昨日、鎮守の神社の秋の祭典を挙行しました。
例年10月に行っていましたが、様々な事情が重なり11月にずれ込んでしまいました。
当神社はいわゆる代参講と言われるもので、小生が講中の代表を仰せつかっています。
集落だけの小さな講中ながら、本社から御分霊を受け120年以上になります。
現在は春の祭典に合わせ代表者が本社に参拝し祈祷を受けることになっています。
実は春の祭典の直前に集落内で続けざまに不幸があり、祭典を中止した経緯があります。
そのため代参も見合わせ、それも特例的に秋に行うことにしたのでした。
コロナ禍のため中止したり変則的な開催となっていましたが、ようやく昨年秋から本来の祭典が復活しました。
祭典と言えば神輿を担いで賑やにと言ったイメージがあるかもしれませんが、そのようなことはやりません。
講中や代参については、いずれ機会を見つけ記したいと思います。
まず、早朝に世話人と当番者が集まり、境内の清掃を行います。
まず、早朝に世話人と当番者が集まり、境内の清掃を行います。
本殿。
拝殿。
特に大変なのは石段。これで綺麗になりました。
本殿を開帳し、拝殿にはゴザを敷きご祈祷に備えます。
態勢が整えば、いよいよ旗揚げ。
鳥居のしめ縄は縄だけを付け、紙垂(しで)は宮司が用意してきます。
ご祈祷の前にお供え物などを準備します。
お供え物は米、水、塩と御神酒、海の幸、山の幸。これは小生の役目です。
自家製の野菜はキャベツとチンゲンサイにしました。甘柿も供えました。
代参人が頂いてきたお札はいったん本殿に奉ります。
9時から宮司にご祈祷いただきます。
9時から宮司にご祈祷いただきます。
代参人の一人が代表してサカキを奉納。合わせて全員で二礼二拍手一礼で拝礼。
ここで御神酒の回し飲みをする慣例がありましたが、コロナ禍を機に取りやめています。
この後は集会所に移動し直会です。代参人は4名で直会の準備も行います。
ここ4年ほど代参を見合わせていたため特例で小生を含め3人の世話人で行っていました。
次回の代参人はくじ引きで決めるのが習わしです。
一巡するのにこれまで当たっていないのは小生も含め残り8人。
当たる確率は1/2でしたが、小生も当選しました。
夕方には当番になっている小生の班が旗降ろしを行い、一連の祭典行事は終了です。