里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

庭にピンクの花と黄色の花

2021年03月31日 | 

庭にピンクの花と黄色の花が目立ってきました。
今、我が家でピンクの花と言えばまずは老木の紅梅。


しかし、それ以外にも目立っているものがあります。
ヒマラヤユキノシタ。


かなり前からあり、多分母が植えたものと思いますが、近年まで名前を知りませんでした。
それどころか、葉が大ぶりで広がり、歩くのに邪魔扱いしていました。
まとまってあるのがこの場所。


ただ、春になると体に似合わぬピンクの可憐な花が密に咲くので、調べてみるとヒマラヤユキノシタと分った次第。


昨年は早くから咲いていました。今年は厳冬だったので遅いのかと思っていたら、急に咲きだし、最近あっという間に満開になりました。


3カ所ほどにあります


別名「オオイワウチワ(大岩団扇)」と言われるらしく、葉は厚く団扇のように大きく、花とはかなりアンバランスな印象です。


目立たないピンクの花もいくつか。
カタクリ。


庭にわずかの株があります。
咲いているのはこれだけ。ひっそりと咲いています。
こちらは葉だけで花が見えません。昨年は数株咲いていましたが、今年はこれで終りか。


雪割草。

数年前、助っ人が植えたもの。定着したようです。

白もあります。


黄色の花で目立つのはレンギョウ。


今、方々で盛んに咲いています。
我が家のレンギョウはボリュームは大したことがありません。

少々邪魔なのでバッサリと剪定していますが、密に咲くのでやはり目立ちます。


ピンクと黄色。


ラッパ水仙も咲き出しました。


これから一層目立つようになるでしょう。


クロッカス。
ピンクとは言えないかもしれませんが。


後ろの黄色は日陰の福寿草の残り花。


ここ数日、この辺りも急に気温が上がってきました。これから日増しにピンクと黄色の花が増えていきます。


古木の白梅と紅梅が見頃

2021年03月30日 | 古木管理

古木の白梅と紅梅が見頃です。


樹齢は推定百数十年。正確には分らないものの築130年の我が家と同年数以上であることは確か。
それ故、樹勢は弱っており咲き乱れるということにはなりません。
こちらは白梅。


3月半ばから咲き出し、今は盛りを少し過ぎています。


花梅と思われ、実はほとんど着けません。実取用の白梅よりも開花ははっきりと遅い。


今年の開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じです。


老木ゆえ幹の貫禄十分ではあります。


タマカタカイガラムシという害虫が付いたため思い切った剪定をしました。それが樹勢にも影響していると思いますし、花芽も少なくなっています。
それでも昨年春よりは多く咲いているようです。


もともと花数が非常に多い白梅です。


ここ2年ほど、まずはタマカタカイガラムシ根絶を優先しています。今のところ確認できませんが、問題はこれからです。

こちらは紅梅。


これも開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じ。


白梅より1週間~10日くらい遅れて咲きます。満開直前といったところ。
例年、この紅梅が満開の頃にソメイヨシノが咲き始めます。


この紅梅は幹に空洞が目立ち、白梅よりさらに樹勢は弱っています。


こちらまではタマカタカイガラムシに侵されなかったようで、剪定を抑え、できるだけ若枝を伸ばしています。


花数は少なく寂しい感じですが、多少復活の兆しが見えます。
花びらは八重。


紅色は濃いので、昔のように沢山咲けば見事ですが、望むのは無理でしょう。
古木の管理は難しい。


これは家裏にある実取用の白加賀。
10日前には満開になっていました。今は大分散ってきました。


この梅に最初にタマカタカイガラムシが沢山付きました。思い切って枝を切ったので、寂しい花になっています。しかし、何とか持ちこたえたようです。


これは品種不肖の雑梅。
こちらは3月半ばに満開になっていました。これはその時のもの。


古い木でほとんど放任です。


それでも実は小さいながら沢山着き、漬け梅として十分使えます。


冬囲いしたハクサイは未だ健在

2021年03月29日 | 畑:葉菜類

冬囲いしたハクサイは未だ健在です。
ハクサイの冬囲いの方法は2通り。半数は年内に中に取り込み、半数は畑に置いたままにして囲いました。品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
畑に置いたまま冬囲いしたハクサイは、1ヵ月ほど前に全て中に取り込みました。
昨年は3月まで畑に置いたままにしたため玉が割れるものが出たので、今年は2月中に中に取り込み保存することにしたものです。(その時の様子
外葉を少し残して新聞紙で包み、逆さまにして寄せ、紙袋で覆っています。


年内に中に取り込んだハクサイは全て消費されました。
現在残っているのは後で中に取り込んだハクサイ。
残り僅かとなりました。


新聞紙を開いてみます。
囲ったハクサイも、結球の中では僅かながら生長します。
外観上は割れたりトウが飛び出している様子は見られません。


逆さまにして保存したり株裏の芯に包丁で十字の切り込みを入れるのは、トウが生長するのを抑えるためですが、多少の効果はあるでしょうか。
外葉を数枚剥いてみます。十分瑞々しい状態です。


ずっしりとした重量感です。一つを切って結球の中を確認してみます。


半分に切ってみました。
黄芯系ハクサイらしい柔らかそうなきっちり詰まった結球です。


花芽は殆ど生長していません。
よく見ると花芽らしきものが確認できますが、トウは伸び出していません。


畑に置いたままではこうはいきません。花芽が生長しトウが伸び出して玉は割れます。最後にはトウが外に飛び出し花が咲いてしまいます。
囲えば当然水分は少し減少しますが、外葉を数枚剥げば瑞々しく、美味しく食べられます。今年のハクサイは余すことなく最後まで食されるようです。

椿を水墨画で描く

2021年03月28日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


椿を水墨画で描きました。
我が家周辺の里山にはやぶ椿が沢山自生しています。
この辺りのやぶ椿は、そもそもが咲き揃いがよくありません。年内から咲いている木もあります。だらだらと長期間咲いている印象です。
今年は比較的揃っている方かもしれません。とはいえこれから見頃を迎えます。
赤の椿を水墨画で描くとき、毎度迷うのは花と葉の濃淡をどうするかです。同じような調子で濃淡をつけるとメリハリが無くなってしまいます。
今回は花を薄めに葉を濃く仕上げてみました。さらに軽く線描きを加えてみましたが、どうだったか。
椿は花もさることながら、厚く光沢のある葉が特徴です。とりわけやぶ椿の葉は力強く逞しさを感じさせます。



自生のやぶ椿が咲き揃ってきた

2021年03月27日 | 野山

自生のやぶ椿が咲き揃ってきました。
我が家の周囲の里山にはやぶ椿が沢山自生しています。


例年、自生のやぶ椿は咲き揃いがあまり良くありません。今年は比較的揃っている方です。厳冬だったものの2月以降は結構気温が高いことと関係あるでしょうか。
それでもやはり個体差は大分あるようです。
自宅のすぐ裏にあるやぶ椿。手前の木はキンモクセイ。


昨年の11月という時期はずれに咲き始めました。

前年は逆に大幅に遅れ、前々年はやはり年内に咲いています。
どうなっているのか。植物に疎い小生にはやぶ椿の花芽分化や休眠のことは分りません。


この木が多分一番の古木。


やぶ椿の幹は固く、なかなか太くなりません。これはかなりの大木です。
周囲に大小様々なやぶ椿が自生していますが、これが原木ではないかと思っています。


周辺のやぶ椿。


後ろは孟宗竹。


畑のそばのやぶ椿。

これは2月から咲いていました。


これは我が家の入り口の道路そばにあるやぶ椿。


これも自生。植えたわけではありません。


日当たりが良くやぶ椿にとって好条件と見え、どんどん茂ってきます。放置しておくわけにいかず、適当に剪定しています。


2月にはホツポツ咲き始め、見頃になってきました。
早く咲いた花はすでに落ち、蕾も多数着いています。


やぶ椿の開花期間は非常に長い。一方は蕾でありながら、一方では落花しています。春の花とはいえ梅や桜とは大きく異なります。

貯蔵の玉ねぎとジャガイモ

2021年03月26日 | 畑:土物類

今年は貯蔵しているタマネギとジャガイモが健在です。
タマネギ。


今年は芽の出ているタマネギがほとんどありません。
このタマネギは昨年6月に収穫した後、吊しとかご形のコンテナで乾燥し、取り込んで貯蔵したものです。(玉ねぎとジャガイモの貯蔵
大玉から消費したので、現在残っているのは中玉。
品種は「ネオアース」。


昨年は、この時期には芽の出ている玉がかなりありました。もっとも昨年は残量自体が多かったのですが、伸びかたも早かったように思います。
「ネオアース」は非常に貯蔵性に優れた品種ですが、例年3月半ばくらいから芽が出る玉が見えてきます。
それが昨年は早く、今年ははっきり遅い。
これは何故か。昨年は暖冬で今年は厳冬、それが一番の要因でしょうか。よく分りません。
それにしても、この「ネオアース」という品種は優秀です。昔は何種か組み合わせて作りましたが、今はこの品種だけで十分です。
貯蔵中、このように玉がしぼんだようになったものが数個あっただけです。


少し芽が出たくらいなら自家用には問題ありません。例年3月いっぱいは問題ありません。
一皮剥くと綺麗な黄金色です。


今年のタマネギなら4月に入ってからでもかなり持つのではないでしょうか。このような姿形ならベストです。


こちらはジャガイモ。


品種は「男爵」。
昨年のジャガイモは不作で、特に自家種を使用したジャガイモは大不作。今頃には無くなっているのではないかと思いましたが、以外に残っています。
昔のようには食べなくなったと言うことでしょう。あるいは助っ人が加減しながら消費しているのかもしれません。
日の当たらない涼しい場所に暗くして保存しています。厳冬なので貯蔵するには悪くない条件です。


例年なら一部は自家種になるところですが、今年は自家種は使わないことにしました。ですからすべて食用です。
放置しておくと沢山芽が伸びてしまうので、こまめに芽搔きをしないといけません。


芽が伸びると芋の養水分を吸って萎びてしまいます。
芽がごく小さいうちに搔きさえすれば長持ちします。芽搔きは専ら助っ人頼みですが、今年は上手く管理されているようです。

ジャガイモは独自の省力植付け

2021年03月25日 | 畑:土物類

ジャガイモの植え付けをしました。
今年も独自の省力植付け法です。
この辺りのジャガイモの植え付け適期は3月下旬から4月初めです。
品種は男爵一品種。
今年は全て購入種芋なので複数品種にしようかとも思いましたが、結局のところ一品種だけになりました。
面積は約1アール。畝幅が広く利用率も低いので実質はもっと少ない。
これまでは、半分は自家種を使っていました。
昨年のジャガイモは不作で、特に自家種が悪かったため今年は全て購入することにしました。
不作でもまだ芋が残っているところを見ると、消費が減っているということか、あるいは助っ人達が多少加減して食したか。
種芋は3週間ほど浴光しました。これは少々小粒の芋。


芽はあまり伸びていません。自家種の場合は頂芽がすごく伸びて、取り扱いに困るほどですが、北海道産の種芋は例年のごとく僅か発芽しただけです。
購入種芋は10㎏。M玉中心なので、全て2分割です。
種芋は頂芽優勢の原則にしたがって、縦切りにします。


あまり早く切る必要はなく、植付けるときに切り口が乾いていれば問題ありません。いつもは早朝に切るのですが、都合で前日の夕方に済ませておきました。


昔は切ったところに木灰を塗ったものです。さして意味のある行為ではありませんでした。即植えるのが普通だったので傷口を塞ぐのと肥料効果も期待したのかもしれません。
この畑は山砂を客土した畑で落ち葉を全面にすき込んでいます。
2週間ほど前に施肥、耕耘は終わっています。これはその時のもの。
畝間1メートルになるよう畝の中心に目印線を付けます。


約50センチ幅に元肥を散布。帯状の全層施肥です。


その後、最低速度で深くロータリー耕耘します。


植え付けです。
前日、再度ロータリー耕耘しました。少し水分が多めでした。
再び畝の中心になる位置に目印線を付けます。


そこに種芋を押し込むように置いていきます。


株間は30センチ弱。畝間を広くしているので株間は狭めです。


管理機を使って土をかけます。
畝立てロータ1連の爪を左側は外向き、右側は内向きにし、はね上げは最低にセットします。
種芋が畝の中心になるよう逆転ロータで往復し土を盛ると、細かい土で適度な覆土になります。
種芋の植え付け位置が土を盛る中心になるよう前進します。


左回りに復り、反対側の土を盛ります。


管理機往復後。覆土され畝が盛られました。


最後に、軽く鍬でならして手直しします。これでほぼ5~6センチの覆土となります。

この独自の省力植付け法を実践するようになり、従来のやり方から見ると大幅に省力となりました。
この畑は、近くに立木があるため午後の日当たりが少し悪くなりますが、一方で霜の降りる心配がありません。

デコポンを墨彩画で描く

2021年03月24日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

デコポンを墨彩画で描きました。
デコポンを頂いたので描いてみました。
デコポンが出回り始め、私たちの口に入るようになってどのくらい経つでしょうか。10数年になるでしょうか。
ボリュームがあって皮が剥きやすく、甘味と酸味のバランスの良い美味しい柑橘というのが第一印象でした。
デコポンとは、その姿と相俟ってユニークな品種名と思ったことでした。
それが、デコポンは品種名ではなく登録商標と知ったのは近年です。
ちょっと調べてみると、熊本果実連が柑橘類のシラヌヒ(不知火)系に登録商標を所有しており、シラヌヒ系のうち、品質基準(糖度13度以上、酸度1度以下)を満たしたものだけがその名を使用することができるとされます。
元々は国の研究機関が「清見」と「ポンカン」を交配させて生まれたものながら、見た目が悪く育てにくいことから品種登録をしなかったと言います。
今や、その特徴ある見た目からデコポンと広く知られるようになったのですから分からないものです。


かき菜を穫り始める

2021年03月23日 | 畑:花菜類

「かき菜」の収穫を始めました。
ナバナ類の一種茎立ち菜(とう立ち菜)として作っています。


茎立ち菜として作っているのは「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の3種。
何れも10月15日の直播きです。
「三陸つぼみ菜」が最も早く収穫が始まり、次いで「仙台雪菜」、少し遅れて「かき菜」ということになりました。
「かき菜」は暖冬だった昨年とほぼ変らない収穫開始となりました。
「かき菜」は北関東の在来アブラナの一種。花芽が伸びてくる茎葉を掻き取って収穫するので「かき菜」と呼ばれるようです。
ナバナ類と言いながら、一緒に作っている「つぼみ菜」と同じように花と言うより若い茎葉を食べます。同様の在来アブラナは全国各地に見られます。
トウが伸びてきても花芽はなかなか見えてきません。蕾が大きくなってから収穫するのでは遅い。
花が咲くようになってからでは完全に手遅れで、硬くて不味くなります。これが同様に作っている「仙台雪菜」との大きな違いです。


「つぼみ菜」はその名の通り蕾が見えてからでも軟らかく食べられます。
「かき菜」は「つぼみ菜」よりもさらに早く穫る必要があります。蕾が見え始めるくらいが限界です。
「かき菜」と「つぼみ菜」を同時に作ってみたことから、「つぼみ菜」より2週間くらい穫り始めが遅いことが分りました。
「かき菜」は生育も旺盛。すでにわき芽がたくさん出ています。


「かき菜」も他の茎立ち菜と同様、通常より早めに播いて大株にするとわき芽も多くなり沢山穫れます。
主枝とわき芽の区別がつかないくらいになってきましたが、中央の大きな葉の付いているのが主枝。
この株を穫ってみます。


主枝を切り取ります。


花芽は隠れて小さく全く見えません。主枝の茎は太いですが、穫り始めなので軟らかい。


すでにわき芽が沢山出ているのが分ります。


「かき菜」は丈夫で作りやすく、沢山穫れます。
次々とわき芽が伸びてくるので穫り遅れないようにするのは容易でありません。
数株収穫してみました。
花芽は全く見えず一見普通の葉物としか見えませんが、これがベスト。
穫ったときは葉色が淡い感じがしますが、湯がくと濃い緑に変ります。


こちらは「つぼみ菜」。
姿は「かき菜」と似ています。


収穫開始から2週間が経ち、すでに主枝の収穫は終わりました。
わき芽が盛んに穫れるようになっています。
名前通り小さな蕾が見えます。かき菜と違いこのくらいで大丈夫です。

こちらは「仙台雪菜」。
早いものはわき芽の蕾が大きくなってきました。


種籾消毒と水漬けで今年の米作りスタート

2021年03月22日 | 田んぼ

種籾の消毒をし、水漬けを開始しました。
今年の米作りをスタートすると思うと多少の緊張感があります。
品種は「ひとめぼれ」。
かつては3~4品種作っていましたが。今は刈り取り作業を委託している関係で、我が家の規模では1品種しかできません。複数品種作ってみたい気持ちは山々なれどやむを得ません。
塩水選をした後、種籾消毒を1昼夜行いました。


種籾消毒にはテクリードCというごく一般的な薬剤を使っています。
前日から200倍液に漬け、24時間経ったので、これで処理完了です。


種籾は4つの網袋に分けてあります。
引き上げた後、薬液が滴らなくなるまで、暫時このようにしておきます。


一輪車に乗せたままで日陰に持って行き、数時間風乾します。


薬剤仕様によると必ずしも風乾は必要ないのですが、昔から水漬け前には薬剤を定着させるため風乾するのが習慣化しています。
水漬け開始です。


水漬けの期間は2週間が目安。
「ひとめぼれ」は発芽しにくいので水漬け期間は長めにとります。
最初の3~4日は水は交換しません。種籾消毒の効果を確実にするためです、その後は2、3日ごとに水を交換します。


昔からみると面積も大分減ってしまいましたが、この辺りではやはり米は依然別格の存在です。
しかし、それもどうやら過去形のようです。近隣でも米を作らない農家が珍しくなくなりました。価格は大幅に下がり、大規模経営でなければ採算に合わなくなっています。
小規模な栽培は我々のような多少こだわりのある高齢者だけになりつつあるのかもしれません。

ブロッコリーは最後の収穫

2021年03月21日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは最後の収穫としました。
ブロッコリーは未だ無数の花蕾が着いています。


寒冷地とはいえ春らしい日が多くなり、気温の上昇とともに開いた小さな花蕾が多くなってきました。
今着いている花蕾は孫にあたる花蕾、若しくはひ孫にあたる花蕾です。


ブロッコリーは2列ずつ2回に植えています。
1回目は7月13日種播き8月11日の植付け、2回目は7月30日種播き8月18日の植付けですが、今はもう区別がつきません。品種は何れも「緑嶺」。


10月下旬から収穫しているので、5ヵ月になろうとしています。
外葉は老化して枯れたものが多くなっています。特に葉搔きなどせず、そのままにしています。
今年は厳冬ですが、株の勢いが衰えず、凍害もほとんどありませんでした。
大半の株が根元から主枝と見間違うほど太い側枝ができたため、側花蕾さらには孫の花蕾まで大きさ、量とも今までで一番と思います

もっともこのような孫の花蕾は自家用だから食するもので、販売に供するものではありません。
しかし、自家用としてみれば、おそらく頂花蕾や側花蕾と同じくらい食べているでしょう。
自家用には一口大以上あれば十分です。


未だ沢山の花蕾が着いていますが、穫りきれるわけはなく、遅れて開いてしまった花蕾が多数混在します。


このように開いた花蕾は放置し、まともなものだけを穫るようにしています。


春になり鮮緑色の花蕾が多くなってきました。


さすがに小さいものが多くなり、花蕾の開きも早くなったので、最後の収穫をして終りにすることにしました。
穫るのは助っ人頼みです。引き抜いて片付けまでやってくれたのは有り難い。
これが我が家の分として置いていったブロッコリー。


老朽化した育苗ハウスにビニールを張る

2021年03月20日 | 田んぼ

水稲用の育苗ハウスにビニールを張りました。
30年以上も使い続けているパイプハウスです。補修と補強は欠かさないようにしていますが、何分老朽化しているハウスなので水稲の育苗専用の利用です。
間もなく育苗が始まるのでビニールを張ります。


育苗の準備は来月早々と言ったところですが、ビニール張りは天候の条件の良いときでないとできないため早めに行います。
一人では無理なので、助っ人の都合との兼ね合いで、昨日やることになりました。助っ人は二人。これなら楽勝です。
風も比較的穏やかでビニール張りにはまずまずの天候でした。
肩部から下にサイドビニールを付けます。


屋根ビニールは梨地で二枚組の加工したビニールてす。
片側のビニールをかけ終わりました。


所々を仮止めします。これで多少風が出てきても安心です。


屋根のビニールをかけ終わりました。


思ったより順調に進みました。
ビニールを固定する全てのマイカー線を張ります。


このタイプのパイプハウスは近隣ではほとんど見かけなくなりました。このような旧式のパイプハウスはマイカー線でビニールを持たせる仕組みです。
ですから緩みがないように繰り返し締め直します。
さらに、遮光シートを掛けます。
  

これから中で作業する時の日除け用ですが、風の強い時に掛ければ強風対策にもなります。
上げ下ろしが簡単にできるようにちょっとした仕掛けをします。
遮光シートを掛けたままだと雪が降ると落ちなくなってしまうので、普段は外しておきます。
最後に支柱を立てます。奥行き10間に7本です。


大雪対策のためです。この旧式のパイプハウスは雪が落ちにくいのです。
ほとんどの場合は無駄な作業になります。せいぜい10年に1、2度くらいのものですが、過去に3月末や4月に入ってからの重いドカ雪を経験しています。
この辺りは西高東低の冬型で大雪になる心配は無いですが、それが崩れた春雪が怖いのです。予報に関係なくやることに決めており、無駄になればこそ幸いと思うことにしています。急に出かけることがあっても安心です。
これで育苗ハウスのビニール張りは終了しました。

色んなトウ立ち菜を穫る

2021年03月19日 | 畑:花菜類

春になると越冬したアブラナ科野菜にトウが立ってきます。
我が家でトウを収穫する野菜として作っているのは年内から収穫するナバナ類のアスパラ菜、寒咲花菜、そして春の茎立ち菜(トウ立ち菜)として作っている「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」です。
それとは別に葉物として作っているアブラナ科野菜も取り残しておけばトウが伸びてきます。これが結構旨い。
私はあまり穫りませんが、助っ人はせっせと穫っています。
少し穫ってみました。落ち葉や雑草が目立つのはご愛敬。
これはターサイ。


収穫しきれずに沢山残った株にトウが立ったもの。外葉はすっかり枯れトウだけが伸びています。主枝を早く穫った株はわき芽が伸びてきます。


伸び方も一様ではないので結構長く穫れます。
これは軟らかく大変美味しい。


これは縮み雪菜。


ターサイとよく似ています。ターサイから育成されたと言われていますから当然と言えば当然。

トウに付く葉も縮れています。


これも美味しい。茎立ち菜として作っている仙台雪菜は全く別物です。


これはチンゲンサイ。


チンゲンサイを茎立ち菜として作っている所もあるらしい。


ターサイや縮み雪菜に比べるとイマイチのような気がしますが、助っ人はよく穫っています。


これは水菜。綺麗な菜の花です。
食べても何ら問題ありませんが、食べるにはボリュームがないので放置されています。


これらのトウ立ち菜は葉物を穫ることを目的にしているので、トウがボリューム感に欠けるのは否めません。あくまでおまけです。
これはナバナ類として昨年の11月下旬から穫っている「寒咲花菜」。


昨年よりは勢いが悪く、厳冬の影響が大きいようです。
働いている株が少なくなってきました。細く短く、大分黄ばんできました。

自分の好みで言えば、やはりこれが一番か。

右からターサイ、縮み雪菜、チンゲンサイ、寒咲花菜。


これからの主役はやはり「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の茎立ち菜3種。すでにつぼみ菜は最盛になろうとしています。

冬囲いのダイコンとニンジンを掘り出す

2021年03月18日 | 畑:根菜類

冬囲いしたダイコンとニンジンがまだ残っているので、掘り出しました。
冬囲いしたのは12月22日。
囲ったダイコンは60本ほど。品種はすべて「耐病総太り」。
ダイコンの冬囲いは二通りの方法で行っています。
葉を付けたままと葉を全て落としたものです。
葉付きのダイコンは全て消費しました。まだ残っているのは葉無しのダイコン。


土を掘り、ダイコンの葉を完全に切ってから埋め、稲わらを掛けて土を戻しています。
掘り起こしました。


取り出しました。


不揃いですが、腐れ等は見られません。
この場所は日当たりがいいため、これからは地温が上がりよくありません。
一度には消費しきれない量なので、家そばの日陰のところに移動し、埋め戻します。
2本だけ持ち出しました。


囲いのダイコンでは、今の時期肌が少々汚れるのはやむを得ません。


切ってみれば綺麗です。


こちらはニンジン。
葉を付けたまま稲わらを挟み土に埋め込みました。


品種は「黒田5寸陽彩」と「新黒田5寸」。
掘り出しました。


まだ大分残っていました。数十本あります。
ひげ根が出始まりましたが、傷みは目立ちません。
こちらはダイコンほどには嵩張らないので、再度の埋め込みはしないことにしました。
囲いのニンジンなのでこの程度なら上々です。


助っ人が水洗いし、分割してビニール袋に入れました。
後はそれぞれの冷蔵庫で保管することにしました。これは我が家分。


水仙を水墨画で描く

2021年03月17日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


水仙を水墨画で描きました。
正確には日本水仙と言うべきでしょうか。
日本水仙は6枚の小さな花びらに黄色の副花冠、そして花を数個付ける房咲き、葉は殆どがよじれるのが特徴です。
シンプルに一本だけ描いてみました。
我が家にある日本水仙は八重咲きです。
今年は3月早々から咲き始めました。日当たりのいい石垣のすぐ下にあるため多少早くから咲くかもしれません。


一挙には咲かず、長い期間かけて咲いています。
咲いたものから助っ人が採っていくため沢山咲いた状態になりません。香りがいいので玄関などに生けるようです。


我が家の日本水仙は八重ですが、画にする場合はやはり清楚な一重でないと様になりにくい。