里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'24~花房数は過去最多で間もなく終了

2024年10月25日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは間もなく強制終了します。
さすがに穫れるペースは落ちたものの今年は途絶えることなく穫れ続けています。
気温も下がってはきましたが、例年に比べれば総体的に依然高い。日数は掛かっても着実に赤くなっています。
オオタバコガの寄生でさんざんだった昨年の今頃は片付けが終り後作の準備を整えていました。
今年はネットを張ったお陰で被害もなく、想定以上の収穫が出来ています。


収穫はここまで第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、第5、第6花房)、第3基本枝(第7、第8、第9花房)までは全て終わりました。
第3基本枝にはおまけの花房も着け、よく穫れています。
現在は第4基本枝(第10、第11、第12花房)と第5基本枝(第13、第14、第15花房)を収穫しています。
こちらが第4基本枝側。


今年はネットを張っているため作業がやりにくく下葉の整理を殆どしていません。
そのため枯れ葉がそのまま残っており見栄えが悪いのですが、支障ないので放置しています。
すでに第10、第11、第12花房まで全て収穫は終わりました。
今、残っているのはカウント外のおまけに着けた花房です。
通常だと樹勢が落ちてくるため着果が悪くなるのですが、今年はよく留まっています。


下には穫り終えた第2基本枝が垂れており、全て枯れ葉になっています。
今色付いている花房は穫れますが、まだ色付いていない花房が樹上で熟れるのは無理そうです。


一番左の株はおまけに着けた二つ目の花房が赤くなりました。


反対側には第5基本枝があり、収穫中です。


第5基本枝には第13、第14花房、そして過半は第15花房まで着けています。
この下には第3基本枝が垂れ、すっかり枯れ葉になっています。
当初はおまけの基本枝のつもりでしたが、生育が進み花房を複数着けたので第5基本枝としました。
第13花房はほぼ穫り終わっています。第14花房も大分進みました。
左の株は第14花房が色付き、右の株も第14花房は僅か色付き、第15花房はともにまだです。


この右側の株は第13花房の完熟果が1個、第14花房が色付き、第15花房はまだ。左の株は第13、第14花房は終り第15花房も大分色付いています。


こちらは第14、第15花房でよく留まっているものの穫るのは難しそう。


一度に穫れる数は少なくなってきましたが、美味しい果実が穫れてています。


間もなく片付け、後作の準備をしないといけません。
樹上で完熟できない果実は色付き始めや白熟したものは穫って追熟します。
追熟した果実は美味しいとは言えませんが、最後はやむを得ません。
今年は多いものは第15花房まで収穫、大概の株で第14花房まで収穫出来そうです。
連続摘芯栽培は1本仕立てより花房数が多くなります。それでも例年12花房程度。
今年はおまけに着けた花房も多くその着果率も高かった。
第1基本枝(第2、第3花房)こそ尻腐れで歩留まりが悪かったものの他は例年並以上です。
これまでのベストは2018年。今年はそれに次ぐ出来と思われます。
連続摘芯栽培としては2018年ほど上手くは出来なかったかもしれません。しかし、収穫した個数では今年の方が上回ったでしょう。
連続摘芯栽培を始めて20数年、作りこなせたことはありませんが、今年は自己満足して終われそうです。


トマト連続摘芯栽培'24~安定して穫り続け残りは3花房ほど

2024年10月05日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは波が少なく安定して穫り続けています。株によるバラつきも少ない。
昨年今頃はオオタバコガの寄生で悲惨な状況になり片付けの態勢に入っていました。
今年はネットを張ったのが奏功し、被害を防ぐことができています。近年では最も良さそう。


収穫はここまで第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、第5、第6花房)、第3基本枝(第7、第8、第9花房)までは全て終わりました。
第3基本枝にはおまけの花房もかなり着け、よく穫れました。
現在は第4基本枝(第10、第11、第12花房)を収穫しています。


このステージまでくると、樹勢が落ちてくるので着果が悪くなりやすい。
今年は比較的留まっておりこの程度ならまずまずです。
上から見るとこのようになっており、下には穫り終えた第2基本枝が垂れています。


第10花房は全て穫り終えました。第11花房も過半穫り終え、第12花房に移りつつあります。
この赤くなっているのが第11花房、その下が第12花房。


さらに下方に着いている花房がおまけに着けた花房。結構留まっています。
かなり雨が降ったので裂果が出ていますが、意外にも軽傷です。
反対側には第5基本枝(第13、第14花房)。この下には第3基本枝が垂れています。


当初はおまけの基本枝とするつもりでした。しかし、気温が高く生育が進み2花房着けたので正式に基本枝としてカウントします。


さらに半数は第15花房まで着けました。
この2株は第15花房まで着いています。進んでいるものは第13花房が大分色付いてきました。


これらは第13、第14花房までですがよく留まっています。大丈夫穫れるでしょう。


但し、10月下旬には強制終了するためこのような花房まで穫れるかどうかは微妙です。


今年は植付け時点では幼い花房だったので出遅れたものの、以後は気温が高く生育が促進されました。
そもそも連続摘芯栽培は普通の1本仕立てより花房数が多くなります。
それでも例年12花房程度ですから今年は花房数が多いことが分ります。
しかもカウント外のおまけの花房も多い。
花房数が多くなると競合して着果率は落ちてきます。しかし、今年はそれも軽微。
樹勢の維持がかなり上手くいったように思います。
今年はネットで覆ったため作業はやりにくくなり、殆ど下葉の整理をしていません。
それで特に不都合は生じておらず、むしろ樹勢の維持にプラスになっている可能性もあります。
わき芽だけは次々出てくるので整理しています。
最盛期に比べると大玉の比率は少なくなっているもののこの時期としては悪くありません。


これから穫るまでの日数がかかるようになってくるので味はむしろ乗ってきます。
残りは3花房ほど、終盤になってきましたが、最後まで穫れ続けることを期待です。


トマト連続摘芯栽培'24~収穫は順調で全て芯止め

2024年09月11日 | トマト連続摘芯栽培

トマトの収穫は順調。
昨年今頃はオオタバコガが寄生し惨憺たる状況になっていましたが、今年は大丈夫。


作業はやりにくいもののネットを張ったのが奏功しています。
すでに基本枝の捻枝は全て終えています。


収穫は第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、第5、第6花房)までは全て終わりました。
現在第3基本枝(第7、第8、第9花房)は第7、第8花房は全て穫り終え、第9花房とおまけの花房の収穫中と言ったところ。
この両側の株は第9花房は終了、残っているのは一番下のおまけの花房です。今年はおまけがよく着いています。


捻枝をすると上の花房から赤くなってくるので、知らない方は異様に見えるようです。
上方に過日捻枝したおまけの基本枝が垂れています。


結局、これには2花房着けたので正式に第5基本枝(第13、第14花房)とします。


さらに半数は第15花房まで着けました。
10月下旬には強制終了するので逆算すると大概9月早々に咲いた花房が限界です。
ただ依然気温が高いため数日前に開花した花房まで残し、その先本葉2枚で芯止めしました。


反対側の上から垂れているのが第4基本枝(第10、第11、第12花房)。


着果の悪い花房もありますが、まずまずと言ってよさそうです。第10花房を穫り始めました。
下には穫り終えた第2基本枝があります。
第4基本枝にはさらにおまけの花房も着けました。


これも同様に数日前に開花した花房の先本葉2枚残して芯止めしました。


おまけが2花房になったものもあります。
もちろんこれらの花房が全てよく着果するわけではありません。おまけの花房はカウント外です。
今年は初めこそ若干出遅れましたが、以後は気温が高く例年よりステージが進みました。
近年では最も花房数が多くなっています。
花房数が多くなると競合して着果率が落ちることが多いのですが、それも今年は軽微。
本来は下葉を整理すべきところながら、今年は無理に手を掛けないことにしました。
それで今のところ不都合はありません。
裂果が増えてきました。しかし、今年は収穫の波が少なく安定して穫れ続けています。


全体の収穫量から見ると実質7割方は終了と思われますが、後半もそれなりに期待できそうです。


トマト連続摘芯栽培'24~収穫は順調でさらにおまけの花房と基本枝を作る

2024年08月30日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは順調な収穫が続いています。
オオタバコガ対策にネットを張っているため作業はやりにくい。


すでに計画通り第4基本枝までの捻枝は終わっています。
しかし、気温が高く生育が進んだため、さらにおまけの花房を着け、基本枝も作って捻枝しました。
第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)は収穫が全て終わり、現在収穫しているのは第2基本枝と第3基本枝。
第2基本枝(第4、第5、第6花房)は第4、第5花房は収穫が終わり、第6花房とおまけに着けた花房も残り僅か。


右から2番目の株は第6花房は穫り終り、着いているのはおまけの花房。


上方に過日捻枝した第4基本枝(第10、第11、第12花房)が垂れています。


反対側の第3基本枝(第7、第8、第9花房)は第7花房は収穫が進み中心は第8花房になってきました。


第9花房の下にはおまけの花房をかなり着けました。今年はよく留まっています。
この下には穫り終えた第1基本枝(第2、第3花房)が隠れています。


第3基本枝は着果の悪かった花房はあるものの全体的にはまずまずと言って良さそうです。
第6花房より第7花房の方が早くなっている株もありますが、基本枝に3花房着けると逆転はしばしば起こります。
これが過日変則ながら早めの捻枝を行った第4基本枝(第10、第11、第12花房)


第10、第11花房が着果し、第12花房もほぼ開花が終りました。
これが進んでおり、おまけの花房を着けてみます。


さらに第10花房直下から出たわき芽をおまけの基本枝にしてみます。


天井に着くようになっていますが、すでに半捻枝状態にしています。
この株はすでに1つめの花房は着果し、次の花房も開花が終わっています。
少し強引ですが捻枝を行います。


すでに横向き程度になっているので少し捻るだけです。
これなら第5基本枝と呼んでも良いかもしれません。それなら第13花房、第14花房。
おまけの基本枝の捻枝が終わりました。2花房が着果すれば第5基本枝に昇格です。


赤い果実の成っているのが第3基本枝で、上から少し垂れているのがおまけの基本枝。


後作の関係があるため10月下旬には強制終了します。逆算すると9月早々に咲いた花房が限界となります。
例年下葉の整理をしていますが、今年はやりにくいので無理にしないことにしました。
過去に基本枝ごと切断したこともありましたが、やはりショックが大きくダメージがありました。
次第に下葉は枯れていますが、摘葉せずとも支障はなさそうです。
ここまで今年はあまり波がなく安定して収穫出来ています。


裂果が出てきました。頻繁に雨が降るようになったためです。しかし、後半になれば多少はやむを得ません。
昨年はこの時点で未熟の果実に軒並みオオタバコガが寄生。後半は惨憺たる状況になりました。
今年はまだ兆候はありません。花房数は近年では最も多くなっています。


トマト連続摘芯栽培'24~第2基本枝収穫中で4回目の捻枝

2024年08月15日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは収穫の盛りが続いています。
ネットで覆いをしているため管理をするのも写真を撮るのもやりにくくなっています。


今年は生育のバラツキが少なく、第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)は収穫が全て終わりました。
気温が高いため先端はすでに雨除けの天井に着いてしまいました。


現在収穫しているのは第2基本枝(第4、第5、第6花房)。
第4花房は大半収穫を終え第5花房が中心になっています。
この2つの株で見ると第4花房は収穫が終り、赤くなっているのが第5花房、その下に第6花房。


さらにその下におまけの花房を着け全部で4花房。結構うまく留まっています。
この反対側には過日捻枝した第3基本枝(第7、第8、第9花房)が垂れています。


まずまずの着果状況で、少し色付いてきた果実があります。
この下には収穫の終わった第1基本枝があります。
1本仕立てを見慣れていると上方の花房から赤くなるので不思議な感覚になるかもしれません。
こちらの株は上から見下ろした状態。


第4花房は収穫が終わり、色付いているのは第5花房、その下には第6花房とおまけの花房。
上方はすでに雨除け天井に着いており、これが第4基本枝。


今回はこの第4基本枝の捻枝を行います。
この枝には第10、第11、第12花房と着けるのですが、現在大概第10花房が着果し第11花房が開花中と言ったところ。
本来の捻枝のタイミングから言うと相当に早い。しかし、天井につかえておりこれ以上おけません。
変則ながら早い捻枝を行います。
折り曲げるのではなく横にねじ曲げるイメージです。


晴天日中の水分の少なくなっている時間帯に行うようにすればやりやすい。


別の株で。


捻られて裂け目ができていますが、この程度なら問題ありません。折れなければ大丈夫。
全て捻枝が終わりました。


少々見にくいですが、赤い果実の成っているのが第2基本枝で、上から垂れているのが捻枝した第4基本枝。


この後、第12花房、余裕があればおまけの花房若しくは第5基本枝を着けます。
第1基本枝には尻腐れが大分出ましたが第2基本枝には殆ど出ていません。
今のところ完熟トマトが安定して穫れています。


目標の収穫から言うと4割程度の進捗でしょうか。
昨年はこの後オオタバコガの侵入を見逃し痛い目に遭いました。注意して見ていきたいと思います。


トマト連続摘芯栽培'24~第1基本枝収穫中で3回目の捻枝

2024年08月02日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは現在第1基本枝(第2花房、第3花房)を収穫中です。
今年は比較的生育が揃っており開花のステージもバラツキが少ない。
ネットで覆いをしているため管理が少々やりにくく、写真を撮るのも難しくなっています。


第1花房は全て収穫は終わりました。今年は灰かびが一つもなく歩留まりが極めて良好でした。
一方、第1基本枝(第2花房、第3花房)は尻腐れが多発、歩留まりは半分くらいになってしまいました。


異常な高温と乾燥では如何ともしがたい状況です。
過日、捻枝した第2基本枝側から見るとこんな風になっています。


第4、第5、第6花房と着けています。まずまずと言ったところでしょうか。
今回は第3基本枝の捻枝を行います。すでに捻枝されたような姿の枝も見られます。


高い位置にあるため気温が上がり自然にしのって捻枝されたようになったものがあります。
一番手前に見える枝を捻枝してみます。

捻りました。折り曲げるのではなく横にねじ曲げるイメージです。


第3基本枝は茎も太くなく軟らかいので捻枝は容易に出来ます。それでも晴天の午後が無難。


この株は進んでいる方で、第7、第8花房が着果し肥大中、第9花房が開花しています。
別の株で。


捻枝しました。横に捻られている感じが分ると思います。


第3基本枝には第7、第8、第9花房と着けますが、まだ第9花房が開花していないものもあります。
タイミングとしては少し早いのですが、雨除けに付くようになるので早めに一斉に行いました。


横から見ると、色付いているのが第1基本枝、上から垂れているのが捻枝した第3基本枝です。


正面から見ると下に第1基本枝、上に第3基本枝。反対側に第2基本枝があります。


全て完熟で穫っています。


第1基本枝は尻腐れ果を早くに除いたため、残った果実は数は少ないけれども大玉になっています。
第2花房の収穫はほぼ終わり第3花房が残っています。
気温が高く、第2基本枝の第4花房も色付き始まったので収穫は順調に続きそうです。
こちらは庭外れにおまけで作っている中玉トマト。


気温が高いので2、3日放っておくとたちまち真っ赤。こちらは灰かびも尻腐れも縁がなく気楽。

トマト連続摘芯栽培'24~第1花房の収穫が進み2回目の捻枝

2024年07月18日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は第1花房の収穫が進み、2回目の捻枝(ねんし)を行いました。
今年のトマトは第1花房の開花は遅かったものの本葉8、9枚で着き、生育も概ね揃っています。
開花も極端なバラツキはありません。
奇形だった1株も第2基本枝からはそれなりの姿になってきました。
但し、過日、第4、第5花房にオオタバコガの幼虫と被害果を発見。
よく観察して数個を処分、直ちにネットで覆いをしました。もちろん害獣対策にもなります。


成虫の飛来を防止するためなのですが、中に残っていればかえって増殖してしまいます。
今のところは大丈夫のようです。管理がしにくいもののやむを得ません。写真を撮るのも難しい。
現在の姿はこんなところです。


第1花房は隠れて見えませんが、現在収穫中で過半は収穫済み。着果させた3、4果は全て正常果です。
下方に果実の見えるのが2週間ほど前に捻枝した第1基本枝。色付いてきた果実も見えます。


第1基本枝の第2、第3花房に尻腐れが多発し、歩留まりは半分くらいになりそう。
尻腐れ自体は石灰欠乏ですが、主な要因は異常な高温と乾燥。
こちらは空梅雨の影響をまともに受けています。何ともしょうがありません。
個別の株全体を撮るのは難しくなりました。上から見るとこんな感じです。


隠れて見えない第1花房。すぐ収穫です。


これが今回捻枝する第2基本枝です。第2基本枝には第4、第5、第6花房と3花房着けます。


本来は基本枝には2花房を着けるのが無難ですが、花房数を確保するため3花房着けています。
第7花房と競合するマイナスもあるので難しいところではあります。
すでに第4、第5花房はかなり肥大し、第6花房も開花が終わっています。
第4花房直下からでるわき芽が支柱に誘引されているので、第2基本枝は自然に斜めを向いています。
この第2基本枝を捻枝します。
捻枝は枝の根元を押さえながらねじ曲げます。


捻枝は下に折り曲げるのではなく、横に捻るイメージです。
無理に下向きまでせず横向き程度でもその後果実の重みで下がってきます。
捻枝されました。


第4花房直下のわき芽を支柱に誘引している枝には第7花房が開花し、第8花房も咲き始めです。
この枝が第3基本枝となります。


別の株で。
この第2基本枝を捻枝します。


捻枝しました。少し枝が潰れています。


捻枝は晴天の午後、水分が少なく葉が少ししなっている時がやりやすい。
トマトは折れさえしなければ多少潰れたり裂けても大丈夫ですが、無理せず横向き程度でも十分。
前方から見るとこのようになります。


全て終わりました。


収穫しました。第1花房の残りは少しだけになりました。


全て完熟で収穫しているので、味は乗っています。
例年、我が家は梅雨時の第1花房は灰かびで歩留まりがよくありませんが、今年は空梅雨のため極めて良好。
一方、例年歩留まりの良い第2、第3花房は尻腐れが多く厳しい。
こちらは庭外れの一角におまけで作っている中玉トマト。


第3花房まで穫れてきました。こちらは尻腐れなどの心配がないので気楽。それなりに役立っています。



トマト連続摘芯栽培'24~最初の捻枝

2024年07月03日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは5月末と遅い開花ながら何れの株も本葉8、9枚で第1花房が着き、生育は概ね順調。
その後の開花も極端なバラツキはありません。


手前から2番目の株が奇形だったものの病気ではないためそのまま様子を見ていました。
第1基本枝は正常にはなりませんでしたが、その後はそれなりに生長しています。
全体的には現在第5花房が開花中と言ったところです。


ここで、連続摘芯栽培の最初の捻枝(ねんし)を行います。
生育の遅れている株に合わせ一斉に行うことにしたため、タイミングとしては少し遅れました。
まず、この株。株全体を撮るのは難しい。摘芯の終わった第1基本枝(矢印)には第2、第3花房が肥大中です。


誘引されただけで、すでに第1基本枝は斜め横を向いた状態になっています。
支柱に誘引されている枝(第2花房直下のわき芽)には第4花房が着果、第5花房が開花しています。
この第4、第5花房の着いている枝は、後に第2基本枝となります。
この第4花房の直下から出ているわき芽は支柱に誘引し伸ばしていきます。
この株の第1花房は肥大がほぼ完了、1週間くらいで色付いてくるでしょう。

今回、最初に捻枝するのがこの第1基本枝。


すでに第3花房がピンポン球くらいになっており、第3花房の先は2葉で摘芯しています。
捻枝のタイミングとしてはもう少し早い方が望ましい、
捻枝は枝の根元を押さえながらねじ曲げます。


樹勢が強めなので第1基本枝は少し太くなっています。そのため少々硬く強引にやるとひびが入ります。
無理に下向きまでせず横向き程度でもその後果実の重みで自然に下がってきます。
捻枝は下に折り曲げるのではなく、横に捻るイメージです。
捻枝されました。


別の株で。


片方の手で根元を押さえ別の手で捻るとやりやすい。
捻枝できました。


捻枝は晴天の午後、水分が少なく葉が少ししなっている時にやると容易です。
トマトは折れさえしなければ多少潰れたり裂けても大丈夫。
第1基本枝は少しやりにくいかもしれません。心配なときは横向き程度で良しです。
全て終わりました。


正面から見るとこんな感じです。


捻枝されたので第2花房の方が上になり、逆に第3花房の方が下になりました。


例年は梅雨時のため第1花房は灰かびで歩留まりが良くないのですが、今年は空梅雨。殆ど正常果です。
こちらは庭外れに植えているおまけの中玉トマト。


6月末から穫れ始めました。こちらは普通の1本仕立てです。


トマト連続摘芯栽培'24~誘引と第1基本枝の摘芯

2024年06月20日 | トマト連続摘芯栽培

少し早い蕾の状態で植付けたトマトですが、今年は何れの株も本葉8、9枚で第1花房が着きました。
5月末の開花とかなり遅いものの昨年のように第1花房が飛んだものはありません。
極端な開花のバラツキはないので昨年のような思案投げ首はしなくて良さそうです。
現在、第3花房が開花中と言ったところ。


残念ながら1株が奇形の株でした。手前から2番目ですが、とりあえずそのまま様子を見ています。
奇形の株は別として開花に多少のバラツキがあるのは第1花房と第2花房の間の葉の枚数が一定しないからです。
通常は本葉3枚ごとに花房が着き、花房は一定の方向を向きます。それが4、5枚着く株が近年よく見られます。
それでも例年と同様なやり方の連続摘芯栽培が可能です。
小生の連続摘芯栽培は第1花房までは通常の1本仕立てと同じ。第2花房から変わります。
この株で見てみます。


通常の1本仕立てではこのくらいの樹勢だとやや強すぎると見るのが普通です。
しかし、連続摘芯栽培では花房数が多くなるため樹にかかる負担も大きい。
よってこのくらいの強めの樹勢でちょうどです。他の株もほぼ同様です。
現在、第1花房がピンポン球大くらい、第2花房が着果し、第3花房が開花中です。
トマトを作っている方なら分るように自然に育てると花房のすぐ下のわき芽は非常に強い。
放置すれば主枝を負かすくらいに伸び、このように2本立ての状態になっています。


これはトマトが本来持っている生態的な特性で、連続摘芯栽培はその特性を活かした栽培法なのです。
第2花房のすぐ下のわき芽は掻かずにそのまま伸ばします。これを支柱に誘引止めします。


一方、第2、第3花房の着いている元の主枝は、第3花房の先に葉2枚を付けて摘芯します。これが第1基本枝になります。
大きくなってきた第1花房は、後の樹勢維持を考えて3個に摘果しています。


誘引と摘芯を終えた別の株で見てみます。

第2花房の下のわき芽を伸ばし、支柱に誘引止めしています。
第2、第3花房の先は本葉2枚を残してピンチし、わき芽も整理しました。これが第1基本枝です。


誘引止めすると、第2花房直下のわき芽の方が上を向き、第1基本枝は自然に斜めを向きます。
何れこの第1基本枝は捻枝を行います。
この株は連続摘芯栽培としても樹勢が強いと判断し第1花房は4果残しました。


第1花房は奇形果が出たり梅雨期で灰かびが付いて処分することもよくあります。
今年は今のところ殆どが正常果です。


まだスタートしたばかり、トマトづくりは一筋縄ではいきません。
こちらは番外、庭の外れに植えているおまけの中玉トマト「フルティカ」。


第5花房が咲き始め、第1花房は間もなく色付きそうです。


トマト連続摘芯栽培'24~簡易雨除けで植付け

2024年05月20日 | トマト連続摘芯栽培

トマトの苗を植付けました。
今年も連続摘芯栽培を行います。
畑の方は廃材を利用した支柱を立て、さらに誘引用の支柱も立て終え準備を整えています。
手作り感満載の簡易な雨除けです。


本来なら一番早く植付けてよいトマトが一番遅い植付けとなりました。こんなケースが多くなっています。
老朽化したパイプハウスを解体して以来、果菜類の苗は購入していますが、近年困惑するのがトマト苗。
昨年は花芽の確認が困難で、やむなく購入した苗は着花位置がバラバラ、第1花房が飛んだ苗もありました。
何とか花芽だけは確認できる苗を入手したいと考えていました。
今年は昨年とは違い馴染みの農業資材店からの購入です。
ごく小さいながら全て花芽は確認できました。しかし、即植えるには小さすぎるので1週間置きました。
昨年は10日余り置いてようやく花芽が確認できた苗もあったくらいですからずっとましです。
それがこの苗です。


品種はホーム桃太郎EX。
姿が乱れているのは強風で鉢ごと倒されたのを放置したためで大きな支障はありません。
蕾は大分大きくなりました。


通常の栽培では開花直前くらいで植えるのがベストです。
しかし、ポットが小さく連続摘芯栽培では樹勢がやや強めがよいのでこのくらいで植えることにしました。
ホーラーを用いて植え穴を掘ります。


今年は本数をさらに減らし10本。株間は広く55㎝です。
害虫予防の粒剤を施用。


鉢が小さく丈が伸びているので倒して置くしかありません。


植えました。


植付け後、直ちに支柱に誘引しました。風が強く、支柱に2カ所留めた株もあります。


萼が少し割れてきたので1週間くらい開花しそうです。


連続摘芯栽培では花房数が多くなるためより樹に負担が掛かります。
通常の1本仕立てよりは出だしの勢いが強めで良い。


今年は何れの株も本葉8、9枚で第1花房が着いているので、少々遅めながら第1関門通過です。


連続摘芯栽培20数年、これまでのベストは2018年。毎年様々なことが起こります。
昨年は出だしの躓きをかなり挽回したと思った9月にオオタバコガという初めてのとんだ伏兵。
トマトづくりは一筋縄ではいきません。だから面白い。
これは番外、庭の外れに植えている中玉トマト「フルティカ」。


第1花房が開花しています。本来なら大玉もこれに近い姿になっているべきですが。
中玉はあくまでおまけ。こちらは連続摘芯栽培ではありません。


トマト連続摘芯栽培'23~再びオオタバコガで間もなく強制終了

2023年09月29日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは9月初めまで収穫は順調。
出だしは最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラで、捻枝が2通りと変則になりました。
しかし、その後は気温が高いこともあって進度が早く、おまけの基本枝やおまけの花房も着けました。
9月初めには収穫も第8花房まで進みました。
ところが好事魔多し、ここでオオタバコガが果実に取り付いたことに気付きました。
第8花房までの被害は殆どありません。
赤くなったものには殆ど付いておらず、多数が青い小さな果実に侵入していたのです。
初めての経験でしたが、よく見て全て摘果し潰しました。数十個処分したでしょうか。
もちろん穫れ方は疎くなり、特に第9、第10花房はガクンと少なくなりました。
それでも虫の方は落ち着いたようなので、終盤に向け枯れ葉や下葉の整理をしました。


樹勢の維持のため整理は控えめにしていましたが、今回は少々手荒い整理になりました。
整理しながら残っている花房をよく見ると、再びオオタバコガの被害果。


やはり青い果実に付いています。摘果し潰しました。


これは成虫と思われます。雨除けの角に張り付いていました。


これが現在の姿。残っている果実はいくらもなくなりました。


反対側から見ると。


この辺りが本葉10枚までに第1花房が着いた株で、例年通り第2花房から連続摘芯しています。


今赤くなっているのが第4基本枝の第10花房が少しと第11花房。
第12花房とおまけの花房は虫のため多くを摘果してしまいました。
反対側。一番上から垂れているのはおまけの基本枝。正常なものもまだ残ってはいます。


この辺りが第1花房が本葉11、2枚で着いた株で、第1花房から連続摘芯を行っています。


こちらの方がむしろ進度が早く、虫の被害が確認された時には第8花房も収穫が済んでいました。
おまけの基本枝や花房も着けましたが、虫のため摘果し、残っているのは僅かです。


今年は害獣もやって来ずかなり良いところまで行くのではないかと期待しただけに残念。
今色付いている果実を穫った後に、強制終了させようと思います。


少々未熟の果実が残っていますが諦め、虫の退治を徹底させたい。
先週あたりからトマトの市況が異常に高くなっており、作柄が悪くなっていることが窺えます。



トマト連続摘芯栽培'23~好事魔多し大ショック

2023年09月03日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは囲わずとも害獣の侵入がなく、順調に収穫が続いてきました。
近年は収穫期にネットで覆いをするのが常となっていたので、今年は管理が頗る楽です。
すでに予定していた捻枝は終り、おまけの基本枝も捻枝。おまけの花房まで着けています。
後作の関係で10月下旬には片付ける必要があるため逆算すると9月早々に咲いた花房が限界。
今が芯止めの時期になっています。
今年は最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラで、捻枝の開始が2通りになっています。
現在の全体の姿。


反対側から見ると。


裂果は大分出ていますが、ちょっと見、特に変わったことはなさそうに見えます。
この辺り、本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年同様第2花房から連続摘芯しています。


こちらが第2基本枝側で第4、第5花房と収穫終了、第6花房もすぐ終了です。
一番左の株はすでに第6花房は終了、おまけの花房を穫っています。
上から第4基本枝が垂れています。第10、第11、第12花房ですが、着果はよくありません。


こちらが第1基本枝側で上から第3基本枝が垂れています。第7、第8、第9花房と着けています。


第7、第8花房が収穫期になっていますが、青い果実は大幅に減っています。理由は後で。
この辺りが第1花房が本葉11、2枚で着いた株で、第1花房から連続摘芯を行っています。


こちらが第1基本枝側で上から第3基本枝が垂れており第6、第7花房は終了。
第8花房が穫れており、下におまけの花房も着けています。
反対側の第2基本枝は第3、第4、第5花房と収穫終了。


上からは第4基本枝が垂れており、第9、第10、第11花房におまけの花房があります。さらにおまけの基本枝も。
しかし、青い果実は大幅に減っています。
今年は全体的に着果良好と思っていた矢先、1週間ほど前、異変に気付きました。
これです。


オオタバコガです。
完熟で収穫しており、裂果が多くなってきたのは天候の関係でしょうがないと割り切っていました。
しかし、穫った中に穴のある果実で気付きました。
改めてよく見直してみました。第7、第8花房までの被害は僅か。
それ以降の花房に取り付いていました。うかつにも見過ごしていたのです。
オオタバコガの被害は他で見たことはありますが、我が家では初めて。
摘果して潰し処分するしかありません。
赤くなったものには殆ど付いておらず、大概小さな未熟な果実に付いています。


数十個処分したでしょうか。まだ残っている可能性もあります。


よく見ると花や新芽が被害を受けているのも確認できます。
これまで害獣防止にネットで覆いをしていたのが害虫防除にもなっていたのかもしれません。
今年はネットなしで害獣もやって来ず、よく穫れていたので大ショック。


多少の裂果は自家用にはそれほど支障なく食べられます。
ここに来てとんだ伏兵。この後の収穫はガクンと落ちるでしょう。


トマト連続摘芯栽培'23~収穫は続き捻枝と花房のおまけ

2023年08月23日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは順調に収穫が続いています。
すでに当初想定した第4基本枝までの捻枝は終わっています。
しかし、気温が高く思った以上に進んでいるため、おまけの基本枝を捻枝しました。
また花房のおまけも着けてみました。
品種はホーム桃太郎EX。
今年は最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラのため捻枝の開始が2通りになっています。
全体を見るとこんな風です。


反対側から見ると。


この辺り、本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年と同じように第2花房から連続摘芯しています。
第1基本枝は第2、第3花房とよく留まり収穫は終了。こちらが第2基本枝側。


第4、第5、第6花房もよく留まり、第5花房が間もなく穫り終わります。
第1基本枝側の上から垂れているのが第3基本枝で第7、第8、第9花房と着けています。


少々変則な捻枝を行った第4基本枝は第10花房が着果、第11花房が開花中と言ったところ。


ここでおまけの基本枝を作ってみます。


雨除けに届いてしまうので、少々強引な捻枝を行います。


無理に下向きにならなくても横向き程度になれば取り敢えずは大丈夫。


この辺りが第1花房が遅れ本葉11、2枚で着いた株。第1花房から連続摘芯を行っています。


第1基本枝の第1、第2花房は着果、肥大とも良好で収穫は終了。
上から第3基本枝が垂れており、第6、第7、第8花房と着果肥大も概ね良好。
第6花房が穫れ始めました。
反対側の第2基本枝。第3、第4花房は収穫終了、第5花房も間もなく穫り終えます。


上からは第4基本枝が垂れており、第9、第10、第11花房となります。
これにもう1本おまけの基本枝を付けます。捻枝しました。

これなら少し余裕があるので第5基本枝と言っても良いかもしれません。
今年は第1基本枝は2花房ですが、それ以降の基本枝には3花房ずつ着けています。
さらに4花房目にあたるおまけの花房を幾つか着けています。
これは第3基本枝におまけの花房が開花中です。


これは第2基本枝におまけの花房を着けました。他の花房の着きが悪かった分をカバー出来そう。


今年は全体的に着果良好と言えます。
しかし、気温が高すぎ樹勢との関係もあって、第9花房以降は着果が不安定になっています。
初めて下葉の整理を行いました。


過去に収穫の終わった基本枝を丸ごと切断したこともありましたが、樹勢に影響しました。
今は働かなくなった下葉だけを搔くようにしています。
とにかく7、8月と気温が高いために色付きが早い。


裂果が出るようになっていますが、やむを得ません。量的には折り返し点を越えたようです。


トマト連続摘芯栽培'23~4回目の捻枝は変則も収穫は盛り

2023年08月11日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは変則ながら4回目の捻枝を行いました。
収穫の盛りは続いています。
今年のトマトは最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラのため捻枝の開始が2通りです。
品種はホーム桃太郎EX。
全体を見るとこんな風です。第1花房と第2花房は収穫が終わり、第3花房も終盤です。


反対側から見ると。第4花房の収穫が始まっています。


この辺り、本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年と同じように第2花房から連続摘芯しています。
第1基本枝側。第2、第3花房とよく留まりました。この上に第3基本枝があります。


こちらが第2基本枝側。


第4、第5、第6花房と今年はよく留まっており肥大も良い。おまけの花房を着けた株もあります。
この上がこのようになっています。


左に第3基本枝があり、第7花房が肥大しています。第8花房が着果し第9花房も開花終了しました。
そして雨除けに届きそうになっているのが第4基本枝になる枝。現在第10花房が開花中です。
このままだと、雨除けにぶつかるようになります。
そこで変則ですが、ここで捻枝をしてしまいます。


本来は二つ目の花房が着果した後にやるので、大幅に早い。
少し慎重にやらないと折ってしまいます。横向きになるくらいでも大丈夫。


別の株。すでに第11花房が開花しています。


この辺りが第1花房が遅れて本葉11、2枚で着いた株。第1花房から連続摘芯を行っています。


第1基本枝の第1、第2花房は着果、肥大とも良好で収穫は終わりました。
上から第3基本枝が垂れていおり、第6、第7、第8花房と着果も概ね良好。おまけの花房を着けた株もあります。
反対側に第2基本枝の第3、第4、第5花房。


第3花房は間もなく収穫が終わります。ここに尻腐れ果が僅かだけ見られました。
次の花房もよく肥大し、色付いています。
上には第4基本枝になる枝に第9花房が着果し、第10花房が開花中。これを少々早いですが、捻枝します。


これは容易に出来ました。この辺りは第5基本枝を作ることが可能のようです。


早いものは第11花房が開花している株があります。
今のところ安定した収穫が続いています。異常高温下でも尻腐れ果も出ていません。


それと、今年はまだ天敵が姿を見せていません。囲いをしていないので大変楽です。
ここまでは順調ですが、収穫の進度で言うとまだ1/3行ったかどうかと言ったところ。大分先があります。


トマト連続摘芯栽培'23~収穫最盛で3回目の捻枝

2023年08月02日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは収穫の最盛期となっています。
3回目の捻枝を行いました。
今年のトマトは最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラのため2通りの捻枝を行っています。
品種はホーム桃太郎EX。
本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年と同じように誘引。第2花房から連続摘芯しています。
全体的にはこんな風になっています。
第1花房は全て収穫が終わりました。
上から垂れているのが2回目に捻枝した第2基本枝です。第4、第5、第6花房と着けています。


反対側。今、収穫している花房は葉に隠れて見にくくなっています。


1回目に捻枝した第1基本枝に第2、第3花房が着いています。


今年は着果も肥大も良好。
このように第2花房は過半収穫が終わり第3花房の収穫になっています。
今回捻枝するのはこの上に誘引している第7、第8花房の着いている第3基本枝。
根元を押さえ捻ります。


別の株。これはまだ第8花房が開花中で少々早い。


こちらの株はすでに第9花房が開花始めです。雨除けに近づいているため次の枝も少し捻りました。


全体を撮るのは難しいですが、上から第3基本枝が垂れているのが分かります。


第3基本枝には3花房着けます。
この辺り、第1花房が遅れて本葉11、2枚で着いた株は第1花房から連続摘芯を行っています。


第1基本枝の第1、第2花房は着果、肥大とも良好。
収穫も大分進みました。
反対側に第2基本枝の第3、第4、第5花房。


ここの第3花房に尻腐れ果が見られましたが、僅かだけで終わりました。
第3基本枝の捻枝を行います。


第6、7花房まで着果が終り、第8花房も開花終了です。
第9花房が着いている花房が誘引されて、当初遅れていた株がむしろ追い越し気味です。
このように、上から第3基本枝が垂れています。


第1花房から捻枝を行った株では余裕をもって第4基本枝を作ることが出来ます。
但し、第1基本枝は地べたに着くほどになりました。
これは1週間ほど前のもの。


果実の重みで少しずり下がりました。
雨も降らないので手を掛けませんでしたが、対策が必要だったかもしれません。
気温が高く、完熟のものが次々に穫れています。