経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【話材】 昨日01/30のつぶやき うまい話は早々多くはない 

2021-01-31 07:23:50 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/30のつぶやき うまい話は早々多くはない 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日の【今日は何の日】も、つぶやき済ですので、そちらもあわせて【話材】としてご覧くださいますと幸いです。

  

晴れ

 

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◆【話材】 昨日01/29のつぶやき 江戸時代の男性は結婚難

2021-01-30 07:14:21 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/29のつぶやき 江戸時代の男性は結婚難

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カナヘイきらきらb5

 

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◆【話材】 昨日01/28のつぶやき 初不動 国債格付け

2021-01-29 07:25:58 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/28のつぶやき 初不動 国債格付け

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晴れ c20

 

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■【きょうのおすすめ】 コンサルティング・フィーは高いか?

2021-01-28 09:41:44 | 【話材】 きょうのおすすめ

■【きょうのおすすめ】 コンサルティング・フィーは高いか?

「経営コンサルタントの顧問料が高額である」とよく言われますが、これは大企業や団体向けのコンサルティング・ファームのフィーが高額なことを見て、そのような発言となっていると考えます。

 中小企業などを対象としているコンサルティング・フィーは決して高いとは考えていません。なぜなら・・・・・MORE ←クリック




◆ 心で経営 論語や菜根譚をもとに経営者のあるべき姿を説く


 【心de経営】シリーズは、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月新しいブログを発信いたします。

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会 藤原 久子

 北海道札幌市出身、20年間の専業主婦を経て、会計事務所に約4年半勤務。その後平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し、代表取締役として現在に至る。従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、企業の永続的発展を願う。
 平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。

 ←クリック


■ ご挨拶

自社の経営に当たりまして、何かと忙しい経営者に安心して事業に専念してほしいとの想いと、そして忙しい経営者に、私たちからは「もっと心の通いあうサービス提供を」という原点を忘れてはならないと常に考えております。また、「顧客第一主義」と「企業は人なり」の精神を揺るぎないものとして持ち続けることも大切です。

その信念に「学び」をプラスして更なる人間的魅力を形成してはじめて、従業員やお客様から信頼されるのです。そのためにも、まず自分自身を磨くことが大切です。

人にはそれぞれ自分なりの生き方があります。経営者様をはじめ、これから経営者として歩み始めるみなさまや経営コンサルタント・士業の気づきや学ぶ機会になれば、これほどに嬉しいことはございません。

 

【 ドアノブのコメント 】

 

コンサルティング・フィーが高いかやすいかは、投資対効果の問題です。

 

有能な経営コンサルタントであれば、結果に結びつくコンサルティングをして下さるのではないでしょうか。

 

 

 

■ 【心 de 経営】ブログのバックナンバーを閲覧するには

 下記URLのいずれかををクリックしてください。

  http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2599.html

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/c0de6df80dd146916f8efdb2b4de2a54



【経営コンサルタントのプロ集団+育成と資格付与】

 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 詳しくは、サイトでご覧下さい。 

  ↓↓ クリック

 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは
 資格取得についてや入会の手続等
 経営士が提供する全国各地開催セミナーのご案内
 コンサルタントへの依頼、講師捜しに関する情報
 コンサルタントとして成功するための各種情報
 経営や管理などに関する各種有益情報
 お問い合わせや入会・資格取得のお申し込み

 


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◆【話材】 昨日01/27のつぶやき 「ランチェスター戦略」の核

2021-01-28 07:29:58 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/27のつぶやき 「ランチェスター戦略」の核

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曇り d3

 

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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】165 「ランチェスター戦略」の核

2021-01-27 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】165 「ランチェスター戦略」の核

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

■      今日のおすすめ

 

A;『ランチェスター戦略』 (編著:NPOランチェスター協会 中経文庫)

B;『社長のためのランチェスター式学習法』(著者:竹田 陽一 あさ出版)

C;『ランチェスター法則のすごさ』(著者:竹田 陽一 中経出版)

■      「ランチェスター戦略」の有用性は(はじめに)

 ランチェスター戦略は、近年ではソフトバンクの孫正義氏、H・I・Sの澤田秀雄氏等が創業時に経営に応用し、成長したことは良く知られていることです。彼らは、ランチェスター戦略のどこに有用性を見出したのでしょう。言い換えれば、紹介本のどこに焦点を当てるべきなのでしょう。以下で見てみたいと思います。

 ここで、一言触れておきたいことがあります。紹介本を三つ挙げました。こんなややこしいことをしたくないのですが、A紹介本(以下協会説またはA本という)とB、C紹介本(以下竹田説またはB、C本という)が、ランチェスター戦略の一番肝心な弱者戦略と強者戦略の定義あるいは解釈が異なるのです。協会も竹田氏もランチェスター戦略の第一人者とされる人(人々)です。ご判断は読者の皆様にお任せしますが、異なることだけは、知って置いて頂くと良いかなと思い、敢えて、二つの説の違いを以下でご紹介いたします。

■      「ランチェスター戦略」の核はここだ

【ランチェスター戦略で最も知られている「意味を持つ占有率」】

 世界で始めて、市場占有率(自社営業範囲内)とその占有率の持つ意味を具体的に示したのは、ランチェスター戦略を生み出した、「田岡、釜田理論」です。

 市場占有率とその意味を以下に記します(詳細、計算根拠はC本をお読みください)。

① ウルトラスーパー強者(A本では「上限目標値」):73.88%以上のシェアを有する。

② スーパー強者(A本では「安定目標値」):一位で、41.7%以上かつ二位との間に1.68倍以上の差をつけている。(73.88/26,1=2.83。2.83の平方根=1.68。2.83を第一法則〈一次法則:弱者法則〉下の射程距離、1.68を第二法則〈二次法則:強者法則〉下の射程距離と呼ぶ。射程距離以内だと市場の均衡を崩せ、射程距離を越えると市場の均衡を崩せないとするランチェスター理論の一つ。)

③ 強者(A本では「下限目標値」):一位で、26.1%以上かつ二位との間に1.68倍以上の差をつけている。

④ 中間者(A本では「上位目標値」):15,6%~26,0%

⑤ 弱者のA(A本では「影響目標値」):9.4%~15,6%

⑥ 弱者のB(A本では「存在目標値」):5.6%~9.4%

⑦ 弱者のC:3%~5.6%(A本では触れていない)

⑧ 番外(A本では「拠点目標値」):3%未満

 これらの占有率は各々自社の現状の力を現すと共に、次に狙うランク目標を示します。3%未満の番外は、市場から撤退すべきかどうかの判断をすべきポジションとされています。更に言えば、特定のセグメント(地域、商品、顧客等)に於けるシェアを念頭に置いたときに、これらの占有率は意味を持ってきます。

【ランチェスター戦略は弱者が強者に勝つための戦略理論】

 ランチェスター理論は元々弱者が強者に勝つための戦略論です。

 竹田説は強者の定義を上記①②③とし、それ以外は弱者とします。1000社の内「強者の経営戦略」を行える条件を満たしているのは0.5%、残り99.5%は「弱者の経営戦略」をとるべしとしています。「弱者の経営戦略」として、小さくてもナンバーワンになれる得意分野を見つけ実現する。そこを起点にし、ナンバーワンの領域を広げて行く13の戦略・戦術(いわゆる「差別化戦略」。細かくは、「①ナンバーワンになれる商品、地域、客層を探す②攻撃目標と競争目標の分離③差別化④小規模1位主義、部分1位主義⑤商品や営業の細分化⑥⑦⑧⑩一点集中⑨直接販売⑪軽装備・軽投資⑫継続性、ステップ・バイ・ステップ⑬自社の戦略情報の漏洩防止管理」をあげています。詳細はB本をお読みください。)を掲げています。

 一方協会説は、「弱者の戦略(差別化戦略)」と「強者の戦略(ミート戦略)」が並んで出てきます。「弱者の戦略」とは、弱者が自分よりもシェアがワンランク上の競争相手(頭上の敵)の市場を奪い、小さくともナンバーワンになれる得意分野を見つける戦略と言います。「強者の戦略」は弱者が自分よりもシェアがワンランク下の競争相手(足下の敵)の市場を奪い、得意分野がナンバーワンになるための基盤強化を図る補助戦略と位置づけます。「弱者の戦略(差別化戦略)」と「強者の戦略(ミート戦略)」を同時並行的に行うべしとします。(私にはその様に読み取れました。)

 経営資源の乏しい弱者が、二つの異なった戦略を並行的に行う戦略は現実的でしょうか。弱者はあくまで弱者として「差別化戦略」を実行すべしとする竹田説が「ランチェスター戦略」の基本ではないでしょうか。

 更に注目しておきたいことは、弱者は強者から第二法則(二次法則:戦力=質×兵力数の二乗)で攻められ、弱者が強者を攻めるときは、経営資源が乏しいので、第一法則(一次法則:戦力=質×兵力数)で攻めなければならないと言うことです。弱者が強者を攻めるには、2.83倍以上の力を集中して攻めなければ強者に勝てないというのが「ランチェスター戦略」の理論でもあることです。そこには「戦略・戦術」に加え、「物理的・時間的・継続的」努力がなければ、勝利は実現しないこと現しています。

【弱者のための代表的戦略「地域戦略」】

 A本では「ランチェスター戦略」の三つのキーワードとして①ナンバーワン主義②セグメンテーション③ステップ・バイ・ステップを挙げています。それを実現する代表的戦略として、「地域戦略」(あるいは「特定のセグメント戦略」と言っても良い)を掲げています。

 「地域戦略」で成功するための5つの原則を掲げています。参考に出来る内容ではないでしょうか。

① 一点集中の原則(一位になれる重点領域、エリアの決定)

② 足下の敵攻撃の原則(競争目標:頭上〈ランク上〉の敵、攻撃目標:足下〈ランク下〉の敵の中から攻めるライバルを絞り込む)

③ 地盤強化の原則(まずエリアをしっかり固める)

④ ナンバー・ワン・キープの原則(大口顧客やリーダー格顧客を確保する)

⑤ 固定化の原則(離脱客をなくし、リピーターを増やす)

■      「ランチェスター戦略」を経営に応用する(むすび)

 「ランチェスター戦略」の核は何かを見てきました。「ランチェスター戦略」はどちらかと言うと馴染の薄い経営戦略論ではないでしょうか。「ランチェスター戦略」の核の部分を押さえ、その核の理論とその他の経営理論を組み合わせて使うことで、経営に有用なツールとして使えるのではないでしょうか。

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

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◆【話材】 昨日01/26のつぶやき 乾燥注意報と文化財

2021-01-27 07:45:57 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/26のつぶやき 乾燥注意報と文化財

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傘

 

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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】164 世界標準の経営理論から学ぶ

2021-01-26 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】164 世界標準の経営理論から学ぶ

 

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

  • 今日のおすすめ

 

 「世界標準の経営理論」(入山 章栄著 ダイヤモンド社)

  • 「世界標準の経営理論」の目指す経営理論(はじめに)

 

 著者は日本の経営学に一石を投じた学者です。それは、世界の主流の経営学である「演繹的理論」「実証性経営理論」を日本に持ち込み、広めたことです。その様な観点から紹介本に注目して頂ければと思います。(経営学の「演繹的理論」⇔「帰納的理論」、「実証性経営理論」⇔「規範性経営理論」の詳細については本ブログ「経営コンサルタントの本棚2015.3.24」をご覧ください。)

 紹介本では「世界標準」と言える約30理論を選び解説しています。著者は『「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」理論』『歴史の浅い経営学にしっかりとした基盤を持たせる「経済学、心理学、社会学ディシプリン」理論』として生き残ってきたものの中から「説得性(Whyに応える)」「汎用性(無数の事象に適用できる)」「普遍性(時代を超えて不変)」を基準に「世界標準理論」を選んでいます。

 この結果、「コンサルティング実務等から生まれ、ビジネス現象を分類・整理しているだけで、Whyに応えていない」多くのフレームワークは「経営理論と関係のないフレームワーク」として紹介本には全く触れられていません。紹介本で触れているフレームワークはポーターのSCP理論に基づく「ファイブ・フォース」「コスト主導、差別化戦略」、バーニーのRBV理論に基づく「VRIO分析」のみです。

 紹介本には斬新的な視点の経営理論が多く掲載されています。“はじめて知って得する”経営理論も発見できます。約30理論の一つ一つの理論から、「思考の軸」を通して、「思考の探索と深化」を行い、多くのビジネス事象に対し時代を超えて、有為な意思決定を可能にします。

 字数の関係もあり既知の理論はさておき、先ずは“はじめて知って得する”経営理論の中から、日本企業に有益と思うbest twoを次項で紹介します。

  • はじめて知って得する『日本企業に有益な「経営理論」』best two

 

【未来を創り出す「センスメイキング理論」】

 アメリカの組織心理学者カール・エドワード・ワイク (1936年~) が1969年に発表した「センスメイキング理論」とは「組織のメンバーや周囲のステークホルダーが、事象の意味について納得(腹落ち:センスメイク))し、それを集約する(方向性を揃える)プロセスを把握する理論」と定義されています。さらに発展させたヘンリー・ミンツバーグ(1939年~ )は「新規事業の計画に於いて、まず初めはとにかく行動し、やがて次第に大まかな方向性が見えてきて、さらに形(センスメイク)になっていく理論」と定義します。

 これらの理論は「ものの見方・認識は、主体と客体の相互依存関係の上で成立する」という認識論的相対主義に基づいています。具体的には『行動して試行錯誤を重ね、もがいていく間に、やがて納得するストーリーが出てくる。そしてそのストーリーに納得しながら前進する。そのことにより新しい未来を創り出せる』理論と言えます。

 事実、ホンダがアメリカ市場に大型バイクの市場開拓を目指しましたが、失敗をします。そこで小型バイクの市場開拓のストーリーを描き、実行し大成功をおさめます。行動を起こし、もがいていかなければ、成功への納得ストーリーは出てこない事実を示しています。

 新規事業については、『新しい環境に行動で働きかけ(enactment)、環境への新たな感知・認識(scanning)をし、それを分析・解釈・意味付け(interpretation)をし、納得(レトロスペクティブ・センスメイキング:事後的腹落ち〉)する』センスメイキング・プロセスを通して策定されるストーリーが大切なのです。ここで強調しておきたいことは、事後的にしか腹落ちストーリーが生まれてこないことです。

 「センスメイキング理論」は事業環境が大きく変化する日本企業にとって前進を促す経営理論です。

【“競争”オリエントの「レッドクイーン理論」、

“知の探索”オリエントの「新レッドクイーン理論」】

 レッドクイーン理論は、アメリカのウィリアム・P・バーネットとモーテン・ハンセンによる「The Red Queen in Organizational Evolution」論文の発表(1996)に遡ります。論文名の「The Red Queen:レッドクイーン」は、アメリカの生物学者リー・ヴァン・ヴェーレンの生物学進化論「赤の女王仮説」に由来します。

 ヴェーレンは、進化に関する仮説「敵対的な関係にある生物相互間では進化するために競走が必要」の発表(1973年)に際し、英国作家ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の続編「鏡の国のアリス」に登場する「赤の女王(レッドクイーン)」の台詞である「他の場所に行きたいならば2倍速く走らねばならない」を想起し、論文名に「レッドクイーン」を使用したのです。

 経営学の「レッドクイーン理論」について簡単に説明します。ポーターの「SCP理論」は、『差別化による「競争を避ける」』戦略を説きますが、 レッドクイーン理論は、『ライバル企業と切磋琢磨の「競争をする」ことで互いを高め合う』戦略を説きます。レッドクイーン理論により競争力を互いに高めているのは日本の自動車産業です。

 一方、レッドクイーン理論の重要なメッセージは「レッドクイーン理論の罠」です。それはライバル企業領域では進化出来ても、他領域での競争や環境変化には対応できないことを警告しています。(「新レッドクイーン理論」)

 大変化時代の本当の競争相手はライバル企業ではありません。「真の競争相手」は「自身のビジョン」です。「自身のビジョン」は「知の探索」をサーチ∞確立(腹落ち)を続けることで求める事が出来るのです。「鏡の国のアリス」の台詞で暗喩するならば『相手より2倍速く走ることを目指すべきではない。空を飛ぶことを考えるべきなのだ』と提言しているのが「新レッドクイーン理論」です。

 これからの日本企業にとっては「新レッドクイーン理論」がより重要となるのではないでしょうか。

  • 「世界標準の経営理論」の知見により経営を革新しよう(むすび)

 

 紹介本は経営の思考に新たな光を与えてくれます。既知の理論においては、思考を深めることで新たな発見があります。初めて知る理論からは新たな思考経路からのひらめきがあります。

 800ページを超える紹介本は読みでがありますが、一つ一つの理論の「思考の軸」に従い、自身のビジネス現象に対するHow When Whyを問い、行動すべき答えを出してみましょう。必ず得るものがあります。次に、答えとして出て来た行動を「深化」してみませんか。さあ、経営の革新へのスタートです。

 

【酒井 闊プロフィール】

 

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

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◆【話材】 昨日01/25のつぶやき 江戸っ子は銀シャリならぬ”銅”シャリを食べていた 

2021-01-26 07:37:25 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/25のつぶやき 江戸っ子は銀シャリならぬ”銅”シャリを食べていた 

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◆【話材】 昨日のつぶやき 前島 密 郵便制度の父、一円切手

2021-01-25 07:54:14 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日のつぶやき 前島 密 郵便制度の父、一円切手

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◆【話材】 昨日のつぶやき 直江兼続 「愛」の兜で米沢藩家老として尽力

2021-01-24 07:36:31 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日のつぶやき 直江兼続 「愛」の兜で米沢藩家老として尽力

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傘

 本日は、東京でも雪が積もるかも知れないという予報でした。

 朝、起きましたら、それほど寒さを感じないので、「雪ではないな」と思いつつ、窓の方を見ると雪明かりを感じませんでした。

 案の定、氷雨で、みぞれにもなっていませんでした。

 

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◆【話材】 昨日01/22のつぶやき あたりまえ経営のきょうか書 ビジネスパーソン成功術3-03

2021-01-23 07:26:46 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/22のつぶやき あたりまえ経営のきょうか書 ビジネスパーソン成功術3-03

 

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曇りd40

 

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◆【話材】 昨日01/21のつぶやき 東京に高野山があるとは知りませんでした!!

2021-01-22 09:55:46 | ブログでつぶやき

◆【話材】 昨日01/21のつぶやき 東京に高野山があるとは知りませんでした!!

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日の【今日は何の日】も、つぶやき済ですので、そちらもあわせて【話材】としてご覧くださいますと幸いです。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/d492eb48d89e99979dd2b9cd0fea338d

カナヘイきらきらb3

 

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 018 ◆第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活

2021-01-21 12:03:00 | 【心 de 経営】 徒然なるままに

■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 018 ◆第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

 

 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 

◆第18段 人は、己をつづまやかにし 質素な生活

 

 修行を積んだ人は、人間の欲望というのが、われわれ凡人・庶民とは異なります。

 兼好も物欲について記しているところが何カ所か見られますが、私など百八の煩悩を持ち続けているといえます。無欲になることの難しさを日々感じています。

 断捨離をキチンとできる人は、兼好の言っている人に近いのかも知れません。


18 原文 人は、己をつづまやかにし

  人は、己をつづまやかにし、おごりを退けて、財(たから)を持たず、世をむさぼらざらんぞ、いみじかるべき。昔より、賢き人の富めるはまれなり。

 唐土(もろこし)に許由といひつる人は、さらに身に従へる貯へもなくて、水をも手してささげて飲みけるを見て、なりひさごといふものを人の得させたりければ、ある時、木の技に掛けたりけるが、風に吹かれて鳴りけるを、かしかましとて捨てつ。また手に結びてぞ、水も飲みける。いかばかり心のうち涼しかりけん。孫晨は、冬の月に衾(ふすま)なくて、わら一束ありけるを、夕べにはこれに伏し、朝には収めけり。

 唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、しるしとどめて、世にも伝へけめ、これらの人は、語りも伝ふべからず。

【用語】
 つづまやか: 質素な
 世: 世俗的な欲望
 賢き人: 賢人、徳が高く立派な人
 許由: きょゆう、中国の伝説的な賢者で、堯帝が自分の後継者として天下を譲ろうとしましたが、耳が汚れたといって潁川で耳を洗い、箕山に隠れたといいます。
 ささげる: すくい上げる
 なりひさご: 瓢箪
 かしかまし: うるさい、騒々しい
 心のうち涼し: 心が涼しい(澄み切っていて清らか)
 孫晨: 古代中国の伝説的な賢者


18 要旨とコメント 人は、己をつづまやかにし


 兼好は言います。「人間は、質素な生活を常とし、ぜいたくから距離を置き、豊かな財産を持つこともなく、この世に蔓延する欲望を欲しがらないことがすばらしいだろう」と、豊かさを否定しています。

 さらに、「賢い人で富裕な人はまれである」とさえ、言い切っています。

 その事例を続いて紹介しています。

 中国の伝説的な賢者で、許由という人がいました。堯帝が自分の後継者として天下を譲ろうとするほどの人です。

 ところが、堯帝からの言葉を聞いた許由は、耳が汚れてしまったといい、近くを流れる潁川(えいせん、今日では消滅した中国の地名、そこに流れる川)に赴いて、耳を洗いました。それに留まりませず、箕山で隠遁生活を始めたそうです。

 ただ、無視をすれば、それでよいと、私のような凡人は思います。

 ちなみに「箕山(きざん)」は、中国河南省中西部の山で登封 (とうほう) の南東方に位置します。尭 (ぎょう) の時代、隠者の巣父 (そうほ) ・許由 (きょゆう) ・伯益 (はくえき) が住んでいたと伝えられています。

 許由が移ったその地では、財産といえるようなものは、全くなく、水をくむひしゃくも持たなかったそうです。許由が水を手ですくい上げて飲んでいたのを見たある人が、水を楽に飲めるようにと瓢箪を彼に差し上げたそうです。

 ある時、木の枝に掛けていた、そのひょうたんが、風に吠かれて音をたてました。許由は、それを「やかましい」と言って捨ててしまったそうです。もちろん、その後も手ですくって水を飲んでいました。

 兼好は、許由の話を聞いて、「どれほど許由の心中は、清く、さっばりと澄んでいただろう」と書いています。

 また、別の事例として、尊晨についても記述しています。

 尊晨については、どの様な人なのか、浅学の私は知りません。尊晨は、冬のあるときに、寝具を持たず、一束のわらがありましたので、夜になるとそれを広げて、その上に寝て、朝には、それをかたづけるという生活をしていたと兼好は記述しています。

 中国の人は、このような人たちの生活ぶりをすばらしいと思いましたからこそ、本にも書き残して、後世にも伝えました。しかし、わが国、日本人は、そのような賢者のことを語り伝えるようなことはなにもしないであろうと、兼好は嘆いています。


 もし、兼好が現代に生きていたとしたら、やはり同じようなことを言うのでしょうか。

 昨今では、断捨離という言葉がしばしば採り上げられます。質素倹約とは、多少ニュアンスが異なるかも知れませんが、通ずるところはあるように思えます。

 しかし、かくいう私は、情報過多の時代に、昔書きためた資料類が、未整理のまま、書斎やPCの中にたくさんあります。

 それらを、少しずつ整理していますが、若かりし頃、このような稚拙なことをやっていたのかという思いをすることも多々ありますが、「へえ、こんなことを考えたいたのか」と感心したり、それを新たに書き換える材料としたりすることもあります。

 再整理をしてみますと、それを他に活かすことができるものですね。

 

■ バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 


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◆【話材】 昨日01/20のつぶやき 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ 

2021-01-21 07:27:44 | ブログでつぶやき

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カナヘイきらきらb4

 

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

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