義母がアルツハイマー型認知症と診断されて、もう四年かな?
夫がストレスを溜めている。
情けなくて・・・
腹が立って・・・
イライラと言葉を荒げてしまう。
元気な時は、とても夫を押さえつけていた義母。
プライドが高く、自分が優秀である事が自慢だった。
夫の元妻は、たまりかねて家を出た、らしい・・・
くちこは、妻を守れなかった、守らなかった夫が一番悪いと、既に申し渡している。
強烈な嫁いびりをした義父母・・・
そして、義父亡き後、程なくアルツハイマーになった義母。
あれ程自分の賢さを誇っていた母だけに、
夫はやりきれないし、
腹も立つのだろうけれど、
息子に叱られ叱られしていると・・・
義母は下を向いて黙って涙を拭き始める
義母には良いところも、
かわいいところもあるし、
キラリと光る人生哲学を話してくれたりもするのだけれど、
夫はストレスの余り、それが見えない・・・
そして、くちこは、自分の母も晩年認知症だったので、その気持ちがよく解る
「病気だから仕方ないよ」
「かわいそうだよ」
それでも、心は波だったまま・・・
別人のような夫・・・
そして、間違いなく親孝行な息子
口に出さないけれど、どれほど心の血を流しているか・・・
義母が昨日くちこに話してくれたこと。
訪問して相手が嬉しそうになかったら、もう行かない、と。
電話をして相手が嬉しそうでなかったら、もう掛けない、と。
解るから・・・
そういうもんだよ・・・
息子なんて、こんなもんだよ。
もういい・・・
娘が二人優しいから・・・
町に買い物に連れて行ってくれた話。
(ここ数年で、1,2度かな)
地元の祭りに連れて行ってくれた話。
茶碗一つ洗ってくれない娘達だけれど・・・
義母の通帳から無断でまとまったお金消えてしまったのも・・・
そうだね、
良かったね。
自分は体に悪いところが一つも無い。
年金が十分にある。
自分は幸せ者だ、と。
そうだね、
良かったね。
良かった・・・
あ、くちこが「世界一の嫁」であることは不動です
いまのところ。。。