里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

庭にピンクの花と黄色の花

2021年03月31日 | 

庭にピンクの花と黄色の花が目立ってきました。
今、我が家でピンクの花と言えばまずは老木の紅梅。


しかし、それ以外にも目立っているものがあります。
ヒマラヤユキノシタ。


かなり前からあり、多分母が植えたものと思いますが、近年まで名前を知りませんでした。
それどころか、葉が大ぶりで広がり、歩くのに邪魔扱いしていました。
まとまってあるのがこの場所。


ただ、春になると体に似合わぬピンクの可憐な花が密に咲くので、調べてみるとヒマラヤユキノシタと分った次第。


昨年は早くから咲いていました。今年は厳冬だったので遅いのかと思っていたら、急に咲きだし、最近あっという間に満開になりました。


3カ所ほどにあります


別名「オオイワウチワ(大岩団扇)」と言われるらしく、葉は厚く団扇のように大きく、花とはかなりアンバランスな印象です。


目立たないピンクの花もいくつか。
カタクリ。


庭にわずかの株があります。
咲いているのはこれだけ。ひっそりと咲いています。
こちらは葉だけで花が見えません。昨年は数株咲いていましたが、今年はこれで終りか。


雪割草。

数年前、助っ人が植えたもの。定着したようです。

白もあります。


黄色の花で目立つのはレンギョウ。


今、方々で盛んに咲いています。
我が家のレンギョウはボリュームは大したことがありません。

少々邪魔なのでバッサリと剪定していますが、密に咲くのでやはり目立ちます。


ピンクと黄色。


ラッパ水仙も咲き出しました。


これから一層目立つようになるでしょう。


クロッカス。
ピンクとは言えないかもしれませんが。


後ろの黄色は日陰の福寿草の残り花。


ここ数日、この辺りも急に気温が上がってきました。これから日増しにピンクと黄色の花が増えていきます。


古木の白梅と紅梅が見頃

2021年03月30日 | 古木管理

古木の白梅と紅梅が見頃です。


樹齢は推定百数十年。正確には分らないものの築130年の我が家と同年数以上であることは確か。
それ故、樹勢は弱っており咲き乱れるということにはなりません。
こちらは白梅。


3月半ばから咲き出し、今は盛りを少し過ぎています。


花梅と思われ、実はほとんど着けません。実取用の白梅よりも開花ははっきりと遅い。


今年の開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じです。


老木ゆえ幹の貫禄十分ではあります。


タマカタカイガラムシという害虫が付いたため思い切った剪定をしました。それが樹勢にも影響していると思いますし、花芽も少なくなっています。
それでも昨年春よりは多く咲いているようです。


もともと花数が非常に多い白梅です。


ここ2年ほど、まずはタマカタカイガラムシ根絶を優先しています。今のところ確認できませんが、問題はこれからです。

こちらは紅梅。


これも開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じ。


白梅より1週間~10日くらい遅れて咲きます。満開直前といったところ。
例年、この紅梅が満開の頃にソメイヨシノが咲き始めます。


この紅梅は幹に空洞が目立ち、白梅よりさらに樹勢は弱っています。


こちらまではタマカタカイガラムシに侵されなかったようで、剪定を抑え、できるだけ若枝を伸ばしています。


花数は少なく寂しい感じですが、多少復活の兆しが見えます。
花びらは八重。


紅色は濃いので、昔のように沢山咲けば見事ですが、望むのは無理でしょう。
古木の管理は難しい。


これは家裏にある実取用の白加賀。
10日前には満開になっていました。今は大分散ってきました。


この梅に最初にタマカタカイガラムシが沢山付きました。思い切って枝を切ったので、寂しい花になっています。しかし、何とか持ちこたえたようです。


これは品種不肖の雑梅。
こちらは3月半ばに満開になっていました。これはその時のもの。


古い木でほとんど放任です。


それでも実は小さいながら沢山着き、漬け梅として十分使えます。


冬囲いしたハクサイは未だ健在

2021年03月29日 | 畑:葉菜類

冬囲いしたハクサイは未だ健在です。
ハクサイの冬囲いの方法は2通り。半数は年内に中に取り込み、半数は畑に置いたままにして囲いました。品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
畑に置いたまま冬囲いしたハクサイは、1ヵ月ほど前に全て中に取り込みました。
昨年は3月まで畑に置いたままにしたため玉が割れるものが出たので、今年は2月中に中に取り込み保存することにしたものです。(その時の様子
外葉を少し残して新聞紙で包み、逆さまにして寄せ、紙袋で覆っています。


年内に中に取り込んだハクサイは全て消費されました。
現在残っているのは後で中に取り込んだハクサイ。
残り僅かとなりました。


新聞紙を開いてみます。
囲ったハクサイも、結球の中では僅かながら生長します。
外観上は割れたりトウが飛び出している様子は見られません。


逆さまにして保存したり株裏の芯に包丁で十字の切り込みを入れるのは、トウが生長するのを抑えるためですが、多少の効果はあるでしょうか。
外葉を数枚剥いてみます。十分瑞々しい状態です。


ずっしりとした重量感です。一つを切って結球の中を確認してみます。


半分に切ってみました。
黄芯系ハクサイらしい柔らかそうなきっちり詰まった結球です。


花芽は殆ど生長していません。
よく見ると花芽らしきものが確認できますが、トウは伸び出していません。


畑に置いたままではこうはいきません。花芽が生長しトウが伸び出して玉は割れます。最後にはトウが外に飛び出し花が咲いてしまいます。
囲えば当然水分は少し減少しますが、外葉を数枚剥げば瑞々しく、美味しく食べられます。今年のハクサイは余すことなく最後まで食されるようです。

椿を水墨画で描く

2021年03月28日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


椿を水墨画で描きました。
我が家周辺の里山にはやぶ椿が沢山自生しています。
この辺りのやぶ椿は、そもそもが咲き揃いがよくありません。年内から咲いている木もあります。だらだらと長期間咲いている印象です。
今年は比較的揃っている方かもしれません。とはいえこれから見頃を迎えます。
赤の椿を水墨画で描くとき、毎度迷うのは花と葉の濃淡をどうするかです。同じような調子で濃淡をつけるとメリハリが無くなってしまいます。
今回は花を薄めに葉を濃く仕上げてみました。さらに軽く線描きを加えてみましたが、どうだったか。
椿は花もさることながら、厚く光沢のある葉が特徴です。とりわけやぶ椿の葉は力強く逞しさを感じさせます。



自生のやぶ椿が咲き揃ってきた

2021年03月27日 | 野山

自生のやぶ椿が咲き揃ってきました。
我が家の周囲の里山にはやぶ椿が沢山自生しています。


例年、自生のやぶ椿は咲き揃いがあまり良くありません。今年は比較的揃っている方です。厳冬だったものの2月以降は結構気温が高いことと関係あるでしょうか。
それでもやはり個体差は大分あるようです。
自宅のすぐ裏にあるやぶ椿。手前の木はキンモクセイ。


昨年の11月という時期はずれに咲き始めました。

前年は逆に大幅に遅れ、前々年はやはり年内に咲いています。
どうなっているのか。植物に疎い小生にはやぶ椿の花芽分化や休眠のことは分りません。


この木が多分一番の古木。


やぶ椿の幹は固く、なかなか太くなりません。これはかなりの大木です。
周囲に大小様々なやぶ椿が自生していますが、これが原木ではないかと思っています。


周辺のやぶ椿。


後ろは孟宗竹。


畑のそばのやぶ椿。

これは2月から咲いていました。


これは我が家の入り口の道路そばにあるやぶ椿。


これも自生。植えたわけではありません。


日当たりが良くやぶ椿にとって好条件と見え、どんどん茂ってきます。放置しておくわけにいかず、適当に剪定しています。


2月にはホツポツ咲き始め、見頃になってきました。
早く咲いた花はすでに落ち、蕾も多数着いています。


やぶ椿の開花期間は非常に長い。一方は蕾でありながら、一方では落花しています。春の花とはいえ梅や桜とは大きく異なります。