朝からズッ~と雨が降り続いて、何だか気温も低く、寒いような気がしたので、8時近くまで、布団の中から出ていけなくって、布団に潜り込んでいた。
起きてきても、20度以下で寒くてストーブを付けて、部屋を暖める。
一日中、三上延さんの「ビブリア古書堂事件帖」の4,5巻を読み耽っている。
4巻の副題は「栞子さんと二つの顔」で、江戸川乱歩の蔵書を集めている夫が亡くなって、金庫が開かないので、開けてほしいという母の知人の妹から連絡があった。
「少年探偵団」「怪人二重面相」など江戸川乱歩の本の話が次々に出てくる。
ラジオやテレビドラマによく出て、子どもの頃にハラハラドキドキしながら、よく聞いたり、見ていていましたので、名前だけはよく耳にしていました。
だけれど私は江戸川乱歩の本は読んだことはありませんでした。
探偵物や推理小説の走りで、江戸川乱歩に影響された作家は大勢いました。
母親も金庫の中には、江戸川乱歩の直筆の原稿があるのではないか暗示を娘に話をしている。
鍵のありかや暗号を探り当てて、金庫を開けることができたが、最後は意外な結末になった。
5巻の副題は「栞子さんと繋がりの時」で、「ビブリア古書堂」でアルバイトをしている五浦大輔が「貴女が好きです。お付き合いして下さい」と告白したが、「しばらく待って」言われて、何ヵ月か経って、「5月末まで待って」と言われてしまった。
突然いなくなった母親から頼まれた謎解きを解決することで返事をすることになった。
寺山修司の「われに五月を」の初版を亡くなった兄から貰うことになっているので、取り戻してほしいという頼みであった。
家族から絶縁状態にある弟にそんな話を兄がするはずがないと、とても相手にされない。
義理の姉が関わっていることが分かり、解決することが出来た。
母親が父親と結婚することになったときに、突然いなくなったことを了承して結婚したことを話してくれた。
母親似だけれど自分は母親とは違うと決意して、大輔に付き合うこと約束してくれた。
本を通して色んな人の本の拘りや関わりや思いを、この本で知ることで、ますます本が好きになりました。
今日の万歩計は、4,557歩でした。