■■【時代の読み方】経済再生の学び直し 2012/05/31<o:p></o:p>
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新興国の台頭や欧米の経済事情が、歴史的にもかつてないほどに、日本経済にプラス面以上にマイナス面をもたらしています。ギリシャに端を発したユーロの信用不安、原油高、円高等々は、東日本大震災から立ち直ろうとしている日本の経済のブレーキとなっています。<o:p></o:p>
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日本経済の現状においては、値下げ競争や人件費の引き下げが企業の間に蔓延していて、デフレスパイラルからの転換の足かせになっています。<o:p></o:p>
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その様に重大なグローバル環境の変化の中で、日本の政治家は内向き思考どころか、自党の利益優先の発想から脱することができません。<o:p></o:p>
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しかし、そのような中でも明るい動きがあります。その一つが経済産業省の審議会の動きです。<o:p></o:p>
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経産省の「産業構造審議会」がこのほど報告書をまとめ、日本経済の再生に対する提言を発表しました。これまでの日本経済の活動の中で培ってきた、さまざまなノウハウを持つ人材活用の動きです。<o:p></o:p>
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成長が見込まれる分野への転職を促進して、活躍できるようにと「学び直し」サービスとして、民間の新たな産業育成をしようというのです。<o:p></o:p>
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これまで日本を支えてきた製造業などで働き、さまざまなノウハウを身につけている人材を活用できるようにすることが狙いです。例えば、医療や環境などの、今後とも成長が見込まれる分野に、ベンチャー企業として独立起業したり、転職して活躍したりできるようにしようというのです。<o:p></o:p>
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すなわち「再就職支援」のサービスを民間の新たな産業として育てることを骨子としています。<o:p></o:p>
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私ども日本経営士協会では、経営コンサルタントの育成を永年手がけて来ましたが、いよいよ出番が増えてきそうです。<o:p></o:p>