上に位置する第1花房は収穫が進みました。この株の色付いているのは第2花房で、間もなく穫れます。


 近年は第1花房は灰かびが付いて半分くらい駄目にすることが多いですが、今年は悪天候の割には少ないです。樹の勢いを保つためにも第1花房は3個くらいの着果でよく、結果オーライとなりました。
 第2花房はほぼ4個着いています。捻枝されて下葉はマルチに着いていますが、そのままにしています。


下の赤くなっているのは第1基本枝の第2花房で、上から垂れているのが第2基本枝の第3花房と第4花房。


 この第2基本枝は2週間前に捻枝。完全に下に垂れてきました。


 第2基本枝の第3花房、第4花房も順調に大きくなっています。


 第5花房は完全に着果しました。捻枝されたところから出るわき芽は葉が4枚で花房が着くのが普通ですが、今年は葉が5枚で花房が着いているものが多く、その分丈が伸びています。
 第6花房は花が咲いているところです。これが捻枝されると第3基本枝になります。


 支柱の高さは残り少ないので、第4基本枝がやっと作れるかといったところです。それで、第3基本枝にはさらに花房を増やし、花房を3つ着けようかと考えています。
 天候が悪い割には着果は悪くないですが、樹は弱りやすい。早く天候が回復して欲しいところです。


 収穫は完熟したものだけを穫っています。悪天候続きながら味はよく乗っています。

トウモロコシを水墨画で描く

2020年07月29日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 トウモロコシを水墨画で描きました。
 我が家でもトウモロコシを穫り始めました。悪天候の割にはいいものが穫れています。
 収穫した皮付きのトウモロコシと皮を少し剥いたトウモロコシを並べました。今回は線描きを主体にしてみましたが、やや滑稽な姿になったのはご愛敬。
 収穫のメインは2回目に播いたトウモロコシで、8月10日頃からお盆に掛けてです。やはりトウモロコシを食べるのは暑い時期が似合います。こんな天候では困ったもの。昨日は土砂災害警戒情報が発令される大雨でした。
 昔は暑い時期に茹でたてのトウモロコシをフウフウ言いながら食べるのが夏の風物詩でした。幼少の頃、大きな鍋で山のように茹でたトウモロコシをガツガツと食べたものです。
 今のトウモロコシは品種改良が進み、味や形も素晴らしく、種類もバラエティに富んでいます。昔食べたトウモロコシは今時のトウモロコシに比べたら味も形もはるかに悪く、虫食いもあったのに格別に旨かったような。今や一笑に付されます。


トウモロコシ「ゴールドラッシュ」を収穫

2020年07月28日 | 畑:豆類

 トウモロコシを収穫しました。
 4月末に、黒マルチの上から指で種を土に押し込む省力直播きしたトウモロコシです。


 発芽や生育に少しバラつきがあったため、綺麗には揃っていませんが、日数からいうと十分に収穫期に達しているので、まずもって試し穫りです。
 株間をやや広めにし、1カ所1本か2本立てにしています。大きなトウモロコシを作るには普通1本立てですが、自家用にはほどほどの大きさの実がいいようなので2本以上発芽したものは2本立てです。
 品種はゴールドラッシュ。安定して良いトウモロコシができるので、しばらくこの品種を作っています。


この品種は、播種後84日。絹糸が出てから20~24日で収穫適期になるとされています。今年でいうと順調なものは7月22~25日頃収穫期に達していることになりますが、この悪天候続きではあまり日数は当てになりません。確実に遅れるはずです。そこで昨日外観を見て試し穫りをしました。


 これで絹糸が出て25、6日と思われます。


 まずもって絹糸が黒くなっていないといけません。


 穂の頭のところの皮を少し剥いで確認します。しっかり実が入って色が黄ばんでいればオーケーです。大丈夫なようです。


 同様のものを5本穫りました。
 絵になるように少し皮を剥いて格好を付けてみました。


 ちょうど穫り頃です。


 大きさもいい案配です。高齢者や小さい子供にはあまり大きなものよりほどほどの大きさがいいようです。
 甘味も十分でした。収穫が遅れると食味が落ちてくるので、助っ人には早速収穫を始めるよう促します。
 こちらは2回目に播いたトウモロコシ。


8月のお盆前からお盆にかけて穫るように播いているものです。これは発芽も生育も揃いました。本数も多いので少し早めから穫り始める必要があるかもしれません。


長ネギに追肥と土寄せをしてみたが

2020年07月27日 | 畑:葉菜類

 春播きの長ネギに追肥と土寄せをしました。連日の雨、雨。7月はまともに晴れた日がありません。最近は終日降らなくとも1日1回は降っています。当地方は豪雨に見舞われていないのが救いでしょうか。畑の土を動かすのが困難な状況が続いています。当然、機械も入れません。
 春蒔きの長ネギは葉色が落ちて肥え切れの症状が見えてきました。土が相当湿っているので悪いと分っていながら、強引に追肥と土寄せを決行しました。


 この畑は粘土質が強く、昨年は大雨で根腐れをおこし、多くを駄目にしました。それで今年は深い溝を立てるのを止め浅い溝に植付けました。今のところ連日の雨にもかかわらず何とか持っています。
 この手前の1列は3月に早播きした苗を5月末に植えたもので、品種はホワイトスター。できれば9月中から穫りたいと思いましたが、少々無理のようです。


 速効性の肥料を散布しました。


 管理機を使用したいところですが、とても無理です。鍬で土寄せしました。それも土が土なのでさっと寄せただけです。ただ、植付けた時たっぷりと敷き藁をしたのが適度に腐れて、ほどよい状態になっていました。


 左の3列は6月19日に植付けた長ネギ。品種は右の2列がホワイトスター、左の1列が白扇。近年はホワイトスターのみでしたが今年は2品種作ってみました。
 これはホワイトスター。少し葉が黄ばんできました。肥え切れすると、雨ばかり降っているのでベト病やさび病が付きやすくなります。


 速効性の肥料を散布しました。


 こちらも鍬でさっと土寄せしました。 肥料が効いてくれると良いのですが。


 何とか完了したものの強引にやって良かったのかどうか。
 見るからに土がぬかるんでいるのが分ります。


昨年は水が抜けなかった後、照ってきて根腐れが酷くなった気がします。梅雨は当分明けそうにありません。