ハトとたんぽぽ

和子の気まま日記

2024-8-19(月)、西條奈加「六つの村を越えて髭をなびかせる者」☁のち☂️

2024年08月20日 06時39分07秒 | 本と雑誌
室温は、
朝から曇り空で、蒸し暑い日であったが、日差しがないだけで、暑さを感じなかった。

とみよしクリニック皮膚科

9:39のバスでとみよしクリニックに行くと、意外に空いていたのか、早めに名前を呼ばれる。

いつものように男の医師で、優しく足の裏のイボを削り取り、液体窒素を掛けて、痛いというと直ぐに止めてくれる。

小さい方のイボは殆ど治っているが、大きい方は年月が掛かって大きくなっているだけになかなかしぶとい。

まあ気長にキレイになるまで通院しようかな。

丁度11:07のバスに間に合って、午前中に家に到着することができた。

午後からは、西條奈加さんの「六つの村を越えて髭をなびかせる者」をやっと読み上げることができた。

田沼意次の時代に、音羽塾に算術に長けた出羽出身の青年が、蝦夷地見分隊の竿取として、名を最上徳内と改めて、随行することになった。

当時は松前藩が蝦夷地の一部を統括していたが、商人と結託して、原住民のアイヌをこき使い、暴利を我が物にしていた。

やっと松前藩に到着したが、御用船がなかなか来ないので、徳内は松前藩内を歩き、アイヌの姿を見つけて、声を掛けて、たばこ、米、酒を交換しながら、しばらくの間にアイヌ語を少しづつ覚えていった。

2ヶ月後、見分隊は東と西と留守居役の3組に分かれて、アッケシにむかう。

コタンを探しに出掛けると、少年フルウに出会い、トクとフルウと呼ば合う仲となり、
毎日のように松前藩の小者に内緒に、コタンに通うようになり、アイヌ語を覚え、フルウに和語を教えるようになる。

徳内一人で陸路で、フルウやコタンのアイヌに助けられながら、クナシリに向かう。

東の見分隊の様子を見に行くと、何と5人が霧の病に罹り死んでいた。

将軍家治が亡くなり、田沼意次の権威がなくなると、松平定信はことごとく蝦夷地見分隊を解散させ、蝦夷地見分隊の成果を潰し、見分隊の役職をことごとく左遷させる暴挙に出る。

上役である青島は徳内と共に捕らえられ、徳内は音羽塾の面々に助けられ、釈放されるが、青島は獄死してしまう。

しかし、時代が代わり、徳内の蝦夷地での知識を活かすために再び蝦夷地に舞い戻ることが出来た。

西條奈加さんの時代小説をずっと読んできたが、題名のように蝦夷地を「六つの村を越えて髭をなびかせる者」が探検しながら、渡り歩いた歴史的実在する人物を描いた時代小説は異色であった。

今までとは違った時代小説を楽しく読めました。

今日の万歩計は、6,165歩でした。









コメント

2024-8-4(日)、佐伯泰英「空也十番勝負六」☀

2024年08月05日 04時54分11秒 | 本と雑誌
室温は、30.3(6:00)。
今日も昼間は38度の超える暑さになりました。

とても外に出る事も出来ず、日曜日はバスもお休みなので、エアコンを入れて、佐伯泰英さんの「空也十番勝負六 異変ありや」を読む。

武者修行中の嫡子・空也のみを案じる江戸の坂崎磐音のもとに、長崎会所の高木麻衣から文が届く。

酒匂太郎兵衛との勝負の末、瀕死の重傷を負った空也は、出島で異人外科医の手当を受けたものの、意識が回復しないという。

懸命の介護を続ける麻衣のもとに、高麗の剣術家李遜督が訪れ、2日間、空也と二人だけにしてほしいと願い出る。

横たわる空也に「起きよ、眼を覚ませ、わしの剣に立ち向かえるのはその方、坂崎空也だけだぞ」と心の中で呼びかけ、ひたすら剣を振るった。

三日目、空也の両目がわずかに動き、左手に刀の柄を右手がそろりと掴んだのを確かめ、空也と李遜督の眼差しがあった。

「刀を抜け、空也」と呼びかけると、空也の手が鯉口を切り、寝たまま刀を抜いた。

「おお、空也よ。生き返ったな」叫ぶとそのまま何処かに消えた。

麻衣が声を聞いて、空也が生き返った様子を江戸の磐音宛と眉月に手紙を書き、最後に「空也は生きております」と書き足して、江戸に送った。

空也はみるみる内に元の身体に回復して、麻衣の頼みで外国船に乗り、上海の港で海賊に拐かされた娘を助けて、福江島にいた肥後丸に乗り、新たな修行の旅に出掛けた空也でした。

2度も瀕死な怪我をして、生き抜いた空也。これから何処へ旅立つのかとても楽しみである。

ゴミ出しボランティア

18時過ぎに、ゴミ出しボランティアに自転車で出かけると、生暖かな風が吹いて、蒸し暑いが何とか出掛けられたので、声を掛けると、「上がってきて」と声が掛かった。

クーラーの掛かった台所で、テレビを見ながらウトウトしていたようで、折り畳みのボンボンベッドがあると、横になれると話をすると、友達と蟹江のニトリに行って見るとのこと。

ずっと椅子に座っているので、両足がポンポンに腫れて、「リハビリの先生に歩きなさいと怒られてばかり」とグチをこぼしていたが、足を動かさないために腫れてくるので、リハビリの先生の言う通り、少し足首動かしたり、足を少しでも上げると、血の巡りが良くなるのではないか等話をしてくる。

外に出ると真っ暗になっていたが、ゴミステーションに置いて帰ってきました。

暑い夏の間は、夕方にゴミ出しボランティアに行き、傾聴しながらおしゃべりをしてくるといいかな。

今日の万歩計は、3,009歩でした。




コメント

2024-7-20(土)、西條奈加「隠居すごろく」☀のち☁

2024年07月21日 05時01分56秒 | 本と雑誌
室温は、29.6度(7:00)。
今日も猛暑日。とても暑くて外を出る気がなく、玄関に出ると、セミがひっくり返っていた。

羽が緑がかって透明でとてもキレイ。調べてみるとクマゼミである。

家に持って来ると、バタバタ動くので、麦ちゃんが気になって、突っついてしばらく遊んでいたが、動かなくなると知らん顔。

その様子がとてもとても面白い。

たこ焼きパーティ

友人と老人福祉センターに行く予定であったが、とても暑くて外に出るのも面倒だったので、2人の友人に声をかけて、お昼にたこ焼きパーティーをする。

友人が娘に声を掛けると、たこ焼きを焼きに来てくれて、丸くキレイな形に丁寧に焼いてくれる。

 西條奈加
  「隠居すごろく」

14時30分に友人の樹音の練習を行う予定だったので、待っていたが、どうも忘れていたようで、読みかけていた西條奈加さんの「隠居すごろく」を読み上げる。


糸問屋「嶋屋」の主六代目の徳兵衛は、33年脇目も振らずに黙々主として働いていたが、跡取り息子の吉郎兵衛に七代目を継がせて、巣鴨に隠居所を構えて、女中の親子と一緒に暮らすことになる。

しばらくはのんびりと過ごすが、趣味もなく何もすることがなくなった頃、孫息子の千代太が手習いの後で隠居所に来るようになり、途中で犬を拾って来たり、猫を拾ってきたりするが、犬は番犬代わりに飼うことになったが、猫は飼うことに出来ないと断る。

その内に2人のお腹を空かせて兄妹を連れてきて、食事を食べさせて、千代太が手習いを教えることになる。

次々に子どもたちを連れてきて、隠居所が寺子屋のように賑やかになった。

兄妹の母親が夫が家を出てから、飲んだくれて困っていたが、組紐の職人だったというので、糸を取り寄せて帯締めを作らせると、色の配色が素晴らしい帯締めを作ってきた。

隠居所で組紐を作り始めて、小物店に持っていくと、もっと作って欲しいと頼まれて、手習いに来ていた母親たちや組紐の職人の姉妹が集まって来て、根が商人の徳兵衛は、隠居所で組紐の商売をすることになる。

孫のお陰で、徳兵衛が戸惑いながらも、子どもたちと賑やかな隠居所での生活を楽しんでいる様子がとても面白い。

夕方の散歩

17時過ぎると、曇り空で生暖かな風が吹いて、大きなセントバナード犬、顔クシャのブルドッグを連れて散歩している人がいました。

結構長い時間散歩しなければならないので、この暑さでは大変そうである。

今日の万歩計は、6,549歩でした。




コメント

2024-7-15(月)、西條奈加「御師の弥五郎」 ☁時々☔

2024年07月16日 07時13分41秒 | 本と雑誌
室温は、27.8度(6:00)。
雨が時々降るせいか、ほとんど気温は上がらない日であった。

孫息子が久しぶりにてんしんらんまんに行きたいというので、ゴミ出しボランティアのついでに出掛けると、畑にいつの間にかカサブランカの花が見事に咲いていた。

1輪切って家に持っていこうと思ったけれど、折角満開になっているので、このまま通る人に見てもらうことにする。

孫息子と
  てんしんらんまん

てんしんらんまんに行き、しばらく孫息子がやって来て、いつものようにご飯と紅茶を注文するとそれぞれ違った紅茶を淹れてくれたので、お互いにシェアして飲むことに。

孫息子は食事も楽しみにしているが、紅茶が大好きでてんしんらんまんに来るのを楽しみにしている。

今日は皮を向いたミニトマトの酢漬けがとても甘くて美味しかった。

毎日違ったおかずが少しづつ楽しめるのがてんしんらんまんの良さである。

孫息子がバアちゃんに付き合ってくれるのも嬉しい。

これからも月1で日曜日なら付き合ってくれるようですので楽しみである。

西條奈加「御師弥五郎」

午後から出かけようとしたら雨が降り続いていたので諦めて、西條奈加さんの「御師弥五郎」を読む。

材木屋巽屋清兵衛は夜手代と帰りを急いである時に3人の侍に襲われると、そのときにツブテを投げ助けてくれたのが、「伊勢の御師」の弥五郎であった。

清兵衛は伊勢参りに用心棒として弥五郎を頼んで伊勢参りをすることになった。

どうして襲われるのか詳しいことは知らされずに見習い手代の恩師として、旅立つこととなった。

集合場所に行くと、総勢10人の白地に緑色のカエルの模様浴衣を着込んだ蛙講のメンバーと伊勢参りをすることになった。

東海道のアッチコッチの名物を食べ歩きながら、結構賑やかで楽しい伊勢参りとなったが、常に清兵衛の近くには用心棒の弥五郎と下っ引の亀太がくっついていた。

八嶋太夫の手代頭の惣七の案内で蛙講は旅立ち、仲間の中で早速清兵衛を狙う刺客が紛れ込んだり、子どもを使って清兵衛の荷物を盗まれたり、いろんな手立てで、清兵衛の周りに事件が起きながら、伊勢参りすることになる。

弥五郎が八嶋太夫の訳あり息子で13年前に江戸に出た経緯があることなどが明らかとなる。

清兵衛も何故刺客に狙われるのかも明らかになりながら旅を続けることになる。

伊勢の外宮、内宮をお参りし、清兵衛、弥五郎、亀太の3人は大和の砥野藩に入ると、大勢の刺客に囲まれ、藩から清兵衛と同じように商人になった3人と会い、藩に守り刀と証文を返却し、巽屋を畳むことを告げ、刺客の元締めがこの3人だったことが判明。

伊勢の御師の情報網は全国に広がり、今回の犯人探しも最後までもつれたが、徐々に明らかになっていく経緯が面白い。

小説家というのは一つのテーマを徐々に紐解いていく面白さがあるものですね。

夕方、友人からみなと祭りのハイライトの花火の写真がたくさん送られてきた。


今日の万歩計は、7,755歩でした。




コメント

2024-7-13(土)、西條奈加「六花落々」 ☁

2024年07月14日 05時59分41秒 | 本と雑誌
室温は、25.5度(6:30)。
昨日の雨で随分涼しい朝を迎えました。

図書館に行き、読んだ本を返却して「空也十番勝負」を2冊をリクウェストして、西條奈加さんの「御師弥五郎」「隠居おてだま」「隠居すごろく」をかりてきた。
 

西條奈加さんの「六花落々(りっかふるふる)」を読み上げる。

貧乏下士の小松尚七は、幼い時より、「何故なに尚七」といわれる好奇心の旺盛な子供時代を過ごし、特に雪の結晶が何故六角の美しい模様になるのか、いつも雪が降ると、外に出て雪をじっと見ている。

土井家の上役鷹見忠常から、請われて養子となり、土井家の若殿御学問相手として一生を送り、20年かけて二人と共に「雪華図説」を完成することかできた。

この物語は、鷹見忠常(泉石)の渡辺崋山が描いた肖像画で有名となったことで、この小説を書くきっかけとなった。

実在する人物を描くが、一つのことに夢中となって興味を持って追求する姿に感銘を受ける。

どれみ
の会

午後から友人と一緒に2ヶ月ぶりに「どれみの会」参加する。

先日の「徹子の部屋」で宮本隆治さんの「ハシカベ体操」を繰り返して、発生練習をしました。

11月の永和地区文化祭に向けて、「大きな古時計」「見上げてごらん夜の星を夜の星を」「野ばら」「椰子の実」「翼をください」の5曲の練習をしました。

特に「翼をください」では、初めは静かにゆっくりと歌い出し、後半の盛り上がりでは、体を揺らしながら、リズムを取り、最後は片手を頭の上からゆっくりと下ろす振りをつけて終わりました。

舞台に立って何度も練習をして、少しづつ揃うようになりました。

5曲練習すると、立っているだけでも疲れて、声も高音が出なくなりました。

あと3ヶ月3度の練習で覚えられるかとても心配で、本番がとても心配になりました。

発表会の練習が中心となっているので、もう少し合唱の楽しさ、歌の楽しさをもっと教えてほしいものです。

今日の万歩計は、8,570歩でした。


コメント