里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ホタルブクロを水墨画で描く

2021年06月30日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


ホタルブクロを水墨画で描きました。
ホタルブクロは、近隣の野山でよく見かける馴染みの山野草です。
この辺りでは、提灯(ちょうちん)花と呼んでいました。
昔は至る所にありましたが、最近は少なくなったような気がします。
6月半ばくらいから白系、赤紫系ともに咲いています。
これが白系。

これが赤紫系。


ホタルブクロの由来は、この花に蛍を入れて遊んだところからきているらしい。
我が幼少の頃にそのような記憶はありません。
ただ蛍の出る時期とホタルブクロが咲く時期はほぼ一致します。
この辺りの蛍(ゲンジボタル)が飛ぶのは夏至前後から6月末。
我が家の前の田んぼや水路でも蛍が飛び交います。
昨年は、前年10月の台風19号豪雨の影響からか殆ど見えませんでした。
今年はかなり飛んでおり、復活したようです。
普段は静寂の里山の夜ですが、助っ人達と幻想的な夜景を楽しみました。


トマト連続摘芯栽培'21~最初の捻枝

2021年06月29日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は最初の捻枝(ねんし)を行いました。
現在、第1花房は大きく肥大し、第4花房の開花は全て終了、第5花房が開花中と言ったところ。


捻枝する第1基本枝は、すでに自然に斜めを向いています。
第2花房はピンポン球より大きくなっており、第3花房は100円玉硬貨くらい。
第3花房の先2葉で摘芯しています。
捻枝するには、もう少し早くてもいいタイミングでした。


この株を捻枝します。
第2花房下のわき芽が支柱に誘引されており、第1基本枝は自然に斜めを向いています


これを捻枝することで、第1基本枝を下方に垂らします。
捻枝は文字通り枝を捻るのであって、折り曲げるわけではありません。
枝の根元を押さえながらねじ曲げます。横に捻るイメージでやると自然に下を向きます。


仮に少しくらい裂けたり潰れても大丈夫。
捻枝されました。左に捻られているのがわかります。


捻枝されると第2花房が上になり、第3花房の方が下になります。


捻枝は晴天日の午後、トマトの葉が少ししなっている時にやると、水分が少なくなっておりやりやすい。
また、完全に下に垂れなくても、実が肥大すると重みで次第に垂れてきます。
第1基本枝が下向きになりました。


すべて問題なく終わりました。


すでに第4花房の開花が終わり、着果しているのが確認できます。
一番上の第5花房の開花が始まっています。


第4花房の下の節ところで誘引しています。


今度は第4、第5花房の着いた枝が第2基本枝となり、捻枝されることになります。
第4花房のすぐ下から出ているわき芽を支柱に誘引し伸ばします。
昨年もそうでしたが、今年のトマトは花房間の葉の枚数が多い傾向があり、少し丈が伸びています。
ただ、第1花房が飛んでしまった昨年のような変則なトマトではないので、7月10日くらいには穫れるようになりそうです。



廃材パイプを利用したピーマンの簡易な誘引整枝法

2021年06月28日 | 畑:果菜類

ピーマンは1番果がようやく肥大してきました。
植付け時には花芽が殆ど見えない苗だったので、このくらいになれば上々。


一番の問題はウイルスですが、生育のバラツキはあるものの今のところウイルス症状の出ている株はありません。


ここまでピーマンの支柱は1本だけ立て誘引していました。
これから枝が伸びてくると垂れ下がり、枝折れしやすくなります。
ピーマンの誘引法も様々試行した結果、ナスと同様の現在の簡易な方法に至っています。
資材は、全て古いパイプハウスを解体した時の廃材。
畝に沿ってピーマンの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。支柱は上の方を少し広げます。


それに直管パイプをフックバンドで止めます。
フックバンドは完全に止めず、簡単に動く状態にしておきます。


枝が伸びるのに合わせ、この直管パイプを上げていくことで枝の垂れ下がりを防ぎます。
横パイプはフックバンドを外すことなく下から軽く叩くだけで簡単に上がります。
枝はパイプに誘引止めしません。
枝がパイプに密着することで誘引止めしなくても殆ど問題ありません。
時に枝折れなどもありますが、ピーマンは分枝が多いので気にしません。
ピーマンは花芽が着くごとに枝が2本に分枝します。
ねずみ算式に枝が増えていくので放置すると枝葉が混んできます。


枝葉が混んでくると光線の透過が悪くなるので整枝が必要になります。
整枝法は簡便な「ふところ枝」の整理です。
「ふところ枝」とは株の内側の方に向かって伸びた枝のこと。
「ふところ枝」を整理すると日光が株全体に入るようになり、実の太りが良くなります。
株を上からのぞき込むと、「ふところ枝」の込み具合が分りやすい


株の中心に向かっている枝を間引きました。
株の中心が透けて見えるようになります。


最初の「ふところ枝」の整理が終わりました。


これから、生長とともに横パイプを上げ、「ふところ枝」の整理を行っていきます。
1番果を収穫しました。

品種の「京みどり」は果形が長めで収穫初めは特に縦皺が多く出ます。
軟らかいのがこのピーマンの特徴。

今年の庭のサツキ

2021年06月27日 | 

6月になると我が家の庭ではサツキが主役になります。
ヤマツツジの花数が多かったのでサツキも期待しましたが、花数はイマイチでした。
それでもこの時期、サツキを眺めるのは楽しみの一つ。
早いものは5月末から咲き始め、遅いものは7月まで。
最盛期は6月中旬で、今は終盤。
私が幼少の頃には、すでに大株になり沢山咲いていたので、樹齢100年級の古株があるものと推測されます。


花数が少ないのは刈り込みにもありますが、株が老化していることも関係していると思います。


最も株数の多いのが赤のサツキ。

鮮やかな赤で花弁が結構大きい。


赤紫のサツキ。

2種あります。


赤、白、ピンクなど。自然繁殖あるいは自然交雑したと思われるものも多数。




















花弁の細いサツキ。


石垣の間から生えているサツキもかなりあります。


これは昔からありましたが、自然に数が増え定着しました。



これは比較的新しい八重のサツキ。


八重は2種。

これは白のサツキ。


純白が好ましい。


サツキは花が終わった後は、早く刈り込まないと翌年の花芽が少なくなります。
刈り込みは助っ人が頼り。


直播き非結球レタスが収穫のピーク

2021年06月26日 | 畑:葉菜類

非結球レタスはグリーンリーフレタス、サニーレタス、サラダ菜の3種。
今が収穫のピークになっています。
何れも4月20日に直播きしたもの。
最も簡単なバラ播きですが、順調に生育しました。
ごく厚くなったところを1回間引きした程度です。
6月に入って間もなく、間引きを兼ねながら穫り始めました。。
今が本来の株間くらいになっています。
これはグリーンリーフレタス。


発芽、生育とも揃いが良く、大分収穫しましたが、未だびっしり詰まっています。


かなり大株になってきました。軟らかく美味しく食べられます。


こちらはサニーレタス。


穫り始めは少し隙間が見えましたが、今は畝一杯になっています。


こちらも結構な大きさです。


サラダ菜。


こちらは他のリーフレタスより早くから穫り始めました。
中心が少し丸まりかげんのものも出てきましたが、まだまだ大丈夫。


サラダ菜は大株になっても軟らかく、食感が良い。


左からグリーンリーフレタス、サニーレタス、サラダ菜。


今の時期の非結球レタスは直播きでも比較的容易で、有り難い存在です。