三十日のこと。
くちこは義母にどうしても会いたくて、施設へ。
九月に入所して初めての年の瀬・・・
入所以来、急激に認知が進んでしまった義母です
くちこが行くと、介護職員の人が義母に向かって、とても威圧的に、
「この人誰か解る?!言ってみて、誰?!」
義母は手を振るくちこに嬉しそうに笑っていたのに急に表情が固まる。
「・・・」
「言って!!!」
「まあね」
「まあねじゃないでしょ!誰?」
義母は怖いのだ。
解らないことが。
解らないことを知られることが。
とっても優秀だった自分が恥をかくことが。
ついに、くちこのことが解らなくなったんだ。。。
でもね、
どうして言ってくれなかったんだろう。
「息子さんと、お嫁さんだね」
「良かったね」と。
そしたら義母の笑顔は消えなくて済んだのに。
義母の両手両足の爪を詰んでヤスリをかけて、
クリームを塗ってマッサージをする。。。
「嬉しい、嬉しい、今日は良い日じゃ」
くちこはね、義母の芯と付き合っているつもり。
人は最後まで自分の芯を持っていると思うから。
くちこはね、ちゃんと義母と色々話しました。
義母の口から鼻歌も
歩ける義母を当然のように車椅子で運ぶ職員。。。
落ち込みつつも他に道が無かったと言い聞かせつつ帰宅
三十日、夜、くちこ唯一無二の恋人長男から電話。
乗っていた電車が人身事故で停止、缶詰状態に。
その後、必死で走ったが高速バスに乗り遅れ帰省できない、と
彼しか帰省しないのに、彼が帰省しない。
涙
山のように作った彼所望のおでん。
餅つきは、餅巾着用に小さなお餅をたくさん作ったという念の入れよう。
彼の好きなコーヒー牛乳、お菓子等々は。。。。。。
初めて子供が誰も帰省しない年越しが決定
逆にこれまで自分の実家で義母と年越ししていた夫がべったりと。。。
ま、居ないより、ね。
大晦日は嵐のような天気で・・・
くちこはふて寝していましたが、
夫は掃除。
年越し蕎麦が、不味かった
元旦、劇的に寒い
歩いて20分の地元天神様に初詣に。
国道も横断し、JRも横断し・・・の20分。
誰にも会わない。
どんだけ田舎!
流石に、神社にはお当番さん?が三人。
御神酒と御撰米を貰って帰りました。
相当しんどくて、体力の低下を痛感しつつの情けない初詣でした
おでんが大量にあるので、他は何も作らないと言うか作れないと言うか・・・
それでも、長男の会社の社長から長男宛に毎年おせちが届くんです。
社長さーん、肝心な長男が居ませーーーーーん
元旦の三食だけで97%食べ終わりました。
くちこ夫婦、恐るべし!
※蟹は蟹飯にしました。
あ、社長にお礼を言っとけとメールしなくては。
一昨年は夫の次男が自殺で喪中。
昨年は、その次男の子供が一歳で他界で喪中。
二年も喪中で、しかも逆縁。
喪中欠礼を出すのも憚られ・・・・
結局、元旦早々、山のように賀状御礼の寒中見舞いを書きました。
※そして、手の痺れが悪化してまた湿布のお世話になっています
せめて今年は平穏に
せめてもう逆縁だけは。。。
トイレは自動を放棄しているし、
洗面台はヒビが入ったまま。
くちこの体調は今ひとつだし。
恋人は不在←シツコイ
でね、元旦の夜、和室の蛍光灯が切れました。
18年、一度も交換していない、筈。
コレ、直管が5本並ぶ大物でして、しかもやったこと無い。
夫と悪戦苦闘。
和室はゴミだらけ。
くちこのニットワンピ(例の)にはベッタリと強力ボンドが
涙
真っ白でまっさらな一年。
良い年を祈念していたくちこです。。。
もういいもん
そうそ、
生きているだけで丸儲けなのだ
多分ね、
性分って治らないから、
また、全力疾走してはパタンと倒れるの繰り返しなんだろうな。。。
でも、くちこはバカではないので、学習しました。
今年は、粛々と丁寧にスローに暮らします。
勿論、質素倹約に身を殉じた上のことです
きっと元気で無い自分の体に落ち込んだり、焦ったり、
泣き言を山のように言ったり、
コバンザメをジャブしたり、
至らぬくちこは不変だけれど、
そこんとこは、周りの皆様が百歩譲ってください。
しろつめ・楚々・くちかずこ姫 拝
あ、今日は、コバンザメ66才の誕生日でした。
大晦日も、
元旦も、
誕生日も、
メンバーは同じです。。。